処女喪失!田中れいな一夏の初体験 二十五日目

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1ねぇ、名乗って
        ./\__,ヘ,
        | ノノハヾヽ. 。。
        从*´ ヮ`)゚○゚れいなの初めてお兄ちゃんに
      (( (○  (⌒) ))          あげるにゃん♪
         (__ノ
前スレ
処女喪失!田中れいな一夏の初体験 二十四日目
トラックバック:http://tv8.2ch.net/test/read.cgi/ainotane/1156340289/

まとめサイト
http://www.ne.jp/asahi/lovely/nonotan/reina.html
提供( ´D`)ノシののたん氏

このスレのガイドライン

・田中れいな小説スレ。
・スレタイにこだわらずれいなが主人公ならなんでもオッケーなので短編長編問わず投稿待ってます。
・名前欄に作品名入れてもらえるとありがたいです。
・文節ごとに改行入れてもらうと(まとめる人だけには)ありがたいです←これものすごい重要!
└>文節の意味がわからない人は、文章を「〜ネ」で区切って考えればわかるはずです。
・羊は今のところそう簡単にdat落ちはしないので保全しなくても大丈夫です
・sageなくてもいいです
・まとめサイトの人とHTMLファイルにしている人は別人です
・避難所
麗しき奈落の底で田中れいなの名を叫ぶケモノたち
http://tv8.2ch.net/test/read.cgi/zurui/1092837712/

2ねぇ、名乗って:2006/10/21(土) 00:17:13 ID:hFwghYMF0
本スレです!

作者の皆様、どうぞこちらへ・・・
3ねぇ、名乗って:2006/10/21(土) 00:18:26 ID:hFwghYMF0
すべてはこのひとことから始まった

処女喪失!田中れいな一夏の初体験
http://ex6.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1085924475/1

1 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:04/05/30 22:41
れいなの初体験の相手俺がもらうよ!
4ねぇ、名乗って:2006/10/21(土) 02:15:14 ID:Z6uq8zX/0
もう終わりだな
今まで何度も嵐やらなんやらでもめたが、さすがにスレが分裂するなんてなかったぞ
5 ◆TnQJ0kafSc :2006/10/21(土) 14:27:52 ID:XInS2awT0
まあ同時進行で好きな方使ってきゃいいんじゃね?

(´-`).。oO(まとめサイト管理者が来ない場合ブログかきこに暫定まとめ作る計画進行中…)
6ねぇ、名乗って:2006/10/22(日) 18:39:03 ID:BfW4gjaEO
完全に過疎ったな
7ねぇ、名乗って:2006/10/23(月) 01:00:44 ID:nCOrMba+0
こっちがウンコラセラ専用掲示板ということで譲渡しますです。
8ねぇ、名乗って:2006/10/23(月) 18:49:51 ID:vi5upWw3O
>>ラセラさんへ
あなたはどっちに書くつもりですか?
9ねぇ、名乗って:2006/10/23(月) 19:30:30 ID:nCOrMba+0
こっち
10ねぇ、名乗って:2006/10/23(月) 19:33:50 ID:vyumeown0
10
11ねぇ、名乗って:2006/10/23(月) 20:07:46 ID:G1Rj9DEl0
>>10
意外とIDかっこいいw
12名無し募集中。。。:2006/10/24(火) 06:07:30 ID:04AGQefT0
http://up2.viploader.net/pic/src/viploader335104.jpg
http://up.nm78.com/old/data/up113858.jpg
http://up.nm78.com/old/data/up113859.jpg

早    /::::i::::、:::ヽ、:::::\:ヽ:\::::::ヽ:::、::ヽ::、:',   駄
く     /::i|::l::ト、ヽ::、:::ヽ:、::::::\::ヽ::::l::::ヽ::i:::i:::!   目
な   /:/:!:::!:|::ヽ:\ヽ::::、:\::::ヽ:::ヽ!::::::i::|:::!::!   だ
ん   !ハ::|::::i::l:|心、:ヽ::\:ヽ_\、\:::ヽ:::|!::|:|i
と    i、:!:|:、N{、ヒjヽゝ\ヾイ ヒj >、ヽi:、|!:|:l    こ
か     ヽ:!::トヽ ̄ l! `  ` ̄´ |::l::|:|j:,!:!    い
し      ト、::! u         j |::/lj:::!リ    つ
な        ヾ、  丶 -    u リイ:|リ     :
い        リヽ ‐、ー- 、_   /イ:::i      :
と       rー'"ト:l゙、   ̄   ./  , |::!      

アゲハ一派より親愛なるアップフロントへ・・・ 3
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1161633498/l50
アゲハ一派より親愛なるアップフロントへ・・・ 2
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1161628104/
アゲハ一派より親愛なるアップフロントへ・・・
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1161618785/
田中さんお願いだからモームスに迷惑かけないでね
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1161626092/
田中がマネージャーとデート2
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1161628324/
田中がマネージャーとデート
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1161624326/
矢口の良い部分を新垣が悪い部分を田中が
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1161630803/
矢口は辞めたのに、なんで田中は辞めないの?
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1161608811/
13ねぇ、名乗って:2006/10/25(水) 16:05:51 ID:xB1iQE2V0
ここはAAの練習版板だと思ったので練習しますね
                            /:::::::::::;:ハ:::::f ヽ、::ヘ ,. 、
                           /:::::::::;::::/斗-ト!::!   Y´ ノ
                           |:;::::;斗v{_ _,.ノ/:;〉- さらく
                          i|i::::{_,.イ ,  /イ_ ,.イト、 ト、
      聖母                    'y`ゝ ´    i\_.ノ'ゝ、大´
       源千華留                  !/./\ _  |::::::i ,. - ヽ:::ヽ
                                ∨:::ノ i:::::ハ  i:::::::ゝ   ヽ::::ヘ
                            /:::/  |::;:ノ - X;:::::::ヽ、_ノ::::::i
                           i:::::::/r/,.,. - ‐く ゝ、:::::::::::::::::;ノ
                           |;::;:れ /´.:.:.:.:.. ', i ',`ー- イ
          ,. 、                'Y.:.:.:.',_{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:レ  ',    !
        /   ` 、             ゝ.:.:,ノ ゝ :,_ ;.ノ`ヽ ∧   |
.       /        、            `i         / ',  i
      /    r 、       、           i        ./  i  ',
    /     / ヽ                 i       ./   ',
   /     ./   ゝ        \       .ノ       ./    i   ',
 /     ./      、        \    / ´      !     |
      /.        ヽ         ヽ  /          |     ',   i
    /           '_  ――― ―-==――- -´..,_   !        i
.  /      _ -―  ̄              ̄  ―= てひ、i      ',  ',
14ねぇ、名乗って:2006/10/25(水) 16:08:11 ID:xB1iQE2V0
                            /:::::::::::;:ハ:::::f ヽ、::ヘ ,. 、
                           /:::::::::;::::/斗-ト!::!   Y´ ノ
                           |:;::::;斗v{_ _,.ノ/:;〉- さらく
                          i|i::::{_,.イ ,  /イ_ ,.イト、 ト、
      聖母                    'y`ゝ ´    i\_.ノ'ゝ、大´
       源千華留                  !/./\ _  |::::::i ,. - ヽ:::ヽ
                                ∨:::ノ i:::::ハ  i:::::::ゝ   ヽ::::ヘ
                            /:::/  |::;:ノ - X;:::::::ヽ、_ノ::::::i
                           i:::::::/r/,.,. - ‐く ゝ、:::::::::::::::::;ノ
                           |;::;:れ /´.:.:.:.:.. ', i ',`ー- イ
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      /.        ヽ         ヽ  /          |     ',   i
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.  /      _ -―  ̄              ̄  ―= てひ、i      ',  ',
15ねぇ、名乗って:2006/10/25(水) 20:36:03 ID:J/wCTBKM0
>>14
出て行け厨房
16ねぇ、名乗って:2006/10/28(土) 23:30:37 ID:eoERMNE7O
誰も書いてくれんとですか・・・。
25日目にして終焉の危機だな。
17ねぇ、名乗って:2006/10/29(日) 00:00:51 ID:7A5gD/9q0
>>16
↓こっちはやや活気を取り戻しつつある。
あとは根気のある作家しだい。
「田中れいなの喪失」
http://tv8.2ch.net/test/read.cgi/ainotane/1161070615/l50

それと・・・まぁ、こういうこと言うのもなんだけど、こっちのスレは消した方が・・・
18ねぇ、名乗って:2006/10/29(日) 00:37:29 ID:O/1BIUYr0
>>16-17
羊はそう簡単にdatの海には沈まないし避難所・隠れ家的なのでええやん
19ねぇ、名乗って:2006/10/29(日) 13:33:50 ID:cstLxx7tO
ラセラが向こうに現われたぞ
20ねぇ、名乗って:2006/10/29(日) 19:37:00 ID:7YFs69HA0
どーも。
避難スレとして「田中れいなの喪失」を建てたものです。
こっちが本スレなんですからちゃんとこちらでラセラを引き取ってください。
明らかな板違いです。
21ねぇ、名乗って:2006/10/29(日) 21:11:39 ID:kXsIt8ov0
>>20
お前が余計なことするからでしょうが
盗人猛々しいとはまさにこのこと
22子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/30(月) 13:32:45 ID:pONYzONaO
田中れいなの喪失二四日目>>68の続き

俺と美貴は会計を済ませて喫茶店を出た。
ビルや雑貨店が建ち並ぶこの道は、人はまばらでお嬢様やセレブ達が数多く通る道として
有名な場所の近くに美貴の部屋がある。
「ガチャ!」
鍵を開けドアを開けた美貴は先に部屋に入ると明を呼んだ。
「明ー入れば!」
美貴部屋に入るなり美貴は抱きついてきた。
右の太ももを俺の大事なところに当てるとグイグイとおしつけていた。
「おいおい」
怪しいげに微笑む美貴は、唇を重ねてきた。
お互いに口を開け舌と舌が絡み合う激しく糸が長くとろけるように顎につたわった。
「ねぇ〜久しぶりにねぇ、ねぇ、ねぇー」

「おい!美貴!」




一時間後に俺は天井を見ていた美貴は相変わらず俺の胸元に顔をうずめ躰を寄せてきた。
「明いつ美貴と」
『ピンポーン』
起きあがる2人ドアの向こうから殺気が漂っていた。まさかと思い
監視カメラに2人の女性が写っていた。
さゆとれいながなぜにこの美貴の部屋を知っているのか?と考えたらさゆが居たことに気づいた!
「美貴!さゆはヤバい!」
「だね!」
23子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/30(月) 13:35:43 ID:pONYzONaO
「ピンポーン、ピンポーン!ピンポーン!」
「ウッサイさゆ!」
「わかってるみたいだなさゆの馬鹿は」
「しぶといなのー」
「あのさゆみさんどうしたんですか?」
「別にいいのー」
騒ぎ始めるさゆを宥めるれいな、周りの人にはお構い無しに騒ぎ立てたさゆに美貴もとうとう
堪忍袋が切れはじめベッドを勢いよく飛び出し玄関先に向かった。
「待てって美貴!」
「なんで止めるんだよ!」
美貴の腕を掴んだままじっと美貴を見ていた。
時間が経過したころ美貴の怒りが治まりなんの問題もなくおもわれたこの日、俺が美貴の部屋を出てていつものように歩いていると、向こうで一人ただ待っていた女性がいる。
「……」
「どうした?さゆと帰ったんじゃないのか?」
「さゆみさんは用事を思い出したみたいに先に帰って行きましたよ」
「そんな格好で寒いだろ」
ジャケットを脱いでれいなに着せた。
『クシュン!!』
「風邪引いたのか?」
「違うけん……」
「ん!なんか言ったか?れいな」
24子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/30(月) 13:49:14 ID:pONYzONaO
「君は、れいなって言うんだよ」
「レイチェルナと言いますが?」
「それはだな……」

「レイチェルナってのは外国の名前で日本に来たら日本の呼び名があるんだけど…」
「それが、れいなって言うんだよ」

「そうだったんですか?失礼しました」
れいなは、頭を下げた。
「お腹空かないか?」
「はい、少しだけ」
「この先に美味しい焼き肉店があるけど行く?」
「そうですね、レイチェ…ル…ごめんなさい、れいなはお肉はあまり好きではないのですけど…」

「えっ!!そっうなんだ」
2人は寒空の中薄気味悪い路上でたたずんでいた。
俺はゆっくり肩に手をのせるとビクッとれいなは硬直した。
勢いよく俺の胸に抱き寄せると瞳を大きくった。
点灯がピカピカと、消えては点いて消えてはまた点くそんな中にもれいなと俺はお互いに抱きしめあっている。

車が2、3台徐行運転で2人の横を通り過ぎ、猫もまた壁のブロックから俺達を見ていた。
我に返ったれいなは、俺の躰から強引に抜け出して走っていった。
それをおかしく思えた俺は、れいなの後を追った。
「待て!れいな!!」
25子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/30(月) 16:26:25 ID:pONYzONaO
結構な距離を走った俺、立ち止まると周りを見渡した。
「あいつこんなに足速かったか」
「!?」
「新しいビル…ここのビルって確か」
良くみると、一人でこのビルを眺めるれいなの姿があった。
「あいつ」
と思えた俺だがそっと近づいてみると、れいなの瞳から一粒の涙が頬を伝って
「あっ明さんどうしたんですか?」
「急に走り出すからさぁ心配したぞ!」
「すいませんでしたなんかこの場所が懐かしく思えたものでして」

「れいな」
ゆっくり目を閉じると、あのときの事件が思い浮かんでくる。
「くっ…間に合うか?」

「さっきからどこ触ってるちゃへ…変態(13歳の乙女の躰を触るへっ変態ちゃ」
「黙れまだガキのクセに少しは大人しいしろ!!」
『ドカーン!!!』爆風と炎がれいなや俺を襲った。
俺はれいなをかばうように躰をれいなの背中に回った、
そのまま三メートル程爆風で吹き飛ばされただろうか?そんな中に俺達の頭上からビルの大きな破片が
れいなめがけて落ちてきた。俺はとっさにれいなをかばうために……
「あの〜明さんなにぼーとしてるんですか?」
「……なんでも無いよれいな」
26子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/30(月) 16:28:40 ID:pONYzONaO
「そろそろ事務所に戻ろうか?」
「はい!明さん」

その後2人は事務所に向かった

ゆっくり歩くれいなと俺は自販機の前に止まった。
今夜は、冷えるとくにこの時間は、おもむろに財布を取り
200円取り出すと自販機に金を入れてコーヒーと書かれてあるボタンを推した。
『ドンドン!!』

「そう言えばされいなって高校生だったんだろ?」
「ふにゃ〜!」
明からコーヒーを渡され飲んでいるれいな意表をつく質問に答えられないでいた。
ゆっくり歩く中周りに家が少なくなっていることに気づいたれいなは、先程の質問を答える。
「あのね、覚えてないのごめんなさい」
「じゃーさぁ!小春って知ってるよね!」
「小春?小春?誰ですか?わかりません。」
「う〜む!」

そろそろ着く頃かと振り返りれいなをみると、明が指差したところに目をやった。
小さな病院がポツンと建っているのがみえた。
「れいなこれからこの病院で仕事があるから少しの間待ってな」
「はい」
俺は病院の中に消えていった。
「………」
27ねぇ、名乗って:2006/10/30(月) 20:49:06 ID:ej/u05KiO
>>20
なんでそんな勝手なコトばっかりするの?
折角ラセラがそっちに書いてくれたんだから、そのままそっとしておけば良かったのに。
そうすれば、こっちは平和が戻って、作者さんたちが続きを書いてくれると思っている。
"こっちが本スレ"という意味を取り違えているようだな。
28子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/30(月) 22:13:26 ID:pONYzONaO
>>26
診療所に入った。
暗く薄気味悪い蛍光灯が緑色で点いていた。
「あさ美!」
「はい〜」
「明様じゃないですか?」

明がロシアに行ってる際病院辞め、ついでに寮もでていった。
今では、この小さな病院に住んでいる。「さゆを見張って欲しい。
アイツ馬鹿だから仇うちに一真をやりにいくかもしれないからな!」

「困った子ね〜さゆみは分かりました明様、さゆは私が守ります。」
「あぁ、頼むよこんな事頼めるのお前だけだからな」
「絵里には頼めないんですか?」

痛い!痛いとこ突かれたぞ!いや、待て!
あさ美をみると相変わらず俺を見つめている。
「絵里はまた消えてしまったかな」

「絵里ちゃん強くなってたでしょ?明様」
「あさ美!小春が俺の前に現れた」
「美貴さんが手紙と一緒に送ってきたあの写真ですね!」

「あぁ、困ったものだ!」
「羨ましい!」
「どうかしたのか?」
「なんでもないですよ明様」
時計をみると一時をまわっていた俺はれいなを待たせてあると気づいくと、病院をでることにした。
振り返り際あさ美の唇が重なってきた。ゆっくり唇をはなすあさ美、俺はそのまま病院をでた。
「明様」
29子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/30(月) 22:16:38 ID:pONYzONaO
病院でた俺、れいなを捜していた……いないだと。
どこにいったと思い、あっちこっちと捜してはじめていた。
病院から1キロ程離れたところにある自販機で缶コーヒーを買っていた。
俺に気づいのかれいなは、ひょこひょこと俺に近づいてきた。
「あっごめんなさい明さんコーヒー一個しか買ってないから半分こしてのも?」

コーヒーを口にしたれいなは一口飲むと明に手渡した。
俺もコーヒーを飲むとれいなに手渡す。「ごめんな、寒かっただろ」

「いいよ仕事だもの気にしてないから」
言ってはいるが本心はどうか知らないなぜなら言葉とは裏腹に足が俺の足を踏んでいることに
れいなは気づいているのだろうか?
「れいな!用事は済んだから事務所に戻ろうか?」
「そうですね」


東京湾近くにある事務所に戻った、俺とれいな外は寒いこともあってれいなは風呂に入った。
この部屋には、愛と俺、いま風呂にはいっているれいながいた。

「そう言えばさ愛」
「今忙しいやよ」
「俺がロシアに行く前誰とあっていた」
「明さん」
30子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/30(月) 22:19:35 ID:pONYzONaO
「妹やよ」
「愛、いつからだ小春と会っていたのは」
「誤解やよー明さん誤解だって」

「楽しげに話してただろう」
「楽しげ?」
「明さんあの顔が楽しげにみえたの?」

勘違いなのかは分からないが、愛が言うには違うらしい。
重たい空気が流れるなか、浴室のドアが開かれれいなはネグリジェ?みたいな格好で出てきた。

素肌がみえ胸の辺りがふっくらと硬直している。
視線を感じたのか両手で胸を隠した。
「相変わらずスケベやよ」

「違うくて!隠す胸も無いだろ」
「酷い、明さん」
「本当のこといったら駄目やよー」
「ここは嘘でも少しだけ胸があるとか言うやよ」

「愛お前の方が酷いこと言ってるような気がするんだが」
2人の会話を見守るれいな
31子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/30(月) 22:23:22 ID:pONYzONaO
「えっ、どうしたんですか?明さん」
『(ここ数カ月で随分成長したな。)』「なんでもないから」
「そのネグリジェ」
「これおばあちゃんに貰ったの」

「あのバーさんの」
(ねぇ〜れいなが寝た後ねぇ!いいでしょ?)
耳元で呟く愛に、どう答えようか迷う俺に思いがけない来客がドアを叩いた。
『ドンドン!!』
「ハーイ今出るやよ」

ドア開けた先に立っていたのは、裕子だった。
「えっとぉ〜」
「裕子!どうした」
「そうね!一真がね」
周りには、愛とれいながいる。裕子の様子からみて2人は聞かれてはまずいことだろうと思えた。

「裕子!外で話すか?」
「そうね!」


東京湾近くの場所で裕子と歩いている
不意に裕子は肩を軽く触れた。
「一真ねペンダントの他にもう一つ欲しい物ができたんだって」

「一真と会えたのか?」
「うん!今東京にきてるのよ」
「場所は!」
「場所まではわからないのよ」

お互いの会話は途切れ途切れになっていた。
「覚えているか?」
32子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/30(月) 22:26:23 ID:pONYzONaO
あの頃モスクワでは「裕子さん見て見て」
「凄いじゃないこれどうするの?」
「明さんに渡すの」

「きっと喜ぶわね!」
「うん!楽しみ〜」
スカートをヒラヒラなびかせて太ももが見え隠れしていた。
「明ちゃんが見たら真っ先に狼になって襲うわね」
「えっなんか言いましたか?」



「いいのか?明出ていかなくって」
「あぁ俺はな……」
一枚の写真を見ていた俺だった。
(この話しはれいなにはじめて会う三年半月前の話だ)
「まだ気にしているのか?明」
「あぁ…」
どれと言って写真をとるリンシー写真をみると制服をきてカメラに向かってブイサインしている女性の写真だった。

写真の裏には『小春13歳』の誕生日と
書かれてあるその下に大きく名前が書かれていたあなたの愛しの『美貴』よりと。

「妹か?」
「あぁ俺の顔も知らんだろうけどな」
「そうか」

それ以上話をしなくただ空を眺めているとこちらに裕子と友理奈が近づいてくる

「明さん楽しみにしててくださいね」
「クスクス」
33ねぇ、名乗って:2006/10/30(月) 22:59:16 ID:nIHQem8HO
結果的に両方ラセラに侵食されたな
34子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/31(火) 07:59:00 ID:ExXQbp0eO
>>32


「そう言えばさ明ちゃん、小春ちゃんには会えたの」
「あぁ会えたよしかも俺の顔まで知っていた。」

「そう良かったね!」
「一真のことは」
「もういいは!」
肩を両手で抑えている裕子、月の光が東京湾を照らしていた。
「私も危ないかな、身を隠すことにしたから」
「そのついでに明ちゃんのとこに寄らせてもらったのよ」

船が通り過ぎる。
「じゃあお別れね…」
そう言った裕子はどこかに行ってしまった。
事務所に戻ると真っ暗になっていた。2人とも寝たのかと思ったとき!『カチャ!!』
拳銃を突きつけられた。
「おめでとう〜」

暗闇の中、拳銃を突きつけられている
「れいなと愛はどうした?」
「眠ってもらってるよ」
「お前の目的はやっぱりあれか?」

「ねぇ〜」
後ろから柔らかい感触を感じた。
「随分なお出迎えだな」
「でもさぁ〜お兄ちゃんもせこいよ〜脇の下からさ〜銃口をさぁ〜絵里に向けてるんだもんな〜」

「この家入る前に違和感感じたからな」
「うんも〜お兄ちゃんの意地悪〜」
35子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/31(火) 08:03:21 ID:ExXQbp0eO
「絵里!覚えているか?」
「お前の目的は、はじめから俺じゃ無いだろう?」
「俺の部下に優秀な人がいてな少しFBIのこと調べさせてもらった」

「あさ美にですか?」
「そうですよねお兄ちゃんの味方は少ないからね!」
時間がゆっくり動いていた。
『カチャ!!』
「いつのまに!」
「絵里ちゃん、いい加減にしないと本当に殺しますよ!」



「怖いな〜あさ美さん、前からお兄ちゃんに銃口向けられて
後ろからはあさ美さんが絵里に銃口を向けているもんな〜」

「あさ美!お前なぜ」
「私は、明様の部…下…ですから」
「甘いな〜」
一瞬の出来事だった絵里がしゃがみ込むと同時に、眩しい閃光が俺とあさ美を襲う。
『お兄ちゃん』
36子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/31(火) 08:06:38 ID:ExXQbp0eO
余りの眩しさに目を瞑る俺とあさ美、窓の開く音がした。
絵里、なぜ、俺から逃げるこのままだったら間違いなくお前は、組織に殺される。


「あさ美、れいなと愛の様子はどうだ!」
「随分な量の睡眠薬ですね丸1日は、確実に寝ていると思いますよ」

「丸1日か?」
「また変なこと考えていますね明様」
「さゆみの監視はどうした?」
あさ美は目を丸くすると頬を膨らませニッコリ微笑んだ。
「さゆは眠ってもらってますから大丈夫ですよね」
「怖い女だなあさ美は」
「ふふ……」



翌朝6時30分……

目が覚めた2人は一緒の布団で仲良く眠っていた。
俺は5時頃まであさ美としていたが、あさ美は終わった後帰っていった。
「おはようございます明さん」
「おはよう」
「おはようやよ」
2人とも全く、覚えてないようだ!
「ところで明さん夜中なにやってたんですか?」
『(バレてる?バレてるよな!)』

焦る俺を横目に愛は頷いてみせた。
『(お前も気づいていたのか?愛……)』
37子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/31(火) 08:09:06 ID:ExXQbp0eO
とりあえず俺は事務所をでることにした。
不思議な顔するれいなに対して愛はおもむろに目を開き口も開け呆然としていた。
「朝ご飯食べないやよー」
「わっわたしも行きます!」

れいなもしっかり俺の後をついて来る。
愛は、事務所を空けることが出来ないために残るしかなかった。
とりあえず、絵里の足取りを辿るしか道はないだろうれいなには助手と言ってあるから俺の側にいても不思議ではない。

「少しはなにか思いだしたか?」
「なにを思い出すですか?明さん」
「いゃ、なんでもない」

前にいたマンションや小さなレストラン、裕子の店にも足を運ぶ。




38子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/31(火) 08:12:55 ID:ExXQbp0eO




「また、あんたか?」
「まだ考え変わらない絵里さん」
「絵里さんも明のこと殺したい程憎んでるでしょう?」

「小春ちゃんあんたさぁ〜お兄ちゃんの妹なんだしさぁ〜なんでそんなに恨んでいるの?」
「ふん!あんただって恨んでいるでしょう」
「……いい加減さぁ〜殺すよあんた、お兄ちゃんの妹だからさぁ〜大目にみてたけどさぁ〜」
『正直ウゼエェ〜よ小春!』


小春は一歩退いてしまう。
「脅しても無駄よ」
『カチャ!!』



その時銃声がこの街に響いた。
『バーン!!』




39子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/31(火) 08:15:46 ID:ExXQbp0eO
『バーン!!』
「キャッ!!」
「銃声がなった、近いな」

急いで銃声が鳴った場所に向かった。
しゃがみ込んだままのれいな、俺を目で追っていた。

銃声があった現場には男が一人倒れていた。
見覚えがある男だった。

「リンシーなぜ日本に」
「んっ」
『ペンダント?』


サイレンの音が鳴る俺はとっさにペンダントをポケットに隠した。
パトカーが数台停まると見覚えがある赤い車も停まった。

「なにがあったの明説明して欲しいんだけど」
「美貴…」
美貴は他の刑事や警官に聞こえないくらい俺の側に来て、耳元で呟いた。

「明にしてはとんだミスしたわね」
「美貴、リンシーが死んだしかも、一発で相当な腕だろう」
「リンシーはね極秘でいろんな機関がねぇ探っていたみたい」
「リンシーはなにを探っていたんだ」


「警視、こやつが犯人ですか?では逮捕しましょうか?」
「明は…この人は第一発見者よ犯人じゃないわ」
「しかし、第一発見者を疑うのは捜査の鉄則では」
「この人は違うのよ」
40子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/31(火) 08:33:22 ID:ExXQbp0eO
「では任意で連行を」
「明さーんどうしたんですか?この騒ぎは」
「れいなちゃん」

俺達は事務所に戻ることにした。
「リンシーか?美貴は好きじゃないけどねこの男」




「しまったな〜ペンダントどこに落としたんだろう」
「しかし不覚だったな〜小春ちゃんまで拳銃向けて来るし」

「お兄ちゃん絵里は……」




リンシーの事件は大きくならずにいわいるもみ消されたってこと。
そうペンダントの裏には俺の名前が刻まれていたこれは母の形見を忘れない為俺はペンダントに名を彫ったんだ。

同じペンダントは探せばあるだろう俺のサインは一つしかない絵里が持っているペンダント!
それが俺の手にあるということは、絵里は持っていないことになるそしてあの場所にいたことにもなる。

絵里、お前がやったのか?と思った。

「れいなはなにがしたい」
「明さんの手伝いです。」
「手伝いか?」
41子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/31(火) 08:43:00 ID:ExXQbp0eO
「手伝いか?」
事務所に戻ったれいなと俺は、愛が満面な笑みでお出迎えした。
「明さんご飯なに食べるやよ」
「あっ!良いですよわたしが作りますから」
「いゃいいやよ私が作るやよ」

お互いに一歩も引かないまま一時間経過した。
昼の食事を諦めた俺、外食しょうと事務所をでた。

東京湾近くで赤い車が停まっている。
その車に近づき運転席のドアを叩いた。
運転席に座って資料を真剣な顔で読んでいる美貴がいる。

「ん!あっ!明いたんだ」
そう言って助手席のドアロックが上に上がった。
俺は、反対に周りドア開けて助手席に座った。

「美貴ー腹へった!」
「じゃー食事出来るとこいこうか?」

車を走らせた。
渋谷にある小さな料理の店に着いた2人は、車から降りると店に入っていった。

食事を終えた美貴と俺は車に戻り車の中で続きを話した。
「リンシーは一発だったんだろ」
「えぇそうね、あの人ね事件起きる1ヶ月前に警官を辞めたらしいのよ」
「お前の父の情報だよな」
「そうだけど、確かだよアメリカの警察まで裏取ってあるから」
42子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/31(火) 08:48:11 ID:ExXQbp0eO
「誰と組んでいた」
「知らないよ」
妙によそよそしく思えた。
美貴は嘘吐くとすぐにわかる。まぁ幼なじみだし、昔から見てきたわけだから。
「美貴隠さなくていいよリンシーは一真と組んでいたんだろ違うか?」
「ハァ?」
『(分かりやすいな美貴は)』

「明の気づつく顔見たくないしね。」
「アイツが裏切っていたのは途中から感づいていた」
「そうなんだ心配して損した!」

車は美貴のマンションに停まる。
「美貴、事務所がいいな?」
「ふぅ〜リンシーの体中から銃弾を取り出しのよ」
「その弾は日本にはなくアメリカFBIが使ってる弾だったのよ」

「絵里がリンシーを殺したと?」
「他にいる?さゆやあさ美は日本製使っているし、明だって
FBIの使ってる弾や拳銃は持ってないでしょ」

「確かに絵里以外いないか」
美貴の右手が俺の太ももを滑らせなにを掴んできた。
43子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/31(火) 08:51:13 ID:ExXQbp0eO
「美貴!」
「ご褒美頂戴明、ご奉仕してあげるからね!」
くわえようとする美貴を強力に引き離すと、俺は真面目な顔で美貴をみた。

「美貴今の俺はそんな暇はない!」
「でっでも〜」
甘えた声で俺に迫ってくる美貴

「なんで明どうして美貴のこと嫌いなの?」
「あっ!その首からぶら下がっているペンダント明の母の形見じゃない?」
「そうだ!」

「見つかったんだどこにあったの?」
「俺の実家にあったよ」
「実家?どっちの大阪、それとも東京?」
「母の実家だから東京だよ」

「美貴父さん明を呼んで来いって!」
「なる程、お前の部屋にいるんだよな」

車から降りると、美貴の部屋に向かった。美貴も自分の部屋に戻る。
「久しぶりだね?明君」
「あなたは、俺にろくな話を持ってこない」
「FBIの幹部に知り合いがいてな長官と言っても今の長官ではないぞ!
当時お前の長官だったひとの娘についてだが」
ソファーに座りワイングラスをゆっくりまわして口に含んだ。
「美貴のことは聞かないんですか?」
「聞いても無駄だろ?興味無いんだろ!」
「……」
『カタン!!』

音に振り返った俺、強くドアが閉まる音がなった。
44子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/31(火) 08:58:21 ID:ExXQbp0eO
『バタン!!』
動くことさえ出来なかった。追うことさえ出来ずにいた。
言い訳さえ出来ない。
「追わなくていいのかね明君」
「……仕事はなんですか?情報は?」
「慌てなさんな」
「その写真長官の娘絵里が16歳のころの写真だ!」
「なっ」
「気づいたようだな明君」
「これは?本当なら絵里は……」
「だから明君に調べてほしいんだよ儂は」
「考えさせてくれ」
「明日までに返事をもらうよいい返事待ってるよ」
美貴の部屋をでて2時間くらい街をさまよっていた。
街を外れ河川敷に着いた俺は、写真をみていた
「絵里お前は一体何者なんだ!」
その時、弱々しい声で俺の名前を呼ぶ女性がいる。
「明……」
「美貴!」
「私のこと…」
「どうした」
「なんでもないよ馬鹿」
絵里



エリ



えり
45子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/31(火) 09:03:51 ID:ExXQbp0eO
河川敷……
サッサッサッサ……
ヒョコ!


今さっき興味無いんだろと言われたそばから美貴を俺の身体に寄せていた。
「美貴」
「駄目よこんなとこで明」

美貴も満更嫌な顔はしなく俺は、美貴を押し倒していた。
美貴の瞳は少しずつ濡れはじめている。
『くしゅん!!』
「!?」
「誰!」

美貴は、はだけたスカートを手で隠すと俺は慌ててくしゃみした方に振り返った。
「あっごめんなさいじっ邪魔者だよね、ごめんなさいかっ帰るから」

あきらかに動揺していたれいな、ろれつが回っていないことに気づいていないだろう。
立ち上がり側に駆けつけた俺はれいなを強く抱きしめていた。
「くっ苦しいけんはっ離すちゃ」
「れいなちゃん今!」

「れいな今言葉が戻ったのか?」
「……」
「なんのことですか?」

「聞き間違いだったのか」
「れいなちゃん」
46子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/31(火) 09:06:22 ID:ExXQbp0eO
俯いている美貴、俺はもう一度強く抱きしめた。
「あっ……」
れいなの顔が明の左肩にのっている。
瞳からポロポロと涙が流れていた。溢れ出す涙は俺の肩を濡らしていた。

ゆっくり引き離すとお互いに顔をみた。れいなは少しずつ目を細め、瞑った。
唇が俺を誘っている吸い込まれるようにその唇に、『カキーン』
「危ない!!明?」
小学生くらいの小さな子が打ったボールは俺めがけて飛んできたことに
気づいた美貴は、俺をかばうようにいきよいよく押し倒した。
球は明を通り抜け今度はれいなを襲った。

『ゴン!!』




47子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/10/31(火) 09:15:44 ID:ExXQbp0eO
小さな病院……

心配そうに見つめる美貴病室のベットで眠っているれいな
検査室…
「記憶戻るのか?」
「明様は戻ってほしいんですよね」
「当たり前だろ!」
「そうですよね、明様」
「んっ……あっ…」
病室……
「ペンダントはないなどこに」
眠っているれいなを調べている美貴、調べ終わると溜め息をした。
「ハァ…」
「運よく気を失ったけどね。後は記憶が戻るの待つだけね」
検査室では進んでいた。
「あっうん、くぅ」
「進んでいるか?」
「あふぅ…」
「なにがです」
「さゆは見かけないが」
「居ますよ明様が病院に来るって連絡くれてからすぐに眠ってもらったから」
「お前は俺の部下の中で一番優秀で一番動けるからな」
「それだけですか?」
大きな瞳で俺をみるあさ美
「そろそろれいなちゃんに飲ませた睡眠薬もきれる時間ですから」
「お前だけは、あさ美だけは敵にまわってほしくないな」
「……大丈夫ですよ明様、あさ美はずっと味方です」
「う〜ん」
ようやく目が覚め起き上がることが出来たれいな、
周りを見渡して部屋の様子をみて病院だと気づいた。
「美貴さんおはようございます」
48子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 04:11:55 ID:/HsuuOeaO
>>47
『ブー』
ブザーの音と病室の番号が壁に取り付けられている液晶画面に表示された。
「れいなが起きたらしいな」
「では行きましょうか」

2人は検査室を出ると病室に向かった。
五分ほど歩くと病室に辿り着く、ドアを開け中に入った明とあさ美
2人をみたれいな、にこやかに微笑んで俺にみせた。

「明さんにあさ美さんおはようございます」
「あれ!?」
「その……絵里が……たもの」
「えっ」
「れいなちゃんなんて言ったの?」
「れいな」

「お腹空いたな〜て言ったんですよ」

「大丈夫か」と言ってオデコ触っていた。
「ところでれいなペンダントはどこに」
「あっあのー覚えて無いんですけど」
『チッ』

黙ってれいなと明を見ているあさ美
美貴もまた、二人の会話を見守っていた。
ベットから降りたれいなまだクラクラするのか、ふらついて俺の胸に飛び込んでいた。

「れいなもう少し寝ていくか」
首を横に振るれいな時間が止まっているみたいに感じていた。
「美貴車のエンジンかけて来てくれ!」
「ハイハイ」
49子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 04:15:21 ID:/HsuuOeaO
あさ美もそっと病室をでると、けして大きくない古時計が13時を示していた。
二人の空間灰色のように固まっていた。
「明さんいつまでこうしてるちゃ」
「なんか言ったか?」

「お腹空きましたね」
病室をでていたあさ美はドアに寄りかかっている。俯き闇雲の雨が降り注ぐようだった。
美貴は、車のエンジンをかけていた。
「うーん」
「明さんの匂いがするのー」




事務所に戻ったれいなと俺、
愛はれいなに助手の仕事を教えているそんな中事務所をでて1人の女性と会っていた。
昨日明事務所に1人の女性が訪れた。
その顔立ちには、特徴があってまず第一にマュゲが濃いのと喋り方にも特徴がある
話の内容はこうだ!正広のことを調べてほしいていうことと、智広から預かった鍵を俺に渡した。
依頼人の女性が帰り際にれいなによろしくといって前渡し金の15万円をテーブルに置いて事務所をでた。
彼女の名前は新垣里沙17歳のAカップ好きな飲み物は鬼ごろし?
50子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 04:17:53 ID:/HsuuOeaO
「れいなとは裕子の店で一緒だったんですよね」
「はい」
余程喉が渇いていたのかジュースを一気に飲み干した。
このカフェは毎回使わせてもらっている場所だった。

「あのーこの後暇なら付き合って欲しい場所があるんだけどどうですか?」
妙によそよそしく上目遣いで俺を見てきたまるで私はなにも男を知らない乙女なのて感じをだしていた。
「良いですよそれにしても、コーラ好きなんですね?」
「えっはっはい!!」
「まず鍵なんですが銀行の隠し金庫の鍵ですよ中身は」
「はい」
目を輝かせて身を乗り出したそこまでに興味があるのかと思い怪しさも感じた。
俺はこんなことも予測して別な物を用意していた。

ジャケットのポケットから一枚の封筒を取り出し里沙に見せた。
顔が少し曇ったのか必要以上の動きをした
「あっあのですね」「中身が知りたいですか?」
「はい!!」
「里沙さんは正直だ」
「えっ!!」
女性は自分の動きのおかしさに気づいたのか
急に大人しくなり、俺の視線から逃れるために俯いてみせた。
依頼人であってもこの女性には怪しい危険な香りを漂わせていた。
51子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 04:20:39 ID:/HsuuOeaO
もしかしたら、一真と繋がりがあり俺に接触してきたとも考えられる
今日のところの報告はここまでにしたそしてここからは、プライベートなお付き合いだろう。
二人はホテルの一室にいたただの依頼人に、プライベートだからってこんな豪華な

ホテル一泊50万円くらいはするだろこの一室はなにを俺にいいたいのかわかってきた。
「いえいえ誘ったのは私ですから」
「シャンパンでも飲みますか?」

「あぁ貰うよ」
「はい」
その夜……
「あん……だ……めそこ……」




そして翌朝…
軽いキスを済ませた俺は
「口止め料ですか?」
「違いますよこれはあくまでもプライベートで私があなたを気に入ったから寝ただけです」
「そうですか?ただのセックスだけならラブホで十分にこと足りるだろ」
「ではそろそろ時間ですのでお大事に」

里沙と言った女性はそそくさとこのホテルをチェックアウトした。
やはり、ジャケットのポケットに入っていた書類と封筒が消えていた。
携帯を取り出しあさ美にかけた。
「はい」
「俺だ!」
「明さまなんでしょう」
「調べてくれたか」
「里沙ってこですか?」
「あぁ」
52子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 04:23:17 ID:/HsuuOeaO
「ごめんなさい明様彼女のこと調べてもでて来ないんですよ」
「まるで存在していなく空白な時間ばかりで生まれも知らないです明様〜」
「あきらかに怪しいですよあの里沙って子は、もしかして明様〜里沙ってこと寝ました?」

一方的に喋っていたあさ美だったが流石に鋭い!最後の言葉に返す言葉が無かった。
例え一度は身体を求めあったとはいえ、私情も分からない女と寝たとなると俺の歴史を壊すことになる。
「……寝たんですね?明様〜」
「いっいゃこっこれには」

「言い訳は男らしくありません…では、もう一度あの雌豚を調べてみますね」
「あさ美いまなにを調べるって言ったんだ!」
「里沙さんですけど」
「頼んだよ」
「はい明様も気おつけてくれぐれも変な虫(女)には引っかからないで下さいね明様〜」

『プチッ…ッーッーッーッーッー』
「雌豚ってあさ美言い過ぎだろせめて眉凄いねくらいに」

俺はホテルをでると俺個人で借りている部屋が都内にある。今その部屋にいる。
53子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 04:56:43 ID:/HsuuOeaO
今日は風が強く雷も鳴っていた。
『ブーン!ブーン』
汗が飛び散る激しいく揺れるサンドバックにパンチにキックをまぜた運動をしていた。
「ハァハァ…」
「やぁー」

『バシー』
サンドバックが破れてしまう。
冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出しそのまま豪快に飲んでいた。
『バタン!』

「アァ……ハァ…」
机にあるメモ帳をとり目を通していた。「この男どこに隠れている」




「ハァハァ…ハァ」
ピンク色のネオン、ラブホテルという看板があった。
男と女はベットにいた男は上に乗り女の首筋を舐めていた。甘い吐息と快楽に溺れていく男女、今度は女が上になっていた。
白いユリの花がこの二人をみているようだ…。
「今日ね、いつもと違って別人みたい」
「なぁ里沙!」
「ん!」
「俺のこと信じてくれるか?なにがあっても信じてくれるか」

驚いてこの男の顔をみたゆっくり身体を起こした。
「どういう意味」
「答えてくれ里沙」
「正広さん」

お互いに見つめ合ったまま動かなかった。
54子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 04:59:13 ID:/HsuuOeaO
事務所でテレビをみている愛と美貴とさゆ、あさ美にれいな
内容は豪華なディナーで男と二人という番組だった。

「………かー」
「一度入ってみたいやよ」
「あそこってコースで最低うん十万はするそうですよ」
「私たち貧乏人には高嶺の花なのー」
「でもさぁあそこの店でさぁ恋人に愛してるって言われたいよね〜」
5人いっせいに『同感ー』

「恋人かぁ〜」


「れいなさん……いゃれいな、今夜は帰さない」
「明さん」
「今夜は帰さない、今夜は帰さない」


「ハックション!!」
くしゃみをした俺はその勢いで愛の胸を豪快に触った。
それを見ていたれいなは立ち上がり際に言葉発し勢いよく事務所をでていった。
「もうー知らない!」
「れいなどうしたんだ!!」

顔を赤らめていた愛、上目遣いで俺を見てきた。
「明様〜いつ事務所に戻って来たんですか?」
「さっきな久しぶりに実家に戻っていたしな」
「……」
55子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 05:02:26 ID:/HsuuOeaO
「いつまで触ってるんだよ明」
「私は別にいいやよ」
「悪いな」
胸を触っていた手を離し俺は事務所を出ようとした。

「少し出かけてくる用事を思い出したしな」


『ドシャ!!』
ね〜ね〜、あれ、キャャャャ………




「絵里の居場所はわかったんですか?」
「まぁ座りたまえ明君」
「明君は過去にとらわれ過ぎじゃないのかね」
「すいません。」
「絵里と小春は一年前に一度接触していることが調べてわかった」

「そして、あの事件だリンシーが殺されその犯人は絵里そこに小春もいた」
「目撃者がいたんですね」
「それが昨日某マンションから飛び降りて自殺したんだよ」
写真を机上に置くとそれを俺は手で取って写真をみた。
「コイツは」
「知っているのかね正広はあの智広のアシスタント的なことをやっていた」
「自殺したけんに不自然な点でも」
「いゃ」
「智広も絡んでいた事件だこの事件一筋縄ではいかんぞ」
「とにかく徹底的に調べろと」
「そうだそれが上からの命令だ」
「分かりました」
56子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 05:05:22 ID:/HsuuOeaO
病院に行った俺
検査室であさ美がいた。
「なんか匂いますね」
「正広に関しては親の会社からかんどうされた正広は路頭に迷っていると
智広に誘われ仲間になったという噂ですし」
「流石情報早いなあさ美は、でもそんな男が自殺するのはおかしいな」
「匂いますよね明様」
「あぁ…」
『ガタン!!』
物が倒れた音に反応したあさ美は、背中から拳銃を取り出し構えた。
「誰です」

「よせ!あさ美」
ひょこりロッカーの陰から出て来た女性がいた。
「ごめんなさい明さん別に明さんを尾行したつもりは無いの」
慌てた素振りを見せるれいな、拳銃を背中にしまったあさ美みがいた。

「れいなは俺の助手だからな」
「そうですか明様は優しいですからねれいなさん」
れいなを少し睨んだあさ美が俺の横に立っている。
「れいなは助手だからなこの書類を事務所まで持っていって愛に渡してくれないか?」

「うん分かりました事務所に戻ります。」
俺から渡された書類を手に取り病院をでたれいなだった。
「よろしんですか?あの書類には」
「書類をみた愛なら分かるよ俺がやった意味が」
「だといいんですが〜明様〜」
57子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 05:08:21 ID:/HsuuOeaO
事務所に戻ったれいな愛に書類を渡した。
渡された書類を見る愛、れいなを見て話した。
「ありがとうれいなちゃんこの書類凄く必要だったからありがとうやよ」
『ニッパ』と笑い「本当ですか」と答えたれいなだった。




俺とあさ美は祐子の店の上5皆事務所のドアを開けていた。周り見る俺鍵を開けるあさ美。
「ここに一時期一真が隠れていたのね」
「そうだな」
机や棚いたるところまで調べていると。
「おいてきぼりは嫌なのー」
「さゆ」
さゆに締め付けられた俺は、動けないでいた。
「無理なのーここになにも無いのー」
「調べたのかさゆ」
「そうなのー」

「明さんさゆも一真だけは殺すの」
「絵里の情報はあるかさゆ」
「無いのー」

調べた尽くしてなにも無いのかもう一度周りを見渡した。
『(そう言えば祐子はたしか、友理奈からペンダントを奪って逃走しここにいた。)』

でもそれは誤解だった真実はこうだ。
「祐子さんお願い明さんにこのペンダントを渡してほしいの」
「私は一真の女よ信用出来ないでしょう。」
「祐子さんは違うって信じていますから」
58子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 06:35:23 ID:/HsuuOeaO
>>57
それが今はれいなに渡り次は誰に渡ったのか考えていた。
「絵里お前はどこにいる」
心配そうに見つめるあさ美とさゆ、少ない情報でここまできたが…
「明さんあそこ怪しく無いですか?」
壁を叩い俺はこの壁だけ薄いことに気づいた。
「あさ美、さゆ後ろに下がっていろ」
「はい」
「ハイハイなのー」

オモイッキリ壁にタックルをすると、壁は意外にもろく崩れていた。
壁の奥に部屋らしきものがみえた。
すぐに立ち上がるとあさ美とさゆが駆け寄ってくる。

ドアを開けるとそこには、写真がいたるところに貼られてある麻琴の写真があった。
「一真さんの妹ですね」
「もう亡くなったのー」
「あぁ麻琴は自分が亡くなるまで兄、一真の心配ばかりしていたな」

「明様のことも気にしてたみたいだよね〜」
部屋を見渡していると麻琴以外に一つの写真があった友理奈の写真だった。
「忘れていた一真も友理奈が好きだったってこと」
「ですね〜」
59子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 06:38:17 ID:/HsuuOeaO
祐子の店をでた三人は病院に向かった。




「お兄ちゃん怖いよ絵里は絵里は」
絵里は震えていたなんでこんなに震えているのか分からない。
「ペンダント!お兄ちゃんから貰ったペンダント!!」
「嫌、嫌、イャャャ……」
この部屋は暗いなにもない部屋だった。
「お兄ちゃん助けてよ」

