観客席からは真野の上半身は、覆いかぶさってる小川の巨体に隠れて
ほとんど見えず、腹這いに寝そべっている小川の極太の足に挟まれた
真野の細い両足がもがいてるのが見えるだけである。
ほとんどの観客は、下敷きになっている真野に心から同情していたが
中には;´Д`)ハァハァしている不届き者も居た。
軽量級レスラー真野は懸命にブリッジでひっくり返そうと試みた。だが
重量級レスラーの巨体が上から密着している縦四方固めは ただの
馬乗りより一層ひっくり返すのは困難であった。その上、足を後ろに
伸ばしているので、ブリッジで踏ん張っている足首を簡単に払われて
潰されてしまう。
「あー最悪だ」モニターでこの試合を見ていたUFBの幹部は呟いた。
UFA再興の夢を託して売り出し始めた期待の新人美少女レスラーが
嫉妬に狂う年増の不細工レスラーに潰されそうになっている。新人の
真野に花を持たせる と言った悪役レスラー小川の虚言(
>>398)を
うかつに信じたのが失敗だった。
下になっている軽量級レスラー真野は既に半泣きになっていた。
「軽量級の美少女レスラー同士で華麗な技を応酬する世界に憧れて
UFBに入ったのに・・・なんで、こんな豚みたいなババアの下敷きに
ならなきゃいけないの?」
軽量級レスラー真野の抵抗が次第に弱々しくなったので、そろそろ
トドメを刺そうと悪役レスラー小川が上体を起こそうとした その瞬間・・・