遺恨試合への小春参戦は、観客へのサービスでもあり、小春を次期エース候補として
世間に知らしめるUFBの売り出し策でもあった。
そして小春の参戦は、悪役レスラー小川
>>1にとっても好都合であった。
数々の強敵を倒して王座に君臨し続ける美貴帝には、どう頑張っても勝てる気がしない
悪役レスラー小川
>>1も、まだ経験の浅い小春にだったら付け入る隙があると考えた。
美貴帝がリング内に居る間は徹底的に逃げ回り(捕まりそうになったら相棒が乱入)、
小春が出て来たら、美貴帝が乱入して来ないよう斉藤に牽制させてる間に勝負をかける。
最初の対戦で、重量級レスラー小川に乗られて泣きそうになっていた軽量級の小春
の表情を思い出すと、それまで美貴帝に怯えて顔面蒼白になっていたのが嘘のように
小川
>>1本来のふてぶてしいツラ構えに戻った。
都合の悪い事はさっさと忘れるのが悪役レスラー小川
>>1の強みである。
悪役レスラー小川の表情の変化を見ただけで敵の考えてる事が即座にわかった美貴帝は
今日から早速小春を特訓しようと決めた。
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悪役レスラー小川が地響き立てて倒れるたびに沸き上がる歓声