泣き叫ぶ絵里の声はまだ明には届いて無いみたいだった。
暗闇の中朝をむかえた。




翌朝…2時30分明実家にて小春……
「あゆみも死んだリンシーも亡くなった俺に忠誠を誓ったやつは皆死んでいく」

「あゆみは違うんじゃない」
「あぁ絵里も仲間になると思っていたが無理だったしな」
「そうね、絵里がいたらあいつも死んでいるでしょう。」
「小春…明は凄いぞ現FBINo.1の絵里、元FBINo.1の明この闘い見てみたくないか?」

遠い目で外を見ていた一真。小春は一真の横顔だけ見ていた。
60子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 06:41:28 ID:/HsuuOeaO
「明よ俺が残るかお前が残るかどっちかな」
「一真に決まってるでしょう」
「あいつにはまだ仲間がいっぱいいる俺にはお前だけしかいない」




「明様〜」
「絵里のいる場所もしかして明様が、昔の隠れ家みたいの作ったていう話絵里にしませんでした明様〜」

「そい言えば、言ったような、言わなかったような家が今も残ってるか分からないけど行ってみる価値はあるな」
「そうですよ明様〜」
「さゆもいくのー」
「さゆ悪い!留守番頼めるのさゆしかいないんだ分かってくれるか」
「明さん頑張るのー」

さゆみに近づいた。
潤んだ黒い瞳が明を映し出している。
ゆっくり目を瞑るさゆ唇を少しだけあけた。
俺はさゆの肩にそっと触れるとあさ美はこの世と思えないと凄い形相をしていた。
つま先立ちをしてキスを要求した。

『ボム!』

「明…さ…んひ…どぃ…の…」

地面に倒れ込んださゆ俺は、毛布をかけた。
「いいんですか?明様〜」
「さゆまで巻き込むなさゆはな…」
「そうですねさゆは関係ない闘いですから姉が殺されたから少しは関係しているんですけどね」
「俺とお前だけで終わらせる」
「そうですね」
61子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 06:44:21 ID:/HsuuOeaO
「私も連れて行ってください!」
その時!検査室のドアが開かれれいながそこにいた。
「ふぅーれいな」
「近寄らんでくださいさゆみさんみたいにされそうだから」
困った顔をするあさ美俺は渋々頷いた。

駅に着くとバスに乗った。一時間ほど、行ったところに俺とあさ美、れいなが降りた。
バス停から歩くと、森、動物達が戯れていた。
「明様もう少しですね」
「絵里…」
「あそこだよれいな」
指差した方向には小さな家が建っている少し古い感じがする家はなぜか懐かしさを感じさせていた。
大草原のなか怪しげに建つ一軒家。
俺は、この家に14年振りに入った。
懐かしい匂いがしたそして、俺の部屋に真っ先に向かう。
あさ美とれいなもついてくると、あさ美はれいなを止めた。

「れいなさんここから先は行かせません私の、私の命に変えても」
「あさ美さん」
あさ美の訴えに立ち入ることが出来ないと思うれいなだった。

自分の部屋に入った俺は真っ先にベットをみた。
「眠っているようだ探したんだぞ絵里」
「お兄ちゃん」
大きなベットで寝ている絵里の姿があった。
よほど怖かったのか涙の後が残されていた。
「絵里迎えにきたよ」
62子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 06:48:31 ID:/HsuuOeaO
俺は絵里を起こさないように静かに首からぶら下がっていた
ペンダントを取って絵里の横顔近くに置こうとした時、絵里の口から一言漏らした。

『お兄ちゃん』

周りを見渡すと古いテレビと目覚まし時計が置いてある。


14年前…
ここは父が俺の為に買ってくれた別荘
ここに俺と美貴そして小春がいた。
母は遅れてこの別荘にくる予定だった。
「ねぇ明キスしてあげよっか?」
「誰とだ?」
「馬鹿ー知らない!」

『お兄ちゃん?』
『お兄ちゃん!』




絵里の声で我に返った俺は、絵里をみた。絵里の首にはペンダントがぶら下がっていた。
「ありがとうお兄ちゃん、これ!」
ペンダントを俺にみせ満面な笑みで俺に微笑んでみせた。
「無事でなによりだ」
「うへへへへ……」
布団から起き上がるとバランスを崩したのか倒れ込んでしまう途中で俺は絵里をかばうように助けた。
「お兄ちゃん」
「絵里」
二人の顔が近く今にもキスしてもおかしくない。
「お兄ちゃん」
63子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 08:03:25 ID:/HsuuOeaO
>>62
「聞こえませんねあさ美さん」
「そうですわねれいなさん」
二人はドア越しに耳を当て会話を聞いている。
「くしゅん」
「あぁ」
その時……

ドアが開かれ俺と絵里が立っている。
「お前達なにやってる」
「れいな、あさ美さん」

「絵里さん大きくなりましたね」
「あさ美さん」

「帰る家あるのか?絵里」
「あっ」
暗い顔する絵里、首にぶら下がっているペンダントだけがなにかを語っているようだった。
「俺の事務所で良かったらこいよ」
「おっお兄ちゃん!」
勢いよく抱きついた絵里にれいなの瞳から熱い視線が注がれた。
あさ美はなぜか、微笑んで子供をみているかのように暖かな瞳で見つめていた。
事務所に戻ると愛が豪快に料理を作っていた。
あさ美は病院に帰ったために、事務所には居なかった。
椅子に座っているのは俺、愛にれいな、絵里の4人で食卓を囲んでいた。

「絵里さん久しぶりやよ」
手を差し伸べる愛を無視し明と話続ける絵里がいた。
「お兄ちゃん、ほら〜ご飯粒ついてるよ〜」
無視され愛の手は行き場を無くし固まっている愛がいた。
「……」
64子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 08:07:33 ID:/HsuuOeaO
「お兄ちゃんほら〜またついているよ〜」
「絵里ちゃんもご飯食べるやよ」
「お兄ちゃんこの後どうするの?」

また無視された愛固まっていた。
食事を終えたれいなと絵里そしていまだに固まっている愛がいる。
事務所をでた俺と絵里おもむろに口を開いた絵里
「小春っていう女性お兄ちゃん知ってる?」
「小春?絵里お前」

「誘われたのよ小春っていう女性に」
勢いよく振り向いた絵里は微笑んでいた
スカートがヒラリ、ヒラリと宙を舞い太ももが際どい角度まで見え隠れしていた。

「絵里パンツ見えるぞ」
「見せてるんだよお兄ちゃんうへへへへへへ……」

「なんて誘われたんだ絵里」
「お兄ちゃん殺すの手伝って欲しいってそんなのさぁ〜自分でさぁ〜やれて言いたいよねお兄ちゃん」
「なぜ俺に話す絵里」

「絵里はね〜許せないのよ例えお兄ちゃんの妹でもねぇ〜」
「殺すのか?」
「絵里の邪魔したらね〜」

ペンダントが揺れた空を見上げる絵里なぜ小春のことを話すのか
分からなかったでも、時々絵里の考えていることが分からないときがある
「明さん」
65子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 08:11:54 ID:/HsuuOeaO
「れいな」
「小春って」
「ヘェ…れいな知ってるんだ」
「絵里!」

「大丈夫だよお兄ちゃん小春はさぁ〜一真とさぁ〜手組んでるよ」
「お前どおなんだ絵里」
「お兄ちゃん絵里はね〜一真はねぇ〜嫌いなのよ」
「小春……」
「タワービル知ってるあそこが今の一真と小春の住処だよ」
「いいのか?FBI情報だろ」
「お兄ちゃん絵里は……」
「れいなも連れて行って下さい」
「駄目だ!」
強くれいなに言ったそして、翌日……

れいなは姿をけした。
愛は心配そうに俺を見つめていた。
『ザザザザザザ…………』
シャワーの音が朝の目覚めを知らしているみたいだ。
お湯が絵里の顔を濡らしていた。
目を瞑り小さな声で呟いっている。
髪に指を通し熱めのシャワーを浴びている。
俺も朝はシャワーを浴びることが多く浴室に入りドアを開けた。
「あっお兄ちゃん」
「絵里入ってたのか」
横目で俺を見ていた絵里はそのままシャワーを浴びる。
この状況に俺の息子も元気になっていた。
絵里の身体を抱くと、振り向いた絵里の唇が軽く重なった。
「ん!んっん!」
66子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 08:14:33 ID:/HsuuOeaO
「いつまで入ってるやよー」
なぜか愛も乱入してきたこの後の展開は・



「それにしてもやよーこの領収書の山はなんやよー」
「いつも悪いな愛苦労ばっかりかけて」
「なっなんやよ……改まって」
頬を赤らめ俯く愛、それを見て事務所を出た俺
その先にあさ美が家の前にいた。
「どこ行くんですか?明様」
「あさ美」
「あさ美は最後まで明様についついきます」
一キロほどあさ美と歩いたころさゆが木にもたれかかっりながら黄昏ていた。
俺に気づくと笑顔で駆け寄ってくる。

「明さんさゆも行くのー」
と言って着いてくる東京湾にさしかかったころ赤い車が待ち構えている。
ウインドが開かれ顔だす美貴
「乗りなよ」
車に乗るあさ美、さゆと俺。
車を走らせ目的のタワービルに向かった。

午後1時25分のことだった。

目的は皆一緒だった一真を倒し小春を元に戻すこと
タワービルに着いた車からあさ美、俺、さゆに美貴が降りた。
「高いビルね!」
67子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 08:17:18 ID:/HsuuOeaO
「れいなは中に居るのか」
「多分いますよ明様」

「まだ平気でしょ」
中に入った4人いきなり拳銃の嵐が吹き荒れた。
俺達は別々に場所を移動すると、俺とさゆ。
あさ美と美貴に別れた。

目の前に階段があった。とりあえず上めがけて上っていった。




あさ美と美貴も上っていた。
すると、20階辺りで部屋に入ったあさ美と美貴、そこに倒れていたれいながいた。
美貴は慌てて駆け寄ると、あさ美は冷静にれいなをみていた。

身体起こし脈や息をしているか測ったあさ美はれいなの両肩を掴みおもいっきりあさ美の方に押しよせた。

「うっ……」
気がつくと周りが真っ白でところどころノイズが空に描かれてるみたいだった。
「れいなさん気がついたみたいね」
「全く世話がかかるよこの娘は」

「ごめんなさいあさ美さんに美貴さん」
「無事でなによりだな」
「それはどうですかね美貴さん」
「ん!」
この部屋の周から気配を漂わせていた。

「来ますよ美貴さんにれいなちゃん」
68子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 11:58:48 ID:/HsuuOeaO
「そこですか!」
拳銃をだし振り向いた先に明がいた。
「あっ明様だったんですね」

相変わらず冷静なあさ美は拳銃を素早くしまった。明の後ろで様子を伺っていたさゆがいる。
「れいな勝手に来ちゃ駄目だろう」
「ごめんなさい明さんれいなはただ小春ちゃんって子に会いたかったんです」
「小春に」

殺風景な部屋だったこの部屋とさっきいた部屋は繋がっている。
はじめはビックリしたがすぐに状況が読めた。
生臭い部屋だここは死体を運ぶ場所か死体を保管する場所だろう。

タワービルといってもここは、軍が極秘でつくったと噂され
外面的には一般公開され内面的には儀式とかしていると噂が流れていた。
そんな噂が絶えないタワービルだ。

「れいな」
「はい」
「事務所に帰れいいな」
「嫌ですわたしは小春と会います。」
俺とあさ美は目があった。

素早くれいなの前にいくあさ美強烈なパンチがれいなを襲った。
「ドゴ!!」
「あ…さ…さん」
れいなは俺の腕に倒れてれていた。
「すまないれいな」
69子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 12:01:12 ID:/HsuuOeaO
れいなを気絶させた後一旦引こうとした出口が何者かに壊され出れない状態だった。
「無理か」
「れいなちゃんはどうすんの?」
「起こすしかないだろう」

「仕方ないですね明様あさ美がもう一回起こしましょうか?」
先程と同じようにれいなを起こした。
「んっう〜ん」

「気がついたか?」
「明さん」
訳が解らずれいなは明にもたれかかった顔を見上げるれいな目と目が見つめ合う。
時間が一時とゆう安らぎを与えている。美貴とあさ美、さゆ涙目になっていた。
さゆは、首を振りながらじっと俺をみている。

あさ美と美貴は俯いたままこちらを見ようとしない。
れいなはゆっくり目を閉じた。
『(キスを要求しているのか?)』

「いい加減にするのー」
さゆは限界だったのか俺とれいなの中に割り込んできた。
ビックリした顔したれいな、俺はまたかという顔をした。

「やだ私たらなに考えていたんでしょうか明さんには立派なさゆみさんていう彼女がいるのに」
「はぁ〜」
れいなの言葉に美貴が反応するとさゆはビクッと身体を震わした。
「さゆみさんちょっとこっちに来なさい」
「こっ殺されるのー」
「自業自得ですよさゆみさん」
70子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 12:03:40 ID:/HsuuOeaO




「明さんさゆみさんって彼女じゃ無いんですか?」
「元カノだよれいな」
ニヒッと笑ったれいなだった。

さゆみは美貴に呼び出され説教されていた。
あさ美はやっぱり笑顔でいた。
俺がいない時のあさ美は恐ろしいと噂された時期もあったがそんな事気にもしなかった。

俺達は先にいくことにした階段をさらに上ると、45階にでたここは二手に道が別れていた。
後ろから美貴とさゆみが追いついた。
二手に別れるためジャンケンをした。
勿論俺の班にはあさ美とれいな、さゆみと美貴は別の班になっている

右の通路にはさゆと美貴がいく。左の通路には、俺とれいな、あさ美が行った。
「長い通路ですね」
「そうだな」
「ハァハァ〜二人共早いですよ」
突然視界がパッと光った目が開いていられないくらいの眩しさだった。
気がつくと、周りには誰も居なく真っ暗い闇だけが、れいなを恐怖に陥れた。
71子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 12:05:59 ID:/HsuuOeaO
「暗いなんも見えない」
手探りで壁や物を見極めている私、でも明さんの声も聞こえてこない。
恐怖心で死にそうなくらい怯え歩くその足は、震えている。

『ガチャ!』
「えっなに!これ!」
怯えながらもその物に触ろうとした。指の一本一本神経が無くなっていく感覚があった。
物に触れてみると、本棚みたいだった。
真っ暗闇でなにも見えないままれいなは我慢していた。
いつもなら寝るときだって電気つけっぱで寝てるのに、真っ暗なんて考えもしなかった。

恐怖心と孤独感にかいなされて今はなにも知らないまま大人になっていたれいなだった。
「こっ怖いよ〜」
「明さんはどこ行ったの?」
「ねぇ明さん明さん返事して下さい」

独り言のように呟いたれいなだった。




「あさ美、れいなどこ行った?」
「知らないですよ」
「……なぁあさ美」
「なんですか明様」
「あさ美先に行ってくれ後から俺もいくから」
「明様…分かりました無事で戻ってきて下さい」
「あぁ…後は任せたぞ」
「はい、明様」
72子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 12:10:33 ID:/HsuuOeaO
「頼んだぞ!あさ美れいなを」
(カタカタカタカタ)時間の流れがゆっくり動いていた。
「そろそろ出て来たらどうだ?一真!」
「ほう…気づいていたのか?流石は元FBIだな明、何年振りだろうな」
「一真、お前小春を」
「勘違いしてもらっては困るお前の妹小春はあいつの方から俺に接触してきたのだよ」
空気が重苦しい感じる中二人は互いに出方を伺っているかのようだった。
ガチャガチャと音が外から聞こえてきたおそらくは鍵でもかけたんだろう?
周りは静まり返っていた。
「そろそろかな!」
「!?」
言葉を発した時この部屋が爆発した。
それ程威力の大きな爆発ではなく人を吹き飛ばす程度の威力だった。
煙りが次第に消えて無くなると一真の姿が無かった。
多分、挨拶程度で現れたんだろうと思う。
「あいつ」




「見えないどうしよ」
「れいなちゃん!」
「この声は、あさ美さんですか?」
「やっぱりこの暗闇だと見えないですよね」
あさ美はれいなの隣まできた。
ぷんと甘い香りがれいなの鼻を刺激した。
「電気はどこでしょうねぇ」
「ここら辺かな?」手探りで壁を触りまくったれいな
「あっ」
73子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 12:15:15 ID:/HsuuOeaO
光りが部屋一面を照らしていた。偶然にもスイッチを推すことが出来たのは偶然でしかなかった。
「やっと見つけたざます…」

首を左右に振るれいなこの怪しくピンク色で染められた部屋は
誰が使っていたのか?と考えるれいなだった。
あさ美も口をポカンとあけていた。
この部屋はお姫様が泊まりそうな部屋。お姫様ベットとか置いてあるし。

「うっうっうぅ」
「れいなちゃんどうしたの?」
「さゆみさんが好きそうな部屋ですね」
「そうですね」

「おい!無視するなこの不細工……」
「いまなんて言いましたそこの変な人さん」
あさ美は迫ってきた一歩、二歩、三歩と威圧感を相手に送りながら迫っていた。
徐々に下がっていく変な人は隣の部屋に入った。

「なっなんざますかあなたは」
「れいなさん私も好きですよこうゆう部屋は」
「そこの不細工!」『ドゴ!!』




「誰が不細工なんですか?」
伯爵は倒れていた苦しそうな表情を浮かべていた。
「本当に明様が居なくて良かったですよ」
「あっあさ美さんどうしたんですか」

「なにがですか?」
「さっきからこっちとあっち出入りはげしいですから」
74子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 12:17:45 ID:/HsuuOeaO
「あさ美さん明さんって誰が好きなんですかね」
「……こんなときに言うセリフじゃ無いわね」
「この前さゆみさんが言っていた明さんの恋人で婚約者って言ってたけど本当ですか?」

「れいなさんもしかして?」
「余韻にひたっているところ悪いが消えてもらう」
この人をみた瞬間れいなは振るえている。
余程怖い思いをしたのかこの男をみた瞬間れいなは振るえていた。

「この伯爵をなめてもらっては困るざます」
「私はね変質者的な人ウザイのよね嫌いなのよ」
美貴はどこから現れたか分からないしかし助っ人は多い方がいいと恐怖に脅えながらそうれいなは思った。

「さぁ〜ショウターイム」
「えい!!」
「って」
『バタン!』

秒殺だった美貴の素晴らしい脚が伯爵の顔面にヒットした。
伯爵はその場で倒れ込むと気を失った。
この異様な部屋を出たあさ美と美貴、れいなは次の階段を上った。
75子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 12:20:13 ID:/HsuuOeaO
「明きさんとはぐれてしまたけん」
いろんな形をした蝋人形が沢山置かれいた。
「怖いわ!」

「暗いですね美貴さん」
「そうね!それにしても明はどこに行った」

「さゆいつまで抱きついているつもりだ」
「だって、だってだって怖いのー」
「おい胸までくっつけるな」

れいなと美貴、あさ美とはぐれてしまた俺はさゆと2人で敵と闘っていた。
まっすぐ伸びた髪は艶やかな黒色で輝いていた。
彼女の甘い言葉に世の中の男性はさゆの虜になっていた。

そんな中階段を上がり終えた後小春が待ち構えていた。
「小春!」
叫んだ俺は、さゆを突き放した。
1メートルくらい吹き飛ぶと、俺の方をチラッとみた。
小春はにこやかに笑うとさゆをみる。

「情けない女ねーアナタ」
「妹だからってなんでも許されると思ったら大間違いなのー」
「こんな男一度も兄と思ったことは無いわ!!」
「酷いのー謝るのー明さんに謝るのー」
「いいよさゆ気にしてないから」
そう言うと突然ビルの電源が落ち灯りが消えた。
「明さん」
『(小春は……右の通路か?)』
76子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 12:22:40 ID:/HsuuOeaO
明も小春の後を追い右の通路え小春を追いかけた。
ビルに設置されている蛍光灯の光が戻っていった。

「あさ美さん」
「れいなさん落ち着いて下さいね」
「私は先に行く!」
美貴は太ももから拳銃を取り出し伯爵に向かっていった。
「愛の鞭くらいなさい」
「このオカマ野郎ー」

美貴が敵を引きつけている間にれいなとあさ美は次々と階段を上がった。
「頑張るねよれいなちゃん」
『バーンー!!』




「明さんなんなんですかこれはーこの領収書の山はなんやよー」
叫びながらも事務所でひたすら明が作った領収書を整理していた。
あとこれだけの事件をもみ消すよう愛は動いていた。
そのためにいろんな人をその秘められた美貌で悩殺しいろんな事件をもみ消してもらっていた。




「ん!暗いのー」
「6人か?まぁさゆの敵じゃ無いね!」
『バン!バン!バン』
さゆは姉の敵と思いひたすら倒し続けていた。
「明さんどこなのー」
77子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 12:29:58 ID:/HsuuOeaO
小春に追いついたその時、振り向いた小春。
「フッフフ…終わりね明さようなら!」
スイチを明にみせ笑いながら推そうとした
『ビュー』
「ドコ!」「くっ」
振り向いた先にさゆみがいた。いつの間にか、明や小春に追いついていた。
「あんたが噂の馬鹿女」
「なっこの生意気なのー明さんの妹じゃなかったらぶっ殺すのー」

「小春様ここは我々が」
百人の敵が30人くらい現れた。
どこにこれだけの数が隠れていたのか不思議になる。
いっせいに拳銃を向け、撃つ百人の敵、さゆみと俺は弾を避け敵に向かっていった。

『バン、バン』



この隙に隣の部屋に逃げ込んだ小春、俺もすぐに追いついただが、階段から上がったきた2人がいたれいなとあさ美だった。
「役にたたないゴミねあの百人の敵は」
「強がってますね小春ちゃん」
「小春?小春ちゃん?」
「れいな!」
階段からあさ美とれいなが俺に追いついてきた。
長い長い階段を駆け上がってこの50階にたどり着いた。

「良いわね殺したい人が集まっているなんてうれしいな」
後ろに隠しているスイッチを持つ右手に力が入る
その時だった……
78子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 12:34:35 ID:/HsuuOeaO
『ドカーン!』
爆風とともに窓ガラスが割れもの凄い暴風が俺達を襲った。
『ガラガラガラ!』
俺はあの時と同じようにれいな上にかばうようにいた。
「大丈夫と額から血が出てるたい」
「れいな言葉が戻ったのか良かったな」

「明さんあんまり喋ったらいけないと思います」
「くっ失敗か?誰か死んでくれると思ったがくそ〜」
『(聞き間違えだったか)』

首を左右に振ると、俺を探しているのか目をキョロキョロしていた。
「どこだ馬鹿は!」
『ガラガラガラ……』
「そこか!」
拳銃を音がした方に向けた小春。
素早い動きで後ろに回った人がいる。
「えっ!」小春は後ろにいた人物に気づいた時遅く拳銃をはじかれた。
『ガシ!!』

「あっ…」
「まだまだ子供ですね明様も甘いですね」
「くっ元FBI優秀な学力お持ち体術にも優れている軍でいえば天才軍師あさ美」
「昔のことですわよ」

「小春もうよせ」
「なに勝手なこと言っちゃてるわけ馬鹿にしないでよあんたなんか一真が殺してくれるわよ」
後ろに下がる小春…首にぶら下がっているペンダントが揺れていた。

「明様まずいですよあれ以上下がれば落ちます」
79子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない第四章血塗られた仮面:2006/11/01(水) 23:50:32 ID:/HsuuOeaO
「小春諦めろ!お前の負けだ!」
「ふん!明なんて知らないから」
「逃げられないぞ!」
「アナタに捕まるくらいなら死んだ方がましよ!」

微笑みながら足をブロックから踏み外した。
ゆっくり下に落ちていく、俺は慌てて小春を助けようと手を差し伸ばした。
間に合わない!間に合わなかった。小春の手は、俺の手をスッとすり抜け50皆の高いビルから落ちていった。

「こっこはるー」
ブロロロロロロ……
その時…
窓から下を見ていた俺の目に機械の音と黒色のヘリがみえた。
あさ美とさゆ、れいなが見守っていると、ヘリが俺達の目の前を上に上がってきた。
ヘリのドアが開かれていて、
そこからハシゴが降ろされていた。そのハシゴにぶら下がっている小春が俺を見ていた。

「小春…」
「明様〜残りは二人だけですよ」
「そうなのー百人の敵は全滅したのー」
「こっ小春って誰ちゃ!」
4人は、最後の闘いと思いヘリを見ていた。
ビルの屋上では、美貴がヘリを眺めている。
取り残された愛はというと明の後始末で手一杯だった。
そして、絵里の行方は今も分かってなかった。
「小春…お前は一真のこと…」
80ラセラ ◆XkUPs6iYnA :2006/11/01(水) 23:55:45 ID:/HsuuOeaO
今日はここまで
【第四章血塗られた仮面編】は終わりです。
続いて【第五章最後の涙編】です
81ねぇ、名乗って:2006/11/02(木) 01:32:40 ID:kJYQwab60
うお!>>33から>>80までレス飛んでるw
NG登録使えるなぁw
82ねぇ、名乗って:2006/11/02(木) 02:54:57 ID:QyN5UIld0
>>81
あんまPC詳しくないんで、やり方を細かく教えてください
83子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/02(木) 04:13:54 ID:5Ajm+hChO
暖かな陽射しが湖を照らし輝きはなっている水面に、二人の影が映っていた。
「お兄ちゃんを止めて欲しいの明さん」
麻琴と明は添って
歩いている麻琴は俺の前で歩いていると振り返た。
「麻琴ちゃんそろそろ病院に戻ろうか?」
「いいの大丈夫だからね明さん」
「最近ね!お兄ちゃんおかしいの私が話しても上の空なんだもん」
「上の空か!あいつも忙しいだろうから無理もないよ麻琴ちゃん」
湖に二人の顔が波をうっているようだ
次第に肌寒くなり麻琴の顔色も青ざめていた。
俺は口を開いて話そうとした時………。


柔らかな感触を感じた、まるでイチゴのマシュマロみたいに柔らかく
鼻の息だけが、俺の頬に春風のように暖かかった。
「私のファーストキスだぞ」
と言った麻琴は俺のオデコにチョンと指で優しく触った。




この頃麻琴は12歳今生きていたら22歳になっているだろう。
この数日後に彼女いや一真の妹が心臓の病気で亡くなった。
その数日後絵里の誕生日に事件が起きた
俺も忘れていた記憶何故、今、思い出したのか分からない。封印した記憶なのに記憶を消したはずなのに。
84子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/02(木) 04:20:29 ID:5Ajm+hChO
>>79
暖かな陽射しが湖を照らし輝きはなっている水面に、二人の影が映っていた。
「お兄ちゃんを止めて欲しいの明さん」
麻琴と明は添って
歩いている麻琴は俺の前で歩いていると振り返た。
「麻琴ちゃんそろそろ病院に戻ろうか?」
「いいの大丈夫だからね明さん」
「最近ね!お兄ちゃんおかしいの私が話しても上の空なんだもん」
「上の空か!あいつも忙しいだろうから無理もないよ麻琴ちゃん」
湖に二人の顔が波をうっているようだ
次第に肌寒くなり麻琴の顔色も青ざめていた。
俺は口を開いて話そうとした時………。


柔らかな感触を感じた、まるでイチゴのマシュマロみたいに柔らかく
鼻の息だけが、俺の頬に春風のように暖かかった。
「私のファーストキスだぞ」
と言った麻琴は俺のオデコにチョンと指で優しく触った。




この頃麻琴は12歳今生きていたら22歳になっているだろう。
この数日後に彼女いや一真の妹が心臓の病気で亡くなった。
その数日後絵里の誕生日に事件が起きた
俺も忘れていた記憶何故、今、思い出したのか分からない。封印した記憶なのに記憶を消したはずなのに。
85子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/02(木) 04:21:46 ID:5Ajm+hChO
明様〜覚えているかな。
あさ美とはじめて会ったのは某訓練所。
とろくていつもビリだったな〜他の訓練生はあさ美を馬鹿にしてたけどあの人そう明様だけは違った。
私が躓いて転んだ時みんなして指差して大笑いして笑ってたよ
でも明様は他の訓練生達と違ったな〜皆さん馬鹿にしてたのに
明様だけスッと手を差し伸べた私は内心この人も心の中で笑ってる笑ってるんだと
自分勝手な思い込みをしてしまっていた。
あのとき私に見せた爽やかな笑顔作り笑じゃなかったな〜
次第に惹かれて求め合うようになっていく。
はじめはなんで?あさ美なの?信じられないって顔で私を見てくる女性達。
優等生のあさ美でも走り込みは苦手なあさ美で有名な私

いつも注目の的だった明様、ずば抜けた胴体視力に運動神経でも……一人だけ浮いてたな〜私もだけど
86子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/02(木) 04:25:05 ID:5Ajm+hChO
訓練校の渡り廊下を歩いていた私横を振り向くと木が3、4本が建ち並びベンチが
2つ置いてあるベンチの下はコンクリートで覆われていて、向かえ側に大きな黒色の翡翠で造られた
噴水があってあさ美にとって落ち着く場所であった。

そこに明様と女性が深刻そうに話していた。
気になって仕方なかったどうしたんだろこんな気持ちになるなんて生まれて初めてのこと
その明様と深刻な話しをしている女性は綺麗な黒色で髪が肩の下まで長くスカートは短めだった。

あっ明様が私に気づいてくれた。私は軽く手を振っていた。
すると周りの女性達がザワメキだした私は恥ずかしいかっただから勢いよく走り抜け
教室に入っていた訓練生といっても男と女は教室が離れているこれが重要かな恋愛禁止違反したら
女は長官や官僚達に淫らな行為をさせられる

男は腕や足身体を縛りつけられ1ヶ月殴られ続けるらしいと噂があった
その後明様も一度牢屋に入れられ殴られ続けられたことがあったと噂が流れたこともあった
なぜなら、1ヶ月かん特殊訓練といわれているが本当は…
87子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/02(木) 04:27:49 ID:5Ajm+hChO
ある訓練のことくじでペアを決めるのがこの学校のルールだった
女性陣はもちろんのこと明様狙いだった

くじの結果明様と私に決まった、女性陣は皆納得していなかったみたいだ。
山を登っていたこんな崖や足の踏み場もない
それを頂上まで登る訓練だ!

あの頃の私はグズでのろまだったけど明様と組んでいる内に私も強くなっていた。
気がつくと女性陣では敵がいなく男性陣に入っても2位だった。

秀才の私が初めて負けた勉学はいつも1位だったのにでも悔しく、なかっただって、
私が負けた相手は明様だもの訓練校の成績は1位はダントツ明様そして、2位はあさ美この私で……
3位は誰だったかな忘れたな〜別に興味ないしいいけどね

あっ言い忘れていた今日私の14歳の誕生日です多分誰も祝ってくれないと思っていたのに……
寮の部屋で暗くして1人でケーキにロウソク立て火を灯していた。

私は訓練正から嫌われていたいつも勉学ではトップで武術もトップなのに誰も尊敬もしてもらえなかった。
まぁ、話しは苦手だし、すぐモジモジするし、暗いし、見ている人は苛々するんだろうな〜
88子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/02(木) 05:03:43 ID:5Ajm+hChO
コンコン!!
えっ
私の部屋を尋ねてくるのは誰もいないはずなのに、誰かしらとドアノブを開けた。
えっ明様!なんでここに、こんなところ長官や女性陣がみたらどうなるか分かるはずですよ?

薔薇の花束を私に差し出した明様、私は薔薇の花束を受け取ると明様を部屋に通した。
暗い中二人きりでバースデーをやったし食事をしたケーキも食べた。
時間が近づく中に明様は私をベッドに押し倒していた。

少しだけ、戸惑いもあったが明様の唇が私に近づいてきた私は怖かったが目を瞑る。
唇が軽く触れると強引に舌を入れてきた明様の手が服を脱がしていく
下着姿になると真っ赤になった私、恥ずかしさのあまりに顔を手で隠した。




翌朝……

明様……私は、んっんっ、うふっ約束して下さい明様、私を一人にしないで下さいね。
この後なぜか明様は長官に呼び出されていた。
私は気が気ではいられなかった。

明様だけあの牢獄に入ることになった明様は私のことは、喋っらなかったしあさ美は1ヶ月待っていた。
89子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/02(木) 05:13:57 ID:5Ajm+hChO
女性陣には、噂になっていた。
あの子明さんを誑かして誘惑して誘ってはめたのよ。

酷くないなに彼女面しちゃてるの
私は恥ずかしさに俯いて歩いていたあの噴水近くのベンチに座りただ噴水を眺めている

でも、なぜ明様が私を庇ってくれたのにあさ美はなにしてるのと自分自身に問いかけていた。
私は明様がいないのに必死になって努力したペアで勝って1位になる試験も明様抜きで、2対1で闘ってなんとも驚いたあさ美は優勝していた。
誰も無理と思っていた。
試合をいとも簡単に優勝していたこの女性の素質に長官や官僚が目をつけない訳がない。
明様がでると私は牢獄の前で待っていたあさ美は明様に抱きついていた。
なにかあったんだと思った

あさ美の話しだと特殊訓練の事業で明様と同じ訓練をするみたいだ。
明様は怒りだしあの夜に、文句いいに長官のいる書類倉庫に行った。
そうそれがあの事件の始まりであり終わりでもあるのだから。
90子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/03(金) 02:33:04 ID:gMuOPUF/O
>>89
私綺麗誰よりも世界一綺麗、鏡よ鏡よ鏡さんこの世で一番綺麗なのは誰?そう、さゆみだよね。
一人ただ呆然と鏡の前に座るさゆみ
訓練生なのに何時も遅刻が当たり前の私、鏡しか信じられない私あの人と出会うまでは
ルンルン♪気分で訓練所に通うさゆ、男達の注目の的だったいつもさゆの周りには、野獣共が群がっていた。
けれど、一人の雄だけはさゆに振り向かなかったそれが明その人だった。
ある日の事、駅前の交差点で明と優等生のあさ美二人してデートしている姿を目撃した私。
私の心は、絶望の闇に包まれ北極の氷みたいに崩れ落ちた。
許さない私ていう綺麗で訓練生のマドンナなのにさゆより先に男を作るのに腹がたった。
私に見向きもしないであんな顔でか女に誑かされるなんて、さゆみの人生で最悪なのー
と思いこの雄をどうにか振り向かせたくたまらなかった。
こんなに私を苦しめた雄、はじめてなの悔しい正直悔しいの
あんなに楽しく雌どもと話しているあの人私の気持ち揺れている。
91子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/03(金) 02:36:21 ID:gMuOPUF/O
つきまとってやるのー絶対絶対絶対絶対口説き落としてみせる。
あり得ないでしょ私に振り向かない雄はいるわけがないわ!

明さんを噴水まで呼び出したさゆみ明が噴水まで来ると真面目な顔で明さんに迫ったの
潤んだ瞳をつくって上目遣いまでさゆは頑張ったのー

でもこの男はさゆに興味が無いのかあそこにいる根暗で勉学しか興味ない不細工を見たのー
それがさゆのプライドをズタズタにしてしまったのー
悔しいからさゆみの親衛隊に頼んであさ美を襲わせたのー
でもその作戦は失敗に終わった逆に返り討ちにあってしまった。

あさ美は思いのほか強く私の親衛隊が全滅していたのー
本当使えないお馬鹿さん達なのー
その言葉に逆上した親衛隊はこんどはさゆみに襲いかかった。

びっくりしてこの場に尻餅をついている。狼になった親衛隊は勢いよくさゆみに飛びかかり
襲おうとした
きゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃ
92子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/03(金) 02:39:04 ID:gMuOPUF/O
目を瞑ったさゆみ時間だけが刻々とすぎていた。
親衛隊の声が聞こえなくなっていると気配もなかった。
破かれた服を手で隠し起き上がっていた親衛隊が全滅していた真ん中に一人の男性が立っている。

目を擦ってよくみるとその男性は明だとわかった。
明は私に近づいてくると自分のジャケットを脱いで私の身体にかけたの。

私のせいでこうなったのに彼は、どころか優しくさゆみの髪を撫でていた。
私は感動的になり一瞬の隙に明の唇にさゆの唇を重ねていた。
そっと私の身体を引き離して唇も離れた。
なんでって思った訓練校No.1の美少女の唇を奪ったのに嬉しくないの?と聞いていた。

明はさゆみの言葉に対して、君みたいな可愛くとても素晴らしい女性は、見たことがない
えっやっとこの男も陥ったなと勘違いしたさゆみだった。

それから数日後……
大会があったその大会の優勝者は明だった。準優勝は、あさ美になった。
そして、そしてそしてNo.3はこのさゆみなのーメダルでいえば銅メダルだ。
93子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/03(金) 02:42:03 ID:gMuOPUF/O
さゆみは男性陣でNo.1の人気なのそれを利用して、寮に入った。
明の部屋までくるさゆみはドアをノックした。

トントントン……
ドアが開かれ明さんが姿を現したすると強引に部屋に入れられたさゆみは
驚きのあまりに呆然としていた。

ベッドに投げ飛ばされたさゆみはそのまま服をはぎ取られ強引にやられてしまった。
初めてだったのに酷い強引なんてそう思って泣いていた。
明はシャワーに入った後そのままこの部屋には戻って来なかった。
翌日……

明さんがあの牢獄に入ったと噂で聞いたさゆみは、いてもたってもいられなかった。
牢獄の前に番人がいて誘惑して明さんに会おうとしたが失敗に終わった。
私は長官に会おうとしたがこれも失敗に終わりなすすべがなく落ち込んでいると一人の女の子が
牢獄に入って行ったのを確認した。
その女の子は長官の一人娘の絵里だとわかった。
この子を利用したら明さんに会えると思い接触を試みたが無視されさゆは灰色に固まっていた。
94子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/03(金) 02:45:19 ID:gMuOPUF/O
明さんが1ヶ月後に牢獄からでてくると私の前に一人の女性が立っていた。
私は、慌て岩に隠れた。
なんでさゆが隠れないといけないと思った。
その夜……
明さんに呼び出されたさゆみはウキウキ気分で明さんが待つ部屋に向かった。

ドアをノックし、部屋に入るさゆみはその夜明に抱かれていた。激しく求めあって墜ちてゆくさゆ
明さんさゆみは明さん以外の人には興味ないのーだから幸せにしてなのー

いゃいゃいゃまぁまぁまぁ落ち着いてなさゆみ!
駄目なのー駄目だからね?ほらー見て、あそこに教会があるのそこで結婚するのー
わかった、わかったからくわえるなよ?
美味しいの……

約束するのー
わかったって言っただろう
見つめ続けているさゆ明は目が泳いでいた。

訓練校教室でさゆみの親衛隊がさゆを囲んでいた。
明通ると親衛隊は逃げだした。
私は明が来たことに気づくと満面の笑みで明さんを出迎えていた。

明さん今日は教会行きませんか?
なんで?
結婚式の日程決めないと明さん……

明はさゆみの手を強引に引き離して逃げだした。
約束なのー約束したのーと叫んでいた。
95子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/03(金) 03:11:46 ID:gMuOPUF/O
愛の約束海辺の出来事初めてだったけれど外だったし恥ずかしかったやよ。
あの時の約束明さん覚えているかな。
愛ね初めての人と結婚すると、子供の頃から決めていたやよだから、
明と結婚するやよ必ずだってだっただってだって初めて奪った人だもん私わがままかな
白いウエディングドレスで身をまとい赤いジュウタンの上を明さんと寄り添って歩くの




花屋さんでバイトはじめた当初は、少し変わり者の女性って思われていて、悔しく無かった。
花と一緒にいれて幸せだったしあの人に会うまでは、花が友達だったし恋人だった。

誰、私に興味あるの名前はえ〜睡蓮に興味あるやよ変わってるやよ〜
いきなり口説き落としてくるなんて凄い人とはじめは、思った。

不思議な人……アナタと初めて会った頃から惹かれていたのかもしれない。
外から見れば容姿はいいらしく、可愛いし綺麗だしルックスだって悪くないのに
彼氏がいた試しがないしなぜだろうと睡蓮に話ていた。
96子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/03(金) 03:14:58 ID:gMuOPUF/O
睡蓮は私の言葉に答えてくれた風が吹いて花がなびくと香と共に私の話を聞いてくれていた。
あ〜あ〜失敗したやよなんで明さんのこと好きになったんやよ〜

約束やよ〜明さん約束やよ〜
で……
この領収書の山はなんやよ〜全部風俗じゃんか〜と叫んでいた。
明さんが戻ってきた。
んっといった顔したが愛の目は凄かったそう、くる、そろそろくる
青色のハンカチをバックの中から取り出すと口に運んでくわえていた。
明の方に振り返ると目で訴えていた。

テーブルに山のように積もっていた領収書は
風俗にいく、くらいなら愛がしてあげるのにと、明に伝えると明は愛と風俗は別物だよと答えた。

聞き分けのない愛に明は口付けをした。唇が重なりあって、時々鼻息がなま暖かく感じていた。
私はあまいのかな、すぐに明さんのことを許してしまう私がいる

食事を作って明さんを待つ愛は、睡蓮を眺めていた。
今更ながらに事務所が荒らされときは睡蓮が枯れていたなんで悲しい顔したのかは分かっているの
明さん
97子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/03(金) 03:18:02 ID:gMuOPUF/O
睡蓮は私と明さんが運命的出会いをした花やよ
と思い、事務所を荒らしたのは美貴さんが調べてくれた結果小春だとわかった
当時の小春の指紋が一度も着たことが無い事務所に指紋が付いているのはおかしい。

この事は私の胸と美貴さんの胸に閉まっておいていた、あの日の出来事
道を歩いていたら偶然にも小春と名乗った女性が私の前に現れた。

立ち話をしていると向こうから明さんとさゆみさんが歩いて来るのがわかった。
それよりも小春って子の話の内容に驚かされた愛は、ためらっていた。
小春の話は、こうだった私は明の妹ですでも兄とは認めたくありません
愛さんはどうですか?
どれだけ尽くしても振り向いてもくれない人にいつまでも未練タラタラな感じで悔しく無いですか?
愛は軽蔑していた。なにこの子明さんの妹なのに明さんを恨んでるみたいやよ〜

わたしと手を組まない手をくんでアイツを苦しめるのどう?
小春の言葉に耳をかさず丁重に断って事務所に戻った。
明さん結婚の約束いつするやよ〜
98子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/03(金) 03:22:28 ID:gMuOPUF/O
事務所に戻った私を絵里が待っていた。
私は別に驚きもしなくコーヒーをテーブルに置いた
絵里はどこか違った明さんといるときの絵里、れいなちゃんと一緒にいるときの絵里ちゃん
どこか、雰囲気が違うというか性格そのものが違うと密かに肌で感じていた愛だった。

コーヒー飲むやよ冷めたら美味しく無いやよ
突然立つ絵里は窓を開けそこから見える海を眺めていた。
潮の香と、海特有の風が外から部屋の中に入ってきた。

私も絵里ちゃんに近づくと、窓際におかれている細く小さな手に力が入った。
小春と会ったんでしょうと聞かれたときは、ドキってしたこの子侮れない

振り向いて私にこう言い残した、お兄ちゃんを裏切った人は許さないから?もし裏切ったら
殺すよ愛……

その言葉を残して事務所を去った絵里私は見守ることしか出来ないでいた。
私無能なのかさゆやあさ美のように武術が出来る訳でもなく拳銃だって扱えない。
99子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/03(金) 03:26:56 ID:gMuOPUF/O
美貴さんのように、判断力があるわけではないしれいなちゃんのように頑張ってもいない
私ってこの事務所でなんにもやくにたってないと勘違いをしてる愛

今日は明さんの好きな豚玉を作って帰りを待っていた。
明さんが戻ってれいなも戻ってきた。皆で食卓を囲んで豚玉でご飯を食べた。
その翌日……




ある情報を仕入れる為に私は接待をしていた。
ある料亭の一室に政界の大物とか、弁護士、警察の官僚まで料亭に集まった。
いろんな情報を手に入れるには女の武器が一番いいらしくだからって
身体を許しているわけではなく適度に酔わせ話術で雄をおとすだけで難しく無かった。

ここの経費はここにいる人が払うのだから問題ないそしてこの情報を明さんに伝えて
仕事してもらうのが私の本当の仕事だった事務所の留守番しかしていない訳ではない
依頼があれば、愛も動く明さんの力になりたいからやよ〜
最後に約束守ってね明さん
100子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/03(金) 12:57:15 ID:gMuOPUF/O
子供の頃の約束って誰も本気にしないよね少なくても美貴は本気だったんだけれど、
あの人は口だけなのかな美貴の約束は大人になったら結婚しょうと明きに言ったこと、
あれも約束だけどね他にもあるんだよ明
忘れてるよね、私と明がまだお互いに意識しはじめたころ家の前に、淳くんが待っていた。

公園でブランコに乗って遊んでいると、美貴が明ーと叫んでいた
明と美貴が一緒に帰って来ていたときあの淳くんが待っていた。
俺の顔をみた瞬間スッと俺と美貴の横を横切りそそくさと帰っていった。

やっぱいいは明は護衛になるし、これからもボディーガード頼むかな。
ゆっくり雲が動いていた。
風も穏やかで美貴のスカートがヒラリヒラリとなびかせていた。

あっそう言えば明のお母さん大丈夫
心配そうに明の顔を見る
そのとき……
唇が重なっていることに美貴は気づいた。
初めは驚いた美貴だったが、目を瞑って明を受け入れた。

明がいなくなって9年の歳月が過ぎた頃美貴は17歳で小春は10歳になっていた。
101子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/03(金) 13:00:41 ID:gMuOPUF/O
美貴は、学校から帰る途中で変なナンパ君がいた淳だ
待ってよ美貴、真面目にさぁ考えてくれよぉ
いつ戻るか分からない女の尻ばっか追いかけてる奴のどこがいいわけ

ふぅ〜溜め息をする私は、家のドアを開け中に入ろうとしたら。
淳くんの手がドアを押さえつけた美貴の家も広い、庭もあるし池もあった。
なぜか家の裏にはプールまであって凄い家に住んでいた。

何度も、何度もふっているのに全く懲りてないのか口説いてくる
今日はどう断るか考える中に、偶然にも学校から帰ってきた小春がいた。

淳くんも小春が現れると、チッと舌打ちをし帰っていった。
助かったよ小春また頼むよ
お姉ちゃんもモテるんだしいい加減彼氏つくればいいのに
いや美貴には決まってる人いるからさそう簡単にはいかないんだよ小春!

