897 :
ねぇ、名乗って:
弟の衝撃的な逮捕やハロプロ卒業というニュースを聞いて昨日は後藤真希の事を色々と思い出した。
インパクトのあるデビュー、世間の追い風を受けてモー娘。自体がガンガン行っていた時期。
このユニットはTVの企画から生まれたものである事が、ヒットの所以でもありゴマキにとっては悲劇であったと思う。
当時はバラエティ番組でドキュメント企画がブームでモー娘。もその一環から誕生、それゆえに歌手としての活動と言うより
番組構成の一環としての展開を余儀なくされていた。これは他のメンバーにとっては恵まれた環境であったと思う。
しかしゴマキにとっては足かせだったろう。番組での発表にインパクトを持たせるためのユニット展開などなど。
これはいわゆるバラエティータレントの仕事である。「この子、ピンでいけるじゃん」という業界内の声がどれだけあったか。
娘として売り出しつつもソロでもCMをやってたらトップアイドルだったろうし、ファッション誌なんかでもいけただろうが売り方を間違えた。
そのがらーんと空いていたポジションにはあややがスポッと納まった。そのポジション故に現在もCM等引っ張りだこである。
モー娘。軍団色の薄いメディア露出で成功したあやや、モー娘。軍団としての展開に翻弄されたゴマキ。
これはスタッフ側の大きな間違いであったと思う。タレント路線のあやや、今で言う所のエイベックス的路線のゴマキ、と言う2本軸で
それぞれ展開すべきであったろう。あのナマイキそうな金髪娘が22になっていたと言うのにも驚いたが、ネットでも話題になった
セクシーな路線でのライブDVDをみる限り、驚くほどのスキルを持っている。デビュー当時の輝く原石から相当の成長を遂げている。
ところがあの事務所にはタレント色の強いあやや的な路線はカバーできても、このゴマキのスタイルを活かすようなスキルはほとんど無い。
ミュージシャン/バンドでも多い事だが、本人を活かす環境がスタッフ側に無いと言うのは悲劇である。これまで何百件と見てきた。
ハロープロジェクト卒業、しばし休業ということだが、まだ22才。普通ならこの年でデビューといってもいい年齢だし、
これからこの路線での活躍を祈らずにいられない。