例のあの人、写真で見る限りではカッコいいけどいっぱい女と遊んでそう
その言葉に美貴は不安を抱いていた。
アメリカでも女遊びしているんじゃないかと気が気でいられなかった。
102子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/03(金) 13:03:35 ID:gMuOPUF/O
2、3日が過ぎた頃公園にいたわたし、黄色で少しはげかけていたベンチ周りには雑草がボウボウに生えていた。
木の葉がゆらり、ゆらりとゆっくり美貴の視界に入ってきた。
公園の真ん中に立って目を瞑り空を見上げたら陽射しの光が、一つの線になってわたしの頬に当たっている
周りに高い木が幾つもあり陽射しが公園を照らすことが出来ない薄暗い寂しい公園。

初めてこの公園に来たのはまだ私が、5歳の夏のこと明に連れられてきた小さな忘れられた公園
昔の子供達はこの公園で元気に遊んでいたに違いないでも
今は、私と明くらいしかこの寂しい場所、公園には来ないと思う

木の葉で埋まっていたベンチを手で払いのけて私は座った。
明との約束、この場所、時間、言葉、思い出明はまた忘れてるのかな……
久しぶりにアメリカから十数年ぶりに帰ってくると聞いたとき、正直な気持ち
嬉しかった会えるやっと逢えると思っていたらなに、隣にいるブリブリでムカつくこの女性はと思っていた。
私の前で明に抱きついたり頬にキスしたり、ちゃんと説明してよ明……
103子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/03(金) 13:07:01 ID:gMuOPUF/O
黄色ベンチに二人座っていた。
大切にしてた犬の小太郎が死んだの……と明に話た美貴は、泣いていた。
そっと髪を優しく撫でてくれたそして、一言美貴に言った、じゃーさぁ
俺が小太郎の代わりに美貴を幸せにするよ、絶対悲しませたりしないからさ結婚しょう

そんな明の言葉を信じた私が馬鹿だったその三年後突然と姿消してアメリカに行っちゃうし
小春は置いてくしお前ら親子はなんなんだと叫んだこともあった。
優しい風が吹く、そんなこと考えていると向こうから赤色のフェラーリが止まった。

車から降りて公園に入ってきて美貴に近づいてきた。
久しぶりだな美貴
この男、この男のせいで私の人生滅茶苦茶なのよと心で叫んでいた20歳の私、ビルの事件の
3日前この公園に明がきた偶然にも私も来ていた為にバッタリ会ってしまった。

とりあえず挨拶前にビンタをした。明は避けもしないで美貴のビンタを受けていた。
FBIの任務で日本に帰って来ていると話すこの馬鹿は、
ならなぜはじめにこの私に言わないのと問い詰めていた。
104子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/03(金) 13:09:58 ID:gMuOPUF/O
ビル爆破の前日……

夕暮れの美貴の部屋で明に抱かれていた私20歳まで、守っていた物が喪われた思いがした。
FBIはなにを調べているのか私は聞かなかった。
ベッドから起き上がる明に、シーツを身体に巻いて明をみる私無言のまま時が刻まれていた。

この後明は帰っていったまた小春のこと聞かずに。
次の日事件がおきた

私は父親と暮らしていた家をでてマンションに住んだ小春も家をでて自分母親の家に帰っていた。
皆一人断ちしたかったのかなと思う私は違うけどね明を忘れる為に家をでたのは無駄だった。

車から降りFBIの元に抗議しにいった隊長らしき人物をみたとき、胸がはちきれそうだった。
FBIの隊長が明だったから驚いた、会えば憎まれ口を言っていたし明だって昨日…私を抱いたし

不安でいっぱいだった約束守ってくれるのかは、分からないけどね…
明忘れてるだろう責任とって美貴と結婚しろといつもながらに心で叫ぶ20歳の美貴だった
105子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/03(金) 21:16:14 ID:gMuOPUF/O
>>104
お兄ちゃん、絵里だけのお兄ちゃん

あの雨の中、約束お兄ちゃん覚えてるかな〜雷の音、聞き取れないかな〜て思ったけどね〜
でもね〜お兄ちゃんずるいのだって、まだ幼かった私をね〜お兄ちゃん!
よかったから初めてはお兄ちゃんって決めていたからね〜
お兄ちゃん言ってた真実は知らない方が良いこともあると……最初は誰って絵里もわからなかったから

そんなことどうでもいいの、お兄ちゃん……
絵里はね〜お兄ちゃんが牢獄に入れられたと聞いたとき不安で、不安で!たまらなかったの
だからね〜納得定食を作ったの。

納得定食を盆に乗せて、お兄ちゃんがいる牢獄に絵里は、歩いていた。
見張り人話して絵里は、牢獄に入った。




お兄ちゃん、起きてねぇ〜起きてよ〜お兄ちゃん〜
やっと、お兄ちゃんが目が覚めた。
お盆に乗せていた納得定食をお兄ちゃんの横に置いた。

元気だしてねお兄ちゃんうへへへへ
でも許さないからお兄ちゃんにこんな、こんな酷いことを、ひどいことを
106子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/03(金) 21:19:35 ID:gMuOPUF/O
こんな、意味もない大会や約束、罰、そしてルール絵里はね〜許せないの
お兄ちゃんを苦しめた人達を……

ゆ・る・さ・な・い・よ
翌日のこと……
お兄ちゃん、お兄ちゃん聞いてる?
木や草原が風で揺れているザッザッと音を響き渡った。

今朝の陽射しは、少しだけ肌寒さを感じていた。
長官は仕事で一日中資料室に立てこもって、調べものをしていると絵里が漏らしていると、
お兄ちゃんが声をかけてくれた。
お兄ちゃんの方に振り向くと、えっ誰!隣にいるこの女性は顔は、大福みたいに丸々としていて
目はパッチリしているしでも不細工だね〜どう見ても、絵里が一番だもんね〜お兄ちゃん

どこかでこのクソ女見たことあるような無いような?と考えていると
あさ美と言われた女性は教官に呼ばれてお兄ちゃんから離れて行った。

ラッキーラッキーと心でガッツポーズをした絵里は、明を家まで誘い入れた。
絵里の家は大きく、大きなブロックで造られた壁が家を覆い隠していた
周りには、お花畑や木が5、6本程並んでいた
鳥の親子も木の上に巣を造り産まれたばかりのヒナに餌をクチバシから口え運んでいた。
107子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/03(金) 21:22:44 ID:gMuOPUF/O
執事に案内され絵里の部屋に入った。
その部屋は、お姫様ベッドがあり周りには薄いピンクのカーテンが周りを囲んでいた。
枕の横に大きなクマのぬいぐるみが置かれている絵里はベッドに横たわると、クマのぬいぐるみを
両手で掴んでギュッと抱きしめていた。

お兄ちゃんも座りなよ〜絵里も寂しいよ〜
ねぇ〜女の子の友達からさぁ〜キスって大人の味がするのって言われたよ〜
お兄ちゃんどんな味だかわかる?
そう言った側から目を瞑った絵里本当に7歳か?と疑いたくなるだろう。

早く、早くしてと駄々をこねだした絵里は、誰も止められなかった。
唇が重なると時計の針が動く音だけが空間を響かせていた。
お兄ちゃん約束覚えている絵里との約束と私は言った。
お兄ちゃんはなんのことって顔で戸惑っていたみたいだった。

あとねよく絵里ね〜男友達にねぇ〜お医者さんゴッコしょうって誘われるんだけどねぇ〜
お兄ちゃん以外お医者さんゴッコしたくないのでぇ〜お医者さんゴッコってなに?お兄ちゃん
108子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/03(金) 21:26:10 ID:gMuOPUF/O
お兄ちゃんは絵里の服をゆっくり脱がしていくピンク色のテェシャツを脱がせた。
おままごとかなと言った絵里は道具をだしたがお兄ちゃんの手がそれを止めた。
お兄ちゃんはまた絵里の唇に口を重ねてくると、こんどは舌を口の中に入っていった。
私はなにやっているか半信半疑だったがお兄ちゃんの手が




翌朝……

長官は帰って来なかった3日間も
家を空けたのは珍しいことで心配になった長官の片腕が絵里の家を訪問した。

その男こそ明の師匠であり明の父の親友でもあった男だった。
10年後に絵里の手によって殺されるのだが、この男は明を見るなり笑っていた。
だってシーツは真っ赤に染まっていた。お兄ちゃんも唖然とベッドで横たわっていた。
お兄ちゃんと言う顔で見ていた絵里をこの男が笑っていた。
ガキがガキをやっているとそれに怒りを覚えた明は殴り合いをはじめた。

その結果は、絵里に手当てをされていた明だった。
これがお医者さんゴッコなのと考えさせられた小さな事件だった。
109子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/03(金) 21:30:20 ID:gMuOPUF/O
その後

お兄ちゃん約束覚えてる?約束だよ〜や・く・そ・く
覚えているとまた口だけだと思った絵里は、意地悪したくなって約束の内容を聞いていた。
いゃーとかまぁーとか上手くかわされたと感じていた。

うんも〜と言い口を尖らせるとお兄ちゃんのをくわえていたどこで覚えたのかは分からないけど、



雷が突然明と絵里の隣にある木に落ちたときは驚いたと言うことはなく約束と言葉だけを
残して、お兄ちゃんに思い出してもらう為に、内容は言わなかった。
早過ぎた喪失に友達は、呆然と空を見ている人もいれば、ただ黙る人もいた。

当時学校に通っていた絵里は、一人大人になった気がした。
周りの生徒も長官の娘は、ヤリマンと噂し始めるなか私を助けた同じ年の男がいた。
助けてくれたのには感謝した私だったがその男を恋愛の対象にはみれなかった
その男は、あれからなんども私を口説き落とそうとしたが無視してきた。
お兄ちゃんの部屋に今日も納得定食を運んでいた絵里の姿が目撃されるようになり、
やがて、同じ年の男とは会わなくなった。
10年後絵里がお兄ちゃんを迎えに行ってお兄ちゃんの恋人になる約束をしていたことに……。
110子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/04(土) 00:39:47 ID:lRkuVxI+O
>>109
変態は変態とね瓦礫の下敷きになった4年前の事件暗闇で変態の顔すら見えなかったと
あの約束は、4年後俺の変態の事覚えていたらなんでも言うこときいてくれると、
言ったけんれなは覚えていたとょ。
だ・か・ら約束らしい約束はしてないちゃでも…あの一言は今でも覚えてるとょ。

素敵な瞳だって言われたの初めてやけん恥ずかしか〜思ったと
どんな顔してあの言葉を言ったのわからんたい
でも、身体を張ってれいなを守ってくれた自分の身体がボロボロで痛いはずなのに

暗くて顔が良く見えんと、だから手であっちこっち触ったけん恥ずかしか〜とも思った。
なに話したか覚えてないけん
でも4年後俺のこと覚えていたらなんでも一つ言うこと聞いてくれると言ったと
なにしょうか迷っていたれいなはまだ答えを見つけてはいなかった。救助隊に助けられた後

病院に運ばれて検査をし3日間入院した後すぐに
地元にまで戻っていたが父親と喧嘩して大阪まで出て来ると学校で小春という女性と出会った。
111子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/04(土) 00:42:51 ID:lRkuVxI+O
はじめは仲良く無かったけん時間かかったけど、心を開いてくれたちゃろ
でも、あの変態の居場所すら分からないれいなは4年経ったいまも、悩んでいた。
小春ちゃんがひよっこり現れた。
満面な笑みで校門の前でれいなを待っていた。
小春に気づくれいなは驚いていたいきなりれいなの前から消えたと思ったら急にまた現れる。

急なことなので混乱していたれいなに小春が近づいてきた。
校庭にはテニスコートや部活の生徒が練習をしている。
木が微かに揺れると学校のチャイムが鳴り響いた。
キンーコンーカンーコン!

れいなが捜している人は東京の海の見える場所にいるよ、捜したらもしかしたらその変態に会えるかも。
そっそやね〜そやねと頷くれいなは、いてもたってもいられなかったれいなは親に内緒で
勝手に辞めて家に帰るなりありったけの金を持って着替えもバックに詰め込んで家を飛び出した。

大阪から東京まで新幹線で東京駅まで着くとそそくさと歩きだした。
112子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/04(土) 00:46:15 ID:lRkuVxI+O
電車を乗り換えてとりあえず新宿に行った。
新宿に着くと東口に向かった。
目の前には白い鉄柵があって人、人でごった返していた。
木が2、3本たっていてカップルや待ち合わせの人がいっぱいいた。

真っ直ぐ歩くとアルタがあるそれも通り過ぎると歌舞伎町があったそこの近くで裕子と出会った。
その後……

明事務所にいるれいな幸せいっぱいのれいなだった。
だけど、愛さんは居るし、警視の美貴さんもいた。

気づいたら変態の周りには女、女、女でいっぱいだった。
初めはなにこの変態誰と、付き合ってるちゃと思っていたらだんだん分かってきたけんね

あさ美さんと思ったとなんか違うけんあの二人だけちがうとょ
雰囲気というか、あさ美さんは変態の全てを知っている感があるちゃ

あの二人を見ていると嫉妬するちゃろうも
そんなことを考えるとれいなはテーブルで眠ってしまった。
3時間程寝ていた私だったが、身体には黒いジャケットがれいなを覆い被さっていた。
椅子を倒し勢い良く立つわたしは窓まで走り外をみた。
113子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/04(土) 00:49:32 ID:lRkuVxI+O
外側には、彼の姿はなく新聞配達の人が事務所を横切っただけだった。
夕陽が沈みかけた頃一人の男が事務所に訪れた。
どこかで見た記憶があったけど、思い出せなかった。
この男は自分は一真だといい、俺が来たこと明に伝えてくれと伝言を頼まれたと

れいなは一真が怪しく思えて変態には話さなかったけんその伝言の内容は、妹は怖い女だなと……
変態が戻る頃に愛さんが戻って来た。
れいなは愛さんと夕食を作りはじめたと…

いつもと様子が違う変態を見ていたれいな、よそ見していたせいか包丁で指を切ってしまった。
変態はそれに気づいたらしく、れいなに近づいて指を舐めた。
えっ……ドキドキするちゃなんやろうこの胸の痛み。
素速く指を隠したれいな頬を赤色に染めていた。
愛さんは私の行動に興味が無いのか、料理を作っていた。

変態は何も言わないで椅子に座るとおもむろにスポーツ新聞を読んでいた。

5日後……
私は、ビル爆破事件があったあのビルの前にいた。
はじめて変態と会ったあの頃かられいなの頭の中にはアナタしか考えられなくなっていた自分がいる
114子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/04(土) 00:52:32 ID:lRkuVxI+O
今は高いビル、タワービルと言われていた。
人通りが多いこの場所でブティックや本屋、小さな花屋まであの事件の近くにあった。
ビルのガラスは陽射しの光に反射して眩しくれいなの瞳を襲う。

ピンク色したコートを身に纏っていた女性が私の前を歩いていた。
女性はメガネをかけていてフレームの色は赤色だった。髪は頭の上で結んでいてアップにしていた。
年齢は見た目24歳くらいかとれいなは思った。その私に警察手帳を見せてきた。
あんた、ここでなにしてるのと質問された。
名前は里田まいと手帳に書かれていたし本物の女刑事だとれいなは思った。
後ろから変態の気配を感じると、女刑事は変態に会いたく無いのか近くの電話ボックスに隠れてしまった。

変態の存在に気づいいても無視してビルだけを見ていた。
あの約束を思い出すように。
115子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/04(土) 16:22:19 ID:lRkuVxI+O
>>114
タワービル事件から一週間経っていた
俺は一人の女性と会っていた警視庁一課で美貴と犬猿のなかのまい、
あのとき上手く隠れたつもりなのか?分からないがとりあえず会っていた。

「美貴の監視はいいのか?」
「相変わらずのお言葉ですね明、監視ならあの男に任せてあるわ」
「何時からだ警視総監の犬になったのは」

「明に言われたくない言葉だわ!それよりもペンダント!あの人の命令よ!明サッサと殺して来なさい一真を」
「それが奴の命令か?」
「そうよ」

この会話に何の意味があるのか分からないまいと別れた俺はれいなを捜していた。
事務所に戻って愛に聞いてみた。

「愛、れいなは何処行った?」
「知らないやよー折角れいなちゃん居ないんだしぃ〜」
迫ってきた愛、俺は避けるために携帯を取り出し忙しい素振りをして外に出た。

夜になると、土手に座っていたれいながいた俺は、隣りに座ると気づいたのか振り返らずに口を開いた。
「明さん今日は女の尻追っかけ無くて良いんですか?」
「お前に会いたくなってな」
「れいなに…」
116子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/04(土) 16:25:34 ID:lRkuVxI+O
「れいな」
「明さん」
二人は見つめ合っていたこんな夏の夜空星がキラキラ眩しいくらい輝いている。
草原が風で揺れていた。
今日はそれ程熱く無いはずなのに俺の体温は真夏のようだ。

川のほとりで二人仲良く寄せ合っていた。
見つめ合っていたれいなの目がゆっくりと閉じていく……。
俺はそのままれいなの唇に優しく触れた。
れいなは一瞬目を開けると涙が溢れ出てきた。

唇も少しずつ開かれ明の舌が強引にれいなの口の中に潜入した。
明の舌がれいなの舌に絡んでくると、れいなのせつじがビクッと震え上がった。
れいなもぎこちなく舌を明に合わせて絡めてきた。
お互いにリズムにのって舐めあっていた。唇を離す俺はれいなと見つめ合いながら聞いていた。
「場所変えようか?ここじゃ恥ずかしいだろれいな」
頷いたれいな二人はゆっくり立ち上がっると、この場所を後にした。




ホテルの一室にて二人はベッドで座り込んでいた。
「れいな」
「明さん」
お互いを確かめ合うように激しいキスをした。
舌と舌が絡み合いれいなの服が明の手によって脱がされていった。
「明さん」
「優しくするから」
117子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/04(土) 16:28:34 ID:lRkuVxI+O
「馬鹿……」
服を上から脱がしていった。まだ幼い身体が目に映った。
れいなの腕が俺の背中にまわしてくるとギュッとつよく抱きしめた。

「優しく…して下さい」
「優しくするよ」
れいなの唇を奪う、まだ、それ程発育が良くない胸を揉みはじめた。
れいなの唇が微かに悲鳴をあげる。
「あっあぁ……」
少しずつ開いた口に舌を入れた。
初めは優しさくときには激しくを繰り返し、れいなもそれに応える。

唇を離すとねっとりと糸がまとわりついていた。
れいなの目がとろんとしているとれいなをうつ伏せ寝させる背中に無数の痛々しい傷後が残されていた。
この身体じゃ男は寄り付きはしないだろう

「明さん優しく、優しくお願いします」
「あぁ…優しくなぁ」
パンティの上からスッと下に滑らせた明は二本の指で大事な部分をさすった。
ベッドのシーツがシワになり枕は、ベッドから落ちていた。蛍光灯の灯りが七色に変わっていた。
はじめは、赤、紫、青、黄、緑、白そして、ピンクと、れいなや明を照らしていた。

「あっ…あぁ……」
118子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/04(土) 22:34:59 ID:lRkuVxI+O
>>118
パンティも脱がした俺だったが、れいなは右手であの部分を隠していた。
恥ずかしいのか視線を俺から逸らすとゆっくり目を閉じた。

優しく頬に触れる
決して大きく無い胸を口に含んだ。口の中で乳首舐めまわし時には軽く噛んでいた。
「あっ…あぁぁ……うふん…」

れいなを上に載せ腰をまたがせた。両手でれいなの秘唇を左右に引っ張ってみた。
ぬちゃと音がして秘唇が開いたままになっている。
細長い小さめのクリトリスが半勃ちのまま現れ、興奮していたのかねっとりと糸をひく。
更にヴァギナを引っ張った。誰も知らない見たことが無いほどピンク色で綺麗だった。
そして、処女特有の匂いがした。
意地悪げにれいなの穴に指を入れてみた。
「あっふぅ……あぁ」
「れいな俺の頼むよ」
「うっうんれな頑張るちゃ」
パンツを脱がし大きくなった自分の分身がれいなを驚かせていた。
「でか!」
声を出すほどのでかさなのか分からないがれいなは誰と見比べているのだろうか。
その自分の分身を口に含んだれいなは口をすぼめ顔を動かした。
「んっ……んん…」鼻息が荒くなり激しさを増していることにれいなは気付いただろうか。
119子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/04(土) 22:39:56 ID:lRkuVxI+O
>>117
パンティも脱がした俺だったが、れいなは右手であの部分を隠していた。
恥ずかしいのか視線を俺から逸らすとゆっくり目を閉じた。

優しく頬に触れる
決して大きく無い胸を口に含んだ。口の中で乳首舐めまわし時には軽く噛んでいた。
「あっ…あぁぁ……うふん…」

れいなを上に載せ腰をまたがせた。両手でれいなの秘唇を左右に引っ張ってみた。
ぬちゃと音がして秘唇が開いたままになっている。
細長い小さめのクリトリスが半勃ちのまま現れ、興奮していたのかねっとりと糸をひく。
更にヴァギナを引っ張った。誰も知らない見たことが無いほどピンク色で綺麗だった。
そして、処女特有の匂いがした。
意地悪げにれいなの穴に指を入れてみた。
「あっふぅ……あぁ」
「れいな俺の頼むよ」
「うっうんれな頑張るちゃ」
パンツを脱がし大きくなった自分の分身がれいなを驚かせていた。
「でか!」
声を出すほどのでかさなのか分からないがれいなは誰と見比べているのだろうか。
その自分の分身を口に含んだれいなは口をすぼめ顔を動かした。
「んっ……んん…」鼻息が荒くなり激しさを増していることにれいなは気付いただろうか。
120子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/04(土) 22:42:09 ID:lRkuVxI+O
自分の分身をれいなから離すと、れいなをよつんばにした。
処女なら正常位と騎乗位よりバックの方が痛みが少なくすむから初めはバックから入った。

ベッドの前に黒色の鉄鎖があって、れいなは両手で鉄鎖を掴んだ。
れいなはチラチラと俺の顔を伺っている。
俺は優しく微笑みかけ、自分の分身をれいなの穴に優しく、ゆっくり投入した。

「あっ…あぁぁ…いた……痛い」

身体に激痛が走ったれいなは唇を噛み締めながら明を変態を感じていた。
ゆっくり腰を動かしお腹の中に呑み込んでいった。
ぬちゃ……ぬちゃ……ちゅ…と音を部屋中響かせていた。
「はぁっ……あぁっ……っ…いた」
俺のすべてがれいなにおさまった。
俺を感じてるのかれいなは微笑んでいた。
れいなの暖かなヴァギナの感触、れいなの想いが俺の分身を一段と大きくさせていた。

腰を振って激しく突き上げた。
「はん……うん…いぃ」
れいなが可愛らしい声で喘いでいた。
俺はいったんペニスを抜くと、れいなを上に載せた。

「はぁぁ……凄く当たってるちゃ…」
潤ったヴァギナの奥にペニスをこすりつけるように動かした。
121子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/04(土) 22:45:59 ID:lRkuVxI+O
下になっている俺が、
ヴァギナに出入りするベトベトとついた愛液まみれの自分の分身が丸見えだった。

パン!パン!と激しく動いているれいなちゃぷんちゅぷん……ぬちゃ…くちゃ…
「あっああ…あぁぁ……」
「れいな?もう痛く無いだろ?」
「あんん……うん…す…ご…く…いぃ…」

突然れいなのヴァギナがきつく締まった。
「んふ…」
声が一段と高くなるれいなは絶叫しそうになる。俺も負けじと、腰を振って突き上げた。

「あぁぁ……ん」
れいなの手は俺の肩にあてがっていた。
俺は意地悪したくなり人差し指をれいなの肛門に突き入れた。
……ぬぷぷ…
「あぁぁ…あぁぁあぁぁあぁぁ」
きゅっとれいなの肛門括約筋が俺の指を締め付けた。
と同時にヴァギナが分身を強く、強く、痛くなる程、締め付けた。

俺は上体を起こしれいなの唇を奪った。
「ん…んふ…」
お互いに腰を激しく振っている俺の指も二本も肛門に入れた。
激しく突いた後、俺のペニスを抜いて今度は口にペニスをくわえさせた。
122子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/04(土) 22:50:02 ID:lRkuVxI+O
唇をすぼめ亀頭を強く吸うと、指で玉を軽く揉んだ。
「おぅ……どこでこんな事覚えたんだれいな?」
舌を亀頭に巻き付けて愛撫
「ちろ…ちょろ……んっ…」

舌が先端からゆっくり下に降りてきた。玉を口に含んで、舌で転がした
「おぉ…う…」
少し膨らんだ尿道を刺激して、優しく握っていた指でシゴキはじめた。

「れいな初めてだよな」
明が聞いても無言のまま、チンチンを舌で滑らせていた。
優しく握られたチンチンは並みの大きさでは無く処女のれいなにとっては、痛々しく思えた。
ぞくに言う馬並とはこの事だろうか?
馬並ではない普通の人より5センチ程大きいだけだ。

「れいな気に入ったのか?俺の物が」
「うん!美味しいけんもう少し舐めさせて」


いきり立ったチンチンを唇にゆっくり入れたと思ったら激しく動いた。
れいなのお尻を俺の顔にもってくると、熱くなったれいなのヴァギナに口をもっていき吸っていた。
「う……うん…あっ……あん」
お互いに、お互いの物を舐めていた。
ぬちゃ、ぬちゃ、ぬちゃと粘液の音が部屋に響き渡る。
123子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/05(日) 00:01:51 ID:9oHlDNbSO
そろそろ俺の分身も欲しくなったみたいだ。今までは、子供としか見ていなかった
「本当に俺で良いのか?れいな!」
「うん!へっ変態じゃなかったら嫌たい」
「記憶喪失なんて嘘だろれいな」
「気づいてたと」

「あぁ分かっていたさぁ初めからね皆も知ってたし」
「知っててどうして黙ってたと」
「嘘付くにはそれなりの理由があるだろ俺は別にれいなの理由は聞かなくても良いけどね」

「じゃーそろそろいくよ」
「うん!来て!優しくね変態」

れいなが俺にまたがり、腰を落とした。華の蜜のように濡らしてパックリと開いたヴァギナ
自分の分身が吸い込まれて行った。
激しくピストン運動をした。
初めは激しく途中ゆっくりとれいなを感じさせていた。
「あひ!あひや!うふ…あぁぁ…」

ピストン運動のスピードが上がっていた。
粘液の音が響く。
ぐちゃぐちゃ、ぐちゅ…
「はあぁあぁ…」
俺がれいなの耳元で囁く。
「ペンダント何処にある?」
「はあん…ね…分からないけん」
「そっそうか分からないなら仕方ないな」
124子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/05(日) 01:23:09 ID:9oHlDNbSO
>>123
腰を激しく振るとれいなは甘えた声で喘いでいた。
窓が開いていて暖かな風がこの部屋に来客した。

「なぁれいな本当に知らないのか?」
「うん!知らんとょ」
いつものれいなに戻っていた。
俺は、体勢を変えた。こんどは正常位の格好になった
「これなら変態の顔が見えるちゃ」
そのまま突いていた。
快感に耐え喜びの声を出す寸前でぐっと我慢するれいな。
「気持ち良ければ声出してもいいぞ」
亀頭で突いてる明。ぎゅうぎゅうとヴァギナが締まり、ペニスが激しい運動をしていた。

俺わ楽しくないセックスをしていた。
早くれいなの口をわらせペンダントを見つけなければならないからだ。

「あっ…あぁ…あぁ…」
気持ちいいのは、れいなだけだろう一体ペンダントは何処に
「なに考えとうと?れいなを見るちゃ!」
「あぁ…そうだったな悪いれいな」

激しさを増した運動で今度は松葉崩しをやっていた。
「あん…すご…いく…はぁぁん…」

小さめな胸を優しく触っていた。時には乳首を触っている。
「んふ…はぁぁ…」
甘い吐息が喘ぎ声で一つのメロディーを奏でているようだった。
125子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/05(日) 01:26:42 ID:9oHlDNbSO
「あっ…あぁ……」
「れいなそろそろいくよ」
「良いよへっ変態のなら中に出しても?」
「うっ」
「あぁーあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」




30分経過した……
お互いに倒れ込んでいると、息を切らしたのかハァハァと良いながら俺を見つめていた。
隣に置いてあるテッシュを2、3枚取りれいなのヴァギナを拭いた。

『(俺は戸惑っていたが最後の最後で抜いてお腹の上に出してしまった)』
中に出してもいいと言われたがそれはいけないと思い外に出した。

「なに考えてるちゃれいなは怒ってないけん」
「今度は中に出してね」

「そうだな次があったら続きしょうな」
「そうたい!続きするけん!死んだらやだけんね!」

俺とれいなは唇を重ねた。
舌と舌が絡みあって指と指が握りあって身体と身体が重なりあって、
お互いに生きていることを確かめあっていた。

「お休みなさい変態」
と言って優しく右頬にキスすると眠ってしまった俺も寝ることにした……。
126子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/05(日) 01:33:02 ID:9oHlDNbSO
ベッドで二人寄り添って眠っていた。
れいなはゆっくり目を開けると明に気づかれないようすっと抜け出した。
脱いだ服やズボンまで探っていた。明を時々見ながらなにかを探している。




翌朝……


携帯がこんな朝早い時間から鳴り始めた。
『ティティテン〜ティティテン〜ティティテン〜』

携帯にでた俺は、電話の相手が自分の妹、小春だとわかるまでにそう時間はかからなかった。
「お馬鹿さん今日約束の場所に午後ピッタリ来なさい!」
「小春…」
「うっさいな〜分かった必ず来なさいよね」
『プチ!』
「ッーーッーッー」

心配そうに伺っているれいなが俺を見ていた。
ホテルをチェックインした俺は、れいなをあさ美のところに預けようとした。
「れいなこれから病院に……」
「嫌たいれいなは変態に着いて行とょ!」
「危険だからな大人しくあさ美のところに」
「嫌…嫌たい…一人は嫌や」
「れいな」

「分かっただが危なくなったら一人でも逃げてくれよ?」
「うん!ありがとう変態(チュ」
キスされてしまった。
「……」
127子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/05(日) 03:22:01 ID:9oHlDNbSO
>>126
俺、れいなは駅に向かっていた。
電車に乗って2時間30分経って着いた。周りにはなにもない田舎風景が漂っている。
湖近くの廃墟にやってきた俺とれいなだったが俺の前に来客がいた。

「お兄ちゃん久しぶりだよ〜絵里のこと忘れてるかと思ったんだ・か・ら〜」
勢いよい抱きついてきた絵里。
れいなの表情がみるみるうちに真っ赤になって今にも怒りだしそうだった。

「絵里今までどこに遊んでいたんだ!」
「ん!遊んでないよ〜お兄ちゃん」
「そうか…」
裾を引っ張っているれいなをみた俺。上目遣いで訴えかけているように思えた。
「れいななに?お兄ちゃんに色目使ってるわけ?」
「え!」

『(不味いなまた絵里が代わりそうだ!)』
「絵里!後でな!」
耳元で囁いた俺は、絵里の目を見ないままれいなのところに振り返った。

「れいな先に行ってくれ廃墟には入るな廃墟の前で俺を待ってろいいな!」
「うん!」
頷いたれいなは急いで廃墟に向かう。
「絵里」
「………」
128子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/05(日) 03:26:10 ID:9oHlDNbSO
「お兄ちゃんは上手くれいなを逃がしたんだ」
「どう思う?」
すっと俺の身体から離れた絵里。
静かに俯いた。
「ふっまぁ待てよスケベ男!お楽しみはこれからだよ」
「待ってはくれないのか?」

「待ったさ、あの日から10年間待ちわびたよお前を殺すことが俺の生きがいその者だからな」
「悪いがお前の人格に殺されようとは思わない」
一瞬だった本当に一瞬の出来事だった。絵里が拳銃を抜こうとしたとき……
「なに?」
『ドガ!?』




崩れていった絵里!「お兄ちゃん」
と一言だけ残し倒れこんだ。
俺はその様子を見た後で廃墟に向かった。
無事でいてくれと願うだけだった。
「タ…」
「絵里」
気絶していた絵里を見た美貴がいた。
流石に警視だけあって情報も早い。
「一真!お前は私が殺すよ弟の敵哲郎……」
美貴も絵里を置いて廃墟に向かった。
「れいな!!」
129子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/05(日) 03:31:30 ID:9oHlDNbSO
「くっここで待ってろって言ったのに」
「明ー!!」
そのとき…

さっき着た方角から美貴が駆けつけて来た。
額に汗をかいた。風が妙に暖かさを感じた。
「絵里倒れてたけど明がやったんでしょう」
「分かるか?」
「あたりまえでしょ一真なら殺してるでしょうからね死んでないとこみると明かなって思ったわけ」

「れいなが消えた」
「ヤバいなぁ」
「のりこむぞ」
「わかった!」

廃墟の中に入っていた。階段が崩れ欠けている。俺はそっと美貴に手を差し伸べる。

「ありがとう明…」
「さてと俺はあいつにようがあってな」
「そうなら美貴は一真をやる」
「警視がそんなこと言っていいのか?」

「警視でここには来てない一人の女性としてあいつを……」
重く、重なったなにかを感じた美貴、口の中がとろけそうだった。

お互いを確かめ合うように長い口づけをした。
離れた二人、美貴は先に行った。
「小春!!」
「そんなんじゃ俺には弾は当たらない!」
「流石にスケベ男ねいったいなん又かけてるんだ!お前は」
「俺はな遊んでる暇はない悪いが小春秒殺させてもらう」
130子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/05(日) 03:36:58 ID:9oHlDNbSO



「くっ」
「小春なぜだ!!」
「クスクス本当馬鹿ねお馬鹿さんだわ」

「拳銃がないのに一真とどうやって闘うの?」
「拳銃?」
俺はジャケットにしまっていた拳銃を取りだそうとした。
「気づいたみたいねどこでお前の拳銃はなくなったのか心当たりある……みたいだな」

「まさか」
「そうさ初めからお前を裏切っていたのはれいなだ」
「嘘だろ?」
「本当だよ〜お兄ちゃん」

後ろの方で声がした。
「絵里」
『バンバン!!』
小春に向けられた銃口から三発、発射された。
弾を後ろに避ける小春がいた。
「邪魔しないで下さいね」

「れいなになんて言った!」
「なんて言ったかっかいいだろう明の拳銃を盗んできたら命だけは助けてやると」

「小春お前はそこまでして」
「あたりまえだろれいなも馬鹿だよ小春が明の住んでる街教えたら本気になって学校脱け出して
すぐに明の場所に行くんだもん」
「小春!」
「なんかさぁ〜お前ムカつくよ!」
131子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/05(日) 03:44:34 ID:9oHlDNbSO
「まぁいいよ小春」
「一真!」

「れいなを探してるんだろ?」
首を横に向けれいなの居場所を教えた。
服ボロボロに破れている服もはだけていた。
「一真!れいなになにをした」
「ふっ知りたいか?」
廃墟の奥でこの状況を眺めている二人がいる。
「馬鹿ですね一真さんは」
「私が……」

一真が拳銃を取り出し明に向けた。
しかし、明と絵里の姿が無く焦ったのか一真は俺達を探していた。
後ろに二人の気配を感じたのか一真は拳銃を下に落とすと振り返っり俺や絵里に襲いかかった。
右パンチ、左パンチと交互に俺に攻撃を仕掛ける。
絵里は後ろに下がっていた。
一真は動きをとめた。
「俺は見たかったぞ現役のFBINo.1と腐れかかったもとNo.1の闘いを見たかったな」
一真は絵里をみた。
「絵里は勝てないよお兄ちゃん強いし絵里はNo.2でいいよ」
「ふっまぁいいか!」
小春の姿がない
『ドガ!』
ズドドドドドドドド……
「お兄ちゃん!!」
「おっと明に気をとられたかお嬢さん」
「かっ一真!」
『ドゴ!』
「カァ…」
崩れ落ちていく絵里一真は落ちた拳銃を拾った。
「お前ら本当あまいな」
132子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/05(日) 09:20:20 ID:9oHlDNbSO
>>131
突然さゆみが現れ縛られたロープを解きれいなを解放した。美貴もこの場所で闘いを見守っていた。
れいなは傷ついた身体を引きづりながら明のいるところに近づいている。

一真が持つ拳銃は、俺に向けていた。

『バン!!』
どこからか拳銃を撃った音がした。
拳銃の弾は一真の手に当たり、拳銃を落とした一真がいた。

「くっどこからだ!!こんな遠距離から確実に俺の手に当てるやつは二人知っている」
「一人はそこに倒れている明そしてあさ美お前しかいない」

「あさ美、やっぱり助けましたの」
「……」

明は立ち上がった
『(あさ美、終わらせるぞ良いよな)』
明は真っ先に一真に接近した、速かった秒殺って言葉はこのことだなと確信出来る速さだった。
一真は白目になり倒れ込んでしまった。

俺は絵里に近づいて身体に抱き寄せると、つい話てしまった。
パパ……
「どうした、こんな夜更けにここに来ちゃ駄目だろ絵里」
パパ…お願いがあるの…絵里からの大事なお願い、聞いてくれる?
「絵里の大事なお願いか、珍しいな父さんが何でも聞いてあげるよ?」
何でも?本当に?絵里のお願い聞いてくれるの?
133子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/05(日) 09:23:15 ID:9oHlDNbSO
風が止んだ。やはり絵里の雰囲気が変わっていた。出てきたか絵里
曇り空がますます不気味に微笑んでいるようだ。

なにもない廃墟に重たい空気が流れ絵里が出てきた。
「じゃーさぁ〜絵里に優しくしてくれたのは任務だから!長官の娘だから!答えてよお兄ちゃん!」
「お兄ちゃんだけは皆と違うって思ってたのに、裏切られたよ〜本当絵里馬鹿だよね」
「なんにも知らないでさぁ〜自分勝手に浮かれていて、惨めだね絵里は……」

「もう良いよね【お兄ちゃん】死んでね絵里のお願い」
拳銃を取り出し俺の額にあてがった。
震えていた!絵里が震えている気持ちと気持ちがぶつかり合っているのか?

「お兄ちゃん、答えてよ…絵里のこと嫌い、遊びだったの?」
「少なくてもお兄ちゃんは絵里と同じだと思っていたのに〜」
「そうだ絵里!お前と俺の関係は任務であって恋愛ではない」
「分かったよ〜お兄ちゃん」
『(これでいい、これでいいんだ!やっと楽になれる)』
「お兄ちゃんはやっぱり優しいお兄ちゃんだよね〜」
「……」
「絵里、知ってたんだよ初めから、パパの話を立ち聞きしてたあの頃から」
134子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/05(日) 09:29:16 ID:9oHlDNbSO
娘の、突然の言葉 に驚きを隠せないのか、かなり焦っていると、
後ろから痛みがはしりだし長官が振り向いた先に……




「お兄ちゃん」
「これが真実だ!」
俺は、この証拠を消すために事件を起こそうとしたが、偶然とは、怖いものだ何故に偶然とは重なるものなのか
あの日 

俺は証拠消すためにある場所に向かっていた。
「……」
バーン 
銃声?と同時に俺の目の前に黒い影が現れぶつかってしまう
『ドガ!!!』
「っ………」
「……」
俺は、そいつ嫌その人の顔を見た
「!?」
向こうも俺に気づいたらしい
そして…
「やっぱお前は、あまいなあまちゃんだ
実力があっても上にはいけない奴だよお前は」
「くっ」
不敵な笑みをみせるこの人物。
「どうしたそれでもFBI伝説の天才ってこの程度なのか」
その時、サイレンの音が聞こえた
音に気づいた人物は俺をみた。
そして、「また会おう」と言い残しこの場を去った。
俺も警察がくる前にこの場を立ち去る。
135子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/05(日) 09:42:11 ID:9oHlDNbSO
>>131
突然さゆみが現れ縛られたロープを解きれいなを解放した。美貴もこの場所で闘いを見守っていた。
れいなは傷ついた身体を引きづりながら明のいるところに近づいている。

一真が持つ拳銃は、俺に向けていた。

『バン!!』
どこからか拳銃を撃った音がした。
拳銃の弾は一真の手に当たり、拳銃を落とした一真がいた。

「くっどこからだ!!こんな遠距離から確実に俺の手に当てるやつは二人知っている」
「一人はそこに倒れている明そしてあさ美お前しかいない」

「あさ美、やっぱり助けましたの」
「……」

明は立ち上がった
『(あさ美、終わらせるぞ良いよな)』
明は真っ先に一真に接近した、速かった秒殺って言葉はこのことだなと確信出来る速さだった。
一真は白目になり倒れ込んでしまった。

俺は絵里に近づいて身体に抱き寄せると、つい話てしまった。
パパ……
「どうした、こんな夜更けにここに来ちゃ駄目だろ絵里」
パパ…お願いがあるの…絵里からの大事なお願い、聞いてくれる?
「絵里の大事なお願いか、珍しいな父さんが何でも聞いてあげるよ?」
何でも?本当に?絵里のお願い聞いてくれるの?
136子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/05(日) 09:45:22 ID:9oHlDNbSO
娘の、突然の言葉 に驚きを隠せないのか、かなり焦っていると、
後ろから痛みがはしりだし長官が振り向いた先に……





「お兄ちゃん」
「これが真実だ!」
俺は、この証拠を消すために事件を起こそうとしたが、偶然とは、怖いものだ何故に偶然とは重なるものなのか
あの日 

俺は証拠消すためにある場所に向かっていた。
「……」
バーン 
銃声?と同時に俺の目の前に黒い影が現れぶつかってしまう『ドガ!!!』
「っ………」
「……」
俺は、そいつ嫌その人の顔を見た
「!?」
向こうも俺に気づいたらしい
そして…
「やっぱお前は、あまいなあまちゃんだ
実力があっても上にはいけない奴だよお前は」
「くっ」
不敵な笑みをみせるこの人物。
「どうしたそれでもFBI伝説の天才ってこの程度なのか」
その時、サイレンの音が聞こえた
音に気づいた人物は俺をみた。
そして、「また会おう」と言い残しこの場を去った。
俺も警察がくる前にこの場を立ち去る。
137子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/05(日) 09:50:54 ID:9oHlDNbSO
不覚にも、信じた俺が馬鹿だった、まともなら俺が勝っているだろうが
詰めが甘いのか分からなかったし。


俺は傷ついた身体のままFBI総本部事務所の資料室に向かった。



逃がしてしまったのは不味かったか?不意を突かれたとはいえこの俺が、
こんなんじゃあさ美やさゆみ、絵里に顔向けできんな
先程みたあの人は、あの男はあいつだった俺は何もした訳ではないなぜなら……
そんなことが出来る程暇は無かったしあの言葉があったからな
例え薄暗くてもあの影は、紛れもなくあいつそのものだから。

はじめの目的はあさ美に対しての抗議しに資料室に向かう
あさ美にまで俺と同じ思いはさせたく無かった。
状況が変わっていた抗議どころか、犯人扱いされてしまう
俺はそれでも良かった。組織事態好きじゃ無かったし

絵里が6歳の頃に心を閉ざしたあのときから俺の初めての任務は長官の娘の監視だった。

絵里はどお思っていたか分からなかったこれは俺のミスであり誤算だった。
この事件から絵里を救わなければならないからだ。
138子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/05(日) 09:59:16 ID:9oHlDNbSO
前に長官は自分の娘に殺されるんじゃないかと、俺に一度だけ漏らしたことがあった。

俺は、大事にしていた母の形見のペンダントを絵里に渡した。
真実とは、恐ろしく怖いものだ。
誰も知らない顔するでも、真実は一つしかないそれは例え、信じたくなくても闇に消されたものでも
記憶とは頭の中の片隅には小さく思い出として残されるのだから。
「お兄ちゃん今日絵里の誕生日だよ」




すると、急にに笑い出し鋭い眼孔で俺を見た。

拳銃が俺の胸元に当たっていた。
「一真をやれなかったのは残念だけどね〜余計な手間かからなかったし」
「絵里」

「どうするの助けるの」
「あの人の意志だから誰にも邪魔させない邪魔する人は、皆殺す!」
「本当怖いの怖いの」

「うっ嘘よそんなの信じろって言うの?お兄ちゃん嘘だ・よ・ね……答えてよ!!」
大丈夫と思ったがまだ早かったか!混乱して自分を見失なっているのか、暴れはじめた。
139子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/05(日) 10:02:09 ID:9oHlDNbSO
風が止んだ。やはり絵里の雰囲気が変わっていた。出てきたか絵里
曇り空がますます不気味に微笑んでいるようだ。

なにもない廃墟に重たい空気が流れ絵里が出てきた。
「じゃーさぁ〜絵里に優しくしてくれたのは任務だから!長官の娘だから!答えてよお兄ちゃん!」
「お兄ちゃんだけは皆と違うって思ってたのに、裏切られたよ〜本当絵里馬鹿だよね」
「なんにも知らないでさぁ〜自分勝手に浮かれていて、惨めだね絵里は……」

「もう良いよね【お兄ちゃん】死んでね絵里のお願い」
拳銃を取り出し俺の額にあてがった。
震えていた!絵里が震えている気持ちと気持ちがぶつかり合っているのか?

「お兄ちゃん、答えてよ…絵里のこと嫌い、遊びだったの?」
「少なくてもお兄ちゃんは絵里と同じだと思っていたのに〜」
「そうだ絵里!お前と俺の関係は任務であって恋愛ではない」
「分かったよ〜お兄ちゃん」
『(これでいい、これでいいんだ!やっと楽になれる)』
「お兄ちゃんはやっぱり優しいお兄ちゃんだよね〜」
「……」
「絵里、知ってたんだよ初めから、パパの話を立ち聞きしてたあの頃から」
140子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/05(日) 11:13:06 ID:9oHlDNbSO
>>139
どうした…絵里、引き金を引けばお前の復讐も終わる。

……
俺の額から胸元に拳銃が充てられている。
絵里の目から溢れんばかりの涙が頬を伝って口元に流れていた。

雨がポッリポッリ降り始める。
絵里の瞳から流れる涙は、雨の滴か涙なのかは、確認ができないほどである。

廃墟の奥でこの闘いを見守っている女性が二人いた。
「助けに行かないの?」
「どうしてですか?」
「いつもなら私よりも真っ先に助けに行くでしょう!」

『クッソー…』
一真が起き上がり拳銃を絵里に向けた、一真の動きをとらえた明は、
絵里を助けるため、力強くで絵里を突き放したと同時に一真が拳銃の引き金を引く……
絵里はビルの残害まで吹き飛ぶと身体が壊れた壁にぶつかった。
一真が放った弾は、明の左胸を貫通した。
明は口から血を吐くと、地面に倒れ込んだ。
一真が笑う…始めて明に勝った喜びもつかの間、激しい雨のなか、れいなは明が死んだ事に、

悲しみを感じ明から奪った拳銃を一真に向け憎しみの言葉と、共に拳銃の引き金を引くと同時に
美貴、さゆも太股に隠してある拳銃を抜いて一真を撃った。うわぁ〜ぁぁぁぁ……!!
141子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/05(日) 11:16:15 ID:9oHlDNbSO
哲郎の殺された怨みと、最愛の人を失った悲しみが美貴に拳銃の引き金を引かせた。
さゆみの姉を捨て駒同然に扱いもてあそんだアイツに殺された怨みをさゆに引き金を引かせる。
弾は一真の、頭を直撃した。一真はその場でゆっくり、スローモーションのように、倒れ込む。

三人は、溢れんばかりの涙を浮かべて明に走り込むかのように愛する人の倒れているとこに行った。
絵里は、体を強打したのか、ビルの瓦礫を這いずりなが明にどうにかたどり着いた。

三人は、お互いの顔を見ないまま明だけを見て叫んでいる。
雨は、まだ降りやまずにいると、一真の側で泣きじゃくっている小春がいた。
れいなは、風邪を引いたのかくしゃみを二回連続でくしゃみをすると、

れいなの視線に親友の小春が一真の体を揺すり言葉を語っているようだ。
れいなはこの場を立ち離れると、小春のそばに重い足を引きづりながらも
なんとか小春の側までたどり着くと、れいなはおもむろに
右手を高々と挙げ、勢い良く振りまわしたバチーンと雨にもかかわらず雨の音を遮るかのように響き渡った。
142子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/05(日) 11:19:04 ID:9oHlDNbSO
小春は一真の倒れているところに倒れ重なていると、小春は振り向き際に怒鳴る。
「なに殴るんじゃ〜処女の阿婆擦れ女!!」
「れなを騙してたちゃね〜」

すると、小春はれいなの視線を外し、黙って唇を噛みしめた。
向こうから美貴の声で、明ーが生きていると叫んでいるのをれいなは聞きのがさ無かった。
れいなは声にならない声をだすとその場で腰が抜けたように倒れ込んだ。




誰だか分からないがタイミングよく救急車が到着する。
明や絵里、れいなも運ばれていた。
一真は………残念だが、小春に関しては警察署で取り調べを受けている。

明はというと……

病院に5日も入院していた。毎日が退屈な日々を送っていると、見舞いの人達が数人訪れる。
今日も決まってこの時間にれいなと愛、さゆに美貴……が笑顔で俺のところに来る。
必ず俺の大好物のお好み焼きを持ってお見舞いに訪れていた。

れいなは豚玉を買ってくるのが日課になってるようだ。
143子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられない【第五章最後の涙編】:2006/11/05(日) 11:21:42 ID:9oHlDNbSO
一時間ほど経過すると……あさ美が車椅子引いて入ってくる。
愛くるしい瞳で微笑んでいた。

ベッドに座り込むとにこっと笑い明を見ていると俺を立たせようと肩に腕をまわして車椅子に座らせた。
車椅子に乗せられた明は、病室をでるとれいなはどこ行くと?と聞いていた。
答えれなかったときあさ美が代わりに答えてくれた。

『約束』とだけ言い残し、屋上に連れ出された俺。あさ美に連れてもらうとそこには、
強い風でスカートが舞い上がりどこか一点を眺めている絵里の姿に俺は何も言えず、
微かに心が痛くなるおもいがした。
絵里は俺とあさ美の存在に気付くと……微かに微笑みかけた。
事件は本当に解決したんだろうか?
一真が死んだだけで、何も解決してない気がする。

結局ペンダントも見つからないまま終わってしまったような気がした。
問題なのは、多分俺の問題だろう俺の心にはすでに決まっていた。

そう……その女性は……《完》
144ラセラ ◆XkUPs6iYnA :2006/11/05(日) 11:24:14 ID:9oHlDNbSO
今日はここまで。

子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられないは一応完結という形にしました。
本当はまだまだ続きがあったのですが完結という事で後、
子猫の進化は止まらない亀の甲羅は食べられないには番外編があり続きは、
この番外編でやるかも知れません実際は半分しか進んでいなかったのですが、
いろんなところが大幅にカットしたりとかしてましたから
後は新作だったlchhabeAngst,siezusehen.をこの後は投下します。
145たった2人のバースデイ:2006/11/11(土) 00:59:57 ID:jiQD129K0
携帯であの男のアドレスを出してしばし眺める・・・
「ふぅ・・・」
大きくため息。そしてベットに投げ捨てた。。。

今日は何度か『おめでとう』なんてメールも届いた。
でもその中にアイツの受信はない・・・付き合い始めて3ヶ月、早くも大事な記念日をドタキャンされた。
私は疲れきっていてそのままベッドに沈み込む。
涙も出ない・・・ただ疲れたからゆっくり眠りについていく・・・
・・・・・・・・・ハズだった

ピンポーン・・・・ピンポーン・・・

「ん、誰?・・・もしかして」
私はあの男がもしかして来たのではないかと急いで扉にむかった。
そしてそっと魚眼レンズを覗き込んだ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・絵里だ・・・

こんな疲れた時に絵里は疲れる存在だ・・・れいなはそっと無視してベッドに戻ろうと、忍び足で歩き出す・・・

「れ〜な!れ〜な居るんでしょ〜居留守使ったってダメだよ〜」
「・・・・・・・」

ガチャ・・・

「あっ!やっぱ居たんだ〜」
「何しにきたと?」
「えっ?ケーキ買ってきたの!誕生日おめでとう。食べよ。あとウチにあったスジこん」
「あっ・・・・ありがと(何故誕生日にスジこん?」
146たった2人のバースデイ:2006/11/11(土) 01:01:19 ID:jiQD129K0



「ゴメンね〜、無理に押しかけて・・・本当は迷惑かなって来るの悩んだんだけどね」
嘘ばっかり・・・
「今日は暇やったと?」
「うへへ〜わかるぅ〜?でも彼が帰ってくる前に邪魔者はどっか行くから心配なく」
「(こ・・・殺す!ワザとなら殺す・・・多分ワザと・・・)」

少し気を落ち着かせようとトイレに洗面所に向かった・・・
鏡の中の自分が嫌い・・・
ソコには嫌な女が写ってる。やつれてた顔で笑えない・・・笑わない。
本当は絵里が訊ねてきた事も嬉しいのだけど素直になれない自分が居る。

そんな自分を見るのが嫌で笑顔を作って見た・・・苦笑い・・・

ため息を吐いて絵里の側に戻る。すると絵里が持ってきたケーキにワインを並べていた。

「絵里・・・ケーキはいいけどワインって」
「別にいいじゃん。少しくらい・・・それに今日あの人来ないんでしょ?」
「・・・・・・なんで知っとうと?」
「知りたい?」
絵里の寂しそうに見つめてきた顔を見て首をフルフルと横に振った。

絵里はソレを見ると何も言わず蝋燭に火をつけてゆく・・・



147たった2人のバースデイ:2006/11/11(土) 01:03:19 ID:jiQD129K0
――しばらくして
空になったワインの瓶・・・二人ではさすがに多すぎたの半分残ったケーキ・・
そしてグッタリとお酒にやられて倒れ込んだ私と絵里が居た。

「もぅ・・・頭ガンガンするたい」
「あひゃひゃひゃひゃ・・・」
「楽しそうやね・・絵里はれいなよりは強いみやいやね」

そう言いながらなんとなく絵里の髪を撫でてみた・・・絵里は違和感を感じることもなく体を寄せていく。

「・・・・なん?」
「・・・・・・・・れ〜な・・・」

唇・・・これもごく自然に近づいて、ほんの少し感覚で絡みついた・・・

「れいな・・・今日だけいいよね?」
「う〜ん・・・いいのかなぁ〜?」
「いいじゃん・・」

眼を閉じて絵里の温もりの感覚が体を滑っていく・・・
私はコレを少し嫌な夢って事にして快楽に逃げた・・・

―fin―
148シャブ中 ◆4RlCWUNJwU :2006/11/11(土) 01:04:55 ID:jiQD129K0
誕生日特別小説です
感覚だけでお読み下さい
149ねぇ、名乗って:2006/11/11(土) 11:25:34 ID:15lK6SDn0
お〜い
なんやこれゃ





萌えるやないか
150ねぇ、名乗って:2006/11/12(日) 01:11:10 ID:7SRNzPA+0
>>148
脱字がヒドいぞ、アンタ
他人に見てもらう気あるのか?
もしそのつもりがあるのならきちんと見直しなせ
別にいじめようとか、批判しようとか思って言っているわけじゃない
オレは以前の“いい仕事をするシャバ中”を知ってるからこそ言っているのだ
151ねぇ、名乗って:2006/11/12(日) 01:12:37 ID:7SRNzPA+0
>>150
言ったオレが間違えたのはなんともなさけない・・・
× 見直しなせ → ○ 見直せ
152ねぇ、名乗って:2006/11/12(日) 01:14:58 ID:7SRNzPA+0
>>150-151
すまん、前言撤回だ
オレの方こそ誤字帝王かもしれん
また間違いを見つけた
× “いい仕事をするシャバ中” → ○ “いい仕事をするシャブ中”
153ねぇ、名乗って:2006/11/12(日) 01:15:44 ID:Jx/bAohb0
154シャブ中 ◆4RlCWUNJwU :2006/11/12(日) 01:26:18 ID:TV3nHw8y0
>>149
ありです!萌えましたかw
>>150-152
いえいえ!俺言われてる通りです!
朝見直して誤字に気付きました。誕生日だからって急いだのも悪かったと思います
そう言う指摘はありがたく思います
155シャブ中 ◆4RlCWUNJwU :2006/11/12(日) 01:43:26 ID:TV3nHw8y0
>>154
俺言われてるって言い回しもおかしいですねw
最近疲れぎみorz

ではまたノシ
156ねぇ、名乗って:2006/11/12(日) 13:26:52 ID:vcV+alxP0
乙です!!これからもガンバです!!
157名無し募集中。。。:2006/11/22(水) 04:48:12 ID:MhwovFxkO
そろそろ狼に戻ってきたらどうすかね
158ねぇ、名乗って:2006/11/22(水) 07:08:42 ID:yc0PAULlO
こんな状況じゃすぐ落ちちまう
羊でマターリやるのがいいのさ
159ねぇ、名乗って:2006/11/25(土) 04:13:29 ID:tVssHy390
マターリどころじゃない希ガス
160ねぇ、名乗って:2006/11/25(土) 19:23:17 ID:ZEqNu8lIO
例の荒らしのせいで作者がいなくなっちゃったからね。
荒らしも一段落したし、そろそろ戻ってきてほしいところだな。
161ねぇ、名乗って:2006/11/27(月) 23:40:28 ID:xKvHBDk30
前からの流れをシャブ中が繋いでいて、そこに俄然が現れ起爆剤となり、多くの作者が集まり全盛期並みの盛り上がりを見せたわけだ
だが時代には、必ず大きな敵がいる
今回その敵に作者たちは負けたわけだ
162ねぇ、名乗って:2006/11/28(火) 02:23:11 ID:j8TLSV7U0
>>161
かもな

それと、ちょうどいいからお前ら全員ハロヲタやめとけ
最近めーぐるが彼氏を選んでやめて、あさみとみうなの引退も発覚しただろ?
もうみんなこのままじゃ食っていけないって気付いたんだよ
お前ら知ってる?
最近のモー蒸すのシングル、レコード会社の間で互いの品を売買してチャ−トに乗せて、その相乗効果で得たわずかな利益だけで切り盛りしてるんだぜ?
週刊誌やSTKからも守れない理由だって財政難にあるんだよ
たぶん舞波の一件で金使い果たしたんだろうな
そして加護もれいなもめーぐるも守れなかった・・・
働き頭だからってムチャクチャに働かされ、ずさんなスケジュール管理で疲労困憊のあややと辻
泣きながらやめたいと言ったのに、モー蒸すのエースだからとやめさせてもらえない愛ちゃん
同じく、フットサルの方面でまだ少し金取れるからよっちゃんも辞めさせてもらえない
身体で売るしか残ってない藤本はイヤイヤ写真集出させられる始末
美誘電の岡田と三好が新しい仕事を探してることも有名
つんくは、搾りカスのハロプロを放置し、しばらく長持ちしそうなと祈祷ぁみにプロデュースベクトルを変更
モー蒸すへの昇格も有り得ると約束されたキッズたちだが、未だ誰も昇格できてないことに、親がキレて事務所乗り込むしな
どうみても崩壊してます、本当に(ry
163ねぇ、名乗って:2006/11/28(火) 08:25:55 ID:f+fUFKwc0
>>162
>めーぐるのおっぱいにチンポはさみてえ
まで読んだ
164ねぇ、名乗って:2006/11/28(火) 19:41:49 ID:WYury3OY0

minna meguru
suki nanndane
165ねぇ、名乗って:2006/11/29(水) 02:10:55 ID:wNstffEy0
>>162
いるよね
関係者気取りで内部事情を嘆くやつ
166ねぇ、名乗って:2006/11/29(水) 04:30:44 ID:u3HWFsFtO
167名無し募集中。。。:2006/11/29(水) 04:36:19 ID:1wJYhcUtO
>多分舞波の一件で…

黒バラによると 3日6人のプロのボディーガードが
90万強だった、一人一日50k… 毎日は必要ないし
ボディーガード以外に金使ったとして…

使い果たしたのかw
168名無し募集中。。。:2006/11/30(木) 03:36:14 ID:8IoqSComO
舞波の一件って何?
169ねぇ、名乗って:2006/11/30(木) 23:44:51 ID:vJx4t6LR0
たしかに学業に専念ってのは間違ってはいないんだけど、「親」「将来」「STK」ってゆー3つのキーワードがあるんよ
170ねぇ、名乗って:2006/12/02(土) 02:50:22 ID:M9nMIv8a0


  も  う  、  小  説  ス  レ  で  す  ら  無  い  ん  だ  な


171名無し募集中。。。:2006/12/14(木) 22:17:52 ID:OVn9hF5f0


  別   に   い   い   ん   じ   ゃ   ね   ?
172ねぇ、名乗って:2006/12/16(土) 10:21:04 ID:IKMuCyL60


 ス レ つ ぶ し の ラ セ ラ は 歴 史 に 名 を 刻 ん だ な
173ねぇ、名乗って:2006/12/17(日) 18:26:12 ID:rL3PvtgpO
なにこれ、ホントなのか?
174ねぇ、名乗って:2006/12/22(金) 16:26:56 ID:YCq0jwgXO
とりあえず保全

こっちもまた〜り待ちますよ
175X'mas コール:2006/12/24(日) 01:29:49 ID:Fym5M5GY0
「あーあ、今日も暇だなー。DVDでも観るか・・・。」

師走12月。
世間は慌しく動いているが、そんなことはお構いなしに、オレはのんびりした毎日を送っている。
まあ、学生でもない、仕事にも就いてないフリーターの身だから当然と言えば当然なのだが。
周りの友人はというと、みんなそれなりの職を見つけ、不満を漏らしながらも毎日働いている。
気がついたら、こんな生活をしてるのはオレだけになってしまっていた。

こんなダラダラとした生活から早く抜け出したい気持ちとは裏腹に、
仕事が面倒くさいと言う気持ちに負けてしまっている自分がここにいる。

今日もまた、部屋でゴロゴロ。
モー娘。のDVDを引っ張り出して、プレーヤーにセットした。
「何回見ても飽きないんだよな〜・・・」
なんて、独り言を言いながら再生ボタンを押したときだった。

プルルルルル・・・・

不意に、携帯の着信音が鳴った。
「ん?こんな時間に携帯鳴るの、珍しいな・・・」
手を伸ばして、テーブルの上の携帯を取り、開いてみる。

・・・見たことのない番号だった。携帯からではないようだ。
「誰だろう・・・?」
あまり気が進まなかったが、とりあえず出てみることにした。
176X'mas コール:2006/12/24(日) 01:32:12 ID:Fym5M5GY0
ピッ・・・

「はい?」
「あ、もしもし?れなやけど。」
「おう!れいなか。どうした?」

妹からだった。どこからかけているんだろう?
「うん。近くまで来てるから、ちょっと寄ってもいい?って思ったんけど・・・。」

「え?ああ、別に構わないけど・・・、おまえ、喉でも痛めたか?」
いつもとちょっと違う声に感じたオレは、話の内容よりもそっちのほうが気になった。
「え?なんで?」
「いつもとちょっと声違うような気がしたから。」
「何言ってると?いつもと一緒たい!」
「そうかな・・・。気のせいか。」

(そういえば最近、妹の声聞いてなかったな・・・。)
「ひょっとして、れなの声・・・忘れたと?」
「い、いや、そういうわけじゃないけど・・・お、そうそう!!仕事のほうはどうだ?順調か?」
オレは話をはぐらかすように話題を変えた。
「仕事?・・・・うん、今のとこはね。やっと慣れてきたとこだからね。」
177X'mas コール:2006/12/24(日) 01:33:41 ID:Fym5M5GY0
妹のれいなは高校卒業後、親の反対を押し切って何の当てもないまま上京してきた。
いくつかのアルバイトを経験し、今は某大手企業のOLになっている。
どうしてそんなことになったのかは聞いても教えてくれないので、しつこく聞こうとは思わないのだが・・・。
でも、未だに気になっていることは確かだ。

「でも凄いよな〜。おまえがそんなに出世するとは思わなかったよ。」
「出世?・・・んー、まあ出世っていうのかなー・・・」
「出世だよ。今の時期なら、ボーナスとか出ただろ?」
「ボーナス?ボーナスなんかないとよ?」
「あ、そっか。まだそんなに経ってないからな・・・。」
「そんなことはもういいたい!それより、シンちゃんのほうは最近どうなん?」

「え!?シン・・・ちゃん?」
オレは一瞬自分の耳を疑った。妹がオレのことを名前で呼んだ?

・・・・いやいやいや。
それ以前にオレは「シンちゃん」なんて名前じゃないし。
「シンちゃん・・・って。誰よ?」
オレは思わず口にしていた。
「は?・・・おかしな事言うとね。シンちゃんはシンちゃんたい。」

(ふざけて言ってるのか?それともマジで言ってるのか?どっちにしろ、何かおかしいな・・・・。)

オレは、電話の向こうの妹に、少し違和感を感じていた。
178X'mas コール:2006/12/24(日) 01:34:30 ID:Fym5M5GY0
「ゴメン、ちょっと聞いていいか?」
「何?」
「名前・・・」
「名前?」
「うん。」

電話の向こうの「彼女」も、こちらの違和感を感じとったのかもしれない。
オレの質問に、素直にこう答えた。
「れいなたい。田中れいな。」

(田中・・・?)
まだ妹は結婚してないはず。名字が変わってることはあり得ない。

・・・とすると。
やはり電話の相手は妹ではないようだ。
名前はれいな。これは合ってる。
でも名字が違う。明らかに別人だ。

「えっ・・・・と。すごく言いづらいんだけど・・・いいかな?」
「あ・・・、うん。」
なんか、お互い急によそよそしくなった感がある。
これは間違いないだろう。

「オレ・・・ユウイチっていうんだけど。」
179X'mas コール:2006/12/24(日) 01:36:24 ID:Fym5M5GY0

「ええーーーーーーーーーーーーーーーーっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!?????????」

耳をつんざくような、悲鳴にも似たような声。
・・・・明らかに動揺しているのが、電話越しにでも伝わってくる。

「え・・・じゃ、じゃあ・・・れな電話番号間違ったと?」
「うん・・・多分。この番号、オレの携帯だから。」
「ご・・・ごめんなさい!!!!す、すいません!!!!!!れな、てっきりシンちゃんだとばっかり思って・・・・。
ホント、ごめんなさい!!!」
電話の向こうの「れいな」は、必死に謝っている。

「あ、いや・・・。べ、別にいいよ。そんなに謝られると、こっちもどうしていいか分かんなくなっちゃうし・・・。」
「ホント、ごめんなさい!!じゃー、すいません、失礼します!!」
慌てて電話を切ろうとしている彼女に、オレは
「あ・・・、ちょっと待ってもらっていいかな?」
と声を掛けた。
「え?あ、はい・・・、何でしょう?」
彼女はもう完全に他人行儀な感じになっている。
「田中れいなさん・・・でしたよね?ひょっとして・・・モーニング娘。の?」
「え・・・あ・・・、えっと・・・・」
180X'mas コール:2006/12/24(日) 01:39:01 ID:Fym5M5GY0
(・・・・マジかよ!?)
話し方からして、もしや・・・とは思ったものの・・・。
「田中れいなちゃん!?オレ、ファンなんですよ!今、ちょうどライブのDVD見ようと思ってたとこで!!」
「え!?何のDVDですか?」
「今見ようとしてたのは・・・結構古いんだけど、2004年春のやつかな。」
「あ!ミニモニのラストライブが入ってるDVDですね!?」
話に食いついてきてくれたみたいだ。
「そうそう!これ、オレの一番好きなDVDなんだけどね。」
「れなもそのDVD好きですよ!さくら組・おとめ組のライブも入ってるんですよね!」

・・・それからは時間の流れが分からなくなっていた。
DVDの話で話が盛り上がり、すっかり舞い上がっていたオレは夢中で彼女と話しをした。

「・・・・いやー、でもれいなちゃんから電話がかかってくるなんて思いもしなかったよー。」
「まあ、間違い電話ですけどね。」
「いやいや、間違いでも嬉しいよ、ありがとう。」
「いえ、こちらこそファンの方で良かったです。ホントにありがとうございました。」
「これからも頑張ってね!!ずっと応援してるから!!」
「ありがとうございます!!じゃ、長々と失礼しました!」
「こっちこそゴメンね、長電話しちゃって。大丈夫?」
「あ、大丈夫です。じゃ、すいませんでした、失礼しまーす。」

そう言って、彼女は電話を切った。
181X'mas コール:2006/12/24(日) 01:39:58 ID:Fym5M5GY0
「いやいやいやいや・・・。」
今でも何か信じられない気持ちだ。電話とはいえ、直接話しができた。
「マジかよ・・・。スゲーな、おい。」
興奮冷めやらない状況の中、TVからはミニモニの“ラッキーチャチャチャ!”が流れてきた。

「こんなにいい気分でDVDが見れるなんて・・・。ホントにラッキーだよな!!!」

それに奇しくも今日はクリスマスイブ。
オレにとって、最高のクリスマスプレゼントとなったのだった・・・。

「来年はいいことあるかな〜!!!」

≪完≫
182シュウ ◆AvluhZaSuE :2006/12/24(日) 01:47:01 ID:Fym5M5GY0
どうも、お久しぶりですm(__)m
クリスマスにちなんで、思いっきり妄想の世界で短編作りましたw
ご賞味下さい♪

本編のほうですが、まともに展開を考える時間がなかなか作れず、全然先に進んでおりません。
待っててくれてる方には、大変申し訳ありません。(もういないかもしれませんね・・・(苦笑))

なるべく早く戻ってきたいと思います。
最近は非常に穏やかなスレのようですしね^^

ではまた!
183ねぇ、名乗って:2006/12/24(日) 04:17:34 ID:+ViYgUxn0
ま、ご苦労であった。

さて、俄然殺しに行くk
184ねぇ、名乗って:2006/12/26(火) 15:23:43 ID:dbtalh7H0
>>182
お帰りなさいまし
185ねぇ、名乗って:2006/12/30(土) 22:54:18 ID:9uVGo7WD0
本当に俄然はなにやってんだよ
ハルの過去が明らかになってきてれいなとの距離が急接近て感じで楽しみにしてたのに
もう書く気ないのかな?
186ねぇ、名乗って:2006/12/31(日) 14:44:37 ID:4VKhs/cKO
もういいよ、もうおまえのなんか見たくねーよ
そのまま消えろ
187シスターゲーム:2007/01/05(金) 01:51:27 ID:ZjvTFqxn0
帰ってきたその時、誰も家には居なかった。
僕は骨折した右手をそっとテーブルに乗せて倒れこむように座り込んだ。

「母さんに悪いことしたなぁ・・・」

ウチは父が単身赴任で母も働いている。その為、昼間は普段から家には誰も居ない。
だが僕が部活中に怪我したコトで母は無理に仕事を抜けて病院に駆けつけた。
状態を見てそんなに酷くないと見ると仕事に戻って行ったが、おかげで今日はまた遅くなるだろう事は予測できた。

そう考えてボーっとしてるとガチャガチャと扉を開ける音が聴こえる。
「ただいま〜」
疲れきった僕とは対照的に元気よく上がってきたのはれいなだった。

「おかえり・・・姉ちゃん今日はバイトやったんやなかと?」
「うん?いや・・・・・レイジが怪我しよったてママからメール入ってたけん」
「はぁ・・・母さん余計な事せんでええのに」
「まぁいいやん。今日は姉ちゃんが看病してあげるけんね」

なんで嬉しそうなんだ・・・・。
僕はそんなれいなの言葉に耳を貸す事なく、慣れない左手を使いリモコンでテレビの電源を入れる。
れいなはと言うと制服のカーディガンを脱ぎ捨て母のエプロンを装着する。

料理でも作るのか?・・・・・・・・・・・・・それにしてもサイズが合ってないんだが・・・

それから僕の視線はテレビの中からしばらく動く事はなかった、
ただ向こう側でカタカタと何か調理している様子だけが聞こえていた。

188シスターゲーム:2007/01/05(金) 01:54:54 ID:ZjvTFqxn0
そして約30分程たった頃だろうか・・・
「おまたせ〜できたよ」

たまの事なのではりきったのだろう。色とりどりのメニューがソコには並んでいる。
シーザーサラダ・肉と野菜炒め・たまごサンド・ヨーグルト・・・
なんだ?朝食か?・・・てかなんてアンバランスなんだ・・・

「い・・・・いただきます」
「どうぞ!」

・・・・・・・・
味は微妙だった。。。。けして不味くないしかといえど美味しくもない・・・
しかしその食べる様子をれいなは輝いた瞳で見ている。
いくらなんでもこんな目で見られたのでは実の姉でも辛い・・・
なんとか誤魔化すためただ黙々と食事を続けると、なんとも満足そうにれいなは僕を眺めていた。

そして僕がある程度食べ終わるとれいなも食事を始めた。
「うっわ、微妙な味やん・・・レイジよくそんな進むね」

・・・・・・・・・・この右手が無事なら絶対殴ってるのに・・・

しかし姉はマイペースだ。適当に自分も食事を済ますとさっさと片付け始めた。

僕の視線はまたテレビに向けられる。
向こうでは先程とは違う音でカタカタと鳴っている。

そんな様子でまたボーっとしていると、突然れいなから一言掛けられた。

189シスターゲーム:2007/01/05(金) 01:55:55 ID:ZjvTFqxn0
「レイジ着替えはどうすると?」
「ん?・・・・あぁ、包帯外して、んで袖ゆっくり通しながら着替えるしかなかね」
「た・・・大変やん」
「うん・・・そりゃ・・・」
「じゃあお姉ちゃんが手伝ってあげるたい!」
「え!・・・・・」

突然の言葉に少し戸惑ってしまった。
確かにあまり考えてなかったが、腕を怪我するだけでも大変なのに効き手を失ってる今、着替えなどは人に頼るしかない・・・・いや、だけどしかし

「なん?不満でもあると?」
戸惑いを隠しきれないでいると、れいなが覗き込むようにして僕を見つめてくる。
クソ!実姉の上目使いに何でドキドキしてるんだ

「な・・・なかよ・・・でもそんなん頼んでいいん?」
「はぁ?怪我しとるんやけ当たり前やん」

当たり前ねぇ・・・



浴室で僕は用意された丸椅子と着替えを持って座らされている。
れいなは小さいカラダで、大きなバケツにお湯をイッパイに汲んで僕の元に運ぶ。

「か・・・カラダも拭くんや」
「当たり前っちゃろ。汚れてるんやけ」

そうか・・・コレも当たり前なのか・・・
190シスターゲーム:2007/01/05(金) 02:00:08 ID:ZjvTFqxn0
覚束ない左手で僕は制服のカッターのボタンを外すことに戸惑っていると、そっと僕の半分くらいしかない白い手が僕の上に重ねられる。
「んもう!お姉ちゃんがやったげるっち言いようやろ。そんなれいなに任せるの不安?」

否、不安とかじゃなくてですね・・・

そう言われながら払いのけられた手をブラーンとさせているとゆっくりとシャツを脱がされて行く。
骨折するまでは僕は野球部で活動していた。その為当たり前だがシャツの中は汗で蒸れている。

「うわ!汗の匂いが凄かね・・・れなこーゆー匂いとか苦手」
「・・・・・悪かったな、臭くて」
「にひひっ!怒った?でもその分キレイにしたげるけんね」

クソ・・・またなんか胸がこう・・・

十分にお湯が染み込んだタオルが首筋にそっと当てられる・・少しつづそれがカラダのあらゆる場所に流れていく。
そして次にタオルを少し絞り2度拭きされる。
上半身全体がキレイになると休むことなくれいなはこう続けた。

「はい!次下も」
「・・・・いやぁ・・下は」
「何恥ずかしがっとると?」

姉よそりゃ恥ずかしがるって!

しかし抵抗する僕を尻目にさっさとれいなはベルトをカチャカチャと外しズボンを下げた。
191シスターゲーム:2007/01/05(金) 02:05:11 ID:ZjvTFqxn0
「はい!ジっとする」
「・・・・はぃ」

なんなんだ・・・・コレ

トランクス一枚にされた僕は姉れいなの小さい太ももに足を乗せられ細かく拭かれていく。
なんだかありがたいやら情けないやらで、微妙な感覚のまませっせと作業が進められて行く。
勿論こんなこと弟だからされるんだろうし、姉のれいなに変な気持ちが無いことは解ってはいるんだがなんだかやりきれない。

「はい!終り・・・と、次は・・・・アソコやけど、どうする?」

!!!!
どうるするもこうするもない・・・僕はフルフルと首を横に振りNOを示した。

「えへへ。。。。ちょこっとだけ拭こっかなぁ〜」
いややややや。。。姉よマジまて!

しかしあまり身動きの取れない僕をいいことにそっと手を掛けられズリ下げられる。

「ふ〜ん・・・・」
・・・・・
な!なんなんだ!その反応は!!
「にひっ!レイジも大人になったとやね」
「そ・・・そりゃ・・・・段々とやけど」

れいなはもう一度タオルを少し濡らしそっと僕の生殖器を包み込んだ・・・

192シスターゲーム:2007/01/05(金) 02:08:20 ID:ZjvTFqxn0
「男の人って一人でやっぱするんちゃろ?利き手ないと不便やなかと?」
「あ・・・うんまぁ・・・・て、なん聞きようとか!!!」
「いやぁ・・・なんならお姉ちゃんが手伝ってやろうかなぁ〜って」

からかう様に僕を見て無邪気に笑うれいな・・・
しかしずっとてんぱり気味の僕は最大に困惑の表情を作りうろたえる。

その瞬間だった!

「あう!」
僕の先端をれいなが指でピンって弾いた

「にひひ!冗談やって・・・ハイそろそろ服着るよ」
「・・・・・あい」


僕はやっぱからかわれたのだろうか?
どちらにせよこんな事のせいでこれかられいなを姉意外の視線で見ていくようになってしまうのだが・・・

それはまた・・・別の話(えっ?パクリw?

193シャブ中 ◆4RlCWUNJwU :2007/01/05(金) 02:11:05 ID:ZjvTFqxn0
軽めです
評価がよければまた続きかくかもです

連載ももちろん続きは書きます・・・
ただどうもラストに向けてうまく繋がってません。すいません

>>182シュウさん
お久しぶりです!
どんな形でもまた逢えて嬉しいです
もちろん続きまってます!
194ねぇ、名乗って:2007/01/05(金) 11:03:47 ID:IpqL5e5B0
姉さんとは新しい
195ねぇ、名乗って:2007/01/05(金) 13:12:50 ID:H+NFo3xY0
乙です!!
姉さんキャラは新しいですね
続き待ってます
196ねぇ、名乗って:2007/01/05(金) 17:44:17 ID:Qa1DCcLU0
>>193
おつかれいなです!
れいな姉とは新しいですね。
でも個人的にはやっぱり妹キャラの方が好きですけどw
197ねぇ、名乗って:2007/01/10(水) 20:57:03 ID:ywPFq1UH0
シャブ中とかシュウのは読んでて気分がいいな
俄然は・・・イラネ ペッ
198名無し募集中。。。:2007/01/14(日) 02:43:58 ID:nIAhb3F4O
そろそろ書けよ俄然
199ねぇ、名乗って:2007/01/14(日) 14:41:18 ID:B9TRa2sQO
まったくだ
いい加減にしろ>俄然
200ねぇ、名乗って:2007/01/14(日) 15:49:25 ID:tGpEQYC1O
200ゲット!
201kitten〜episode UREINA〜:2007/01/15(月) 19:29:07 ID:NP4T+jUgO
>>143
ジメジメとした梅雨が明けまた、暑い夏が近づいてきた。雲一つ無い青空に陽射しだけが人々に笑顔を振りまいているように思える。
一真に拳銃で撃たれたとき正直死んでしまうんじゃないかと思っていた。
絵里が助かるんならそれでも俺は良かった後はあさ美が終わらせてくれると信じるしかなく
倒れる寸前、脳裏に彼女の笑顔が映し出されている。
死ぬ間際に人は必ず過去を思い出してしまうものだろうか。
どうしてだろう?と誰に問いかけているのかも分からない。答えのない答えを聞いている自分が情けなくなっていった。

激痛という感覚的痛みを感じることはなく、意識が遠退ていく……。
れいなや他の女性の声が、俺を助ける言葉を投げ掛け後ろから呼び止め、
向こうの世界に行くのをためらってしまう。
意識がまだ残っていると、体を力無く揺らしている。
何人かの女性が叫び涙を流していた。
心の底では笑ってるかも知れない。
歪んだ映像が目に映し出されている。

それが、美貴なのか、さゆみなのか絵里なのか小春なのかあさ美なのか?分からなかった。
202kitten〜episode UREINA〜:2007/01/15(月) 19:33:59 ID:NP4T+jUgO
微かな表情も読めないほど俺自身は人形のように指一つ動かすことが出来なく
ただ呆然とザァーザァーと降る大雨にうたれ真っ暗な空を見ていた。感覚さえなくなっていく。
そっと握られた暖かな手の体温を感じ彼女の気持ちが伝わってくる。
ただあの子、あの女性の声だけは今も俺は覚えている。

「『明』が死んだら……も死んでやる……の為に生きて」
彼女が発した言葉が頭から離れようとしない。
夢から覚め気が付くと真っ白い飾り気のない天井が目に映る。
病院の布団を枕代わりに涙の跡を残したまま眠りについていたれいながいた。
髪にそっと触れると、「大丈夫れいなが守ってやるけん心配せんでもよか…」って
寝言で言っている寝顔がとてもあのれいなとは比べられないほど愛おしく思え
抱き締めたい気持ちを押し殺しペンダントのことを探さなけばならなかった。

薬品の匂いがするここは、病院だろうか?
白色に塗られた壁に灰色の時計が飾られてあった。
この部屋だけ、時が止まっているような気持ちにさせてくれる。
普通に使われている時計は一般的だが、あさ美は少し違うそれは感性の問題だと思っている。
203kitten〜episode UREINA〜:2007/01/15(月) 19:37:03 ID:NP4T+jUgO
同じ丸い灰色の時計にピンク色のハートの絵文字が文字盤に変わり時刻を示していた。
時計の針は2時を刺していて、外を見ると暗く面会時間はとっくに過ぎていることがすぐに理解した。

ここは、あさ美の病院だと気づくのに時間はかからなかった。
横を向いて隣の窓を視ると夜空に満天の星が散りばめているようだ。
れいなの気持ちを察して、気を使ったのだろう。

本当にあさ美には苦労ばっかりかけているし、
なによりもコイツのお陰でアイツのこと忘れることが出来そうになる。

身体を起こし松葉杖を手にとって起き上がる。
布団をれいなの身体に被せると、俺は病室をでた。

ゆっくり歩いてあさ美がいる部屋に向かう。
そこでの行為は、どうでもいいし済ませる物は、済ませればいい。

投げやりな人生を贈るのもいい。
このまま結婚してもいい……わけないよな。
どうやって逃げようとしか考えていないうちに、
退院の日が近づいてくる。

退院見舞いにれいな達が来るとの知らせが俺の携帯で分かった。
204ねぇ、名乗って:2007/01/15(月) 21:18:46 ID:wSh7nMZm0
お、吹っ飛んだレスにアンカしてるってことは・・・彼が降臨したのか!?
205ねぇ、名乗って:2007/01/15(月) 22:50:56 ID:Dh0sebEj0
読者のみなさんの評価としては、どの作者さんがいいですか?
206ねぇ、名乗って:2007/01/16(火) 02:19:14 ID:KUhnkAAP0
作品のクォリティーでは俄然
だが最近は姿を見せないので評価するに値しない
努力してるな〜って面ではシャブ、シュウ
207名無し募集中。。。:2007/01/16(火) 11:55:34 ID:UGc8QjruO
スレ潰しがきた
208kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/16(火) 22:28:15 ID:lsaenjQqO
>>203
れいなは変態が嫌いやけんどうしても見つめてしまう。
強い雨のあの日れいなの手は震えていたっちゃ拳銃持ったの初めてだったし重かった。
れいなの力じゃ持てないと思うほどの重量感があったあの後あさ美さんに見てもらったとき、
驚いていた顔していた。
「れいなちゃんよく骨砕けなかったわね」とあさ美さんに言われて驚いてしまう。
普通の女性ならあの拳銃を撃ったら骨ごと砕かれるくらいの勢いがある拳銃だと…
男でさえ2、3発撃てば骨が砕けると言われる
拳銃だけにれいなは二度と持つなと変態に言われてしまった。
病院を抜け出した変態を探す毎日を楽しんでいる自分が鏡に映っている。
でも、背中を見ることが今も出来ない。背中見れば過去を思い出してしまうから、変態……………。
結局逃げ出し変態の気持ち確かめたかったけれど、確かめる前に消えて行ってしまう。
絵里は、れいなみたいに探し回らないでいる。

変態の居る場所が分かっているみたいだった。
あさ美さんも美貴さんそれに愛さんも探さない何故!って思う。
さゆみはウロウロと落ち着きがなく、
事務所を行ったり来たりして時には空を見て意味不明な語源を吐いていた。
209kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/16(火) 22:32:38 ID:lsaenjQqO
れいなやさゆみ、美貴と愛そして、
絵里から逃げるようにそっと病院を抜け出した。

今日退院なのにこの男は、誘惑だらけの現実世界で俺はまた1人の女性を泣かせている。
退院したその日から女の尻を追っかけ回していた。

静かに時間だけが過ぎてしまうころ、
携帯がなり着メロと共に誰がかけてきたかすぐに分かるようにしている。
ゴジラの着信音だから慌てず冷静にポケットから携帯を取り出していた。

携帯の相手は、昔の仲間…
「で…俺に入れと?」
「話しが早くて良いわね」
風の音が聞こえる外で話しているのだろうか。
一真の死体がおかしい、あのときの銃弾が三発撃ち込まれたはずなのだが、警察の調べではさゆと美貴の撃った弾は廃墟の壁にめり込んでいた。そして、れいなの弾は一真が倒れていた横の土に埋まってたらしい。
凄い事に一発の銃弾が一真の額にめり込んでいた。
これが致命傷で一真は即死したらしい
あのとき確かに三人しか拳銃を抜いて、発砲してないのに四発が撃たれていた。

とても正確な位置、場所に一ミリの狂いも無しに命中させていた。
210kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/16(火) 22:35:25 ID:lsaenjQqO
「明、誰だか分かる?」
「銃弾の種類は後拳銃」
「明が昔使っていたものよ拳銃も弾も」

「犯人はわかってるんだろ俺かあさ美しかいないだろう?」
「そうね、あなた達二人は化け物だから…」

「ペンダントは……」
「あの娘なかなか強情で口を割らないんだよ」
「あなたでも無理なことがあるのね!」

「皮肉にしか聞こえてこないんだが俺の勘違いか?」
「皮肉?そうねぇ…見つかった明、あなたの目指す場所は見つかったの?」

「さーな」
赤く染まった空を見上げて俺は、
話している。彼女と出会いあさ美とさゆみにない魅力的な物が伝わってくる。
彼女もまた、訓練生の時に知り合った女性であり俺が初めて惹かれた女性でもあった。
お互いにまだ若さもあったのだろう…すぐに恋に墜ち身体を求めるようになったのに、時間はかからなかった。

昔のこと考えていたら、彼女から別な話を初めた。
「あのさぁ…覚えている訓練生の時で一番下で成績も悪かった人!」
「あぁ、成績も悪いし馬鹿だし女好きだし変態だったなぁ」

「えぇ、馬鹿は認めるけど変態と女好きは明も同類と思うけどねぇ。」
「そうかぁ〜!」
211kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/16(火) 22:38:35 ID:lsaenjQqO
「話し変わるけど彼女は見ないわね」
「あぁ、あいつか?アイツなら別の事件を捜査してもらっている」
「そう、可哀想にまたこき使われ、離れているんだ!」

「可哀想?お前にその言葉は似合わないて言うか嘘だろう!」
とある部屋で彼女は電話で明と話していた。そっとコーヒーを口に運ぶ彼女は、
俺になにが言いたいのか?分かっていた。
あの時…の約束を守ってやれなかった事件彼女もそして、俺も忘れられないだろう。
なぜ、人は裏切るのか?恋をするのか?最愛の彼女を無くした俺が言うことではない。

そんな複雑な関係を作った俺、きっと……
3日後…

事務所に俺はいた。今日に限って朝からコーヒー三杯目だ。
砂糖もミルクも入れない俺はブラックしか飲まない。
「変態〜」
そう、いつも騒がしく事務所にやってくる彼女は、満面な笑みを浮かべてドアを開ける。
「あれ〜変態は朝からコーヒー飲んでるとぉ」
「れいなか?」
「れいなじゃなか!なんか寂しいそうやけん慰めてあげるたい!」

「遠慮しとくよアイツも戻るころだろ」
「お兄ちゃん!たっだいま〜昨日は、寂しかったよ〜」
212kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/16(火) 22:41:12 ID:lsaenjQqO
「絵里早かったな」
「一刻も早くお兄ちゃんに会いたくって速攻で終わらせて帰ってきちゃたよ〜」
「えり〜」
「お兄ちゃん、今日暇だよね〜」
「無視するな〜絵里〜」

2人して頬をつねてじゃれあっていた。相変わらず漫才を見ているようだ。
あれから一年経った今、幸せな生活をはたしておくっているだろうか?不思議と思いだしていた。

れいなと出会う前の話だ。
国務大臣に会っていた俺は、昔の同僚とも会っていた。
その人は背はそれ程高くないし、特別凄いってわけでもない。
いたって普通らしく細身で脚が綺麗だった。

「おーい!聞いているかー!おーい変態!!」
「なんだ!れいなまだ居たのか?」

「なっこの変態はー」
怒鳴り散らすれいなを嘲笑らっていた絵里がいる。
事務所のドアが開き、愛が仕事から帰ってきた。
仕事というのは、資料集めだ今追っている人物についての資料を集めてもらっている。

あまりにも情報が少ない謎めいた黒い影を俺達は、追っていた。
ペンダントのことは後回しにしている。れいなが話てくれるまで待つことにした。
まっある程度予想はしているが違う可能性もあるから…
213kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/16(火) 22:44:25 ID:lsaenjQqO
「あっ明さん」
愛は資料を鞄から取り出すと、明に手渡した。
渡された資料を眺める明は一通り目を通す。

「コーヒー入れたやよ」
愛が優しく言った。
「あぁ、ありがとう愛」
4杯目のコーヒーを飲んでいる俺は胃がもたれているようだ。

「お兄ちゃんたら〜絵里〜暇だよ〜ねぇ〜たら〜」
「れいなも負けられんたい」
「二人してなにやってるやよ」

2人の女性にかまってる暇が無い俺は、資料のあるページに目が止まる。
その内容は、長官が殺されたと同時刻に起きた事件の内容だった。

ぶつかった相手…
『お前は甘いよ甘ちゃんだ!それでもFBINo.1がこの程度とは大笑い者だ!』

「その顔で言われたら終わりだな」
「偶然とはこれほどまでに惨めになるとは思わないだろ」
「皆殺しだよ、残した奴らの始末は俺の部下にでもやらせるか?」

「可哀想な奴だなお前は、あのときから変わって無い一真と三人で競い合ったころが懐かしい」
「一真、お前は誰だ」
あまりの光で相手が見えないほどの光を放っていた。
「三人って言ったよなまさかお前は…」
この後声が聞こえなくなり視界が見えるようになったころその場所に俺しか居なかった。
214ラセラ ◆XkUPs6iYnA :2007/01/16(火) 22:48:15 ID:lsaenjQqO
今日はここまで
215ねぇ、名乗って:2007/01/16(火) 23:57:38 ID:KUhnkAAP0
NG推奨:
「子猫の進化」
「kitten」
「ラセラ」
216ねぇ、名乗って:2007/01/17(水) 20:31:41 ID:A5ykguR70
NG推奨:KUhnkAAP0
217ねぇ、名乗って:2007/01/17(水) 20:40:41 ID:+8Qt2Bf60
>>216
おまえラセラだろwww
218名無し募集中。。。:2007/01/18(木) 12:28:50 ID:lveJcNg7O
くだらない もう九州時代に穴開いてるよ。
219kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/19(金) 03:12:21 ID:O1oNjGP9O
>>213
俺の回りをぐるぐると顔を近づけながら歩き話している。
資料を片手に過去の惨劇を思い浮かべていた。
「変態!分かっていると思うけんうるさかぁ事は言わんたい!」
「れいなが調べた事によると昨夜某公園で女性をナンパして草むらに連れて行って犯したたい!」
ゆっくりとゆっくりと明の回りを歩き

考え込む仕草をしながらどこにしまっていたのかパイプを口にくわえ更に話しを続ける。
「推定年齢13歳ってとこまでは現場で分かったたい!
現場に落ちていた証拠があるとょ。
青色の少し砂が付いていた生徒手帳を犬がくわえて飼い主に渡したらしいけん」

「確かあの言葉通りなら俺は…」
資料をいまだに見て過去を思い出している。
歩き疲れたのか椅子に足をのっけて女優気取りなのか分からない。

「名探偵れいなの推測によると変態はあまりのブスだったから
冒険したいと思い少女を犯したたい!罰としてれいなをお嫁さんにするとょ」

過去からこちらの世界に戻ってきた明は一言を発した。
「れいな最後の方は欲望て言うか、なんて言うかお前馬鹿だろう!」
「なっなぬぅ〜」
顔を真っ赤に染め膨れ面で暴れている。
220kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/19(金) 03:16:40 ID:O1oNjGP9O
バンバンと壁を叩いて明を見るれいな注目しろと目がマジで怖かった。
「変態!!注目する言ったちゃろ」
「はっはい先生!」
「先生じゃなか名探偵れいなたい!!」

バンバンと壁を叩き今度は赤色の眼鏡をかけ、もう一度明を見る。
「れいなは完璧たい変態の昨夜の行動は全部分かっとる言うたろうがぁ〜!!!」
まず1つ目はれいながトイレ行ってくる間に、事務所を抜け出してっと言いながら
れいなは歩いていた。
―いつも持ち歩いている明のお気に入りのペンが床に落ちていた。

バンバン壁を更にゆっくり二度三度と叩いている。
「お気に入りのペンを落とすくらい焦ってまで事務所を出なくっちゃいけない理由」

―トイレットペーパーが三角に折りたたんでいたこと。
「れいなさん!それはいつものことではないでしょうか?」
「うるちゃい!!」
―携帯をテーブルに忘れていったこと、ロックが至る所にしてあって犯人の可能性がある

「質問です!れいなさん」
「はい!そこの不細工!」
「ぶっ不細工ですか?れいなさん」

驚いた仕草をした明は、目が点になっている。
221kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/19(金) 03:19:58 ID:O1oNjGP9O
すっかり忘れ去られている愛はれいなの顔をジッと見つめ話しを聞いていた。
止まる事を知らないれいなは、更なる疑問点を明にぶつける事にした。
「携帯は許してあげるけんでもプリクラは許さんたい!ハリセン本たい!張り付けの刑たい!」

新しいコーヒーが愛の手によって運ばれてくる。その微笑みは女神のようだった。
「新しく煎れたやよ」
おままごとも飽きてきたころ俺は携帯をチェックした。
「変態!話しは終わってなかろうがぁ〜!」
とれいなは激しく言った。
ゆっくりと物的証拠の一枚の写真を明の顔面に差し出す。
「この証拠写真を見てもしらばくれるとょ」
その写真を強引にれいなから奪うと、
「どれどれ」
と言った絵里は写真を見ている。

そして俺の回りを歩き始め事もあろうにれいなの真似をはじめた。
「お兄ちゃん!絵里っていう彼女がいるにもかかわらずブサイクな女性とホテルに入るなんて…」

「ブサイクな女性てだれやよ!私にも見せるやよ!」
愛も絵里が持っていた写真を見ると、どこがブサイクなのか分からないほど美人だった。
222kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/19(金) 03:23:11 ID:O1oNjGP9O
「れいなに絵里に愛俺も男だ言い訳はしたくないし」
と言った瞬間に物凄い勢いで事務所から出ようとした。

女性から逃げる事にした明だったが、
絵里やれいなはどこに隠し持っていたのか縄をグルグル回し明めがけて投げつける。
獲物の捕らえるかのように縄は明を捕らえていた。
「逃がさんたい!」
「お兄ちゃん!絵里も詳しい事聞きたいよ〜」

愛だけ無言で明を見つめていた。
また壁を激しく叩くと、明の側までゆっくり歩き始め太いロープで明の体を縛っている。
「れいなこれは何のまねだ!」

「逃げるからたい!まだ謎解きが残っているけん最後まで付き合うとょ」
「絵里も〜知りたいですよ〜」
いつもなら逃げ遅れることはないのに体の調子がおかしかった。
コーヒーを飲んでからおかしくと思うと愛を見る。
ニコニコと愛は何も知りませんという表情をしている為にはかったなと思った。

「愛お前まで…」
ー写真もそうだけどこのシャツに付いている赤色は何?何でしょう。
「分かる人は手を挙げるっちゃ!」
「はい!はい!は〜い〜」

絵里を見るれいなは絵里を指名すると微かに微笑みを見せ悪魔的笑いを明に見せた。
223kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/19(金) 03:25:41 ID:O1oNjGP9O
「ウヘへへ…お兄ちゃん!」
「絵里お前は俺の味方だと思っていたのに…残念だよ」
流石に明が発した言葉で絵里の心は揺らいでいるようだった。

心を動かされた絵里は明の体を縛り付けているロープを解くと、
悪気がなさそうな笑顔を明に振りまいた。

「お兄ちゃんごめんなさい絵里は…」
体をクネクネくねらせながら上目遣いで明を見る。

「裏切りたい絵里、女の友情はどこいったと」
「…お兄ちゃん」
弱々しく絵里は言った。
「またれいなを無視するちゃねぇ〜」
切れ気味なれいなを横目でみる愛がお得意なハンカチをヒラヒラ明に見せつけていた。

スタンバっている愛を無視した明はれいなの腕にあるシャツを取ろうとした。
フッと俺の手を避けまた壁を叩いているバン!バン!。
「変態は何ねぇ…どうしたいちゃ!」
質問してきたれいなに明は逃げるようにして愛と絵里がいるテーブルに行った。
名探偵れいなと言っても事件を解決したわけでも無く遊び半分でやっているとしか見えてこない

シャツと写真確かに証拠があるまさに浮気だろう。
224kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/19(金) 03:45:28 ID:O1oNjGP9O
しかし、それはあくまでも俺とれいなは付き合っているっていう前提で成り立つ話しで、
付き合ってるわけではないのでれいな言っている言葉は矛盾だらけである。
だから浮気にはならないだろう。
れいなはどう思っているか知らないけれど俺は…いまだに彼女のことを忘れていない。
「まっいいたい!」
「シャツと写真、携帯、ペン、犬、生徒手帳、これらの証拠を計算するけん待ってるたい!」

部屋中を歩き始め考え込む仕草を見せる。
何かを閃いたのか人差し指をピンと伸ばし役になりきってお決まりの台詞をれいなは言った。

「謎は解けたよワトソン君」
絵里の顔を見ながられいなは言っている。
「ワトソン君って絵里が?」

「ワトソン?そんな人居たかな明さん」
愛の質問は無視して謎解きあかした説明を聞きたかった。

「明さんなんで無視するやよ!」
でるぞでるぞとれいなと絵里そして明が愛に注目したその時だった。

力が抜けたのか床にペタンと座りすすり泣きはじめる。
「うっうっうっ……明さん酷いやよ!」
「謎が解けたことは他でもない!よく考えたら簡単な事たい!まずはじめの……」




225kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/19(金) 03:51:33 ID:O1oNjGP9O
午前10時45分にナンパスポットに出かけた明は、
いつものように行きつけのレストランに行き食事を済ませるたい!
でも一人で入るのが寂しかった明は、美貴を携帯で呼び出し食事を2人で取ることにした。
「れいな質問していいか?」
れいなに近づき手を壁にドンと叩いた。
少し驚いたのかビックリした顔する。
「質問ってなんねぇ」

「なんで俺が美貴と食事したって分かるんだ」
「携帯見たけん」
あっさりれいなは返した。

「ロックがかかっていただろう?」
「番号は簡単たい解読したけん分かるとょ」

「そっか〜だからか〜っておい!」
「まだあるとょこれからたい」
2人共煙草吸わないから喫煙席の窓側に美貴と明は座ったちゃ!
恐らく美貴は肉料理ハンバーグとか生姜焼きを頼んでいるそして明は、朝定を頼んでいるけん

問題はこの後起きるけん10分後に…
「れいなその場に居たみたいに言うけど〜推測でしょう?」
絵里は言った。
「チッチッチ…ワトソン君推測ではないけん事実たい」
「わっワトソンって絵里がれいなの助手?」

あきらかに不愉快な表情を見せる絵里に対してれいなは更に確信に迫る。
226ラセラ ◆XkUPs6iYnA :2007/01/19(金) 03:54:26 ID:O1oNjGP9O
今日はここまで
227kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/19(金) 13:23:45 ID:O1oNjGP9O
>>225
美貴と明は楽しく食事している最中に、外を眺める美貴時々暗い表情を浮かべ明の腕に触れる。
「ここではまだ理性があった変態だけど食事を終えて美貴と別れた時変態の浮気心が芽生えた。」
いつも通り公園に行く途中でキショイ女に声かけて、5分たらずでラブホに行く馬鹿な明は
2時間は居たみたいだその証拠にビデオテープに録画されているものを入手した。
「このテープは後で見るけん楽しみにするっちゃ」
バンバンと壁を叩くれいなは写真を壁に貼り付けると赤色のサインペンで書いていた。
「ついでに変態がナンパした女性の名前だけど千奈美と言っとった」

呆気にとられた明と絵里と愛は細かくかかれてある文字を見ている。
「ところで…シャツに付いている唇の後は千奈美のだったやろ」
「素晴らしい推測で今日は疲れている様子だから風呂に入って寝られてはいかがなものでしょう?」

なぜか丁重な言葉を発する明は、次々にくるれいなの証拠をどう回避するか悩んでいた。
「ウヘ、ウヘへへへ……お兄ちゃん千奈美って誰ですかぁ〜」
絵里と明はこそこそと話していた。
そこにゆっくり愛が割り込んできて三人でテーブルを囲んでいる。
228kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/19(金) 13:27:32 ID:O1oNjGP9O
「丁度いいたい!このビデオテープ見るちゃ!」
ビデオデッキにテープを入れると再生が始まった。
「あっあっだっ駄目圭久しぶりだからいっちやう〜」

れいなは停止ボタンを推した。
あきらかに動揺する4人は…別な意味で身震いすると早送りで圭のセックスを飛ばすことにした。

「見てはいけんたい目が腐ると」
「あっあっしは…」久しぶりに愛もおかしくなる
隣に居る絵里は明に抱きついているのをれいなが黙って見ているはずもなく、
ズガズガと明の所まで来ると握り拳を変態めがけてパンチしょうとした瞬間、
テレビの声が変わった。

「千奈美って言ったけど本当に俺で良いのか?」
「なに紳士的な事言ってるちゃろう変態のくせに」

「……」
無言でテレビに釘付けになっている愛はハンカチを噛み締め目を見開いて耐えていた。
「お兄ちゃん!千奈美よりも〜絵里の方がいいよ〜」

「はい、初めては捨てたいと思っていましたから……」
「初めては好きな人にあげたらどうだ」

しばらく無言のまま5、6分が経つとテレビから声が聞こえてきた。
「なんで私に声かけたんですか?」
229kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/19(金) 13:30:31 ID:O1oNjGP9O
あっ駄目……さんそこは、嫌〜声だけでは無く画像が凄かった。
良いところなのに画像が切り替わり圭ちゃんのセックスシーンが流れている。
「誰が編集したけん変態の陰謀とょ」

愛ちゃんはすでにここには居なくトイレに駆け込んでいた。絵里は気も止めずに抱きついている。
テレビをバンバン叩くれいなは変態を見ると涙目になっていた。

「とっとりあえず次いくちゃ!」
ー公園の出来事、推定13歳のいたいけな少女に乱暴しイヤラシい犯罪を犯した変態のこと。

「コホン!気を取り直して先進むけん」
生徒手帳に書かれていた名前は有原って載っていた。
「有原!」
絵里は不思議な声を出した。
「…お兄ちゃん有原ってあの?」
「流石絵里だかなわないよ」
れいなに聞こえない声で言った。
「そこの2人聞いてると!!」

「住所田園調布…で」
「有原って言ったれいなちゃん」
突然としてトイレから現れた愛が投げ出した言葉だった。
「愛さん知っとると」

「有原って言えば有名人やよ」
「そうです!ワトソン君!今までの推理力には名探偵絵里はビックリしました」
ここぞとばかりに絵里が前にでた。
230kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/19(金) 13:35:17 ID:O1oNjGP9O
「良いですかれいな!お兄ちゃんは女性なら誰でもいいわけでは無いのですよ〜」
「絵里そのポジションれいななのに。くっそ〜」

「有原真之助40歳元国務相の人ですよねぇ〜お兄ちゃん!」
甘えた声で明に抱きついている絵里を引き離そうとするれいなに愛は黙って、
れいなが散らかした証拠や壁に書いた赤色の字を消していた。
謎解きしょうとしたれいなだったが上手く変態に言いくるめられた気がしている。

後で考えたらおかしくなるシャツはとか、
写真はとかプリクラとか…公園のことはなんねぇと思っていた。

翌日…明は警察庁にいた。美貴に会いに来たのか分からない。
「待った明」
「俺も動きづらいしれいなも探偵気取りだし」
「なにか言いたいよねぇ?」

「あいつのことだこのままでは終わらないだろうきっと有原に接触するはずだ」
「今、美貴も動けないのよパパに止められているから」
美貴の部屋まで行くことになった。
事務所をでたれいなは、疑問点を考えている。

ホテルのこと編集されていた件、
これはあらかじめ変態が使う部屋は決まっているから
盗撮も簡単に出来る編集なんてしている暇が無いでもどうやって?
231kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/19(金) 13:38:14 ID:O1oNjGP9O
謎が謎を呼び深まる謎があるれいなはそれを確かめる為にもう一度公園に向かった。
「飼い主がここでパトラッシュがくわえた生徒手帳を取った」

「ここから5分ほど離れた草村で裸の少女が見つかった。
普通なら新聞やニュースになってもおかしくないはずなのになんの音沙汰も無いおかしいたい!」
彼女が倒れていた現場をぐるぐる回っている。
そして、たどり着いた答えは、

「変態は真実を隠してる」という誰も直ぐに分かりそうな事に1日以上も考えていた。

とりあえずれいなは第一発見者である矢島舞美に会いに行くことにした。
第一発見者の家に着くと、庭に縛られていた犬が吠えだした。

リズミカルな吠え方をする特徴ある犬のようだ。
「シッシッあっち行くちゃ!」
苦手な犬がいて家に近づけないれいなは、飼い主が現れるまで待つことになる。
一時間犬とにらめっこしていた私は第一発見者である矢島舞美が出てきた。
「あら〜どなたですか?」
「3日前に会ったですよ」

「あ〜あの時の探偵さんですね?」
ポンと手を叩く舞美は、事もあろうに首輪を外すと勢いよくパトラッシュはれいなに飛びかかり、
れいなを押し倒していた。
232kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/19(金) 13:41:11 ID:O1oNjGP9O
尻尾を左右に振り腰を動かしていた。
「まぁ〜パトラッシュたら、そんなに彼女を気に入ったのかしら」
パトラッシュはペロペロと頬を舐めまわし更に腰だけ動かしている。
「やっ止めるちゃ!へっ変態助けろ〜」

「変態って変わった名前の人居るんですね!」
唾液でベトベトになっているれいなはパトラッシュを投げようとしなが、貧弱なれいなにとって
無理でしか無く力強いパトラッシュには勝てなかった。

「うわぁぁぁぁぁ〜楽しそうですわねぇ〜」
手をまたしても叩いた。

「やっやめるっちゃ言っとろうが〜!!!」
しばらくするとパトラッシュは腰の動きを止め飽きたのか舞美の元に帰っていった。
解放された開放感と犬臭い匂いがついた服に、べっとりついている。

「はい!大丈夫ですかぁ〜」
手を差し伸べた舞美の手に掴まり起き上がっていた。
パトラッシュはれいなを見ること無く庭に座り込んで、眠りにつく。

「あっ聞きたいことがあるけん舞美さん変態…いや明がその女性をおか…犯したって」
「はにゃ?」
舞美はれいなが言っている意味が分からなかった。
「女性の方が積極的で男の人が犯されているように見えましたわ」
233kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/19(金) 13:44:40 ID:O1oNjGP9O
「はい!明がぁ…」
「そうです…私が居る事に気付くとキャ〜犯されると騒ぎ出しその明って人は、
その隙に逃げ出して私とパトラッシュは公衆電話で警察まで連絡して
帰ってきたら彼女が倒れていたのよ」

「変態が逆に犯されていた?話しが違うけん」
「警察と言えば美貴さんたい!」
携帯を取りだし美貴さんに連絡するれいな舞美がいるのに関係無く突っ走っている。

「留守電たい!」
「これから散歩するけどえっと〜」
「れいなたい!可愛い名前でしょう」

パトラッシュとれいなを連れ舞美は散歩をしに公園までくる。
「若い探偵さんですね」
「名探偵れいなですから」
パトラッシュを放し飼いにして遊ばせていた。
緑色の草や木たちはすくすくと育っていた自分の胸見て思っていた。

「唐揚げ食べるちゃ鶏肉食べるけん頑張るとよ」
「前向きな考えですねぇ」

ベンチに座り2人は話していた。
パトラッシュは遊び相手を見つけたのか、雌犬のお尻を追いかけている。

「変態が犬になったみたいと」
事件を解決しょうとしているのに謎が多く複雑な人間関係があると改めて知ってしまった。
234名無し募集中。。。:2007/01/20(土) 01:51:56 ID:5WKteIiC0
あらよっこいしょーいちっと
235ねぇ、名乗って:2007/01/20(土) 04:53:59 ID:GiTLNE6g0
オナ画像は田中れいなですね。れいなちゃんなどのセクシー画像・H動画探しました
http://room.pic.cx/?i=hotman
236kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/20(土) 06:37:56 ID:gxyugqEEO
>>233
矢島舞美とペットのパトラッシュと別れたれいなは一息つこうとマックに入った。
100円マックのコーヒーと笑顔を下さいと頼んでいる。
コーヒーを持って席につくと、外を見て黄昏ていた。

携帯をいじる指に力が入る。メールチェックは欠かさないでいる変態から送られてくるかも知れん

「しかし千奈美と有原って女性要注意人物たい!」
「美貴さんにしたってれなじゃなかったら、
もし変態なら留守電じゃ無く忙しくても電話に出たんじゃないかと思うけん」

独り言のように呟きコーヒーを飲んでいた。
「…であの変態はなにやってるたーい!」
勢いよく席を立ち、階段を降り外にでて変態が女性をナンパっている場所まで行った。
変態の襟を掴むとゆっくり話しだす。

「変態はれいなが目を離すとすぐに女性を口説くけん安心できんとよ!」
「おっおい邪魔するなよ聞き込みだったのに怒って帰っただろう!」

シュンとしたれいなに強く怒った明は彼女を追いかけて行った。
「ごめんなさい変態って…」

明が消えた事に気づき、叫び声をあげていた。
どこぉぉぉぉぉぉ〜〜行くたーい!!
「まて〜変態待つちゃ〜」
237kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/20(土) 06:41:37 ID:gxyugqEEO
「馬鹿に見つかるとは思わなかった」
「お兄ちゃんどうするの?何時までも馬鹿を野放しに出来ないよ」
壁の陰に隠れているれいながいた。
変態を追いかけ見失ったけどまさかこんな場所に絵里と密会していると思いもしなかった。
話しも聞こえ馬鹿って誰のことだろうと考えている。

「ところでさっき聞き込みしていた女性を逃がしてしまったれいなに邪魔されたし」

「逃がした女性は絵里に任せてよ〜」
「任せるよ絵里!むやみやたらに動けないんだ。
俺もあさ美も美貴も動ける人間は絵里しかいないし」

「馬鹿女がいるよ〜さゆみだっけ!」
「さゆみは使えないからなぁ〜」

生々しい会話が聞こえてくると絵里が変態に抱きついていた。
「…お兄ちゃん〜」
出ていきたい気持ちを抑えれいなは2人を見ていた。
キスを欲求する絵里を明は何食わぬ顔で絵里の唇を指で抑える。
「キスはお預けだ!女性の証言を聞き出す事ができたらな」
「約束だよ〜お兄ちゃん!」
絵里はそう言って抱きしめていた。
2人の関係ってなんだろうとれいなは今更ながらに思っている。
明に利用されているようにれいなの目には映っていた。
238kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/20(土) 06:45:15 ID:gxyugqEEO
絵里と明は別れて絵里はれいなの隠れている塀にゆっくりと歩いてくる。
明は小さく見えなくなってしまった。
「覗き見してるのれいなは?」
絵里が発した言葉に驚いて隠れていた塀からでていた。
「べっ別に、隠れるつもりはなかぁ〜」

「そう、なら良いけどれいな…絵里の邪魔だけはしないでね?」
「…絵里は変態に利用されてるけん」

「……」
時間が止まるほど長く間が空くと絵里の口が開いた。
「れいなに言われなくてもはじめから分かっているから
お兄ちゃんが絵里を利用している事くらい知ってるから」

「知ってて絵里はなんで変態に」
「好きだから!愛しているからに決まってるでしょう!!」
「れいなにも教えてあげるお兄ちゃんには忘れられない恋人がいて今もその人が好きなの」
「……てことは死んだの事故死とか殺されたとか(仕事情危険だから」

「お兄ちゃんの恋人は生きているよ絵里は死んだなんて言って無いし」
なぜだろう絵里とこうやって話したことは初めてだと思う。絵里って思っていた以上に
しっかり者なんだと改めて思っているお兄ちゃんって甘えているのは、
絵里にとって寂しさを隠す為なのかとれいなは思う。
239kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/20(土) 06:48:01 ID:gxyugqEEO
「じゃ絵里は忙しいから…
れいなアナタもお兄ちゃんの事忘れた方がいいよ絵里みたいに手遅れになる前に」

「……絵里…れいなも手遅れたい…」
明の事が忘れられない女性は数知れず、れいなも絵里と愛と美貴とあさ美もさゆみも
みんな明の事好きだと思っているしライバルと思っていた。
絵里の言葉を聞くまでは、明が忘れられない女性って誰だろう絵里が言っていたから…
あさ美ではないれいなはてっきりあさ美さんが明の恋人と思っていたから

一人某街を歩いていると今までの変態は何だったのだろう。
女を道具としか思ってないだろうでなければ絵里に対してもあのような言葉を発しないはず。

「事務所に戻ろうかな…」
あれから一週間経って絵里が事務所に帰って来ていた。
「お兄ちゃんちゃんと調べたよ〜あの女性知っていたよ」
「そうか!知っていたか?」
絵里は満足げに微笑むと明の胸に指をチョンとふれた。

「お兄ちゃん!約束覚えているよねぇ〜」
「あぁ〜覚えているよ」
「じゃ〜キスしてよ〜」
絵里はそう言って目を瞑った。
仕方なく明も絵里と唇を重ねている。

この光景を事務所の窓から覗いていた私は胸が痛くなっていた。
240ラセラ ◆XkUPs6iYnA :2007/01/20(土) 06:52:20 ID:gxyugqEEO
今回はここまで
241kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/20(土) 22:17:13 ID:gxyugqEEO
>>239
30分経って事務所に入ったれいなは、明を見ている。
絵里とのキスも無かったみたいにいつも通りにテーブルについていた。

あれから一年経ったかられいなも一歳、歳をとった。
18になれば、少しは大人しくなるかと思っていたのだが
相変わらずのお転婆ぶり?あの頃のれいなはと考えてしまう。

女らしい一面もみせたこともあったけど、俺がアイツを選んだとたんにいつものれいなに戻りやがった。
まぁ猫被っていたのだろーな…。

「愛!」
「なんやよ」
どこに隠れていたのかひょっこり現れた。
「少しの間、事務所を空けるが留守頼んだぞ」
「絵里は〜」
「れいなも連れて行くちゃ」
「私も連れて行くやよ」

俺は胸騒ぎをした。とてつもない嫌な予感がしてならない。
暗雲が立ち込めて大粒の雨が風と共に吹き荒れそれを一般には嵐と呼ぶ…

ドアがゆっくり、ゆっくりと開き俺の目に飛び込んできた人物は
ピンク色の服を纏った短めのスカートを履いているさゆみの姿だった。

「さゆ…いつ日本に戻ったんだ?」
「今さっき着いて速攻で明さんのとこにきたのー」
242kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/20(土) 22:20:13 ID:gxyugqEEO
潤んだ黒い瞳が俺を見つめていた。口を半開きにしてねだるように上目遣いで迫ってくる。
「さゆ…」

「明さんずるいのあれだけさゆを抱いたくせになのー」
「なに言ってると変態はれいな以外誰も抱いて無いとょ」

「ふ〜んそうなんだ〜れいなは知らないだけじゃ無い?」
「そうやよ。私の知ってる限りでは今月に入ってから100人は女を抱いて泣かしたらしいやよ」

気まずい雰囲気のなか携帯が鳴った。
携帯の着信を見ると『MYSD』と表示されていた。

「もしもし…」
「相変わらず出るの遅いわね!」
俺はさゆの顔をみて、軽く頷いてみせた。

「愛さん絵里ちゃんブスあっちで話そうなのー」
「ブスって誰たい!」
「さゆに聞いてくるってことは、れいながブスと認めているってことなのー」

「なっなっなっなっなっなっなっなっなっ…」
俺は事務所の外に出ると、再び携帯で話ていた。
「こうやって携帯で話すの久しぶりかな?」
「訓練生以来だからねぇ」
「明、私は信じてるからあの人のように失敗はしないでね期待してるから」

「相変わらず上から目線か?」
「まいをなぜ警視総監につかせた」
243kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/20(土) 22:23:14 ID:gxyugqEEO
「気になるのかな?知ってると思うけどうちの組織で
明とあさ美と渡り合えるのは私とまいしか組織には居ないからね」

「なぁ、まいは自分からはいたのか?」
「ふふっ気になる?そうよね明、まいは……だものね!」
話をしながら歩いていた。

たわいも無い話が続いていて、終わると、
携帯を切った。
小さな橋を渡る手前でまた、携帯が鳴った。

今度はそのままでた。
「もしもし」
「うゎぁぁぁぁ〜久しぶりですぅ〜元気にしてますぅ〜か〜」

「あさ美!向こうの仕事大丈夫か?」
「はい、明様も元気でなによりです。」
「こっちの事件も片付いたのでって明様〜後ろを良く見て下さい。なにが見えますか?」

俺は川を眺めながらあさ美と話ていたが、
後ろを振り返った先に一年振りのあさ美がいた。

灰色のスーツ姿にブランド物の鞄を肩にぶら下げて俺の前に居た。
あの頃のままのあさ美だった。
ゆっくりと俺の側に歩み寄ってくる。

瞬きもしないでじっと眺めているようだ。
「あさ美、アイツの調べはついたのか?」
「そうですね、絵里ちゃんもFBIを辞めてから狙われてるみたいだしね」

話しをはぐらかされたように思えた。
244kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/20(土) 22:26:10 ID:gxyugqEEO
「絵里の頭の中に入っているデータをいち早く消したいんだろう?」
「どうしますか?明様!」

「なぜあさ美をアメリカに行かせたと思っている」
「うふふふ…そうですわよね〜明様〜」
嬉しそうな表情をしたあさ美は、
眼を大きく開き俺を見ているようだ。

「調べはついてないのに帰ってきたのか?」
「明様〜」

小さな誰も聞き取れ無いくらいの声で話している時々暗く疲れた表情も見せていた。
「だってぇ明様が危険だから助けたいんですよ〜」
なにを伝えたかった分からないが、表情からいいたいことが伝わった。
やはり、アイツは生きていたんだと改めて実感した。

恐らくはそれをなにかで知ったあさ美は耐えられなくなり俺に会いに帰って来たってところだろう。

そんな様子を木の陰から視ていた女性がいた。
殺気だっていた女性の存在に気づかない俺では無く、
あさ美も気づいているようだった。

あさ美と俺は離れることにした。
それでもついて来る尾行のつもりなのかと思いワザと気づかないふりしてマンションに向かった。

自然が多いのか木が何本もたっている。
木の陰から、ひょこっと顔を出した女性がいた。
245kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/20(土) 22:29:50 ID:gxyugqEEO
明は首を振り溜め息と共に後ろを振り返って、
女性を部屋に招き入れた。
「………」

(明ー俺のことはどうでもいい早く逃げろ!!)
「駄目だお前も助からなければ意味が無い!」
『おい!今は俺が隊長だここは、余計な奴はいらない!足手まといは御免だ!』
「一真、お前自分が言っていることが分かっているのか!?」
静まり返った戦場で五人は、絶対絶命のピンチに遭遇している。
(一真の判断が正しいこのままだと全員死ぬぞ明……まいを…まいを頼んだぞ)
「………〜!!!」

ベットに横たわるれいなを寝かせたままソファーに座った。
この部屋に女性を入れたのはれいなで二人目、
本来の住人はもうこの世には存在しない。

俺は久しぶりにテキーラを口にした。
横に向けて眠ってるれいなに語りかけている。

「ここにお前を連れてきたくは無かった正直あさ美もこの部屋に入ろうとはしない」
「聞いているんだろ?」
二杯目の酒を口にした。
「フゥ〜」

「このままで良いわけ無いよな!」
俺は寝ているか?起きているか?分からないれいなに聞いていた。

マンションから眺める夜景とか素晴らしく見える。
246kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/20(土) 22:33:59 ID:gxyugqEEO
なにより夕焼け空の輝きは俺の心を癒やしてくれる。

「起きているんだろれいな」
寝息だけが返ってくる。
れいなを部屋に入れるなり一年振りに抱いた。
それまでは、抱いたといっても最後まではしなかった。
嫌、しなかったんじゃ無くて出来なかった。

痛々しく身体にある無数のミミズみたいな傷跡を、
明は視ることが出来なかった。
一年経っても消えない傷跡、
れいなの心の傷は無くなったんだろうか
明は一日中れいなのことで仕事が手につかなかった。
事務所に戻った俺にコーヒーを出してきた。
いつも元気な笑顔を振り舞えている。
子供のようにはしゃぐ。
彼女を明は抱きしめる事が怖くなっている昨日は抱いたけれど、
れいなは感じていただろうか?指でクリトリスをいじっても心のどこかで彼女と照らし合わせている

言葉で好きとか言っても心から言っているのか馬鹿なれいなでも分かるだろ?




「探偵気取りか?」
「めっ名探偵れいなたい!」
「ちょっとこい!」
マンションに連れ込んでいた明は、自分の部屋に連れ込んでその場で服を脱がす。
久しぶりの事で驚いた様子だったけど明を受け入れ抱かれていた。
247ラセラ ◆XkUPs6iYnA :2007/01/20(土) 22:43:08 ID:gxyugqEEO
今日はここまで
kitten 〜 episode UREINA〜第6章
『れいなは名探偵』編 は終わり第7章『愛の鐘を鳴らす』です。
248kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/21(日) 06:54:01 ID:dZZwRhp1O
>>246
もう一度彼女を抱きしめるのに抵抗がある。
抱けばれいなは喜ぶだろうけれど、仕事で抱いていることを知ればどう思うだろう。
自分自身に問い掛けていた。
「ねえ、変態!!さっきからおかしいけんどうしたと」
「うんにゃ別になにもおかしくないだろう」
確かに怪しんでいるれいなが見つめていた。
『(お前のこと考えていたと言えばおそらく喜ぶと思うが、嘘だとすぐにバレそうだから)』
事務所の中で2人でいることは珍しい。
「たっだいま〜お兄ちゃん!」
突然絵里が事務所に入ってくるとれいなを無視し俺に飛びかかった。
抱きついたと思ったら頬に唇をつけた。
れいなのいる場所に眼を向けると、目に力を込め腕を震わせて今にも襲いかかってくる気がした。

「絵里…なにしにきた調査は終わったのか?」
「エヘ!エヘへへへ……」
「うんもう〜お兄ちゃんの意地悪〜」
ますます殺気を感じてしまう。
眼を見たら噛みつかれそうな気がする。
そして、ついに、そのときが来た。
ドアが開いて、愛が戻ってくると…
絵里との光景を目の辺りにした愛は、青いハンカチを口にくわえ潤んだ瞳で訴えていた。
と同時に猫パンチが炸裂した。
249kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/21(日) 06:57:56 ID:dZZwRhp1O
この状況では避けることは出来ないままれいなの鋭い猫パンチが俺の顔面にヒットした。
なにも言えないまま猫パンチを食らう俺、それを横目で見ていた絵里がれいなに牙をを向ける。
「ちょっとれいなアンタねえ〜絵里のお兄ちゃんになにすんの!!」
「ふっ…浮気するからたい。制裁たい。」
ハンカチくわえたままこの状況を呑み込めない愛は、呆然と立ち尽くしてしまう。
愛の後ろから聞き覚えのない声が耳に伝わった。
「……明さんお久しぶりです」
この声に女性三人はいち早く反応すると、その声の女性に振り返る。
ついこないだ某海辺でナンパしたらついて来てしまった女性である。
こないだと言っても1ヶ月前に遡るんだけど、この女性の名前は……
「菅谷」
「誰、誰、誰たい!!」
れいなの視線は俺から梨沙子に向けられる。
これから喧嘩をはじめようとしていた絵里とれいなに強敵が現れた。
その名も…菅谷梨沙子であった。
修羅場とわくわくしている人が眼を輝かせて俺達5人を見ている。
「ここは溜まり場かいや欧米か?」
無表情で美貴は言った。
梨沙子は相変わらず女性陣を無視して新たなる戦場の火花が勃発した。
250kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/21(日) 07:01:11 ID:dZZwRhp1O
一目散に逃げだした明は、美貴の車に乗り込んだ。
美貴も運転席に乗ると、俺の横顔を見て呟く。
「いつ美貴と……してくれるの?」
太股に手を置き上目使いで俺を見ているその瞳から、これまでにない想いが伝わってくる。
事務所は戦場とかしていた物がいたるところに投げ込まれ後片付けが大変そうだった。
コンコンと車のドアを叩いてくるれいながいたよく抜け出したと思いきや車の回りに
絵里と愛と梨沙子そしてれいながいる。
この状況では不利だろう猫パンチだけじゃ終わりそうになく諦めかけたとき事務所の電話がなった。
愛は一目散に電話に出ようとしたら、梨沙子が先に電話にでている。
「もしもし明探偵事務所秘書で恋人の梨沙子ですけど誰ですか?」
と依頼人に聞いている梨沙子だった。
言葉がおかしく、れいなも梨沙子の後ろで暴れている。
愛は黙ったままやはりハンカチをくわえていた。
絵里はと言うと口元に手をあて、口をパクパクさせている。
美貴は口を重ねてくるし……
電話は誰からと思うと小さな仕事だった。
とりあえず仕事しに新宿に向かい、オカマBARで依頼人と会う事になったらしい。
251kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/21(日) 07:03:38 ID:dZZwRhp1O
「まさかアナタが今回の依頼人でしたか」
「ビックリなされましたか?明さん」
忘れかけていた一つの赤い糸がプチッと切れた気がした。
アメリカ某基地で俺は彼女に再会する初めは気づきもしなかったし誰だかさえ忘れかけていたころ
女性の左手首の痣に彼女だと思わせてしまう。
何年ぶりだろうか?10年という歳月に長さは感じなく彼女は美しくなっていた。
「あさ美さん元気にしてますか?」
この問いかけにどう返していこうか悩んだあげく言葉を吐いた。
「あぁ元気だよあさ美は相変わらずな」
「そうですか?良いですねそういうの通じあっているっていうか…でもねぇ…」
『あさ美だけは許せないのおにいをたぶらかしただけじゃなく明さんまで誘惑しているなんて』
窓ガラス越しに座ったまま黄昏際にそう話していた。
戸惑いもなくあさ美に関しては俺が初めてだし、
彼女の兄とあさ美が付き合っていたという証拠もない。
あるとすればあさ美の口から聞き出すしか今はないが、
真実がどうあれ死んでしまった人を責める気もない。
彼女のなは、夏暁雅昔の仲間の妹だ!。
252kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/21(日) 07:07:03 ID:dZZwRhp1O
「あさ美を憎む気持ちも分かるが人間は万能な生き物ではないよ闘いに読み違えだってある」
「皆の命を背負うて戦略するし全てが上手くいくとは限らないだろう?」
あの事故がなければ彼も生きていたし、自然の怖さを初めて知ることが出来た。
彼の妹であったまいや雅、俺は引き取ることも出来ないまま恋人である……に任せてしまった。
その結果まいは兄と同じ道に進み、雅は普通の道にお互いに尊重しながら進んでいったみたいだった。
その後、まいと雅にも手をだした俺は彼女とあさ美に見つかり、逃げ回っている。
れいなが心配そうに窓ガラスからこちらを見ている。
どうやら後をつけていたらしい、唇に指を噛みずっと俺を見ているだけだった。
不意に雅とも眼があってしまう。
「なんで……なんで……」
言葉がぎこちなく聞こえ眼には涙が溜まっている。
ギュッと抱きしめるくらいのことしか俺には出来ないけれど、
君の傷ついた心を直す役目は俺ではない。
他に素敵な人がいるはず。
「なにを言ってるんですか変態」
オカマBARで俺と雅はおかしな組み合わせだろう。
兄と妹に見られても不思議ではない。
253kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/21(日) 16:34:55 ID:dZZwRhp1O
>>252
「そう言えば明さん梨沙子って子と付き合っているんですか?」
「付き合って無いよ梨沙子が勝手に言ってるだけだからさぁ」

「本当に!私にもチャンスがあるかな」

「なんか言ったか?雅ちゃん」
「何でも無いです…依頼の内容は、彼を探し出し」
「殺せと…雅ちゃんまだ」
「彼今日本に戻って来ているのだから!」

真剣な眼差しで俺に訴えかける雅は、あの頃のまま美しさを保っていた。
彼女の兄、里田吾郎は俺と同期で親友でもあった。
彼が組織紅のメンバーに殺され亡くなってしまった俺の親友彼の顔も忘れて無い。
「霧好砂綱が日本に戻って来ているのか?」
「…お願い」
潤んだ瞳で明の両手を手で包み込むように握りしめる。
「でも奴は紅を抜けイギリスで真面目に働いているってアイツから聞いたが」

「そうでも組織は昔、
お兄ちゃんと明さんが壊滅させようとFBIの頃から動いていたでしょう」
オカマBARでダンスを披露していた。
テーブルには甘いカクテルとウイスキーが用意され、楽しんでいる。

「殺す、殺さないは別にして調べてみる価値はあるそれで良いだろう雅ちゃん」
「分かったわそれでお願いします」
雅は笑った。
254kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/21(日) 16:37:58 ID:dZZwRhp1O
納得させカマBARをでると、雅ちゃんは腕を組んできた。
運悪くその現場を目撃した2人の女性がいる。
れいなと愛が俺と雅を目撃している事に気づいていなかった。

「後…着けるっちゃ」
「私はそういうの好きじゃ無いやよ」
おかしな格好で尾行を初めたれいなと愛は明がホテルに入るまで尾行は続けられた。
一泊したのか早朝ホテルを出てくる2人の姿を写真に取り変態を問い詰めようと
考えているれいなが横で見ている愛が缶コーヒーを飲みながら思っていた。
この後変態は何食わぬ顔で事務所に帰ってくると、
れいなと愛が部屋で起きていることに気づかないのか浴室に入りシャワーを浴びていた。

30分くらい経って浴室から出て来た変態にれいなは言った。
「変態!いつまで入ってると早くここに座るけん」
コツコツと指でテーブルを叩くれいながいる。
「れいな早いな昨日は事務所にでも止まったのか?」
睨んでいるれいなに隣にいる愛を見ると、ハンカチをスタンバイさせている。
「昨日どこに居たたい!」

「依頼人と会ってたけど」
「どこでたい」
「BARで」
「ホテルじゃなかと証拠もあるけん」
そう言ったれいなは写真を明に見せた。
255kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/21(日) 16:40:42 ID:dZZwRhp1O
証拠になる写真を見る明は、何食わぬ顔で写真をれいなに投げた。
「れいな!俺達さぁ別に付き合ってるわけではないよな
これじゃただの変な追っかけみたいなものだろう違うか?」
明はハッキリ言った。
れいなの表情がみるみるうちにクシャクシャになり涙目になる。
隣にいた愛もれいなに気を使っているのか慌ただしくオロオロしていた。

「俺達別に付き合ってるわけじゃ無いよな」
明の投げかけた言葉がれいなの耳に大きく木霊した。

「一度か二度寝たくらいで彼女面されても俺は困るしそれにこの女性は、
元同僚で今回の依頼人だし例えセックスしてもそれはコミュニケーションだろ」
最後に言われた言葉はれいなの胸に深く突き刺さると同時に昔の思い出が頭をよぎる。
おにい〜れいなはねぇ凄い恥ずかしがり屋さんだけど大きくなったら大空に飛ぶけん。
キャビンアテンダントになるたい!その為にもっと綺麗にならんといけんとょ

「へぇ〜いい夢だね俺もれいなちゃんを応援するよそれにれいなちゃんの最初のフアン第1号だ」
でも現実は違う今は変態の助手だし夢は叶えられなかった。
今では変態の事ばっかり考えるようになっている。
256kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/21(日) 16:43:30 ID:dZZwRhp1O
変態に恋人で無いって言われてみればそんな気がする。
確かに付き合って無いしでも自分に嘘はつきたく無いと思っていたから…

一度や二度と変態は言った。
愛なんて感じなかったって聞こえる。

れいなは初めてだったとょ
変態も同じ気持ちだと、れいなのこと恋人だと勝手な思い込みだったみたい。

あの言葉で変態のこと分かった。

どうでもいいなら抱かなければ良かったのに。
男って馬鹿ばっかりだし変態も身体求めてこないし久しぶりに抱いてくれても愛の欠片もなかった。
ペンダントのことばかり聞いてくるし本当のこと知りたい。
あの言葉が全てなられいなはどうしたらいいと思っていたら…
「言われちゃた好きでは無いだって笑えるよねぇ
れいな馬鹿だった好きな人に抱かれて1人で浮かれて」
つい最近夢にでてくる優しいお兄ちゃん、
まだ5歳だったれいなの頭を優しく撫でてくれた記憶が残っている。
博多から大阪に移り大阪の高校に通って新たな人生をおくるはずだったおにいと偶然にお台場で出会うまでは……。
257kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/21(日) 16:46:54 ID:dZZwRhp1O
心が揺れ動く乙女心お兄ちゃんと変態をどうしても比べてしまう。
小春が現れ変態の居場所を教えてもらうまでは。
天秤にかけても変態が勝ってしまう。
どうして?って聞いてしまう自分に気がついてしまった。

小春ちゃんが変態の妹とは知らず、話しかけ友達になったと思っていたら裏切られてしまう。
でもそのおかげで変態と会うことが出来たし感謝している。
14歳のとき、ビル爆破事件に遭遇して巻き込まれてしまったときあの人が現れ助けてくれた。
正直、胸触られたときはムカついていたけど顔は悪くなかった。
ジャニ系だったし格好良かった。ただ少しだけスケベで変態だったけれど、れいなは……。

翌日……昨日は疲れ果てそのまま寝てしまったみたい。気がついてみると、声が聞こえてくる。

「またきたのか?」
「うんっと頷いてくれるだけですよ!」
「頷くねぇ〜俺さぁこう見えても忙しいんだよ仕事選ばなければ……」

事務所の中で今までの整理している明は、事務所に梨沙子を手伝いに来させるようになってした。
諦めてくれると思ったけど頑張っている梨沙子を見て愛が引き受けたらと明に言ったらしい。
258kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/21(日) 16:50:52 ID:dZZwRhp1O
れいなが事務所奥部屋に居ることなんて知らずに、話し続ける明と梨沙子
「で…その依頼はやっぱりあれかな…」
「明さんお願い、梨沙子を助けて」
「うん、いいよ助けよう梨沙子ちゃんのために」
明が折れ頷いていた。何故だかあっさり引き受けてしまうと、
その瞬間だったドアが開き久しぶりの客が入って来たと思ったら懐かしい女性里沙だった。

派手な服装ではなくどこで売ってるのと聞きたくなる服装で明の前に現れる。
「あっ…久しぶりですね」
「そうだな」
平然としたままなにくわぬ顔で梨沙子と里沙の前に居た。
愛も表情変えずにハンカチの用意だけしている姿が可愛く見える。
この空気の中いつ出ようか迷っているれいながちょこっと顔をだす。
女性4人事務所で臨戦状態のまま明の行き場をなくし王手をかけた駒のように明を囲んでいた。
「元気にしているか…」
周りを気にしながら明は言った。

この展開は予想外で梨沙子と里沙と愛他から見ればうらやましいと思うかも
知れないけど実際になったら大変だ!
特に気性が激しいれいな見つかったら大変な事になる。下手な言い訳したもんなら殺されそうだ。
259kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/21(日) 16:54:11 ID:dZZwRhp1O
やはり抱くのは早すぎたのだろうと後悔してしまう。
「明さん分かってる?」
「里沙久しぶりかな」
「会いたかったんだよずっと……」
「ふ〜ん」
「ふ〜んてコラ〜」

相変わらずの突っ込みは冴えていた。
前回の出来事は、恋愛対象にはなっていない。
そんな事を考えているといつものようにドアが開き
秘書の愛がコーヒーをお盆にのせテーブルに置いた。

「れいなは元気にしてる」
久しぶりに会ったのに出た言葉がれいなのことのようだ。
「あいつが落ち込むとこ見てみたいよなぁ…」
「ふふふ…そうだね見たいね」
和んでる雰囲気の中新垣と会っている別に下心がある訳でもなく、友達という訳ではなかった。
あれから幾度に渡ってセックスを重ねたが、それはある意味コミュニケーションだと思っている。
しかしながら、れいなと出会い
里沙と出会った今俺の求めるひと欠片のパズルを誰が掴み止めてくれるんだろう。
時々自分が自分でいられないことがある多重人格とかそういう類のものではない。
精神的な問題だろう何故に俺は闘い続けるのか
いまだに分からないそれが正義なのかもそれを考えていた時あの少女と出会った。
260kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/21(日) 17:00:18 ID:dZZwRhp1O
それが今俺の目の前にいる少女梨沙子だった。
里沙の隣に梨沙子がいる決して笑うことのない少女が俺を見ている。
テーブルにはコーヒーカップが5つ並んでお菓子のポテチが置いてあった。
れいなも様子を伺う。
里沙はともかく梨沙子に関してはなにも知らない。
気になる気になって仕方なかった。
チラチラと梨沙子を見ては、溜め息がもれ愛や里沙もギクシャクしている。
変態は至って冷静でなんのことと言わんばかりに外眺める。
冷めた苦いコーヒーを一口飲んみながら私は、変態を見ていた。
冷静さを保ちながら梨沙子と変態の行動を観察している。
梨沙子という女性には笑顔がないのかと思うくらい無表情だった。
愛は変態の側に行きコーヒーカップを取り新しいコーヒーを入れに部屋の奥に行った。
「……で!明さんはどうしたいのですか?」
梨沙子は言った。
「俺か?俺はいつだって可愛子ちゃんの味方だよ」
明が発した言葉でこの場の空気が変わってしまう。
重々しくずっしりと、人が肩に乗っている感覚がある。
れいなはソファーから立ち上がり変態の側に一歩…二歩…三歩…と子猫が餌を狙っているかのように明に歩み寄っていた。
261kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/21(日) 17:02:47 ID:dZZwRhp1O
変態と梨沙子の間にれいなは立った。
でもなぜだろ2人の空間にれいなが透明人間のように透き通って見つめ合っている
通じているんだここにれいなの居場所なんてない無いんだ!
知らず知らずのうちに流した涙、変態の前で流していた涙。
「へ…」
声を出そうとしたその時だった。
ドアが開いて「ただいま〜お兄ちゃん」と大きな声で絵里が変態めがけて突進して来る。
おもいっきりばーって手を広げ明に抱きつこうとした時、
スッと絵里を避けた明が梨沙子の肩に手を置いた。

「お兄ちゃん酷い!絵里が折角急いで帰ってきたのに…」
悲しげな表情の絵里が明に訴えかけた。
梨沙子は立ち上がり事務所を明と一緒に出ると愛が奥の部屋からコーヒー持って出てきた。
「あっ…」
明が居ない事に気付くと、お盆にのっかっていたコーヒーが悲しい匂いと変わっていた。
里沙とれいなも砂の塔が崩れ落ちるような感覚で呆然と立ち尽くし。
絵里は…口を開けたままボーと明が出て行ったドアを眺めている。
固まったまま4人が時間という流れが止まったまま現実逃避をするほどであった。
262kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/21(日) 17:05:51 ID:dZZwRhp1O
変態が事務所を出て2時間35分といまだに戻る気配を感じさせない現実がれいなを不安にさせていた。
喉がいつもより渇きが早く、飲み物をおかわりするくらいカラカラだった。
「れいなちゃん今日はどうするやよ」
愛は優しく言った。「えっ…どうしょうかな部屋に戻ろうかな」
あれかられいなは自分の部屋を借り一人暮らしを始め、
新たな人生をおくるはずだったのだが、
明がまた狂わせていた。
帰ることにした。

事務所をでて新宿まででると、小さなアパートがある子猫荘という変わった名前だった。
部屋に戻って冷蔵庫のドアを開けミルクを取り出し飲み始める。
冬でもないのにコタツが置いてある。
「あっ駄目、駄目これじゃ変態どこかに行ってしまうけん」
れいなはひとりぼっちで朝をむかえた。
4時5分コタツで丸くなったれいなは、寝起きに完熟したミカンにかぶりつく。

時間が流れ携帯を眺めメールか電話がかかってくるのを待ちわびてる。
ジィィィーと画面を見ている。
まだ来ない!梨沙子と事務所を出て、3日たっている。
2人で駆け落ちでもしたって聞きたくなっていた。
それ以後変態は帰ってこなかった。
263kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/22(月) 10:55:26 ID:omzsdF2iO
>>262
変態が帰って来なくなってから寂しさもあり、
お台場で偶然会って憧れていたおにいに誘われ行った渋谷のハチ公前。
変態の事忘れ話に夢中になっている。
洒落た店に行き席に着いた。向かえ合わせでおにいを見ると、格好いいけんと思う。

けれども、そんなの誤魔化ししかないと分かっている。
変態が居なくなって寂しいとれいなの心の隙間におにいが入ってきた。

「見ないうちに綺麗になったね、れいなちゃん」
「そっそんなぁそれほどでもないです」
変態はこんな台詞絶対れいなには言わんけんやっぱりおにい優しか〜よ!

店員さんが近づき、注文をとった。
それぞれ飲み物を頼むとおにいが口を開き眼を見て言った。
「ところで…れいなちゃんそろそろ他の場所にいこうか?」
「どこ行くっちゃ!!」
「じゃーれいなちゃんはどこか行きたいとこある?」
周りはカップルや負け犬の女性達が話し賑わっている。
頼んでいたクリームソーダとコーヒーが運ばれてきた。
そのクリームソーダを飲み、行きたい場所をどこに行きたいのか考えていると…
窓ガラス越しにさゆみがれいなとおにいと話ししている所見られ正直動揺した。
264kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/22(月) 10:58:09 ID:omzsdF2iO
さゆみさんが店に入ってくる。
れいなとおにいの側にきて、さゆみが笑った。
「れいなの彼氏ですか?」
「いきなり突っ込んでくるね〜お嬢さん」
「あれ!!あれれ〜お嬢さんだんてさゆ嬉しいなぁ〜」
さゆが怖く感じてしまう。
「さゆみさんなにしに来たんですか!」
「へぇ〜さゆみちゃんっていうんだ!」
「キャハ!」
さゆはそう言って無理矢理おにいの隣りに座った。
「あの〜名前なんて言うのです?」
「悟たい!」
「れいなには聞いてない!悟さんに聞いてるのー」

「むむ…む」
頬をプクっと膨らませ外に顔を背けたれいなは足でさゆの足をコツっとつっつく。

「いやいやいやさゆみちゃんれいなちゃんと関係は…」
「友達と言うかぁ〜ペットて感じです」
「ぺっペットってなに言うとっと」
「あっ…」
いきなりおにいが大声を出したから驚いてしまう。

「すまないれいなちゃん仕事を思い出してしまたからこれで失礼するよ」
おにいはそう言ってさゆを上手く避け店をでる際れいなを視て軽くウインクしている。
さゆみは少しだけ驚いた表情をしながらも悟お兄さんを誘惑してしまいそうな眼をしていた。
265kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/22(月) 11:01:14 ID:omzsdF2iO
おにいとの楽しいデートのはずだったけどさゆに邪魔され不愉快な気分になっていた。
さゆみさんは男になら誰でもフェロモンをまき散らし誘惑していそうっていうよりもしていた。

今まで私は夢を見ていたのだろうか変態との再会してかなり経った。
当たり前の時間なのに胸がはちきれてしまいそうな想いだった。

子猫を探し偶然にもれいなの胸を触る変態…
振り返った先にあの人の顔があったから少しだけ動揺してしまう。
悟られないように誤魔化し怒ったけれどあのとき本当は抱きつきたかったって言ったら
怒るかな変態は…
絵里や愛に美貴それにあさ美強敵揃いだけれど、負けんね…
2日前のこと、明が梨沙子と出て行った10分後に絵里と少しだけ話した。
「変態はどこね?また浮気してると」
「知らなーい〜」
こんな会話が絵里とれいなで交わされている。
絵里とは仲が良いのかよく分からないでも愛は良くしてくれる。
事務所の中でれいなは孤立していた。
明も逃げ回る一方追っかけていくのも疲れている。
しかし、それでも好きって気持ちは変わらない見つめていても変態は変態でしかなかった。
266kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/22(月) 11:03:19 ID:omzsdF2iO
あ〜あなんで!なんでこんなに変態が気になるんだろう。
あの人の顔が頭の中で描かれている。
里沙も帰って行く際振り返りれいなに話した。

「明さんて本当素敵な人ですよね…ただ少しエッチだけど」
「少しどころか変態たい!」

里沙に言われていつもの私を見せている誰にも悟られることがなく、
おにいに甘えて連れてきてもらった某場所。
時計のベルが鳴ってれいなもうつ伏せのまま彼を感じ私は眼を覚ます。
不思議と安らぎを感じることが、当たり前のことのようになっていった。

ふわふわの布団から起き上がり窓をゆっくり開けた。
心地よい風と小鳥が1、2羽れいなの目の前からバッと飛び出し蒼空に飛んでいった。

着替えをすまして馴れない化粧もして外に出る。
大きなモアイ像の形をした岩におにいは座り空を見上げてれいなに言った。

「この辺りはまだ自然が残っているんだなぁ」
「そうですね」
れいなもつられて言った。

「何かあったの?れいなちゃんから誘ってくるなんて珍しいからさぁ」
陽射し眩しくおにいの顔がよく見えなかった。
267kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/22(月) 11:05:58 ID:omzsdF2iO
偶然に再会しデートの途中でさゆみさんに邪魔されぶち壊されてしまってからおにいと連絡してなかった。
全くの偶然におにいが、3日間会社が休みだったから気晴らしにドライブでもと誘われ、ここにいる

「お腹空かない!」
「空いたぁ〜」
「そこのバケツにいっぱい魚釣れたから焼いて食べようか?」
おにいは岩の影に隠れていたバケツを指差して言った。
「うん!食べようねぇ」
枯れ木と炭を使って魚を焼き始めると香ばしい匂いが広がり食欲がそそられた。
「魚美味しいねぇ」
「そうだろう!美味いだろう」
おにいは喜んでいた。
日本にもまだこんなに素晴らしい自然が残っていたと思うと胸がちょっと痛くなる。

変態は今頃何もなかったように事務所に現れているのか気になっていた。
携帯を時々見てはこの自然を見てしまう。

「おにいって優しいたいいつもれいなが辛くなっても何も聞かずにどこにでも連れて行ってくれる」
「俺はれいなちゃん思ってるほど優しくもない男だよ」
「ううん十分過ぎるくらい優しいとぉ」
首を横に振りれいなは言った。
268kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/22(月) 12:07:07 ID:omzsdF2iO
「れいなちゃんは誰と俺を見比べているんだい」
「えっ!!!」
れいなは驚いておにいの顔をみた。

「誰ってそんなのいないけん」
膨れ面でプィって顔を横にそらしたれいなはおにいと一緒に笑っていた。

「れいなちゃんは昔と全然変わってないな」
「おにいも変わってないと」
おにいは空を見上げて小石を川に投げた。
「変わったよ俺はれいなちゃんがいない間に……」

聞いちゃいけないことれいなは聞こうとしていた気がする。
おにいれいなにもまだ厚い壁がはられているようだ。

「変態はさぁ女心分かってないけん」
優しい眼差しでれいなを包んでいる悟は明るい声で次どこ行くとれいなに聞いていた。

車に戻り車を走らせること1時間45分ほどで湖についた。
その湖の近くに一軒だけレストランらしき店が建っている。

車かられいなと悟は降りてレストランに向かう。
レストラン前の看板に虹と書かれていて店の名前が虹なんだとれいなは思った。

「景色もいいしれいなちゃんなんか食べようか?」
「そうねぇ甘い物が食べたい!」
こんな綺麗な景色今までに無かった。嫌あったかも知れないけど
変態と居て気の休まる所が無かっただけだと
269kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/22(月) 12:10:04 ID:omzsdF2iO
店に入るとレストランにしては、つくりが違い真ん中のテーブルに花が飾られていた。
その花の回りにテーブルが5カ所設置されている。
「南国風のレストランみたいと」
「とりあえず座ろうか?」

「いらっしゃいませ恋人どうしですか?」
若い青年が言った。
「オススメのデザートか何かありますか?」
「俺はスパゲティでお願いします」
若い青年は少し考えてれいなに答えた。

「今の季節にピッタリのケーキがあります」
「じゃ〜そのオススメのケーキで」
30分経ってから綺麗な女性が
スパゲティと季節風ケーキとハーブティーを運んできてテーブルに置いた。

「どうですか?ここから見える景色が一番私は好きですね」
「確かに綺麗たい凄く綺麗〜」
私はしばらく綺麗な景色に見とれていて
美味しいケーキとハーブティーがミスマッチというかこのケーキに合っていた。
なぜだろうこんな誰も居ない所若い男女が店を構えてやってるなんて珍しかった。

「そのケーキ自信作なんですよ今度メニューに入れようと考えていた物ですから」
青年が奥の部屋から現れてれいなと悟に言った。
彼女もニッコリ笑うとまた景色を見た。
270kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/22(月) 12:13:05 ID:omzsdF2iO
髪が風に少し揺れている。
「本当に綺麗ですねぇこの景色…心が和むというか……変態」

「好きな人でもいるんですか?」
女性は小声言った。
ニヒッて笑って恥ずかしいそうに顔を隠す。
「連れには内緒にしておきますね好きな人が別に居るって事…」
「お願いします」

2人はクスクス笑い意気投合しているようだった。
おにいと青年はキョトンとしている。
おにいはホークにスパゲティを絡ませながら私をみていた。

「ここに来てくれた人みんなにこの赤い日記帳につけていただいていますのよ」
「そうだ!れいなちゃん記念に書かないか?」
「うん書こうかな…」
れいなは頷き、おにいと一緒に赤い日記帳に記入している。今までのことここまでのを書いていた。

綺麗な女性といい青年といい恐らくつきあっているんだなぁお互いに好きでいると確信していた。
「(イイナ〜イイナ〜通じ合っているってこと…夢のようだよねぇ全くあの変態は!!)」
カラ〜ンとお客さんが一人入って来たみたいだった。

「いらっしゃいませこちらの席にどうぞ」
「……」
271kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/22(月) 12:15:23 ID:omzsdF2iO
「お・ま・た・せぇ〜」
突然れいなと悟の目の前に現れ、悟に抱きついていたさゆみは微笑んで一口ケーキをホークで
切って『あ〜ん』してと言って悟に食べさせていた。

折角の雰囲気がぶち壊しれいなの気持ちも冷めてしまい、悟を無理矢理車に押し入れ東京お台場事務所まで帰って行った。
「あら〜気性が荒いなの〜さゆも連れて帰るの〜」
プンプン怒りながら飛び跳ねていた。

かなりの時間が過ぎたころ空は暗くなりライト点く。事務所に着いたころ0時を過ぎている。
「ありがとう、おにい楽しかったねぇまた連れてってよさゆ抜きでぇ」
「あぁ分かってたよ休みが取れたらな!」
おにいはそう言って車を走らせる途中でクラクションを2度鳴らすとれいなも気づいて手を振る。
アパートに戻らないで事務所にあるベットで朝まで寝ることにした。

翌朝れいなはシャワーを浴びた後急ぎ足で出かけている。
駅までバスで行き電車に乗ること2時間経って降りた
田舎街にある小さな店に入って行った。この小さな店の名前は『兎』っていって
以前変態に連れて来てもらう際に変態がこぼした言葉を覚えている。
272kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/22(月) 12:18:05 ID:omzsdF2iO
「俺は悩んだとき苦しんだ時辛かった時は必ずこの店の温かなスープを飲むんだ」
れいなに見せた変態が初めての悲しい顔それなのにそれなのに、
さゆみさんときたら変態だけでは物足りないのかと思ってしまう。

折角のおにいとの再会なのにさゆみさんに邪魔されてしまい、
胸に残ったモヤモヤをどこでだすか迷っていた。

とりあえず店をでて行くあてもなく途方にくれていると、変な男達が声かけてくる。

「暇!暇!暇だよね?これからお兄さん達と遊ばないてか、カラオケでもさぁー行こ?」
2人の男性はれいなの腕や肩に手をのっけながら、馴れ馴れしく誘ってきた。
丁度昼の時間だったし食事程度なら付き合っても良いかなくらい思ってしまう。
2人の男性はなぜか可笑しくヤバい感を漂わせている。
逃げ出してしまった。全速力で強引に2人から逃げ出している。
怖くて後ろを振り向けないでいたれいなはトンネルで立ち止まった。

振り返った先に男達は居なく、手を胸にあて一呼吸すると落ち着きだしていた。
「ハァハァ…大丈夫たい!れいなは大丈夫たい」
二度同じ言葉を繰り返す。
273kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/22(月) 13:04:45 ID:omzsdF2iO
闇に包まれたトンネル、カツン!カツン!とトンネルの中から足音が響いていた。

徐々に暗闇の中から姿を表した女性は前に1、2度会っただろうか?
もしかしたら沢山会っていたのかも知れないけど私は、身構えていた。

れいなの前に立ち私を見つめた女性が口を開く。
「良く無事で逃げられたのね!れいなさん」
「!?!?」
名前で呼ばれていると、教えた事もないのに知っている。
また新たな変態の犠牲者なのかと私はこの女性を視ていた。
とても可愛らしいく幼い感じをさせている。
童顔かも知れないし髪は黒色でアップにして青色のリボンを髪に付けていた。
背はれいなと同じだし1、2度会った気はあるのだか覚えてない。
「探っているのかしらねぇ…れいなさん
私と会うのはじめてだから驚くのは当然と言えば当然だけど」
女性はれいなを視た。
「はじめて…」
「違う!違う!どこだろうこの声聞き覚えがあるとぉ」
れいなは女性に返した。
「……!!」
「一人では危ないから家まで送ってあげるわ」
「身も知らん人について行くなと婆が言ってたと」
女性の顔は至って冷静と言うかキョトンとしているようにも見受けられ、一歩引いてしまった。
274kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/22(月) 13:07:04 ID:omzsdF2iO
後ろの方で男性の声が聞こえ、それも、あの2人だと感じた。
前には怪しい女性が一人、
後ろには変態そうな男性2人逃げ場は無い上手く逃げれるねはトンネルの方しかない。

トンネルに逃げようとした時に遅い。
男性2人に見つかり足がすくんでしまった。
「驚きだ!女性がもう一人増えてる」
「ラッキーだな」
ニヤケ面の男達は野獣のような眼で、れいなと女性を見渡している。
「あら、まあ、ここも物騒ね狼が2匹と子猫ちゃん1匹ですか?」
女性は呆れた表情で言った。
それに反応したのかれいなや野獣どもも返してくる。
「おいおい狼は酷くねぇ、格好いい好青年なのになぁ〜」
「あぁ…好青年だよ俺達は!」
「れいなは子猫ちゃんじゃなか!でも子猫と呼べる人一人しか認めて無いけん言わんといて」
「ふふふ……ゴミ」
「こんな危ない所にいたら危険だからお兄さん達と遊ばない」
「そうそう気持ち良いことしょうね〜」
2人の野獣共はれいなと女性に襲いかかりれいなは怖く両目を閉じてしまう。
震えていたれいなはいまだに襲いかかって来ないことに気づき目を開けた先に視てしまった。
275kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/22(月) 13:09:34 ID:omzsdF2iO
野獣共は路上で血を吐き出して倒れているのを目の辺りにしてしまう。
「だ・か・らゴミはゴミらしく家で寝てればいいのに、
そしたら痛いおもいしなくても良かったのにお馬鹿ちゃん」
この女性…強いと確信した日だった。

女性はくるりと回りれいなを視てこう言った。
「そう言えば自己紹介まだだったかしらでも興味なさそうだしまた!今度にするわ」
「では…」
女性は去って行った。
れいなも別な場所に行く。
事務所に行った。
愛とあさ美が居るさゆみの姿が見えなかった。
まさかとおもい悟おにいに電話すると悟おにいが直ぐにでた。
「もしもし、どうしたのれいなちゃん」
と普通に返ってくるそれもそうね心配し過ぎだったかなと
深く反省すると同時に女性の声が聞こえてきた。
「悟さんあ〜んしてなのー」
「私の方が可愛いいでしょなのー」
とまさしくさゆみの声が電話越しから聞こえてきた。
震える手を抑え、変態一筋じゃ無かったのと言ってやりたい気持ちになっている。
「さ…ゆ…」
「れいなちゃんどうしたの」




「さゆみが!」
「どうするの彼の事気に入ったみたいだよ」
「いいんじゃねぇ馬鹿が一人減ったわけだし」
276kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/22(月) 13:13:14 ID:omzsdF2iO
「ところで…梨沙子と明の姿が見えないがどこにいる」
「あの子猫ちゃんは明に任せてあるのに」
「謎の少女梨沙子に取られたかまい」
「私より気が荒い彼女の方が怖いかもよ」
大きな屋敷の中、複数の人達がいる。

いろんな組織が動き始め、その一部が崩壊したに過ぎなかった。
百人の敵(テロリスト)
一真(テロ集団のボスであり元FBI隊長であり別な組織の一員)って話しだった。
そして謎多き美少女梨沙子、その子を連れ失踪した元天才FBIで探偵、我々の組織の一員でもある。
3つの顔を持つ明は更に謎多き人物。
彼の本当の姿を知っているのはおそらく2人だけ私とあさ美しか知らないんじゃないかな。
彼の本当の顔は…





携帯を折り曲げて壊していたれいなは、頬を膨らませ涙目で愛を視た。
「さゆみは明様からその悟って人にのりかえたのかな」
「れいなちゃんはどうしたいの?」
いきなりの質問に答えようと探していた。
「どうしたいのって言われても…」
時間だけが過ぎていく。
おにいといい変態といい女性に弱いんだから…もう…なんだから
「私は明さんの助手だから探しに行こうと思うの」
277kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/22(月) 13:17:11 ID:omzsdF2iO
「それはれいなも思っていたたい!」
2人は意気投合し事務所を閉め明を変態を探しに行く事にした。
朝早くでて明が行きそうな所から探し回る。
途中であさ美に会い、事務所に行くと言い留守番を頼んだ。

「絵里…」
ペンダントを嬉しそうな顔で眺めている姿を里沙が見守っていた。
「知ってるの!絵里!愛さんとれいなが明さんを探しに出たって聞いたけど…」
「…お兄ちゃんエヘへへへ…」
「駄目だわこれは妄想モードに入ってるでしょー」
「うるさいな〜里沙!絵里の邪魔すると殺すよ!」

「ハイハイ…」
「明さんが美少女と一緒に失踪したって聞いてもそんな口聞けるの?」
ピュッという風の音が聞こえ、絵里の居た場所に姿が無く一瞬で消えていた。
「絵里は明さんの事になると早いんだから…私は…どうしょう」




珍しく事務所で留守番しているあさ美はテレビを視ていた。
「明様…」
ドンドンドンドン…うるさくドアを叩きつけドアを開け入ってきたのは、絵里だった。
「お兄ちゃんはあさ美さん」
いつもニヤケ顔の絵里だが何時にもなく真剣な表情であさ美に聞いていた。
278kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/23(火) 05:55:54 ID:+3IIGcFaO
>>277
「明様が梨沙子という女性とどこかに失踪したことが聞きたいの
だってあの場所に絵里ちゃんも居たんでしょう?」

「…お兄ちゃんは」
もう一度絵里は聞いた。

「う〜んどこかな〜またひょこり現れて来ると思うけど…なぁ〜」
「お兄ちゃん…」
「コーヒーでも飲む絵里ちゃん落ち着くから」
あさ美は笑顔で絵里に言った。
「あさ美殺すよ〜」
「え…り口の聞き方間違わない事ね!今は明様が居ないんだし殺しますよ」
「……くっ」
物凄い威圧感でうろたえる絵里。

富士山の頂上で吹雪を体いっぱいに受け寒さと痛みが絵里を襲っているようだった。
頭の中に南瓜プリンと抹茶アイスとお兄ちゃんが闘っている。
絵里の頭の中での格闘だった。

「負けないぞ南瓜プリンを食べてみろ!」
「ふっ俺だって負けないぞ甘く爽やかな喉ごし食べてみろ!」

「…絵里好きだ!愛してる俺とつきあってくれ〜」




「うへ…うへへへへ……お兄ちゃん今絵里が梨沙子を殺してお兄ちゃんを助けてあげるねぇ〜
それまで頑張ってお兄ちゃん、お兄ちゃん私のお兄ちゃん」
何度もあさ美の近くで妄想を膨らませていた絵里が笑った。
279kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/23(火) 05:58:45 ID:+3IIGcFaO
別の絵里がでてきたみたいだけど気を取り直してあさ美は言った。
「まっれいなちゃんといい愛さんといい絵里ちゃんも心配し過ぎだって明様に限って……」
「絵里も探しに行く…」
「ってお〜い人の話し最後まで聞いてほしいんだけどなぁ〜」



れいなと愛は、歩き回りホテルとか…ホテルとかホテルしか探してない。
後は、風俗店とかだけどリョンの国という店に入ると店長らしき人が出てきて、
いつから働けるとか聞いてくる始末だった。
「変態…いや…明を探してるちゃけど」
「……明!」

「そう明さんやよ」
俄に怖い表情に変わっている店長がいた。
「その明って人は聞いたことないんだが」
動揺しているように見えはするも、ソファーに足組みこちらを見て座っている店長がいた。
テーブルには大きなダイヤモンドで作られた灰皿が置いてあって、
馬の形したタバコ入れが置いてある。
店長は2人を見渡すと口を開く。
「まぁ……そう堅くなるなよ。お若いの視る限りまだ10代くらいだろう」
「はっはい」
「わっ私も10代やよ」
愛さんそれは、
確かに見た目10代だけど実際の年齢は2ピーですよとれいなは突っ込みたくなっていた。
280kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/23(火) 06:02:55 ID:+3IIGcFaO
「ふっふっふはははは……」
「なにがおかしかぁ」
「いゃいゃ悪い悪い笑うつもりは無かったんだがどうも我慢出来なかった。謝るよ」
頭を下げた店長でも次の瞬間目の奥から光が反射したのか?光った気がする。
馬のタバコ入れからタバコを取り出しスーツのポケットから拳銃を取り出しれいなは、
逃げようとした。でも愛さんは流石になれているのか堂々として座っている。
足がカチカチと震えトイレにも行きたくなっていた。
緊張感あるこの空気のなか店長は、拳銃をタバコに付けカッチと音と共に火が出ている。
ライターだったのだとふと安心した矢先に今度はボーイが部屋な入ってきた。
「あぁ、君かねどうしたなんか問題でも起こしたのか?」
店長が言った。
「いえ…」
そう答えたボーイはれいなをチラッと視る。
同じソファーに隣りどうしで座っているボーイがれいなを視たのか愛さんを視たのか
分からないけれども何かが起こり初めている事に違いない。
「用事は昨日から入って来た新人の女性ですけれど」
ボーイはそう言ってまたれいなの方をチラッと見る。
281kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/23(火) 06:06:15 ID:+3IIGcFaO
さっきからこの男の動き、態度がおかしいなにか知っていてれいなに気を使っているとも考えていた。
「あぁまた、あの子か分かった今行くから君は仕事に戻りなさい」
「……はい」
ボーイと店長は部屋を出ようとした時
「出口はそこのドアからだから帰りなさい」
と優しく店長は言った。

とりあえずれいなと愛は店をでてレストランに向う。
ここのレストランは明が毎朝必ず寄って納豆定食を頼んでいると言っていた場所だ。

まぁ実際は絵里に会うのが口実だったみたいだけど私達は明の行方を探さなければならなかった。
夕方になりカラスの鳴き声が聞こえはじめれいなはさっきからおかしい愛を視ていた。
ボーイと会ったときから愛の様子がおかしくなっていたのに流石のれいなも気づいていた。

「愛さんどうしたと体調でも悪くなったとょ」
「ううん、違うのれいなちゃん!気のせいだからね」
愛は笑いながら答えた。
夏なのに体がプルプル震えているのがおかしい寒いのか、
それとも恐怖に怯えた子猫みたいなそんな表情をみせていた。
282kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/23(火) 06:09:03 ID:+3IIGcFaO
ホテルに戻り、今日1日分の汗をシャワーで流している。
水が身体から胸に流れ太股えと流れていく、
いまだに迷っているおにいといい変態といい怪しげな瞳を持つボーイ。

浴室でて、ベッドに向かってみたけど愛の姿がなく周りを見ても見あたらなかった。
「携帯も壊したし連絡もできん」
ベッドに横になり疲れたのか寝てしまう。
「れいなちゃん!れいなちゃん!」
ユサユサと身体を揺らしている。
「う〜ん」
背筋を伸ばし欠伸をしたれいなは愛をみた。
「いつ戻ったと?」

「うん、ちょっとねぇ」
朝を迎え陽射しが小さな窓から射していた。初めは、陽射しが強く誰だか分からなかったけど、
それが愛さんて何となく分かっていた。
声とか雰囲気とかなんとなく愛さんだなぁって優しいんだもん甘えたくなっちやうちゃ

「御免ねぇ、いろんな事がありすぎて少しだけ…疲れたのかな」
「疲れたときは誰かに聞いてもらえばよか!」
「れいなちゃんって意外に優しいのねぇ」
2人は抱き合いそのまま時間が過ぎ、理由なんてどうでもよくただ
寂しさをまぎらわしたいと、それだけの為に私はれいなはいろんな人を巻き込んでしまうことを……
283ねぇ、名乗って:2007/01/26(金) 22:51:59 ID:6i9cTZy6O
>>282
ホテルをチェックアウトし大阪に飛んだ。
とりあえず明の事調べようと梅田まで足を運んだ。
手っ取り早く美貴さんに聞けば早いのだが研修か何かで東京には居ない。
「空港で誰と待ち合わせと美貴さん」
「誰かと待ち合わせじゃいけないのかしら」

愛さんは軽く頭を下げたれいなもそれに釣られて頭下げる。
「美貴さん…」
弱々しく愛は言った。
「明のことでしょあのドスケベが〜駆け落ちみたいな真似しょってからに〜」
「美貴さん!言葉が変ねぇ」
「大阪まで来ても明は居ない!」

れいなの顔が青ざめていく、手掛かりもなく変態の育ったところならなにか分かると、
信じて来たのに美貴さんの言葉で頭の中が真っ白になる。
「れいなちゃん!れいなちゃん」
「あっ駄目だはこれは固まっているし」
カチンコチンになって愛と美貴の声なんて聞こえ無かった。
戻ることにした。折角大阪に来たんだから美味しい物でも食べたらと、
美貴さんに言われたがれいなにはそんな余裕が無く東京に戻る事にした。
「ねぇ…れいなちゃんは信じてる?」
愛の質問に首を傾げるれいなはゆっくりと答える。
284kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/26(金) 22:54:25 ID:6i9cTZy6O
「信じてるたい!れいなが信じてやらんと誰が変態を信じてやるたい」
れいなは強く言った。
東京に着いたとき、空は紅く染まっていた。
夏だというのに東京の気温が真冬並みに寒く異常気象だとラジオで流れていた。
「着いたねぇ」
「着いたけん」
事務所に戻り、あさ美さんと話ししながら明を探そうと思っている。
事務所の中は、整理されあさ美さんが掃除してくれたのだろう。
「ただいま」
「あさ美さんなにか明さんから連絡とか」
首を横に降るあさ美を見て何も言えなくなるれいなだった。
「でもねぇ…依頼が」
「あったんですね」
「あったと」
2人同時に言った。
「依頼の内容は…梨沙子を探しだして欲しいと」
「依頼主は誰やよ」
「…霧好!」
「……!?」
愛は驚いた顔をした。
「ん……愛さん知ってると。」
「し…知らない!私は…何も…知らない」
挙動不審になり頭を両手で抑え、その場に座り込んだ。
「……愛さんあなたやっぱり…」
あさ美は椅子から立つと愛の近くまで歩みよる。
話しは途中まで参加したれいなはこんな状況の中、冷蔵庫を開け食い物をあさっていた。
285kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/26(金) 22:59:08 ID:6i9cTZy6O
>>282
ホテルをチェックアウトし大阪に飛んだ。
とりあえず明の事調べようと梅田まで足を運んだ。
手っ取り早く美貴さんに聞けば早いのだが研修か何かで東京には居ない。
「空港で誰と待ち合わせと美貴さん」
「誰かと待ち合わせじゃいけないのかしら」

愛さんは軽く頭を下げたれいなもそれに釣られて頭下げる。
「美貴さん…」
弱々しく愛は言った。
「明のことでしょあのドスケベが〜駆け落ちみたいな真似しょってからに〜」
「美貴さん!言葉が変ねぇ」
「大阪まで来ても明は居ない!」

れいなの顔が青ざめていく、手掛かりもなく変態の育ったところならなにか分かると、
信じて来たのに美貴さんの言葉で頭の中が真っ白になる。
「れいなちゃん!れいなちゃん」
「あっ駄目だはこれは固まっているし」
カチンコチンになって愛と美貴の声なんて聞こえ無かった。
戻ることにした。折角大阪に来たんだから美味しい物でも食べたらと、
美貴さんに言われたがれいなにはそんな余裕が無く東京に戻る事にした。
「ねぇ…れいなちゃんは信じてる?」
愛の質問に首を傾げるれいなはゆっくりと答える。
286kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/26(金) 23:01:55 ID:6i9cTZy6O
「信じてるたい!れいなが信じてやらんと誰が変態を信じてやるたい」
れいなは強く言った。
東京に着いたとき、空は紅く染まっていた。
夏だというのに東京の気温が真冬並みに寒く異常気象だとラジオで流れていた。
「着いたねぇ」
「着いたけん」
事務所に戻り、あさ美さんと話ししながら明を探そうと思っている。
事務所の中は、整理されあさ美さんが掃除してくれたのだろう。
「ただいま」
「あさ美さんなにか明さんから連絡とか」
首を横に降るあさ美を見て何も言えなくなるれいなだった。
「でもねぇ…依頼が」
「あったんですね」
「あったと」
2人同時に言った。
「依頼の内容は…梨沙子を探しだして欲しいと」
「依頼主は誰やよ」
「…霧好!」
「……!?」
愛は驚いた顔をした。
「ん……愛さん知ってると。」
「し…知らない!私は…何も…知らない」
挙動不審になり頭を両手で抑え、その場に座り込んだ。
「……愛さんあなたやっぱり…」
あさ美は椅子から立つと愛の近くまで歩みよる。
話しは途中まで参加したれいなはこんな状況の中、冷蔵庫を開け食い物をあさっていた。
287kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/26(金) 23:07:13 ID:6i9cTZy6O
愛の肩に手を置くあさ美、
愛を見つめるその瞳には恨みみたいな感情が込められた強さをひしひしと伝わった。

ソーセージを見つけ口に入れるれいなは新たな獲物を見つけどう料理しょうか迷っていた。
「深入りするつもりは無いけど、あなたのいいえ愛のせいで明様にもしもの事があったら……
許さないから許さないからねぇ、愛さん」
そう言ったあさ美は更に愛の耳元で呟く。
「……よ……だから……た」
愛は挙動不審になりつつも頷いた。
「れいなさん!なにか作りましょうか?疲れたでしょう」
食事を終えお腹一杯で満たされ睡魔に襲われ寝てしまったれいながいる。

「あさ美さん…私…わたし…酷い女ですね!」
「そうね…あなたが居なかったら明様は幸せな生活を送っていたのかも知れない」
「私…出ていきます。」
パーンという音が真夜中の家で鳴り響く。
「責任逃れするの?逃げるのは簡単だけど立ち向かうのは必要なこと
明様に悪いという気持ちがあるなられいなさんの力になってあげて、そして…」

「あさ美さん…分かりました私はれいなちゃんを守るやよ」
「そう良かったわあなただって…ねぇ…分かるでしょう」




288kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/26(金) 23:11:25 ID:6i9cTZy6O
れいなが寝ている間に愛とあさ美のやり取りがあった。
愛の選択も間違いでは無く、れいなと一緒にまた探しに行くはずだった。
事務所をでて、あさ美さんに留守番頼んで出かけた愛とれいなは
向こうから視たことがある人がれいなに近づいてくる。

「また、会ったねぇれいなちゃん!あれ!隣の女性紹介してくれないかい?」

「あっ愛さんだっちゃ」
ペコリと頭下げ彼の足元をみる愛…。
「おにい〜いつもいきなり現れるけんビックリするちゃろぅもう」

「はっはっはっはっ…悪い悪いどこ行くんだれいなは」
「分からんたい!!」
「行くとこ分からないのに行こうとしてるのか?」
愛はチラッと悟を見る。
車が激しく行ったり来たりする道路で信号が青に変わった。
「ぶらぶらしても仕方無いし、俺とデート……いゃ何処か遊びに行こうか?」

「うん、そうしたいちゃけどれいなにはやらんといけない事があるけん駄目だっちゃ!」
愛はまた悟の足元をみた。
「どうしたんだいさっきから俺の足元に何か付いている?」
悟は言った。
「えっえっと〜別に何となく…」
「何となくか!」
信号が赤に変わると、髪をサッとかき分けれいなと愛をみた。
289kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/26(金) 23:14:17 ID:6i9cTZy6O
おにいと会ってかれこれ一時間は喋っている。偶然にもおにいと会ってからほぼ毎日のように、
会ってる気がしてる私、意識しているのだろうかとおにいと話している時でさえ思う事がある。

何故に気になるんだろう確かに子供のときは、おにいがいいおにいと結婚するのと母や父に
言った記憶はあるでも、それって誰でもよくあることだって思っているから、
迷っていると愛さんがれいなに言ってきた。

「れいなちゃん変わったわねぇ」
『(えっれいなが変わった?)』
「前のれいなちゃんなら迷わずに前を見て突っ走って行ったやよ」
「……愛さん」

「へえ〜確かに子供の頃からそういうとこあったけど今もその性格変わって無いんだ」
おにいは笑った。
「おにい〜何がおかしかぁ」
「私、何だかお邪魔してるみたいだからそこの公園で休んでるねぇ」
「あっれいなも行くちゃ」
「いゃ俺は…」

「おにいもくるちゃ」
「ハイハイ」
「うっふふふふ……」
愛がにっこり笑った。
小さな公園に入り木で造られたベンチに座ったれいなと愛、そしておにいがいる。
風が少しだけれいなの暖かな体に触れ、今のこの時間を大切にしたいと思っていた。
290kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/26(金) 23:20:46 ID:6i9cTZy6O
話しが弾み長々と話していると日が暮れだし結局明を探す時間が無かった。
公園の近くにおにいの住んでいるマンションがあると聞いて泊まる事にした。
これには流石の愛さんも抵抗があったもののれいなに言いくるめられ、渋々合意する。

マンション暁に着くと7階の706号室がおにいの部屋らしい。
「あっここだけど部屋は散らかってるけど気にしないでくつろいで良いから」
とおにいは優しく言った。
おにいの部屋は綺麗に片付けられている。
愛とれいなはソファーに座りおにいはコーヒーを入れテーブルに置いた。

「汚い部屋だろう?」
「いいえそんな事無いやよ」
「れいなの部屋より綺麗ちゃ」
何だかあまり生活感を感じさせない部屋のような気がした。
なぜそう思うんだろう変態と一緒にいすぎて疑り深くなっていたんだろうかと、
おにいの前でコーヒー飲みながら思っていた。

結構な高いマンションにも思え対して裕福な家庭では無かったおにいにしては、立派な部屋だった。
何をしたらこんな部屋に住めるんだろうとまた、疑ってしまう。

長年探偵をしてると全てを疑って見てしまう自分が嫌いになる。
291kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/26(金) 23:24:44 ID:6i9cTZy6O
「あの、おにい聞いていい」
よそよそしく言った。
「いいよ!れいなちゃんは何が聞きたいのかな?」
「うん」
コーヒーカップをテーブルに置いて、悟を見る。

エアコンの音が妙に静かで愛さんも黙ってれいなと悟のやり取りを聞いているようだった。
「いつから東京に来たと」
「東京!……にあぁ東京にねぇ、ん、そうだなぁ去年の8月だったと思うけど」
…カタ、カップをテーブルに置いた愛は悟をみる。澄んだ瞳で彼の瞳を見ていた。
「どうしたんだい俺が東京に来た事教えていたはずだけど」
「誰に」
「親に」
「親なら連絡こんとねぇ電話番号知らんとょ」
『(電話番号!?あれ!どうしておにいはれいなの携帯の番号知っていたの?)』

不思議な顔で愛を見て首傾げた。
「悟さんでしたかしら」
「どうしました」

「あなた…何者!」
「嫌だな〜愛さん俺は普通のサラリーマンだよ去年大学卒業して今年から働いているんだよ」
「8月に東京で?」

「………」
「どうしたとょ…」
しばらく無言の時間が過ぎてゆく、愛さんの突っ込みでおにいの様子が少しだけおかしく感じた。
292kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/26(金) 23:27:24 ID:6i9cTZy6O
「元々地元では無く東京で働くのが夢だったし」
「……夢ですか?」
「愛さんなに疑ってるけんおにいは無実たい」

「そうですか」
腕時計を見たら24時を回っている。
「れいなちゃん疲れただろう愛さんとれいなちゃんはベットで寝なよ俺はソファーで寝るから」
おにいはそう言って寝室まで案内するとリビングに戻って行った。

れいなは布団に潜り深い眠りについた。
翌日、アラームの音で目が覚めた私は隣に寝ているはずの愛の姿が無く、寝室をでた。
疲れていたせいもあって服のまま寝てしまって服がシワシワだった。

ソファーで寝ているはずのおにいも居なく、仕事にでも行ってるかと思っていたら浴室の方から
水の音が聞こえてきた。
「あれ!」
ドアが開いて悟が上半身裸で下半身パンツしか入って無かった。
「なっなっ何してるうちゃ!!」
「汗かいたからね!」
「愛さん見なかった」

「嫌〜見てないなぁ」
俯いたまま無言になるれいな後ろ向き部屋をでた。
マンション暁をでて行くあても無いのに走っている。
駅に着くと、息をきらしその場で座り込んだ。
「ハア、ハア……なにれいな逃げているけん」
293kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/27(土) 03:37:00 ID:bTt3RXgXO
>>292
危険を察知したのか悟から逃げてしまい渋谷駅まで走って来てしまった。
愛さんも居なく、れなは1人になってしまう。

財布の中身を見てため息つくと、おにいがれいなを探し見つけてくれた。
「探したよ思ったより足速いんだー」
「そっそんな事無いけんおにいは分からんでもよかよ」

「ふふ……そうだな腹へったろう?」
「お腹なんて空いて無いもん!!」
ギュルルル……とれいなのお腹が鳴った。
「レストランで食事でもしょうか?」
あのレストランに入った。
「いらっしゃいませ〜お二人様ですか?」
「はいそうですけど」
「ではあちらの席で……」
何故か無口になるれいな。それもそのはず、前はここのウエイトレスで絵里が働いていたところ
そして、今のウエイトレスは里沙だった。
れいなの知り合いというか昔スナック裕子で働いていたホステスだった。
里沙に案内されおにいとれいなは席に着く。

「注文は何にしますか?」
「ん〜生姜焼定食にしょうかな」
「れいなはねぇ……唐揚げ定食にするたい」
注文が終わり頼んだものが運ばれ食事する悟とれいな。
294kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/27(土) 03:39:09 ID:bTt3RXgXO
「美味しいかったたい」
満面な笑みでれいなは言った。
「何をそんなに探しているのか教えてくれるかい」
「うん……ある人を探してるけん」
「人探しか〜まるで探偵みたいだな」

「みたいじゃなくれいなは探偵たい」
「へぇ〜女探偵か…俺も手伝ってあげようか?」
少し驚いたれいなは、腕を組考えていた。

「う〜ん」
『(愛さんも居なくなったしあさ美さんは変態の言うことしか聞かないし、
変態も……美少女と…考えるだけでムカついてくるたい)』

「駄目かい。」
「良いとょ独りじゃ心ぼそいけんおにいが居たら安心やけん」
何だか落ち着く雰囲気の中、里沙がれいなと悟を見ている。
お盆抱えてれいなの会話を聞いているようにも思えた。
光と陰がもたらす人の心、何が真実で嘘なのか分かるはずも無く変態にしてはありえない
駆け落ちをするから、愛や絵里あさ美と美貴が怪しむんだから。
私も怪しんでいるがさゆみさんに関して分かるはずも無い。
おかしな行動するしおにいを誘惑するしあの女性に関して誰も分からんと思う。
里沙がいるなか、レストランを出ることにしたれいなは里沙を少しだけ見ている。
295kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/27(土) 03:43:12 ID:bTt3RXgXO
「れいなちゃん」
「裏切り者!」
睨みつけたれいなは里沙に言葉を投げかけ店を出ると、悟に着いて行き駐車場に向かった。

車に乗り、れいなは助手席に座る。
窓を開け少しだけ風を感じると、目を瞑り微笑んでいた。
車を走らせていた。久住の家を前に変態から聞いている。
「小春っていう人と会いたいちゃけど」
「どこに行けばいいのかなお嬢さん」
「うん…ここを曲がってここをこう行くちゃ」
……で、一時間40分かかりたどり着いた久住の家、
取り調べが終わり釈放された小春は家に戻ったまでしか教えてもらってない。
車を停め小春がいる家に向かう。

「やっと着いたけん行くとょ」
「結構広い家だな」
呼び鈴を鳴らし小春出てくるのを待つこと30分やっと、ドアが開き小春が顔をだした。

「うっさいなぁ〜」
「久しぶり……小春」
れいなが居て驚くと思っていたれいなだったが意外と冷静であの頃と変わらなかった。
「隣に居る人誰です」
「あっ俺ね…俺は悟って言うんだよ可愛いいお嬢さん」
「んっ!!」
喉を鳴らすれいなだった。おにいは驚いていたが、流石に小春は無表情だった。
296kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/27(土) 04:00:46 ID:bTt3RXgXO
「外もなんだから入れば」
小春が言った。
「助かるよ小春ちゃん」
「……」

無言のまま小春とれいな、悟が入る。
リビングに案内されソファーにれいなと悟が座った。
「小春何もなく良かったちゃ」
「本当に思ってる?お兄ちゃんのこと知りたいだけじゃない」
「あっ……それは」
「お兄ちゃんの居場所なんて知らない。自分で探せば」
冷めた表情で小春は言った。
「小春……変態のこといつからお兄ちゃんに変わったと」
意地悪にれいなは言う。
「ふん!!」
「まぁ2人とも冷静に」
「冷静だけど」
「冷静だっちゃ」

女の闘いに休職が無い。困り果て見守っている悟がいた。
「帰ったら、私も知らないしおそらくは誰も知らない」

諦めて家を出ることにした。
家を出て車にのると俯いてしまう。
「これで良かったの危ないよれいな」
静まり返った車内どんより空気が重くなにも言葉に出来ないでいた。

「コーヒーでも買ってこようか」
「別によかぁ」
「でっどうするこれから俺は…」
迫ってくるおにいを避け、車から降りた私は振り返らず歩いて駅まで向かった。
「あららら…振られたかな」
297kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/27(土) 04:04:19 ID:bTt3RXgXO
駅までゆっくり歩いていると、後ろの方で徐行運転している車があった。
振り返って車を…おにいを見ている。車が止まりおにいは私を見る。
「なんで着いてくるっちゃ!!」
「心配だからなこんな可愛い女性を泣かせる奴ってどんな人なのかと思うよ」

「……おにいは優しいけんそんなに優しくされたら甘えたくなるけん」
「甘えても良いんだぞ!いつでも俺の胸を貸してやるからな」
「おっおにい」

れいなは悟に抱きついた。
「……このままでいさせて」
「あぁ…好きなだけ泣いていいんだぞ」
どれだけ悟の胸で泣いたであろう…日が暮れ家の灯りがチラホラつきはじめていた。
おにいの指がれいなの顎にそっと触れると、おにいの方にクイってやっていた。
おにいは唇を近づけてくる…と慌てて顔を横に向ける。勢いよくおにいの体を押した。
「どん!!」

「なっなにしょうと!おにい」
「嫌、勘違いしてるよれいなちゃん唇の丁度この辺にゴミがついていたから取ろうとして、つい近くに寄っただけだって
変な事しょうとした訳ではないから。」
「なんで唇近づけると…指で取ったらよかろうも」
れいなの耳に悟の声が聞こえて無いようだった。
298kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/27(土) 04:19:13 ID:bTt3RXgXO
「それに夜も遅いし俺の部屋に行こか?」
「なに誤魔化そうてしてるちゃ!!」
「そっそうだよね…俺としたことがつい綺麗な人見るとゴミ取るの忘れるくらい見とれていたよ」

「れいなそんなに……綺麗、可愛いい」
「あぁ綺麗だし可愛いいよそこら辺の男が見る目が無いんだよ」
「うん…行こうかな」
れいなと悟は車に乗り悟のマンションまで帰る事にした。
真っ暗な道路を車で走り、おにいは気を使っているのか変態の話しは避けているように思えた。

マンションに着きおにいの部屋に入ると妙な違和感を感じる。
どこが変わったって訳でわ無いけど何かこう胸に突き刺さるものをれいなは感じとっていた。

それにさっきだってれいなを襲おうとしてたし、男って皆変態なのかな。
変態は襲ってこなかったかられいなには魅力が無いとずっと思ってたけん少しだけビックリした。
「緊張しないで座ったら今温かいもの入れるからね、コーヒーでいい」
「あっ…うん」

コーヒーをテーブルに置いた。
「れいなちゃん冷めないうちにどうぞ」
コーヒーカップを持つ手が震えているなんだか今のおにいが怖く思えてくる。
299kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/27(土) 04:21:38 ID:bTt3RXgXO
「どうしたの?冷めたら美味しく無いよ」
おにいは優しい口調で言った。
「あのおにい、れいなはねぇ…」

おにいはソファーから立ち窓に向かって歩いていた。
「無理に話そうとしなくてもいいよ本当に話したくなったらでいいからさぁ」

「うん、ありがとう」
れいなは一口コーヒーを飲むとなんだか視界がぼやけて床に倒れた。
ガランとコーヒーカップも同時に床に落ちる。




目が覚めると天井がれなの目に映る。
「う〜ん良く寝たたい」
ベットから起き上がってリビングまでゆっくり歩いた。
おにいが朝食を作っていると私に気づき言葉を発する。

「おはよう!今日は早く起きたねぇ」
「いつ寝たか覚えてないちゃけど…れいないつ寝たと」
「覚えて無いの帰ってくるなり寝室に入っていたぞ」

「ふぁぁ……」
欠伸をしトイレに入っていった。
れいながトイレ行ってる時に朝食がテーブルに置かれている。
焼いた食パンが二枚にベーコンエッグとサラダにミルクが用意されていた。

「さぁ食べようかお腹すいたしね」
「うん、れいなもお腹ペコペコやけん」
300kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/27(土) 04:23:53 ID:bTt3RXgXO
こんな生活したことが無く憧れもあるでも、目の前に居るのは変態ではなくおにいだから。
「あっ美味しいたい」
「喜んでくれると作りがえがあるなぁ」
悟は笑った。
自分でも不思議に思うことがある。変態と出会い何年か経っても好きって言葉を口にしない。

「おにいは彼女とか居らんの」
「彼女かぁ〜」
悟は窓をみた。雲一つ無い蒼空に、陽射しだけが窓をくぐり抜け台所照らしている。
光が壁に反射してミルクに射していた。
「気になる俺に彼女がいるかいないか?」

「う〜んどうでもいいけんまずは、あの変態をボコボコにして東京湾にでも沈めるたい」
おにいに気を使って強がってみせた。
「あっそうだ!これからさぁある人に呼ばれるけど、
れいなちゃんが良ければ一緒に着いてくるかい」

「いいよ今日は一人で探しに行くけん事務所も心配やし」
「そうか残念だな友達にれいなちゃんを紹介しょうと思ったのに残念!」

「ごめんなさいまた今度誘ってね…おにい」
食事を終え後片付けをしていると雑誌が冷蔵庫の下に落ちていた。
雑誌を手にとって表紙を見ると、見たことがある人物がのっている。
301kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/27(土) 04:26:39 ID:bTt3RXgXO
雑誌の一面を飾っていたのは、あの時私を助けてくれた女性だった。
雑誌に彼女の名前がある鈴木財閥社長鈴木愛理。

「社長だったんだそれもあの鈴木財閥の」
「でも、なんでおにいが全然関係ない雑誌よんでるとしかもこれ明後日発売する雑誌だっちや」
洗い物してるれいなに悟がゆっくり近づいてくる。
「れいなちゃん洗い物……」
何故だろう見つけた雑誌を後ろに隠しておにいの顔を見る。

「じゃあ先行くからゆっくりしていったら」
そう言って笑顔で部屋を出て行く…れいなは胸に手をあて、深呼吸をした。
『(なぜだろう見つかったら怒られそうな気がする……
怒られる違う、なんで明後日発売する雑誌を手に入れてるの)』

私は興味をもち彼女がのっているページを読むことにした。
そこには赤色のペンでこまめに印しや棒線を引いている。
彼女のページを止め、他のにも目をやると特になんの印しや棒線などなく普通だった。
次のページをめくるまでは……
そのページには何も書いてなく写真が3枚ある。
一枚目にはへ……変態とあの女性と一緒に映っている写真だった。
302kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/27(土) 04:29:16 ID:bTt3RXgXO
絶望感を感じその場に座り込んでしまう。震える手で2枚目の写真を見た。
そこに写し出されてあったのは変態一人だけだった。続いて最後の写真はれいな…わ・た・し
「なんで…おにいがれいなと変態と鈴木財閥社長の写真をもっとると?」

私は混乱するなか部屋を出て事務所近くにある小さな公園のベンチに座っていた。
「おにいは一体何者たい…れいなは誰を信じたら良いのか分からんと」
暑い陽射しを浴びただ座るしかなかったこのまま事務所に帰っても良いのか悩まされている

「あっ写真持ってきちゃた!」
ずっと写真を眺めていると、ポッリポッリと雨が降ってきた。
濡れているのは分かっていたでも動けない体がガチガチでどうしょうもない。

視界が一瞬暗くなると冷たい雨がれいなの体にあたる事は無かった。
振り返る先に愛さんがいた。

「どこに居たと急に居なくなるから心配したとょ」
愛さんは微笑むだけだった。
ずぶ濡れのれいなを事務所まで送ってくれた愛は私に言った。
「ここ…まで私はここまでしかれいなちゃんには出来ないから」
その一言を言い残し事務所前から消えた。
303ねぇ、名乗って:2007/01/27(土) 04:37:00 ID:pBSUzPTI0
田中れいななど有名女優・女子中高生・アイドル歌手のいじめなどのアイドルのお宝物結構ありました。
携帯で見えるのがいいね。
http://tool-4.net/?main
304kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/28(日) 17:03:43 ID:VWVDDvYyO
>>302
愛さんの言った最後の言葉が気になってしょうがなかった。
『ここ…まで私はここまでしかれいなちゃんには出来ないから』
なにが出来ないのか私は分からない事務所に入ると、あさ美さんがなにか食べていた。
「見つかったれいなちゃん」
ポリポリお菓子を食べながら話している幸せそうな顔をして変態が、
失踪したのに心配して無いんではないのかと正直あさ美さんを疑ってしまう。

「あさ美さんは心配じゃ無いですか?」
「信じてるから私は明様を信じてますから」
「…あさ美さん」

皆そうなのかな、あさ美さん美貴さんさゆみさん愛さんそして絵里も変態を信じて待ってるのかな
と考えていると凄いスピードで次のお菓しに手をつけるあさ美がいた。

「ふっ太りますよ」
「私太らない体質だからいいの」
「なんかやけ食いしてるみたいやけん!」

「みたいじゃ無くやけ食いしてるのよ!れいなさん」
呆れ果て服が濡れて気持ち悪いから浴室に向かい、
着替えを済ませる前にシャワーを浴びていた。

両目閉じて頭の中で写真が鮮明に残っている。
「おにいは初めから変態のこと知っていたことになるれいなと会う前から…」
305kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/28(日) 17:08:43 ID:VWVDDvYyO
雨のようにうたれ温かいシャワーが私のカラダを温めている。
「変態はどこに居るたいれいなは…」
テレビの音が聞こえてきた。なにかの記者会見のようだ。
「……です……またの…」
シャワーを終えバスタオルで体を拭いて着替えをすませると気になっていたテレビに目を向けた。

テレビに映っていたのはあの女性だった。雑誌に載っていた鈴木愛理と字幕で書かれている。

「あさ美さん」
何度もあさ美さんを呼んでるのに気づかないのかテレビに夢中だった。
というよりも鈴木愛理を見ていた気がするのはれいなの気のせいだろうか?。

「れいなさん」
ポッリとあさ美は言った。
「えっなっ何ねぇ…」
「選択を間違えたら駄目だよ自分を信じて信じられる人だけ信じるの」
「じゃ〜あさ美さんは信じていい人」

あさ美は考え込む仕草をした。
天井を見上げては、ん〜とかは〜とか言っている。
やっと出た言葉が
「信じない方がいいかも」
その言葉を聞いたれいなは驚きに包まれている。
普通ならどんな人でも私を信じてとか信じなさいとか言うはずなのにあさ美さんは言わなかった。
306kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/28(日) 17:11:18 ID:VWVDDvYyO
もしかしたらあさ美さんは本当に信じられる人かも知れないと勝手に解釈した。
「本当はあさ美さん変態の居場所知ってる気がするたい」
「なぜ!そう思うの?」

なぜってあさ美さんが、
一番変態の事を理解し分かっている気がするからに決まってるちゃろうと口に出しそうになった。
グッとこらえたままれいなは事務所を出て行った。

事務所前でグッと拳を握りしめ目を瞑った。
雨はあがたようだ。通り雨だったのかそれにしては長く強い雨だった。

何度も写真を見ても変わらないおにいに聞く勇気が無い。
気づいたら公園の真ん中で呆然と立っている。
今までなにを目標にしてきたのか分からない変態だってれいなを抱く気なんて無かったみたいだし。

「あれ〜れいなじゃないの」
「この声は聞きたく無い、嫌会いたくない女性さゆみさんや」
小声で言った。

「悟さんと一緒じゃないんですの〜」
嫌みな声でれいなに言った。
「一緒じゃ無くて悪いと」

さゆみの表情は、いたって冷静で澄んだ黒い瞳をしていた。
「別に居ない方が都合いいの」
公園の中で美人が二人立っている
周囲の人なんてお構いなしに熱視で互いを見ていた。
307kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/28(日) 17:13:40 ID:VWVDDvYyO
鈴木財閥のパーティーがあるそのパーティーにさゆみさんが呼ばれたみたいで
変態が失踪したせいでパートナーが居なく良いところにれいなが居たから
誘ったってさゆみさんが言った。

大きな会場で有名人ばっかり集まっている盛大なパーティーだろう。
落ち着きが無く、キョロキョロと人を見ているれいなは…
なぜ変態やさゆみさんが誘われたのかは謎だけれど、楽しもうと思った。

「始まるわよれいな鈴木財閥の社長の言葉があるの」
「間近で見るなんて初めてたい!」

ワーワーワーワー……
赤い幕が上がり秘書らしき女性がまずは現れた直ぐに隣にあの女性愛理が並んでっている。
マイクを持ち大勢の前で秘書が一言二言を話した。

「忙しいなかお集まりいたしまして誠にありがとうございました本日社長の誕生日祝いに
駆けつけて下さった皆々様ありがとうございました
鈴木愛理からお言葉あります。では…社長お願いします!」
スポットライトが愛理にあたると、秘書は後ろに下がり愛理がマイクを手で掴んだ。

「今日は私の誕生日祝に駆けつけくれた皆様本当に感謝しています愛理とても嬉しいです」
308kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/28(日) 17:15:47 ID:VWVDDvYyO
カメラマンが多くパチパチとフラッシュが光る。
さゆみさんはシャンパンを飲んでいた。黒いスーツを着た人がお盆にお酒を載せ客に運んでいた。

さゆみさんってピンクのドレス似合っていた。
れいなはそんな綺麗なドレス持ってないから恥ずかしかった。
「あれ…」
今おにいの姿がカメラマンに混ざっていた気がしたけど、
れいなの思い過ごしと思い気にも止めなかった。

「さて、これから鈴木財閥がもっと世界に重点をおいて……」
話しが誕生日祝いから会社の事にかわり、れいなの耳にはもはや聞こえていなかった。

「美味しい〜これ!」
愛理の演説なんてお構いなしに食べる食べる凄く食べるれいなだった。
パクパク…モグモグ…これでもかというくらい豪華な食事を食べている。

「この肉美味しい〜さゆみさんも食べるとょ」
「私はいいの…で…れいなは愛理のことどう思う?」

「綺麗な人やけん」
と言ったれいなはおにいが持っていた雑誌の中に挟まっていた一枚の写真を思い出していた。

愛理と変態が楽しそうに会話している所を写した写真を気になってしかたなかった。
「れいな…聞いてるの?」
さゆみはれいなの肩を揺らしながら言った。
309kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/28(日) 17:20:56 ID:VWVDDvYyO
「あっごめん聞いてなかったけんさゆみさんもう一回言って」
舌をチョロとだし謝るれいなにお酒が渡された。
「れいなはお酒飲めんけんミルク頂戴!」

黒いスーツ着た人が困った表情をしさゆみを見ていた。
「あっ…ですのでオレンジジュースかお子様で飲めるものはありますの?」

れいなは頬をプクプク河豚のように膨らませ、黒いスーツの男からお酒を取り一気に飲み干した。

グビグビ音を立てもう一杯とお酒を要求する。
「れいなは大人たいいつまでも子供扱いせんでいいけん」

更にもう一杯そして、二杯、三杯と止まる事を知らないれいなは顔が赤く染まりほろ酔い加減に
さゆみや知らない客に絡み、説教までしていた。

愛理さんは誕生日祝いに来てくれた友達や大物達に挨拶しに回っている。
そしてさゆみとれいなの前までくると愛理はゆっくりれいなを見た。

「あら、あなたも来ていたのですね…」
「れぃにゃはぁよっぱりゃってにゃいけんぎゃんばるっちゃろぅもぅ」
あきらかに酔っていたれいなはフラフラになって愛理さんの肩にバンバンと叩いていた。

二時間ほどかかり酔いも覚めてきたころさゆみと愛理さんの姿は無かった。
310kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/28(日) 17:23:35 ID:VWVDDvYyO
その時だった幕があった場所から声がする方に振り向くれいなは愛理をみた。

「今日は」と愛理さんが言った瞬間だった。
会場がパッって灯りが消え真っ暗になった。
「キャー」とか騒ぎ出している人もいる。
「れいな!どこなの?」
さゆみが言った。

「なんも見えん」
バーン!バーン!銃声の音が会場に木霊した。
「あっ痛いとね!」
「れいなちゃん!」
「えっ(今の声」
暗闇のなか人に蹴られぶつかり合いながられいなはフラフラしている。
「チッ…」

「甘い!」
バキュン!?
れいなは後ろに居た人に押され倒れ込んでしまう。
床に手が触れヌルッと液体なものが指に着いた気がした…。

灯りがところどころつきはじめ周りが見渡せるまでになると、キャーと悲鳴が聞こえ
その女性がれいなに指差している。
良く見るとれいなの手が真っ赤な色に染まっていた。床に着いていた血痕が手に着いたらしい。

周りが騒ぎ出すから警備の人や警察が駆けつけてきた。
「れいな…」

「社長大丈夫ですか?」
「えぇ…それより皆さんは無事ですか?」
「れいなは何にも知らんけんはなすとょ」
311kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/28(日) 17:26:47 ID:VWVDDvYyO
「この騒ぎの犯人らしき人物を捕獲しました。」
「ご苦労っでこの野獣はこの会場に」

「誰が野獣たいこの手錠外せー」
警察官に取り押さえられ身動きが取れないでいたれいなは叫んでいた。
「現場検証を始めろ」
「警視!野獣を…いいえ犯人らしい女性を捕まえました」
「ん…犯人?」

警視がれいなの元に足を運ぶと、ツンツンした態度でれいなに言った。
「いつかやると思ったけど本当にやるとは」
「美貴さん助けてとょ」

れいなを見ながら美貴は手を口にあて欠伸をした。
「署まで連行しなさい!」

「なっこのブス性悪女!男いなく寂しい女!」
無表情のまま美貴は言う。
「!!!?いいから早く連れて行きなさい」

さっきから笑いをこらえていたオッサン刑事を美貴は蹴り飛ばした。
「逃がしたの」
「さゆみ明の姿が見えないけど」

「私は戻って取り調べをする」
美貴は車に乗るとそのまま走り出した。それを目で追った愛理はしゃがみ込んで、
道路に残された血痕を指でなぞるとさゆみに言った。

「この怪我だとかなり重傷ねぇ」
「愛理ワザと外したんですの?」
さゆみは意味ありげな言葉を吐いて愛理を見た。
312(仮題)Destiny:2007/01/30(火) 03:52:49 ID:GYeHi3Ib0
(前スレ612より)

「れいなちゃんは?」
「ん?何?」
「れいなちゃんの初恋の人ってどんな人だった?」
「え・・・?」
ちょっと意地悪かな、とも思ったが、オレは同じ質問をれいなに返してみた。


「・・・・・・・・。」
しばしの沈黙が流れた。

れいなは黙ったままだ。昔を思い出しているのだろうか。

ふと、れいなのほうに目をやった。
すると・・・・・・、
れいなもこっちをじっと見つめていた。

互いの目が合う。
でも、不思議と恥ずかしさや照れは感じなかった。何故か・・・目を逸らすことができなかった。
れいなの目に引き寄せられるように、オレは見つめていた。

また沈黙・・・。
オレとれいなは、お互いに目を合わせたまま微動だにしなかった。
313(仮題)Destiny:2007/01/30(火) 03:54:45 ID:GYeHi3Ib0

そして・・・・・・

「ねぇ、シュウちゃん・・・」
れいながこの沈黙を破った。
「ん?」
「れなね、今・・・・・・好きな人がいると。」

れいなの口から、衝撃的な言葉が発せられた。
「好きな・・・人?」
「うん・・・。でもその好きな人には、まだれなの気持ちは伝えてないんけどね。」
「あ・・・そ、そうなんだ。」

(何どもってるんだ、オレは。)
明らかに動揺しているのが自分でも分かって、何かすごく恥ずかしかった。

そりゃー、このくらいの年頃の子だ、好きな人の一人や二人いたっておかしくない。
でもそれを何故オレに言ったのか、よく分からない。
確かに話の流れは恋愛の話になってたから、それを考えれば不自然ではないのだが・・・
314(仮題)Destiny:2007/01/30(火) 03:55:41 ID:GYeHi3Ib0
れいながオレに好意を持ってくれていることは間違いないだろう。
けど、それが恋にまで発展するかどうか。
それを考えたときに、このれいなの発言は、オレに若干の失望を与えた。

(自分の好きな相手に、こんな話はしないよな・・・。ま、差し詰め、良き相談者ってとこか。)
そんな思いがオレの中に浮んできた。
「で?れいなちゃんは、これからどうするつもりなんだい?」
「え?」
「だから、その好きな人に対して、どうするつもりなの?」
「どうするって・・・・。れな口下手やから、いつか・・・・・・いつか伝えられたらいいな、って。」
「いつかって・・・・、そんなモタモタしてたら他の人に取られちゃうぞ?」
「う・・・・うん・・・。」
れいなはあいまいな返事をして俯いてしまった。

「意外とれいなちゃんって、恋には奥手なんだね。」
「うるさいっちゃ!」
オレは思わず笑いがこぼれた。

しかし・・・・れいなは笑っていなかった。
「もう・・・ホント、シュウちゃんはオッサンとね!!」
そう言って席を立ち上がり、教室を出て行った。

「おいおい、どうしたんだよ?ちょっと待ってよ!」
オレは慌てて、れいなの後を追いかけた。
315シュウ ◆AvluhZaSuE :2007/01/30(火) 04:00:23 ID:GYeHi3Ib0
久しぶりの更新です。4ヶ月ぶりでしょうか。

展開が吹っ飛んでる感じもしますが、ご了承下さい。
次回はこんなに間を空けずに更新します。

>>シャブ中さん
亀レスもいいとこですが、お久しぶりです!
オレも待ってますよ!
316kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 05:09:20 ID:Wu6QxScEO
>>311
新宿署で取り調べを行っていた。
「罪はなんねぇ」
「侮辱罪」
美貴はあっさり言った。
「とりあえずれいな今日は泊まりなさい」

美貴は取り調べ室を出ていった。
「このーここから早く出せぇぇぇ…」



「これでいいの…」
「あぁとりあえず安心だろうここに居れば」
この部屋で2人っきりで居る。
「言った通りにしたしねぇ〜たら〜」

「俺には時間が無いれいなを頼んだぞ!」
牢屋に入れられ冷めた灰色のコンクリートに古汚いベットがあるだけだった。
着替えくらいは美貴さんが用意してくれるのだが肉料理が出てこなかった。

夜になり牢屋が暗くなり蛍光灯が光を放つ。
汚いベットで寝て朝を迎え、面会の時間がきた。
警官に側について面会人と会う事になった。
部屋に入り窓に覆われた場所でれいなに会いに来た人が座っている。
「元気だったれいなちゃん探したよ。
いろんな人に聞いたらここに居るって言われ心配だから見に来たよ」

「おにいどうしたと!?」
「欲しいものとかあったら言ってくれていいから」

「肉…肉が食べたいけん今度持ってくるたい」
317kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 05:13:02 ID:Wu6QxScEO
面会の時間が過ぎ、れいなが牢屋に戻るとその後ろ姿を悟がずっと眺めている。



「チッ俺としたことが失敗するとは」
「あいつの情報はどうしたここ2、3年あいつの情報が無いぞ」
「なかなかしぶといし言わないから弱みも見せないしねぇ」

「裏切っているわけじゃ無いだろうなぁ」
「……そんなわけないじゃない!」
ドアが開き男が入ってきた。
「さゆみさんこちらにいらしたのですねあの方がお呼びです」
「そう…良くってよセバスチャン!」
「あの〜言いにくいのですが私の名前は石田と言いますセバスチャンと言う名は…」

部屋をでるとさゆみはあの方という人と会っていた。
広い部屋で豪華なシャンデリアが飾られてある。
「れいなは」
「捕獲していますのだって醜い家畜にはちょうどいい部屋ですの」

「動ける人が失踪するから苦労するわ」
大きな窓を開け広い庭には無数の花が咲いていた。

「さゆみ分かってると思うけどこれ以上時間も人材もないのよ」
「流石のあの人も今度ばかりは無理みたいね」
さゆみの黒い瞳が彼女を映し出していた。
318kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 05:16:01 ID:Wu6QxScEO
退屈な牢屋生活に飽きてくると、れいなはどうやって抜け出そうとしていた。
牢屋の向かい側に見張りの警察官が2人椅子に座っている。
かなり厳重に警備をしているとれいなは考えた。
「そこに居る格好いいお兄さんちょっとこっちに来るけん」
「ん!どうした体調でも悪いのか?」
警察官はれいなに近づいてくる。もう一人の警察官は座ったままこちらを伺っていた。
「そっちの座っている格好いい人も来るっちゃ!」
「そいつで十分だろう!」
れいなの前に立ちれいなを見ていた。
「別に体調悪そうにはみえんぞ」
カランと何かが落ちる音がした一人の警察官がその音の方に向かった。

彼も振り返っている隙にベルトに鍵がついているのを確認すると、そっと鍵を取った。
「何かあったのか」
鍵を鍵穴に差し込むと開いた。
カッチと鳴った音に振り返る警察官をれいなは思いっきり殴っている。

倒れた警察官を踏み歩いて脱け出すことに成功した。
「野獣が脱走したぞ!!」
「なに!家畜が脱走だって」

「れいなが脱走しただと」
慌てる警察官がそこら中を探し回っていた。
319kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 05:19:04 ID:Wu6QxScEO
「ハァハァ…ここまでこれれば大丈夫たい」
プップッーとクラクションが鳴った。音が鳴った方に振り返っている。

「れいなちゃんどうしたの乗りなここじゃバスもないから」
「うん!ありがとうおにい」
助手席に乗り込むれいなは、おにいを見てニヒっと笑った。
「どこか行きたいとこある?」
「ん〜とりあえず肉が食べたいけん肉料理の美味しい店に連れてって」
可愛いく言った。

車を走らせ45分かかった。
ちょうど今の時間だとこの辺りは人がいなく、食堂やファミレスでも待つこと無く食べられる時間帯だ。

ファミレスに入ったれいなと悟、禁煙席の窓際の席に座った。
和牛のステーキを頼んだ。
「れいなちゃん日曜日にデートでもしない?」

「う〜んで〜も変態が怒るといけんたい」
手を握りしめるおにいに頬が赤く染まる。
「俺のこと嫌いかい俺はれいなちゃんのこと好きだけどなぁ」

「なっなに言ってるとれなは、れなは」
戸惑いながら外をみると、人が本当に通らない道だった。
和牛ステーキがテーブルに置かれれなはは20日振りに肉を食べた。
320kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 05:22:10 ID:Wu6QxScEO
「美味ちい!変態にも食べさせてあげたいっちゃ」
「れなはちゃんは変態のことが好きみたいだね俺の入る隙間が無いみたいだよ」

ステーキを平らげ、コーンスープを口にした。
「おにいって冗談ばっか言ってるけん本気にせんとねぇ」
「俺はマジなんだけどな」

ゆっくり時間が過ぎて鳩時計が鳴ると鳩に変わってハートが出てきそうになる。
ウエイトレスがこっちを見ている。やっぱりおにいとれいなでは、援交してる風に見えるのかな。

「女探偵だったよね俺もさぁ
知人から噂でれいなが探している人か分からないけど浅草で昨日見たらしい。」
「おにいって変態の顔知っとぉと」
水の入ったコップを口に運んでいるおにいが喉を鳴らしごくごく飲んでいた。

「嫌だな〜忘れたの5年前手紙に似顔絵を書いて俺に送ったじゃないか忘れたの?」
「そうだったかな〜んっとねぇ…」

その頃、新宿署内では大騒ぎになっていた。
家畜いや野獣これも違うれいなが檻から逃げだしたことがばれて騒ぎが起こってしまった。
見張りの警察官2人が3ヶ月の重傷を負う事件が起きる。
こんな事がマスコミ連中に嗅ぎ疲れたら大変なことになる何とかもみ消したい美貴は…
321kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 07:09:11 ID:Wu6QxScEO
「まいたなぁ…おい!ハゲ」
慌てて警視、美貴の側に駆け寄る。
「けっ警視なっ何でしょうか?」

ため息をし首を横に振る美貴は、ハゲ刑事を強く睨んだ。
「早く探しマスコミ連中に見つかる前にれいなを連れ戻しなさい!」
「はっハイ!直ぐに」
ハゲ刑事は急いで向かおうとした時、椅子に足を絡ませ転んでいた。
「使えない部下をもって美貴は悲しいよ」

「あの人の言い訳考えなきゃ…」
椅子に座って机に肘をつけ電話を見つめていた。
こんな事になっていることとは知らず、車を走らせている。

高速に乗り横浜に向かっていた。
「おにいとご行くっちゃ?」
「んっ理由は知らないけど、逃げているんだろ?今横浜のホテルに泊まっているからそこに行くしか
無いと思うけど…事務所やアパートに帰ってもおそらく捕まるだけだから
俺と同じホテルの方が安全だろう?」

「おにい〜話しながーいけんおにいの泊まっているホテルでよか」
おにいは微笑んでいた。
車を走らせ1時間20分かかってホテルに着くことが出来た。
1007号室のドアをカードのような物で開けた。
322kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 07:11:09 ID:Wu6QxScEO
部屋は豪華っていうか広いべットも大きいしソファーも大きい。
「お腹すいたらルームサービスで頼んで俺風呂に入ってくるから」
おにいはそう言って1階の風呂えと向かって行った。
ベットに座り悩んでいる。確かに脱走出来たけど、牢屋からでたとき警察官2人は居なかった。

おかげで逃げることが出来たし偶然にもおにいに会って車まで乗せてもらいホテルも…
「変態はれいなのことどう思っていると」





「そろそろ聞けるんじゃない」
「まぁ慌てるなよ!お前もせっかちだな」
ロビー近くのソファーで携帯で話す悟が居る。

「そろそろ部屋に戻るよ!お前も早く探せあいつの居場所くらい心当たりは無いのか」
「……切るから…」
プープープー……

「ふっあいつなに可愛いくなってんだまさかあの男に惚れたのか…さて俺も仕事するか」
おにいは部屋に戻るとベットに近づいてれいなはグッスリ熟睡して気づきもしないまま
おにいの手によって服が脱がされいった。
「ん〜ん!」
目が覚めゆっくりおにいをみた。
おにいは慌てる様子もなく「汗かいていたから服を脱がしたんだよ」
と嘘言ったことはれいなでも分かっていた。
323kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 07:12:54 ID:Wu6QxScEO
「れなはちゃん!俺だって男だよこんな綺麗で可愛い女性みたら…分かるだろう」
「おにい…」
寂しさもあるのか、れいなはおにいに抱かれるのを望んだ。
その時だった脳裏に変態の顔が浮かび上がって、涙がこぼれ落ちる。
裸同然まで脱がされ下着姿になっていた耳元で、
『ペンダント』どこにあるのとおにいに聞かれ答えていた。

「ペンダント!知らんたいそんな物分からんけん」
「れいなちゃん」
いつもおにいではなく真面目顔で唇がれいなの唇に近づいてくる
「いっ嫌!!」
顔を背けおにいを拒んだれいなはまた涙を流す。
「くっ…」
しばらく経っておにいも諦めたのかこれ以上の事はしてこなかった。
それどころか『ごめん仕事で疲れていたから』と言い残して部屋を出てしまう。
「ぐずぐず…」
泣き止まないれいなはシーツを握りしめ変態のことを待っていた。

前ならすぐに助けに来てくれるのに気配も感じなくなっている。
ベットから降り浴室に入りシャワーで軽く体を流している。
おにいに迫られ抱かれてもいいと思っていたけど、
急に憎たらしいあいつの顔が浮かんでくるから変態の明の顔が…
一生分の涙を流した気がした。
324kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 07:15:13 ID:Wu6QxScEO
携帯を壊したおかげで誰とも連絡がつかないと思っていたら
この部屋に電話がついている事にやっと気づいた。
変態の携帯にかけても出ない。虚しさに溺れおにいに身体を許すところだった。

翌朝までおにいは帰って来なかった。昨日気の迷いにせよおにいに抱かれようとしたれいなは、
恥ずかしながらに俯いている。耳元でペンダントと聞かれたとき何でおにいも
変態と同じこと聞くのって思っていた。
ルームサービスでステーキとコーヒーを頼んでいると、おにいの不可解な行動が怪しく思えてきた。
「あれ!早いね起きていたんだ」
昨日のことを忘れているみたいに優しく言った。
「おにい…昨日のことちゃけど…」
「……ごめん!俺もどうかしていたんだ友達の話しだけど」友達には可愛いく少し変わった恋人がいました。
その恋人はある店でバイトしていたら声かけられ、知らない人について行ったら犯されてしまった。
「可哀想その恋人どうしたの」
「今も生きているよ好きでもない人に犯され今はどこにいるのやら…」
おにいは遠い目で語っている。
変な空気の中、おにいはれいなになんで話したんだろう。
325kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 07:17:26 ID:Wu6QxScEO
れいなには関係ない話しのように思え今の話に似た人物を考えていた。
「まさかねぇ〜れいなの勘違いだっちゃ」
ベルが鳴り頼んでいた料理が運ばれてきた。
和牛ステーキとコーヒーといろいろ頼んでいたみたいだった。

「おにい!一緒に食べるけん早く座るっちゃ」
「あぁ悪い…食べようか」
あの話しは何だったのだろうか友達!れいなにはおにいのことに聞こえたとょ
「あっそう言えばよく変態って言ってるけど誰のことお兄ちゃんに教えてくれないかな」

「良いよ変態って言うのはれいながつけたあだ名で本当の名前は明って言うけん」
「……明」
「おにいどうしたたい顔色悪いけんお腹でも壊したとょ」

体調悪いのか変態の名前だしたとたんに顔色が変わった気がする。
「思い出したちゃおにい鈴木財閥の社長と知り合い
れなはお礼言いたいけん知り合いならアポとって」
コーヒーをすすりながらおにいはれいなを見た。
「人違いだろう鈴木財閥のパーティーに呼ばれるわけが無いよ」
「ふ〜ん…まっ良いたいおかわりするけんねぇ」
楽しく会話が弾み外の景色も良くれいなもそれ程気にかけている様子もなかった。
326ねぇ、名乗って:2007/01/30(火) 07:53:44 ID:vsQnjnxMO
シュウさん、更新待っています。
327ラセラ ◆XkUPs6iYnA :2007/01/30(火) 08:09:00 ID:Wu6QxScEO
>>325
第七章『愛の鐘を鳴らす編』は終わり
第八章『子猫の微笑み』です
328kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 17:57:34 ID:Wu6QxScEO
>>325
食事が終わり今日の予定も無いれいなは退屈していた。
テレビ見ても面白い番組も無く警察に追われていることおにいにも話していない。

おにいは三時間ほど睡眠をとるとまた部屋をでた。
三枚の写真、やはりおにいは嘘ついている変態のこと知っているのに知らないとかその証拠に

写真がある。雑誌に挟まっていたこの三枚の写真れいなと変態そして鈴木愛理…おにいって何者。
いろんな事ありすぎて戸惑っている自分に苛立ちを隠せないでいた。

ベルがなった。
れいなはルームサービス頼んで無いと思い出ている。
ドアが開くと目の前に美貴さんがいた。

「ここに居たんだ!探したぞれいな」
「美貴さんどうしてここが?おにいが言ったと」
「おにい…れいなお前何にも知らないのか?」
美貴さんはズガズガと部屋に入ってくるとおにいの荷物をあさっていた。
「れいなの質問に答えてないけん」

「誰に聞いたかだったわね電話があったの内の署にね、女の声で、
でっ来てみたられいなが居たわけお分かり」
美貴は微笑みながら首を傾げる。身動き取れないれいなはまた牢屋に入れられるはずだった。
329kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 17:59:52 ID:Wu6QxScEO
美貴さんに連れられ車に乗ったれいなに銃弾がタイヤに直撃した。
バーン!!と聞こえ車体が傾くと車の影に隠れた美貴は拳銃を取り出し構える。

れいなは車から降り逃げるように
別の車に隠れようとした時バーンという拳銃の音が聞こえ美貴の声が聞こえた。

「危ない!?」
美貴がれいなを庇うように二発目の銃弾が美貴に命中した。
「……」
「だっ誰か〜美貴さんが美貴さんが死んじゃうたい〜!?」
「おい!いま変な音しなかったか?」
「助けて聞こえた気がするぞ!!」
タッタッタッタ…

「チッ…」
「大丈夫か?君」
「れいなは大丈夫けん救急車を」
男達は救急車を呼ぶに行き三時間経った今は病院にいた。発砲事件もマスコミにもばれることも無く
何も無かったみたいに時間は流れていた。

「……」
美貴は目を覚ました。
「怪我大丈夫けんれいな心配たい」
「あんたも馬鹿ねぇ逃げ出せるチャンスでしょう」
「警察の人冷たいですね、見舞いも聞き込みも来ませし」

「美貴は署内では嫌われているからね」
「なんで?」
「女だから女に何が出来るとかいろいろあるの」
330kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 18:02:27 ID:Wu6QxScEO
「美貴さんなんだか寂しそうやけん」
病室で何を話しているんだろうと感じているとドアが開きあさ美さんが入ってきた。
この病院はあさ美の病院らしい。美貴は天井を見つめていただけだった。
「事務所空けてきたから誰も居ないのれいなさん留守番頼めるかしら」
あさ美は言った。
頷くれいなは病室を出るとすぐにナースステーションがある。

病院を出るとれいなを待っていたかのようにさゆみが現れれいなと共に事務所に向かう事になった。
「全くあなたって人は迷惑ばっかりかけてなのー」
「ごめんなさいさゆみさんれいなはただ、変態と」
バチーンと頬を叩く音がした。
「いい加減にしななのーどれだけ振り回したら気が済むのー」
放心状態のれいなは立ち尽くしたまま呆然と空を見ていた。

事務所に戻り留守番しているれいなはおにいの事も気になっている。
さゆみはれいなが無事事務所に来れるまでのボディガードとして仕事をこなした。
「携帯壊れたんでしょう机にある携帯使って良いから大人しく事務所にいるのー」
さゆみは言った。
「さゆみさんは平気とおにいにも手をだそうとしてたけん本当に変態の事好き?」
「何の事かしらなのー」
331kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 18:04:33 ID:Wu6QxScEO
誤魔化そうとするさゆみを睨み付けるれいなは更に聞いた。
「一体何が起きているたい可笑しいとょ」

「れいなが気にする事では無いの!それより」
さゆみの顔が少し変わる。
「ペンダント!知ってるんでしょう」
「さゆみ…さん」
ガタッ…立ち上がり体が震えている。こんな場所じゃ人も来ないし、絶体絶命のピンチ!とか
思っていた。
「どうして!どうして変態もおにいも皆ペンダントが欲しいたいおかしかぁ…」

音をたてずに近づいてきたさゆみは、黒い瞳でれいなを捕らえていた。
静かな部屋の中で、これほどの緊張感は無く身動きが出来ないほどである。

ゴクリと生唾を飲み込んだれいなは恐怖心を覚え、逃げ出したい変態の側に居たいと
さゆみの黒い瞳を見て思っていた。

「まぁ本来なら警察や組織にれいなを渡したいけど
あの人の頼みなら断れないし見逃してあげてるの」
「そう言えば美貴さんもさゆみさんあさ美さんもあの人って言うけど誰たい」
緊張感がほぐれたのかいつもの調子が出てきている。
指をピシャリとさゆみに指して怪しい微笑みを見せた。
ニヒって笑い「変態と連絡とれとるとねぇ」
332kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 18:06:42 ID:Wu6QxScEO
驚いた様子も無く平然としていた。
「あの人と明さんは違うの勘違い女は黙ってれば良いのー」

「そうなの〜さゆみさん変態は渡さんけん」
「いい度胸なのー受けて立ってあげるのー」
熱い目線が火花と化していた。
なぜだろう、変態が梨沙子っていう女性と失踪しなければならなかったのか?それに失踪ではなく

駆け落ちって説もかるし改めて考えてもおかしいことばかり変態の性格して梨沙子と
寝てるだろうけど失踪とか駆け落ちみたいな真似するだろうか?

確かにれいなに手を出したのは遅かったけど結局抱いたわけだし、
きっと理由…無いな変態には無い。

携帯を眺めながら座っている。
進展のないまま3日が過ぎていった。
美貴さんは回復も早く退院したけどれいなのこと捕まえに来なかった。

さゆみさんに関して触れないで欲しいけどれいなと同じで電話かけてはメールを見たりしている。
3日経った今おにいはどこに行ったかは分かってない。

「さてとさゆも忙しいかられいなを解放してあげるの」
さゆみは告げ事務所を出ていった。
呆然とさゆみの後ろ姿をみたれいなは、また携帯を見る。
333kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 20:12:48 ID:Wu6QxScEO
>>332
「うん〜も〜お兄ちゃんはどこかな〜」
「エヘヘヘヘ……」
絵里は某場所にいた。周りは高層ビルが建ち並ぶ人が多い場所だった。
自然が全く無い…わけでもなくあるとすれば広い公園くらいか。
広い公園のベンチに絵里は携帯をいじりながら一人で座っていた。
この場所になぜかさゆみが現れると絵里に近づいて行く。

「絵里」
「あれ〜さゆみ!れいなの監視してたんじゃ無かった〜」

その頃、事務所でれいなは昼ご飯を食べていた。
ピザを口一杯ほおばり空腹を満たしている。
コンコンとドアが叩く音が聞こえれいなは玄関に行きドアを開けた。

「ホテルに居なかったから探したよ」
「おにいよくこの場所が分かったっちゃ」

「さゆみちゃんに教えてもらったから」
「さゆみさんに!良く教えたっちゃねぇ〜」

「見つかったよれいなちゃんが探している人」
「へ…変態の?」
「あぁ…今から一緒に行こう車で」
嬉しさのあまりピザを投げ出しおにいの車に乗り込んだ。

車を走らせること一時間が経過すると山の奥に屋敷があった。
車を止めた。
一呼吸置くと怒った顔になり、車から降り走って屋敷のドアまで来た。
334kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 20:15:05 ID:Wu6QxScEO
ドアの前に立つとさっきまでの勢いはどこにいったのか静かになり俯いてしまった。
おにいもれいなが居る場所に着くと肩に手を置いていた。

「れいなちゃん勇気を出して行こ!」
「駄目やけん嬉しいとぉでも、体がいうこと利かなくってれいな弱虫だっちゃ」

夕陽が屋敷とれいなを照らしている流石にこの辺りは涼しい。
「勇気をだして会いたかったんだろう?」
ドアノブを握る手に力がはいる。
屋敷に入ると、見たこと無いほどの広い部屋だった。
人生において成功者だけが暮らしていける家だろう。

「ようこそれいなちゃん…」
「えっえっ〜」




ポタ、ポタと頬に水滴があたっている。目が覚め視界が徐々に回復しダンボールが見えていた。
周りを見ると倉庫のようだ。
「おにいはどこと」
「さっ寒いたい」
倉庫内に体温計が壁に飾られ、ー10℃だった。
必要以上に体が震えている。外は夏なのに倉庫内は冬れいなが着ている服は夏服…寒くて当たり前

「どうだ!大人しくしているんだろ?」
「あなたも酷いことするのねぇ…」
「酷いだと!酷いのはあの男だろ!!それにお前だって奴に」
「話し声が聞こえる何話してるっちゃ」
335kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 20:17:26 ID:Wu6QxScEO
「よく見張っておけコイツはよく脱走する癖があるからな」
「なぁ……良いだろ」
「今はそんな気分じゃ無いからあなたも自分の仕事したら」

カタカタカタ…足音が小さくなっていった。
「ここはどこたい!寒かぁ〜」
動物用のドアが開き食事が置かれた。
「食事だしっかり食っておけ!」

皿には温かなスープが用意され食事は美味しいかった。
一週間が過ぎ、れいなも体力の限界にきていたのかなかなか動けなかった。




その頃、事務所では
「あさ美、れいなが失踪したって」
「まぁそうだけど二人に行かせたから大丈夫でしょう?」
「あの二人だから心配なんじゃんよ」

れいなが捕まっている家の前では、
「れいなにあの携帯持たせて正解なのー」
「ウヘへ…殺しちゃあおうっかな〜」
「さて開けますの」
ドアの下に見張りの人が2人倒れていた。
家に入ると誰も居る気配が感じないほど物静かだった。

カタカタ…とゆっくり歩き流し目で左右を慎重に確認している。
「…さゆ、どうやらこの部屋には誰も居ない。」
「ふふふふ…今度は誰かしらなの」
336kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 20:19:47 ID:Wu6QxScEO
階段が二階と地下があった人質は決まって地下に居るらしい。
「さゆ…地下だよわ・た・しは二階行こうかな〜」
絵里は闘う事を楽しんでいるようにルンルン気分で二階に上がって行った。

「全く、自分勝手なのー誰がリーダーか決めるの」
地下に行くさゆはゆっくり階段を降りている。

二階に上がった絵里は広い廊下を見ても何も感じなかった。
「1…2…3…10かぁ〜結構な部屋の数だね♪」

歩きながら気配を探っている絵里はあるドアの前で止まった。
「ここかな…」
と言った瞬間マシンガンの撃った音が聞こえ無数の弾丸が絵里を襲う。

ダッダッダッダッダッダッダ……弾を避け柱に隠れた絵里
「ウヘへへへ……やるじゃないこうでないと殺しがいが無いよ〜」

ドン〜とドアが壊れ現れた人は覆面を被っていた。
「ウヘへ…涎が出ちゃた」
バーン!バーン!

銃撃戦が繰り広げられた。長い撃ち合いの中互いに弾が切れ拳銃を床に落とした。
「なかなかの腕かな?」

「……」
打撃戦に突入した。
ほぼ互角な闘いが繰り広げられている。「ハァハァ…強いねぇ〜あなた殺すのは勿体無いなぁ〜」
337kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 20:22:35 ID:Wu6QxScEO
地下に降りていたさゆみはあるドアに突き当たった。
見張りの人は居なく気配も感じない油断しないでドアを開け先を見た。
今度は部屋の中らしいく明るかった。

部屋に入り怪しい所を探すさゆに人の気配を感じさせる。
振り返った先に足が飛んできた。
さゆは間一髪足蹴を避けしゃがみ込んだ。

「クックックなかなか鍛えられてるねぇあいつってそんなに立派か?」
「馬鹿なのーあなた馬鹿」

「ふん!」
覆面2号が現れさゆの前で構えていた。
「れいなは口が堅いなそれもあいつの教えか」

「かなりこだわりますなの」
「さゆみ元FBIでベスト5に入る
実力がありながら明やあさ美に一回も勝てないまま引退した哀れな女性だ」

「……調べたの」
「もっと言えば明に処女を奪われ明を追っかけ回すだけがお前の生きる理由か?」

「本当…ウザイなの絵里じゃ無いけど殺すよ」
「やっとその気になったか」
こちらも闘いの火花が勃発した。

あらゆる足技を使いさゆに迫ってくる覆面2号。
バキッ!ドカッ!
「……くっ」
「そんなに気になるほど好きか?明ならそこの部屋に居るぞ」
338kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 20:52:36 ID:Wu6QxScEO
「えっ」
さゆが横見た瞬間だった。覆面の足がさゆのお腹にヒットした。
ドカッ!!
「キャァァァ…」
壁にぶつかると覆面を見た。

「ハァ…」
「あいつがそんなに良いのかぁぁ!!」
「あなたも哀れな人ね明さんにでも彼女取られたの」

「なっにぃ?」
さゆみはこの隙に覆面の後ろをとり羽交い締めをした。
そのまま投げ飛ばし壁にぶつけた。

「れいなでも探すのー」
覆面はその場に倒れ気絶しているようだ。
その後倉庫で衰弱したれいなを見つけ救い出したさゆみは救急車を呼び来るのを待っている。

救急車の到着が早く近くの病院までれいなに付き添った。
その頃、二階で決着がつかないまま長期戦えと進めている。

「ヘェェェ……強いねぇ〜驚きだよ〜お兄ちゃんはもっと強いけどねぇ〜」
「……」
一言も喋らない覆面なぜか外を見る。救急車が到着した光景が覆面の目に映った。
れいなが助けられさゆみが付き添うまで見届けるとポケットに隠してある手流弾を絵里に投げた。
「ウヘへへへ……危ない物持ってるのねぇ〜」
カラン…ドカーンと廊下から爆発した。
絵里も上手く逃げ出していると覆面も逃げ出していた。
339kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 20:56:49 ID:Wu6QxScEO
病院に到着した救急車は急いでれいなを運び処置をした。
5日経ってやっと食事が出来るまで回復して元気も取り戻した。

「さゆみさんありがとう」
ニコって笑い外を見たれいなは、悲しみの表情を浮かべていた。
ショックな出来事があったんだろうその理由は誰も知らない。

覆面2人組の正体も分からないままれいなはどうしたいのか考える時でもある。

その後は、事件も起こらないまま過ぎていき、ペンダントの行方も探していた。事務所に一通の手紙がポストに入っていた。
その内用は不思議と分からなかった。
黒い手紙に赤色で書かれた文字まるで血で書かれた文字のようだ。
ところどころ読めない文字が書かれ辞書引いても無かった。
古い鳩時計が昼を告げた時、偶然にも雨が降ってきた。

「あっ雨が降ってきたけん」
「雨くらいで何はしゃいでいるのよ」
「だって、ほら!あれよあれよそう涙の滴たい!」

知らないとはいえ、あさ美も気がかりなのは確かのようだ。顔では幾ら冷静な表情を浮かべても
女性同士分かってしまう。
れいなはミルクを温めている。
340kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/30(火) 20:59:35 ID:Wu6QxScEO
宛名も書かれていない手紙だった。
明からの手紙にしては、達筆な字だと思う。
事務所には、れいなとさゆみともう一人いたあさ美が戻っていた。

あさ美さんは雑誌とテレビしか見ていない。けれど、時々分からない事もある
あさ美さんだけじゃ無くさゆみさんにしても美貴さんにしても動揺どころか?話題にもしていない

れいなだけ心配しているんじゃないかと心の底で自分と話していた。
あのホテルで初めてセックスをした。
初めてだったし痛かった。あの時だけは変態を独り占めできたと喜び微笑んでいる。

他の誰にも邪魔されないで、変態を感じていられる。そんな事変態の声聞きたいって最近思うようになっていた。どれだけ会えないことが苦しいか、こんなにも切ないく思うことが無かった。おにいも気になる
「あさ美さんれいな部屋に帰るけん」
「そう」
「あっ…さゆみさんも」
すっかりふてくされるさゆみ存在を忘れていたとはいえさゆみよりもあさ美さんが目立っていたから
事務所からアパートまで結構な距離がある。

何事もなく無事に帰宅できたれいな、家の前に男性がいた。
341kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/31(水) 04:45:07 ID:krIcYbNyO
>>340
おにいがアパートの前にれいなを待っている。
しばらくは壁に隠れておにいを見ていた。イライラした様子もなくれいなを待っているようだ。

心臓の音がバクバク聞こえ壁にもたれかかって俯いた。
「……おにい」
腕時計を何度も確かめながら更にタバコもくわえ、待っているようだ。
アパートに戻らず、あの店の前にいた。ここでこの場所で変態と再会した思い出の場所。

そしてこの店はれいなを助けてくれた裕子さんの店。
今は潰れて買い手もなく誰も居ない店。寂しく微笑んでいるようだ。
ドアノブを掴んで開けると、スッと開く鍵が掛かってないってなんて不用心なんだろう。

そう思い汗ばんだ手で店に入って行った。
店の中は暗くでも生活感を感じている。ロウが溶けかけていた。
店に人がいると感じているその時だったドアが開き人が入ってきた。
とっさにカウンターに身を隠したれいなは聞き耳たてている。

「ふうー失敗だったな獲物には逃げられるし最悪な日だ!」
「あの小娘意外と強かったよ」
「絵里っていう元FBIだろ」
『(…絵里って今ここに居る人達は誰たい!?)』
342kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/31(水) 04:47:44 ID:krIcYbNyO
『(聞き間違いじゃないよねぇ絵里って聞こえたもん)』
真っ暗で何も見えないとこにポツリと小さな火が見える。
「まさかブリブリ娘に負けるとは思わなかった」

「馬鹿ね…さゆみって子も元FBIで実力もかなりあるって話しだし
極秘ファイルに載るくらいの人物だよ」
「極秘ファイルねぇ…」
『(よ〜分からん話したい!)』
「でもさぁ〜ゴキブリが入り込んでいるみたいよねぇ」
「あぁ…始末しておくか」
『(まずい逃げるたい)』
ゆっくり後方に下がって行く。
「さてどこに隠れている」
探し回っているなか、れいなは見つかる事無く無事に店を出る事に成功しアパートに戻った。

おにいがまだ待っていた。一時間以上経っている。
「れいなちゃん!」
「おにい〜そんなに暇とぉ」
「暇?いゃだな暇ってわけじゃ無いよ」

例のこともあるしれいなは警戒していた。おにいがペンダント聞いてきたし襲おうとしたし
「どうしてこの場所知ってるたい変態にも教えちょらんけん誰も知らんとょ」

「……なぜってれいなちゃんが教えてくれたじゃないか?」
慌てる素振りも見せず冷静に返していた。
343kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/31(水) 04:50:17 ID:krIcYbNyO
「心配してたんだよ急に居なくなるから探し回っていたから」
「ごめんなさいおにいは優しいたい変態は優しくなか」
すっかり話しが変わり誤魔化された気がしている。

「あれ〜れいなデートだデート」
「えぇぇぇぇ〜〜」
「…チッ」
アパート前に偶然なのか?小春が歩いてきた。
「ごっ誤解たいおにいとつきあってないけん小春の誤解とょ」

チラッと悟を見る小春は必要以上にれいなと悟を見ていた。
「ところで変態…明から連絡とかきた」
小春は空を眺め口元に人差し指を着け考えてる素振りを見せた。
しばらく無言のまま時が流れ小春が口開いたのはれいなが質問してから30分経ってからだった。

「連絡は無いなーてか前も言ったような気がするけどお兄ちゃんとはあれ以来会ったこと無いよ」
「そっそうなんだ!」
おにいは黙って2人を見守っている。
「小春ちゃんって言うんだ!俺悟って言ってれいなちゃんの幼馴染みの兄なんだ」
「複雑ですねちょっとした幼馴染みですよ」
「なんの説明しとるたい!れいなお腹空いたたい!おにいおごるたい」

勢い良く発した言葉に笑いだしそうになる小春と悟はお互いに顔見合わせていた。
344kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/31(水) 04:53:07 ID:krIcYbNyO
強引に食事に行くことになりおにいがいきつけの焼き肉の店胡蝶蘭に連れて行ってくれた。
この場所は都会から少しだけ離れた所にあり民家が建ち並ぶ場所に混じっている
焼き肉店は大きくもなく小さくも無かった。普通くらいの焼き肉店のようだ。

焼き肉店だから肉を頼んだ。ミノから特上カルビーまだフルコース5人前を30分で平らげ、
締めには石焼きビビンバを頼んでいた。裏で悟が財布の中を確認している
姿を小春に見られていることにも気づかないまま会計を済ませれいなのアパートに帰って行った。

アパートに戻る途中小春は用事があり帰って行く。
れいなとおにいだけれいなの部屋にいた。
「狭いとこやけん好きなとこに座って」
れいなは優しく言った。
「お金大丈夫だった?」
「へっ平気だよ給料でたばっかだったし…」
「流石に両手はまずかったけん今日はなにしにきたとょ」

「まっこないだの反省を込めて食事したけど小春ちゃんほとんど食べて無かったから」
れいな一人だけ食いまくっている光景が想像できおにいは笑いそうになっていた。
れいなは膨れ面になり一時間は口も聞いてくれなかった。
345kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/31(水) 04:55:14 ID:krIcYbNyO
気まずいのか変な空気が流れているおにいの顔も真顔になり迫る勢いだった。
側におにいが来るとれいなに近づき今にもキスをしょうとしている

「だっ駄目やけん…おにい」
「れいなちゃんは俺の事どお思っている?」
「えっ!?」
「好きか嫌いか?」
急な展開に動揺しているれいなは返す言葉が無く唇が近いてきた。
後少しでキスができるところまで近づくと、
ピンポーン!ピンポーンピンポーンとチャイムが鳴り、
雰囲気がぶち壊れれいなは悟を押しのけ玄関に向かった。

「あれ〜お邪魔だったかしら」
口に手をあて笑顔で発した小春がいた。
「どうしたたい!」
「ハンカチ忘れたから取りに帰って来ちゃた」

「まっ上がってよ折角だから」
れいなは小春が来てくれてホッとしていた。

「なんかお邪魔だったかしら」
「…邪魔だよ」
誰も聞き取れない声で言った。

「今ジュース入れるけん好きなところに座るとょ」
両手にジュースの入ったコップをテーブルに置いた。

まだ顔が少しだけ紅く染まっていたれいなは暑いと言いクーラーをつける
346kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/31(水) 06:19:06 ID:krIcYbNyO
>>345
涼しい風が部屋中を駆け回っている。
「小春ちゃんとれいなちゃんは友達?」
小春の顔が強ばった。
「学校からの友達たい親友やけん仲いいちゃ!」
れいなの言葉に小春は少しだけ笑顔になる。
「親友かぁ〜いいなーそう言うの。青春っていうかぁ懐かしいな」
頷くおにいが独りで納得してしまう。
ワイワイガヤガヤと騒ぎ楽しい時間が過ぎていくと、長い夜が明け朝まで喋り続けていた

おにいと小春はアパートを出るとれいなは速攻で布団に入って寝ている。
5時間ほど寝ていたら携帯が鳴った。着信音がキラキラ冬のシャイニーGだった。
携帯に出ると…
「久しぶりねぇ覚えている?」
久々の声に誰かは分からないまま話し続けていた。

「覚えて無いか?高校時代同じ生徒だったわたし」
「あっ…誰!?」
いまだに思い出せない彼女の声、高校時代に親友と呼べるのは小春ともう一人いたような
「愛佳だよ光井愛佳忘れたの?」
「覚えているに決まってるかろうが」

「ふふふ…本当に?なら今私はどこにいるでしょう
1、れいなのアパート前、2、アパート前、3、アパート前」
「はいはいアパート前ですか光井ちゃんいま開けますよ」
347kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/31(水) 06:23:35 ID:krIcYbNyO
「ヤッホーヤッホーヤッホーれいな久しぶりー!!」
相変わらずの元気娘少しうざい女性でもある。
「愛佳どうしたたい!」

「うちのお兄ちゃんが迷惑かけてるかな〜て思って」
「おっおに…悟さんは迷惑じゃなかよ」
「ふ〜ん」
愛佳は怪しんでいるようだった。
「何ねぇ」

「うん東京来るときにさぁ〜ナンパされたんだよねぇ〜れいなってナンパされたことある」
愛佳の軽い自慢がはいった。
「ははは……ない…けどなにか?」
軽く切れ気味に答える。
とりあえず愛佳を部屋に入れ昔話でもはじめようとした。
今から2年前のこと某学校で小春と仲良く食事していると食堂側の通路で大声で叫ぶ愛佳がいた。

「おーい!おーい!れいなに小春!!」
恥ずかしくないのか周りの人の目がスポットライトのようにれいなを見ている。
「おっやっぱり小春ちゃん可愛いな〜」
「本当だよこの学校のマドンナだからな他は問題外だし
隣にいる女性は確かれいなとか言うゴミだしあそこで叫んでる愛佳もゴミだしな」
「うん、うん」
みんなで納得している男達にクズとかゴミとか言われ続けているれいなと愛佳ってなんだって
と思う……。
348kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/31(水) 06:25:53 ID:krIcYbNyO
「小春はいいよモテるし」
「そんな事無いよ〜(もっと言って」
小春はモジモジしながら愛想ふりまえていた。
「れいなはいいけんこんな不細工男達よりも格好いい男がいるたい」

「例の男?ビル爆発事件でれいなを助けてくれた男の人だよねぇ」
「そうたい!」
胸を張って言った。
「でもよ〜愛佳も可愛いくないか?」
「駄目だって愛佳ってあの男の妹だろ」
「あの悟ってやたら強い奴だろう?」
男達はため息とともに女性を探しているようだった。
「小春狙いでって行きたいが今更ファンクラブがあり親衛隊もあるしな」
「あれ(れいな)で我慢するしか俺達にはないのか」
ズガズガと男達に近づくと、
「あれってなんねぇ」

凄い剣幕で言った。
「不細工は黙って可愛い小春ちゃんといろそしたらより可愛いく小春ちゃんが目立つからなぁ」
「酷い!」
「……」

涙を流したかったれいなだがグッと我慢した。
愛佳のチクリもありこの男達は悟に呼び出されボコボコにされたらしい。
まっ自業自得というやつか。それから数日後経ってから小春ちゃんは転校して行った。
349kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/31(水) 06:28:05 ID:krIcYbNyO
れいなに一言もなく愛佳にも無かった。
マドンナを無くしたうちの学校は活気がなくなり親衛隊もファンクラブも潰れていった。




「懐かしいねぇ〜」
「懐かしいたい!」
2人は語り合った後食事している。
テーブルに置かれた野菜にカレーのパスタとカルビー丼を作っていた。

「うちのお兄ちゃんれいなに迷惑かけてない?」
「迷惑どころか助けてもらってばっかたい!」
「愛佳はなにしに東京来たとおに…悟さんにようでも」

「うーんお兄ちゃんよりかれいなにかな!」
食べながら話していた。
本気な顔してれいなと話していると愛佳は鞄をだし手紙をれいなに渡した。
黒い手紙に赤色で書かれた字事務所に来た手紙と一緒だった違いがあるとすれば最後の字だけが
あきらかに違っている事がれいなにも分かる。

書かれいる字も読めない、何かの暗号なのか分からなかった。
とりあえずこの事は2人だけの胸の内にしまい愛佳は大阪に帰って行った。
手紙が2つ最後の文字だけ違う。
ここは頭が良いあさ美さんに聞くのが正解だろうけど今誰が味方か怪しいものだと冷静に
考えていたれいなは外を見た。
350kitten 〜 episode UREINA〜:2007/01/31(水) 06:31:35 ID:krIcYbNyO
愛佳が大阪に帰って2日経つおにいもマメにれいなに会いに来てくれるなのに変態は……
目が覚め天井が見える。今日も夢を見た。またあの夢だった結婚式にれいなとおにいが居て
誓いのキスの場面でドアが開き、
変態が現れてれいなの手をしっかり握り締め、
式場を出るところで目が覚める。

「また夢みたたい最近同じ夢しか見ない正夢たい!」
今日は久し振りにおにいとデートの約束していた。
珍しく早起きしたれいなはシャワーを浴びている。迫られたらどうしょうとか、
頭の中で受け入れるかを迷っていた。
いまだに忘れる事が出来ないれいなにあの最後の暗号が妙に気になって仕方がない。

パッと着替え渋谷に行ったれいなはおにいが待っていたハチ公に着いた。
「どこ行きたい?」
「ん〜ととりあえずゲーセンでぬいぐるみとるっちゃ!」
「はいはいお嬢さん」
なかなか取れないぬいぐるみ頑張っておにいは取っていた。
それから映画館に行き街を歩いているとファミレスに入っていた。
歩き回ってお腹空いたであろうれいなはハンバーグを頼んでいる。
おにいはコーヒーだけだったけど楽しい1日だった。
351kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/01(木) 23:01:57 ID:wq/DLt2YO
>>350
翌朝事務所に戻りあさ美さんに変態のこと聞いていた。
「うん!何も変わらないよ」
とアッサリ言われる。
おにいは体を求めることは無く2人の関係もギクシャクしていた。
あさ美さんは何食わぬ顔でれいなに話してきた。

「明様にもうすぐ会えるかも知れないねぇ〜」
「本当に?」
「ただそれなりに犠牲はつきものだけど」

『(犠牲ってなんねぇ)』
「手紙届いたんでしょうもう一つの黒い手紙」
「あさ美さんどうして知っとぉと?」

あさ美さんは手を出し見せてみろと言わんばかりの態度をとった。
渋々手紙をあさ美に渡すと力が抜けたのかペタンと床に座り込んだ。

「なるほどねぇ〜」
独りで頷くあさ美は手紙を見て微笑んでいた。
確信に迫ったのか?嬉しそうに事務所を出て行くと、れいなは独りボッチたーいと心で叫んだ。

後日あさ美が事務所に帰ってくると、れいなが変態の布団で寝ているとこに現れ起こされた。
「あさ美さんなんねぇ〜れいな留守番してたけん」
「まあまあ、れいなさん明様の居場所わかりましたよ」

「えっえぇぇぇぇ……」
この言葉を待っていた待っていたんだから変態に会えるやっと変態に会えるっちゃ!!
352kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/01(木) 23:04:44 ID:wq/DLt2YO
その頃夜中で怪しい声が聞こえていた。
「あっあっあっうっ……ハァハア…あっ…突いてくる…」

ギシギシギシギシと激しく飛び交う音の世界、人は何故求めるのだろう子孫を残したいと
無意識の内に人の記憶に埋め込まれているのだろうか?梨沙子を抱いている俺は、
お尻を掴み激しく突きまくっていた。
それでも梨沙子は笑わない喘ぎ声こそだすが無表情のまま感じているのだろう。
「凄いです明さん今日はいつもより激しいです…」
梨沙子はそう言った。
言葉になんの感情もこもってない本当にこの子の心は、
氷で覆われ閉ざされているんだと改めて実感した。

梨沙子の頭を掴んで俺のをくわえさせると
「うっぐ…」

腰を振って振って振りまくる梨沙子はんっんっんっと喉を鳴らし上目遣いで俺を見ていた。
梨沙子の喉の奥の粘膜が絡み突いてくる。
俺は容赦なく腰を突き入れていた。
梨沙子は俺の太ももを優しく掴むとアレを吸っている。

毎日、毎日、梨沙子を抱いていた。悲しみの表情を崩すことなく毎日抱いている。
そんなに悲しいなら抱かれなければいいのにと俺は思っていた。
353kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/01(木) 23:06:47 ID:wq/DLt2YO
彼女との出会いはある意味神様が与えた俺に対しての試練なのかも知れない。

彼女の初めては俺が梨沙子をナンパしたその日で奪っているでも、
彼女の笑顔は俺が抱く前からなく、
何故あんな人も寄り付かない浜辺に1人ポツンと立っていたのか不思議だった。
蛍光灯の灯りをつけ某ホテルの一室ダブルベットで梨沙子と明が寄り添って寝ている。

「明さん」
「どうした梨沙子気分でも悪いのかい」
カーテンが風でなびいている。
ヒラリヒラリと窓を覆い隠すように梨沙子と明を見守っているようだった。

「ペンダントの場所も分かったし後は…」
あれからあさ美からすぐ連絡が入り俺が送りつけた暗号を解読したしたらしい。
あさ美にしては時間がかかり過ぎると思ったがれいなが隠し持っていたって聞かされ納得した。

「さてと、そろそろ動くか梨沙子」
「はい…」
明達は追われていた。

ドアのベルが鳴る。「はっ!」
布団から起き上がった。気配を感じさせないでこのドアのベルを鳴らしたからである。
ゆっくりドアに近づいて拳銃を取り出した。

「誰だ!!」
明は小さい声で聞いた。
「ルームサービスです」
「頼んでないぞ!」
354kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/01(木) 23:08:52 ID:wq/DLt2YO
「あっ明さん、梨沙子が頼みました」
一瞬間をおいた明は梨沙子の言葉を信じ人を入れた。
帽子を深々と被っていた人は食事を持ってくる。

「明久しぶりねぇ!」
この人は突然話した。
「その声はまっまいか?」
明の問に帽子を取るとまさしくまいだった。

「……くっ」
明は戦闘態勢をとると冷静なまいは首を横に振り上半身裸でパンツ一枚しかはいていないこの変態を
取り乱さないで慣れているかのように見ていた。

「リーダーが呼んでいるわ組織を裏切る気なの明?」
勝ち誇った顔でまいに近づき、豊満な胸を揉んだ。

「まい抱いてやろうか?」
胸を触っている手を掴むまいは、そのままの態勢で明を投げ飛ばしている。
まいの綺麗な脚の下に投げつけられた明は呆然とスカートの中を覗いていた。

梨沙子は布団にくるまって体を隠しているその様子を見たまいは明をヒールで蹴っていた。

「今日は赤か?」
明がその言葉を発した時更にまいの足蹴が股間に炸裂し、声にならない声をあげていた。

「明いつまで逃げる気なのそんなに怖いあの人が……」
重々しい空気で沈黙のまま明は起き上がりまいの尻を撫でる。
355kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/01(木) 23:11:17 ID:wq/DLt2YO
「良いのか警視総監の監視は」
まいの耳元で明が言った。

「私の優秀な部下に任せてあるから大丈夫だから心配無用よ」
「それは俺に優秀な部下はいないと言いたいのか?」

「あさ美は別格でしょうから絵里くらいかしら…さゆみは使えないし」
「さゆみを馬鹿にしてるとまいお前でも負けるぞ!俺の部下を甘く見てないか?」

会話をしながらお尻を触っている。
まいは急にニコっと微笑むと膝がアレめがけてドスっと入っていた。
「まっまい」
激痛に耐えその場で股間を手で抑える。

「梨沙子さん毎日この男に抱かれて楽しかったですか?」
「……」
「何聞いているんだまい」
「そろそろ行きましょうか」
まいは梨沙子に歩み寄っていた。

「見逃してはくれないのか俺とお前の仲だろう」
「まいと明はどういう仲!こっちが知りたい。里田吾郎の妹だから死んだお兄ちゃんの妹だから!」
突然取り乱すまいを俺は宥めるのに時間がかかった。

ビックリして何も言えない梨沙子が茫然と2人を観察しているようだった。
「おっおい…参ったな〜雅といいまいといいこの2人の妹を持った吾郎は大変だっただろう」
356kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/01(木) 23:20:43 ID:wq/DLt2YO
「……雅!雅って言った明」
「…んっ」
「雅にまた変なことしたんじゃないでしょねぇ〜」
首を絞めブンブン振っていた。

「苦しい〜まい!まい苦しいって」
まいの手にポンポンと手で叩いている。
正気を取り戻したのか首から手を避けると椅子に座った。

「……ゴホゴホ」
息を取り戻した俺はまいに近づき優しく唇を重ねる。
ここまでは良かったこの後れいな、絵里、あさ美がすぐにこの部屋のドアを開け入ってきた。

目を瞑っていたまいが勢いよく明を投げ飛ばしている。
またも床に叩きつけられた。
目には天井と仁王立ちしているれいなの眉がビクッとあがる。

「うへ…ウヘへヘ…お兄ちゃん大丈夫ですか〜今そこの女性殺すから待っててねぇ〜」
絵里がまいに向かって蹴り上げていた。
蹴りを受け止め絵里の足を掴み投げる。
投げ飛ばされた絵里、一回転して不時着する絵里はまいを睨んだ。
「ウヘ……強いんだあなた」
絵里の目が輝きだすとまいの後ろにいた布団にくるまっている梨沙子に目がいった。

「み〜つけた!お兄ちゃんを誑かした少女殺す!!」
そう言って梨沙子に向かおうとする絵里をあさ美とまいとれいなで抑えていた。
357kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/01(木) 23:22:42 ID:wq/DLt2YO
絵里を梨沙子に行かせまいとして三人で抑えつけている中、明がようやく起き上がり
絵里に近づいてキスをした。
暴れていた絵里が力無く崩れていくと、明は唇を離す。

「良かった〜お兄ちゃん無事で〜」
と言った絵里は泣いていた。

れいなと眼があった明は、
すでに切れ初めているれいなをどう宥めようと考える隙を与えてはくれなかった。
「おい!変態!!なにやってるっちゃ!!」
あらゆる物が明めがけて飛んでくると素早く梨沙子を連れて逃げ出した。

「梨沙子さんの服と明様の服が忘れてますよ〜」
あさ美がブツブツと言った。
絵里はいまだに泣き止まらないでいるしれいなとまいは明を追っていた。
「まてぇぇぇ〜〜待つっちゃ〜」
「明待ちなさい!」
ホテルの外に出ると歩行者達が騒ぎ出している。
「キャ〜変態よ変態がいる〜」
「少女の方布団丸めてる〜人質よ人質」
それもそのはずであるあの格好のまま出て来たわけだから梨沙子は布団丸めているだけだし
俺はパンツ姿で歩いてる訳だから変質者だろう。

「いつまでもこんな所に隠れているわけにはいかないだろう携帯も置いてきたし」
「…明さん」

ちょんちょん
358kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/02(金) 21:02:14 ID:w6gtPL/SO
>>357
ちょんちょんと明の背中を何者かが突っついた気がする。
「梨沙子どうした寒いのか?」
と振り向き際に梨沙子に言った。

そして、俺の背中を突っついた人が俺にニヒって笑い頬杖ついて見ていた。
「れっれいなぁぁぁぁぁ!!!」
焦った明は梨沙子とれいなを見た。

「服着るっちゃ!」
そう言ったれいなは明に服を渡すとそのまま不適な笑いを浮かべていた。

梨沙子はいつの間にか着替えていたしまいの姿が見えない。
「まいは」
「ふ〜ん気になるう〜」
怖いくらいの静けさだった。

服を着た俺は梨沙子とれいなを連れてホテルのロビーまで行った。
ロビーには絵里とあさ美が座っていて、絵里の目は真っ赤に腫れ上がっていた。
「…お兄ちゃん」
弱々しい声で絵里は言った。
「明様〜まいさんには私がなんとか誤魔化しておきましたから」
「あぁ助かったよあさ美組織にっていうかあいつにバレたら最後だから」

「梨沙子さんも座ったら」
「はい」
「むっむっむっむ…」
ムッとする絵里が梨沙子を睨む。

さっきかられいなの視線が痛いほど伝わってくると、俺は三人に気づかれないように
れいなのお尻を撫でていた。
359kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/02(金) 21:04:58 ID:w6gtPL/SO
反応は全く無いというか感じてないのかと思うほどである。
翌日、ホテルをチェックアウトし事務所に戻った明達は何事もなくソファーに座った。
「部屋に戻るけん変態はどうするとぉ」
れいなは明に聞いた。
「えっそうだな〜」
俺はれいなを見た。
「別にいいけん1人で帰るとぉ」
明を見ずに事務所を出たれいなは、ゆっくり歩いていた。
「お兄ちゃん絵里寂しかったよ〜」
抱きつくと絵里の右手が股間を弄った。
あさ美と梨沙子は隣の部屋に行っていて何かを聞いているみたいだ。
気をとられているとズボンのチャックが開けられアレがピンッと絵里の手によって出されている。
「ングッ」
「んっんっんっんっん」
「おい!絵里」
俺の言葉が聞こえてないのか巨大な富士山にかぶりつく絵里は
そのまま出された精液を美味しいそうに飲み干していた。
「お兄ちゃん溜まってたのねぇ梨沙子じゃイケなかったんだ」

「エヘ……エヘへヘへヘへヘ……」
俺は20分と保たずに達してしまった。絵里は見ない間に上手くなっていた。

れいなの事が気になり絵里をおいてれいなのアパートに向かう。
360kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/02(金) 21:09:59 ID:w6gtPL/SO
絵里は続きを迫ってきたがれいなの様子がおかしいと思ったから続きはしなかった。
アパートに着いた俺はベルを鳴らしている。

れいなが出てきて俺を入れコタツの中に入った。
しばらくの沈黙がれいなと明を不安にさせているとれいなの方から話していた。

「何とか言ったらよか!何で黙るたい!」
「嫌、俺がいない間れいなはなにしていたのか気になってねぇ」

「あっあの…あれ…は…その…」
ぎこちなさそうに喋っているように見え男でもできたのかと、俺は嬉しかった。

ここに来るまでに絵里余韻が残っていて富士山が噴火しそうに膨れ上がっている。
我慢できなかった俺は富士山をれいなの口に無理矢理押し入れると、れいなは意外な行動をとった。
「んっんっん」
頬張りながら自分から服を脱いでいく。「俺がいない間誰に習ったんだ!ん」
それでも頑張って明の富士山を舐めていた。
「質問に答えれよれいな!」
明のおちんちんを口から離すと手でしごきながら明の質問に答えた。

「ナスとかキュウリとかでいっぱい練習したけん上手くなってるやけん」
「……ほうでは、悟って男は誰なのかな〜」
明が発した言葉でれいなはビクついている。
361kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/02(金) 21:12:31 ID:w6gtPL/SO
「舐めていい?舐めていいとぉ?」
切ない表情を見せるれいなに明は言った。
「れいな今日の俺の気分はだなぁ…フェラはもういい!」
「あっそうやけんバックがいいそれとも……」
切なそうな表情でれいなは言った。

「何故俺がお前のアパートに来たと思っているんだ!!」
れいなを払いのけ堂々とコタツの上に座る明。
明は普段こんな表情はれいなに見せた事がなかった。
おそらくあさ美さんとかにしか見せない顔だとれいなは思った。

「そろそろ話せよれいな…俺もそんなに優しく無いぞ!
俺がいない間、楽しそうに光井悟っていう人とイチャイチャしていたそうではないか?」
「何で知っとぉ〜と」
「そっか〜そっか〜そっかさゆみさんでしょう?」
れいなは自信満々な顔で明に聞いた。

「誰に聞いたかは、問題ではないお前の恋愛に口出ししょうとは思わないが、あいつは止めとけ」
明がれいなに何が言いたいのか分からなかったやっと会えたのに、
セックスもしたいのにいっぱい抱いて欲しいのにと涙を流して明の前に立っていた。

「変態だって梨沙子といっぱいエッチなことしたやけん」
首を横に振って立ち上がった明は冷めた顔で言った。
362kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/02(金) 21:15:11 ID:w6gtPL/SO
「ペンダントはどこにあるれいな!」
今度はハッキリ明は言った。
話しがおにいからペンダントにいつの間にか変わっている

「そんなに大事!れいなよりペンダントの方がそんなに大事とぉ」
「当たり前だろ!お前よりれいなよりペンダントの方が何万倍も価値がある」
ハッキリ答えた明にれいなは茫然する一方、目を瞑り一呼吸置いてれいなは言った。

「分かった!分かったからもういいけんもういいたい出てって変態よりおにいの方が優しいたい!」
明の体をポカポカと叩き部屋のドアを開け追い出したれいなは一筋の涙と小さく手を振った。
あれから一時間ほど経って大きな家の中に明とさゆみがいる。
「分からないのごめんなさい明さん、さゆも頑張って調べたけれどこれ以上は調べられなかったの」
資料と写真を手渡すさゆみはピンク色のワンピースを着ていた。
「口説け落とせなかったのか光井を」
「はいなの〜その男はれいなを狙っているとしか思えませんの」
広い通路の中で俺はさゆみ頭に手を置いてゆっくりアレに近づかせる。
さゆも目を瞑りアレを愛おしそうな顔で口に優しく包むようにくわえた。
363kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/02(金) 21:21:27 ID:w6gtPL/SO
「お嬢様どこにおられますか?さゆみお嬢様?」
メイドらしき女性が2人さゆみを探しに俺とさゆみのいる通路に近づいてくる。
慌ててアレをしまう俺とアレを口から離し、
シャネルのハンカチで口を拭いたさゆみがメイドが近づいて来る方を向く。

「どうかなさいましたの?」
「お嬢様?……と変な人」
「あっ明さんお久しぶりです」
と深々と頭を下げた可愛い少女の隣いる同じくメイドで生意気な少女がいた。

「こんなところでなにしているのですか?リビングの方に行かれてはいかがでしょう」
可愛い少女が言った。
「ふん!どうせお嬢様にちんちんくわえさせて喜んでいたんでしょう?」
生意気な少女は言った。
図星だったこの生意気な少女はハッキリ言って可愛い…違う。
「そんな訳がありませんは!さゆみお嬢様に限って不潔な行為は…」
「ハイハイアンタも相当なお人好しよねぇ〜」
呆れ顔の生意気少女は首を横に振った。
「うるさいの〜お二人さんさゆみに何か言いたかったんじゃなくて?」

「いえ、これと言って無いのですが…
さゆみお嬢様の父様が目を光らせていますFBIを辞められて喜んでおられるのですが…」
可愛いメイドが呟いた。
364kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/02(金) 21:25:36 ID:w6gtPL/SO
「また危ない仕事をはじめた事を知り今日急遽欧米から帰国し、
先程こちらに着かれたと秘書から連絡がありまして明さんも危険ですのね裏庭から逃げられては?」
とっその時だった奥の方で声がした。

「その必要は無い!?」
「お父様?」
さゆみに近づいて抱きしめたさゆの父は後ろにいる明を睨みつけていた。

「ところで明君私の選んだメイドの味はどうかね?」
「美味しく頂きましたよ特にあの生意気少女は凄かった。」

「ほほう〜そんなに凄かったかね儂が選んだメイド達は?」
「お父様?さゆみは」
弱々しく言った。
「さゆみは何も言わなくてもいいんじゃよ…問題はそこに居る変態の事じゃ!」
さゆみの父はどこに隠し持っていたのか警棒を出し明めがけて振り回した。
明は一回一回振り回した警棒を避けながら生意気少女を見ている…ついでにさゆみも

「元気がありますねぇお父様?」
「お前にお父様と呼ばれたくは無いわ〜出ていけ〜!!!」
さゆみ父は叫びながら警棒を振り回したその隙にさゆみの耳元で
『今夜いつものところで』と言って豪邸を出ていく際、
可愛い少女と生意気少女のお尻を触り出ていった。
365kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/02(金) 21:27:47 ID:w6gtPL/SO
「あっ!」
「あの変態野蛮人が〜!!」

生意気少女の声だけが空高くまで響いた。
夜……某ホテル一室れいなに盗撮された部屋でもある。
「んっんん」
むしゃぶりついているさゆが自分のアソコを指二本でいじっていた。
あれからビデオカメラを至る所で発見して排除していた。

「どうだ」
「…美味しいの〜」
「そうじゃ無くて光井の事だ」
なぐり惜しそうにちんちんを口から離すと明に話した。
「元々は百人の敵=一真=紅ですの〜
だからさゆみの感ですけど悟の目的は明さんと同じペンダントなの〜」

そして、ちんちんをくわえたさゆはタマタマも揉みはじめる。
「今の紅を潰すのは難しく無いがあいつが戻って来たら話しは別だ!」
さゆはまたがって明のちんちんを指で押さえてゆっくり腰を下ろした。
「んっあっあっあっあっん」
ゆさゆさと揺れるさゆの胸、久しぶりに明に抱かれ切なくなるさゆがキスを求めてきた。
唇が重なる!ゆっくり上唇と下唇が開き舌と舌が絡み合っている。

「ハァハァハァ…明さんいいの〜いいの〜」
さゆは体を伸ばしビクッと震わせ倒れ込んだ。
「さて、れいなはどう動くか、悟もそしてあいつも」
366kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/02(金) 21:30:45 ID:w6gtPL/SO
明に寄り添って寝ているさゆ、幸せそうな顔で乳首にキスをした。

事務所に戻ったらあさ美がソファーで寝ていた可愛らしい寝顔だったのでおちんちんをだし、
寝ているあさ美の口に押し込んだ。
目を覚ましたあさ美は上目使いで明を確認するとゆっくりとちんちんをくわえていく。

「俺じゃ無かったらどうする気だったあさ美?」
明は意地悪に言った。
「おちんちんを噛みます!」
「そう…そうか?」
「んっんんんぐ…」
今日の俺の欲望はとどまる事を知らずに暴走していた。
「……あはん」
一通り終え、ソファーに座りあさ美と明は寄り添っている。テキーラを飲み干しあさ美に言った。
「あいつも動く気になったのか?」
「明様〜私は彼女の部下では無いですよ〜明様も酷いなぁ〜」
プンプン怒ったと思ったら瞳を潤ませて明の胸に顔をうずめた。

「明様〜」
まだ俺の暴走は終わらず、あさ美を払いのけてどこに失踪したはずの愛は、
隣の寝室に眠っていた。その事を知ってか明はいつものように愛の部屋に向かう。

ドアを勢いよく開けもの凄い勢いで愛が寝ているベットに襲いかかっていく。
ドカンと……
愛は目を覚まして明を見ている。
367kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/02(金) 21:32:58 ID:w6gtPL/SO
自然と唇が重なって次第にベチャベチャと音をたて、舌を絡ましていた。

止まらない明の暴走胸を揉みパンティを下ろし指でアソコをなぞった。
「アァ……」
隣にあさ美が居る事を知ってる愛は、快感をこらえている。激しい指使いリズミカルに動いていた。
ここまで来るのに4人とやっている…愛を入れれば5人まぁ普通の性欲だろう。

「……愛淋しかったか?」
頷く愛を優しく口づけする明、彼女は彼女なりに頑張っていることは俺も分かっている。
この後の奴の情報を聞こうと愛を抱く。そのまま富士山を愛の口にもっていくと唇を開き、
富士山にむしゃぶりついていた。
「んぐんぐぐぐ…」

「俺は奴に勝てると愛は思うか?」
愛はゆっくり首を横に振った。
「じゃー愛から見て俺が負ける確率は何パーセントだ!」
「……100パーセントやよ…」

ベットの中で愛と明は互いに見つめ合って、因縁の対決が日に日に近づいて来るのが分かっていた
「俺が死んだら愛はどうするんだ」

沈黙が続くなか、部屋の外ではあさ美が明と愛の会話を盗み聞きをしていた。
「……明様」
首筋を舐めながら愛に話している。
368kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/02(金) 21:38:22 ID:w6gtPL/SO
「なぁ……奴もれいな狙っているのか?」
「…分からないやよ」

明が話してから15分後に返した。
首筋から舐め下の方に進み、乳首に明の舌が当たる。
「あっふん!駄目、感じちゃう…」
そのまま乳首を赤ちゃんみたいにしゃぶりついていた。

ーあっ

……ダメ

不意に愛は子供のような声を出した。

「夜は長い愛…」
かなりの長い間明の富士山をくわえ込んだ愛のアソコは真っ赤に腫れ上がりヒクツいていた。

明の事が心配になり事務所まで来ると裏口から、
野良猫が小鳥を狙うようにゆっくり愛の部屋に近づき、ドアを少しだけあけている
ベットに激しく突いているちんちんは愛を感じさせていた。

―━いい〜!!


━━感じちゃう…あっ

ーーもっと…いっぱい…突いて…

れいなの不安感は的中した万馬券が当たるくらいの衝撃を受けていた。
「変態はなに知っとぉと」
369kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/02(金) 21:43:56 ID:w6gtPL/SO
れいなが覗いていることを知らぬまま明は更に愛を攻めていた。
両肩に手をを載せている愛は、腰を激しく振りパンパンという音が聞こえてくる

「あ…い」
「お前が裏切るかも知れないし元々は敵だったんだし…今もか?」
「…明さん私は愛は…」
これ以上愛は言うことはなく、極楽の線路を突き抜けていた。

激しく絡み合う体と体、声が小さく漏れている。
あさ美は隣の部屋で愛と明がセックスしている事は分かっているそして、
あさ美も自分の指をアソコに入れた。

「……っく」
あさ美の頭に明と自分を重ねて想像を膨らませている。

ーーふぅ…明様…そこ…

ーーもっと突いて明様…大きい〜

ーー愛よりもいいでしょう…

妄想で達したあさ美は、向こう側のドアで息を切らし俯いていた。
れいなも自分の指をパンティに触れると、ジワジワと染みが浮かび上がっている。

……数時間経過した時明の携帯が鳴った。
着信音はお決まりのゴジラ、相手は彼女しかいない。
「もしもし」
「相変わらず出るの遅いのねぇ…」
「なぁ…これからどうだ?」
「……」
2、3分沈黙した後彼女が話す。
370ラセラ ◆XkUPs6iYnA :2007/02/02(金) 21:54:16 ID:w6gtPL/SO
第八章『子猫の微笑み』編は終わり
第九章『暴走』です
371kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/03(土) 23:15:45 ID:j/YHrKGWO
>>369
「珍しい誘いねぇ…明…いいわ会ってあげるでも変なことしたらタダじゃおかないから」
携帯をもらった後、思い出の店で久しぶりに彼女と会った。
「あら、明も少し老けたわねぇ」
「おいおい俺はまだ20代だぞオッサンは早いだろう?」

笑っていた明は彼女を見た。相変わらずの彼女だとつくづく思っていた。
「コーヒーでいいか?」
「私はオレンジジュースで」
「いつになっても私の好み分かんないよねぇ…」

彼女は笑いながらに目は明を睨んでいる。
「…愛理悪いな忘れっぽい性格なんだよ!」

「今日は暴走してるみたいじゃない?」
「俺を監視でもしてたのか?美貴の父みたいに」
コーヒーカップを口につけると、愛理の仕草を目で追った。
折角愛を抱いている最中に愛理からの電話がくるとは最悪な日になりそう。

愛の温もりも消えない内に俺の富士山がムクムクと息を取り戻した。
「…愛理」
俺は我慢できずに愛理の腕を掴むと、強引に店をでて某ホテルに連れ込んだ。
部屋に入るなり愛理をベットに押し倒して明は狼になった。

唇を近づけると、愛理が明を投げ飛ばしている。
372kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/03(土) 23:17:43 ID:j/YHrKGWO
壁にガツンと当たると、裸同然の明はスルスル床に落ちていく。
愛理は服を直して溜め息をし明を睨んだ。
「本当に暴走してどうするのよ?だからあいつを殺すのに時間がかかるのよ」
プンスカ怒った愛理は明にゆっくり近づくと思い切り蹴っ飛ばした。

「うっぐぁ!!」
思いっきり入ると遠吠えをあげた明は、顔色変えて愛理に襲いかかっていった。
「なっ何するのよ明…」
「お前でも女性らしい声だすんだな!」

「馬鹿!!」
不敵な笑いを見せる明と、明の言葉で不機嫌になった愛理は明の腕の中で抱かれていた。

手と手を強く握り締め、おたがいに見つめ合っている。
そっと唇が重なるとゆっくり舌が愛理の口の中に潜入した。

クチュクチュと音をたて、冷めきった体を火照らしている。
どこにしまっていたのかロープを取り出した明は、愛理の両腕をそのロープで縛った。
「あっ明!あんた何してんのよ…私そうゆう趣味無いけど」

ギシギシ音が鳴る部屋、激しく突かれる愛理の尻を強く振った。
「あっあっ凄いこんなの久しぶりだわぁ〜」
腕をロープで縛られ明に激しく突かれ愛理は感じていた。
373kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/03(土) 23:19:49 ID:j/YHrKGWO
一方、事務所でれいなはパンティの上からあそこをいじっている。30分前の出来事が…
目に焼き付いていて、自分を抑えられなくなっていた。

自分の胸を軽く揉み明とのアレを想像しながられいなは虐めている。


そんな時、リビングからガタッとした音が聞こえれいなはビクッと指を止めた。
「…れいなそこに居るのれいななの?」
れいながやっている近くでさゆみさんの声が聞こえる。慌ててはだけた服を直し髪を手で整えた…。

「れいな!こんなところにいたの?」
「はっはい!ごめん」
そう言ったれいなの唇が微かに震えていた。

――…えっえぇ〜

……れいなはさゆみさん気づかれてないとょ

――えっ気づいているのかも…

頭の中で格闘していた。

「明さん見なかったなの?」
これといって隠す必要もないれいなは、アッサリ嘘ついた。

「分からんけん、れいな知らんたい!」
374kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/03(土) 23:21:53 ID:j/YHrKGWO
気を落ちつけようと冷蔵庫を開けミネラルウォータを取って飲んでいた。
ゴクゴクと喉を鳴らし、
さゆみさんさんが居ること忘れているのかと思う程のガスが小さなピンク色の穴から放出した。

後ろを振り返ると、私は知りません聞こえて無いといった表情で、れいなを見たさゆみさんはいた。

「おかしいですの〜」
さゆみさんはそう言ってれいなのスカートの中に手を入れパンティの中に指を入れてきた。

クチュ、クチュと音がする…
「あっ…駄目…さゆみさん!」

抵抗も虚しくさゆみさんの指で感じているれいなは、立っていられないほど感じていた。

さゆみの手が速くあそこをかき回している。

…あっ…駄目やけん…れいなには…

心ではそう思っていたれいなだが身体はさゆみさんの指を求めている。
さゆみさんはニコッとれいなに見せると、身体を後ろに回しパンティを下ろしお尻を揉んでいた

「あっさゆみさんなっ何を…」
「いきたいんでしょ」
そう言ったさゆみはアナルを舌で舐めていた。

綺麗に綺麗に丁寧に舐めている。
あっと言う声が漏れ、小さく震えが止まらなかった…。
375kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/03(土) 23:23:56 ID:j/YHrKGWO
目を閉じる私…変態とは違う何かがある。そう確信してさゆみさんを受け止めることにした。

お尻をグイッと上げ肉ヒダが見えるくらいだった。
さゆみさんはアナルを舐めるのを止め、
自分の着ていた服を一枚ずつ脱ぎ捨てると、
れいなの肉ヒダに自分の肉ヒダを合わせていた。
お互いに腰をグランドさせ激しくヒダとヒダが愛液によって絡んでいる。


クチュ、クチュ、クチュ…

ダメ…これから…

れいなの唇にさゆみの唇が合わさっていた。
さゆみの白く綺麗な胸がゆさゆさと揺れ、たいした揺れないれいなの胸とは明らかに違っている

手と手。

握り合って。

肉ヒダが擦り合って。

さゆみとれいなは男では味わえない世界に足を入れていた。
更に加速する舌と舌。

舌の裏まで舐めるさゆみにれいなの女の穴からネバネバした透明の液体が、溢れ出ていた。
歯茎やら歯まで舐めるさゆみにれいなも応えようとしてさゆみのアナルに指を入れている。
376kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/04(日) 09:17:03 ID:DhJv3bOfO
>>375
「…あっ…れいな、そこ…いい〜」
唇を離し声がでたさゆみは天井に顔を上げていた。

さゆみは指をれいなの口元までもってくるとれいなの口に押し入れる。
「…んっんん…」
美味しいそうにむしゃぶりついているれいな、さゆみも我慢出来ないというくらい…

動きが速くなっていく…

そろそろなのか?

お互いに抱きしめ合いグランドさせていた

「ハア…ハア…ねぇ…れいなこの事明さんには内緒ねぇ〜」
そう言ったさゆみさんは笑っていた。

隣の部屋からあさ美さんの声が聞こえてくると、さゆみとれいなは一瞬止まっていた。

「変な声が聞こえてきたきがしたんですけど…誰もいませんよねぇ…」
とあからさまに小声でれいなとさゆみにあさ美さんは言った気がした…

「明様もどこにいかれたのでしょうか?」
沈黙のなか…小悪魔的笑顔をしたさゆみはれいなのアナルに指を入れてきた。
「…くっ」
と声がでていた。

手で口を抑え込むさゆみをトロンとした目で見ていた…

「おかしいな〜やっぱり誰かいるのかしら?」
377kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/04(日) 09:18:53 ID:DhJv3bOfO
事務所をでて行ったあさ美…にホッとしたのか肉ヒダと肉ヒダが動き始めていた。
「あっあっあっ…」
今度はちゃんと声がでている。今まで我慢していた何かを発散するかのように、声を上げた。

うっすらと生えている淫毛、さゆみは少し濃い感じがする…
さゆみはれいなの秘唇部分を指で広げ…小さなクリトリスを舐めていた。
ゆっくり舐めたり激しく吸ってみたりしている。


すっ凄い!気持ちいい〜!!

れいなは首を左右に動かし夢中で感じている。
馬乗りになり、さゆみの秘唇がパックリ見えていた。
綺麗な秘唇をしているピンク色で淫毛は濃いけど、綺麗だった。

れいなも負けじとさゆみの秘唇を舐めていたというよりもむしゃぶりついているようだった。

ペチャペチャ……

レロ、レロ

チュパ、チュパ……

無我夢中で2人は秘唇を舐めて、舐めて、舐めて〜いた。
「さゆみさん…れないきそうやけん…いくっちゃ…」

さゆ、天使みたいに微笑むとどこに隠していたのか、人工ペニス“さゆダケX”を取り出した。
378kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/04(日) 09:20:39 ID:DhJv3bOfO
人工ペニス!さゆダケX!!と叫び、さゆダケを頭のてっぺんまで上げた。
「ふふふ…れいな欲しいでしょう…」

…欲しい

…そのさゆダケX欲しい…

その太くて長い…さゆダケXが欲しい

目を輝かせ期待を胸にわくわくして、さゆみをトロンとした目で見ていた…
また、コトンとリビングで音がした気がする。
で…気にしなくさゆみはれいなの穴に、
秘唇にさゆダケXをゆっくり投入していった。

「…あっあっあ〜大きいとぉ〜太いとぉ〜」
感じているのか、さゆみの勃起したクリトリスを強く吸っては叫び声を出していた。

「…あら変な声がするやよ」
リビングにいた愛はれいなとさゆみがエッチしている場所に近づいて行った。

「まずいけんこのまま見つかってしまうけん…さゆみさん隠れるとぉ」
れいなは言った時に遅く、れいなとさゆみの前に愛が口を抑え言葉を失ったように見ていた…

その時、さゆみは言った。
「こうなったら愛さんも混ぜて3Pするの〜」
と言ってギラギラ目を輝かせている。
379kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/04(日) 09:23:24 ID:DhJv3bOfO
さゆみはれいなに言ってそのまま愛を襲う。
「れいな!こうなったら愛さんも」
頷いたれいなはさゆみと一緒に愛に向かって行く。

パッパッと服を脱がし愛は裸になった。

「…愛さん」
と言ったれいなは愛の唇を唇で塞いだ。
さゆみは愛の秘唇を指で開きクリトリス舌で舐めていた。

ピクンと身体が跳ね上がると愛の唇が開く…
れいなの舌が愛の舌にゆっくり、ゆっくりと絡めてくる…

愛もれいなに応えたのか舌を絡めてきた。
唾液と唾液が重なり止まる事がない…さゆみは激しくクリトリスを口をすぼめて吸い付いている。
愛のアナルにさゆみダケXを当てがいゆっくり投入していく。

「…あっ…あん太いやよ長いやよ〜」
愛はたまらなく声を発してしまうとれいなは、愛の顔にまたがり秘唇を愛の口におし当てた…

「んん…んっ…んっ」

「ダメ…愛さん上手いとぉ」
れいなは絶叫すると愛も負けじとれいな秘唇に指を中まで入れていた。
さゆみも愛を攻めていたさゆみダケを秘唇に投入すると、
さゆも自分の秘唇にさゆみダケXを投入した。
愛とさゆみの秘唇はパックリ開きさゆみダケXをくわえこんでいる。
れいなもさゆみの唇を唇で重ねていた
380kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/04(日) 09:26:50 ID:DhJv3bOfO
こすれ合い。

愛と

さゆが

激しく擦り、練っとりとさゆみダケXに染みついていた。
舌と舌がさゆみの唾液がれいなの口に入ってくる…
唇を離すと長い糸が伸び切れていた。
「ハア…ハア…ハア」
愛さんも満更イヤではないらしく三人で慰めている。
火照っているのかれいなの顔も赤く染め、愛も染まっていた。
さゆみは息を荒らし感じているようだった。

「れいなちゃん」
愛はれいな秘唇から口を離す際れいなに言った。

「なっ何?」
トロンとした瞳で愛を見たれいなはよだれを垂らして聞いていた。
「気持ちいい?気持ちいい?」
二度繰り返しれいなに言うと、今度はアナルに舌を入れてきた。

「あっあん…んっ…あっそ…こ…い…い」
「さゆみも気持ちいいの〜」

「れっれいなも気持ちよかぁ〜」

「わっ私も…気持ちいいやよ〜」

さゆみダケXを抜いてれいなは愛の秘唇を舐めて、愛はさゆみの秘唇を舐める
そして、さゆみはれいなの秘唇を舐め初め、
トライアングルになり互いの秘唇を舐めていた。求め合って最後の極楽に身を寄せ合っている
381kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/04(日) 09:47:00 ID:DhJv3bOfO
久しぶりの明の味に酔いしれ、たまらなく愛おしくなるのを感じてしまう。
何回いったか覚えていなく愛理は明を見つめていた。

ホテルをでた後、愛理と明は別れ行き着けのサウナに足を運んだ。
サウナに入ると店員の女性が椅子にタオルをひいている。
そして見覚えがある男性1人が先客していた。

「久しぶりだね…君」
「……どうも…こないだは……り…え…」
男は口籠もる。

流石に女性店員の胸が大きく男2人は見とれていた。
「あら…珍しいですかしんばらく姿見えないから心配してないよ」

日本人ではない女性タイ人だろう。
俺と彼は2人揃って座っている。これと言って話すことが無く沈黙が続いた。

「…久しぶりに会ったよ」
先に言ったのは明だった。
「そうですか…良いですね、アナタは」
どこ見ているか分からない2人、それでもギクシャクした関係なのは確かだった。
彼は俺の事をライバルであると勘違いと同時に仲間と思っている。

彼と初めて出会ったのは俺が彼女と会ってからそう日にちが経っていない。
事務所まで勢いよく入ってきて俺を殴ろうとしたその時偶然にも美貴が訪ねてきて、
彼の股間を赤いヒールで蹴っていた。
382kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/04(日) 10:05:36 ID:DhJv3bOfO
殴りかかってきた彼はその場で倒れ込んで絶叫していた。
「うっ…ぐはぁ…」
もがき苦しむ彼は床で暴れていた。
「あっ明、ちょといいかな…」
「あっでも客が居るのに事務所空けられない。」
チラッと彼を見た明はもう一度美貴を見た。

仕方なく彼をお姫様抱っこをして彼を外のコンクリートに落とす。
ドンという音と痛いという声が聞こえた気がする。

「美貴、れいなは?」
「いろんな依頼受けて大変そう…」
人の話しを聞いていない美貴は、
俺達しかいないこの庭で明に抱きついていた。切なそうな表情をし唇が微かに動く。

「…セックスしてよ」
美貴が発した言葉が俺にはそう聞こえた気がした。
本当の所“セックスしてよと”言ったのかは定かではない。
暗い表情を浮かべ重たい足を動かし、事務所にくる途中で怪しい2人が
抱き合っていたのを怪しんだれいなはそっと木の陰から覗きこんだ。
「何知っとぉと」
れいなの他にもう1人隣の木の陰から覗きこんでいるさゆがいる。

「何してるのーさゆみという可愛い〜可愛い〜彼女がいるにもかかわらず、
美貴さんと抱き合うなんて許せませんの〜!!」
383kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/04(日) 10:07:28 ID:DhJv3bOfO
木の陰に隠れている2人、睨みつけるようにして美貴を睨んでいた。

空はどんより曇っていた。今のれいなの心の鏡を映し出した空のようだ。
さゆみさんの目に力が入る。
ググッと拳を握りしめ、今にも美貴に襲いかかって行きそうな気がしている。

「…ねぇ〜美貴は待ったよね?」
「ん!何をだ」
「また誤魔化すきね、駄目だから今日こそ返事を聞かせて」

雨がポツリポツリと地面を濡らす、明と美貴はまだ抱きついたままだった。
一方的美貴が抱きついているのだが、明がゆっくり美貴の腕をほどいている。

激しく地面が濡れるころ、
明と美貴は事務所の中にいたそしてれいなとさゆみも
事務所に入っていると4人でソファーに座っていた。

「れいなちゃんにさゆみも事務所に用事でもある」
「れいなは変態の助手やけん事務所に来るのは当然たい!」

「それをいうなら私だって同じなの明さんの彼女で部下のさゆみが事務所に来てもおかしくないの」
言葉を聞いた美貴と明は茫然と2人の間違っている会話を聞いていた。

雨が窓を叩く夏には珍しく大雨が降っている。
リモコンでエアコンの温度を2℃さげテレビもつけた。
384kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/04(日) 17:35:00 ID:DhJv3bOfO
>>383
「確かにそうでした…」
彼はサウナで汗をタオルで拭って言った。
「美貴さんは酷かったですよ…警察官なのに、それにアナタも鬼のような人ですね…
途中までは俺も分かりますが、話しが変わってましたよね?」

「嫌…気にするでない…途中から君が外で倒れているから、分かりやすく説明していただけだから」
サウナからそう言った明はてでいった。
彼と別れて真っ直ぐ帰るにも何だか嫌だった明は、まだ入院中の美貴の病院に行った。
あさ美の病院だからすぐに病室が分かる美貴がいる病室に入ると、明の顔を見るなり
もうしわけなさそうな表情をした。

また俺のちんちんが復活すると、モコッと膨らんでいる。
明はチャクを下げおちんちんを美貴の口までもってくると

美貴の手が明のちんちんを優しく握って口に含んだ。
「んっ…んっ…んんぐ…」
唇をすぼめてゆっくり動いている。
個室だから問題ないと思ってこのまま続いていた…

「なぁ…美貴、あの時なに言いたかったんだ!」
俺の質問に答えようとはせずに続けてちんちんにしゃぶりつく…
「もういい…このままお前を抱く」
そう言った明の顔を何度もチラチラ見ると明に身体を委ねた…
385kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/04(日) 17:36:56 ID:DhJv3bOfO
「…明いいよ明なら美貴は」
美貴のパンティを下ろし秘唇に指を入れた。
「もう、十分に濡れているじゃないか?」
真顔で明は美貴を振り向かせてキスをした。
俺のアレが綺麗な太ももに当たり、一段と大きくなった。

舌を押し込み美貴の前歯がちょっとあたる。
指で美貴の秘唇を刺激すると上の口に舌を転がしていた…

…あっ

…もっと…お願い

ーー美貴を感じさせてぇぇぇぇぇ〜

美貴の心の叫びが俺に聞こえてくるようだ!
秘唇を開き巨大なアポロ2号は美貴の女の穴に突き入れた。

「あっあん…あっ…ああ…」
腰振るごとに美貴の声が病室内に響きわたる。

更に突いて、突いて突きまくってパンパンと音をあげ感じているようだ。
ようやく…終わったと思って明のちんちんを美貴の秘唇から抜くと、
今度は横に寝かせ脚を肩に載せパックリ秘唇が開いている。アナルまで丸見えだった。
アナルに指をグリグリねじ込んで、秘唇にはおちんちんを押し入れた…

「あっ…あん…」
アナルと秘唇をリズム感に合わせ突きまくっている。
「凄い…明がこんなに激しい攻めは久しぶりねぇ…あん…あんあん…うん…あぁ〜」
386kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/04(日) 17:38:49 ID:DhJv3bOfO
指を口に入れ我慢している美貴は、明を見ていた…
美貴を上に載せ下から上に突き上げている。
処女じゃ無いし痛くはないだろう…

ギシギシ…揺れるベット小ぶりな胸を揉み美貴は口開け顔を左右に振った。
「美貴…いきそうだ!」

「ハァ…ハァ…中で出してもいいよ」
美貴はせつない表情で明に言った。

秘唇からおちんちんを抜くとおちんちんを美貴の口に押し込んでいる。
「んっ…んぐぐ…」
激しくすぼめて強く舐めていた…すぐにおちんちんから大量のザーメンが発射され
地球から月までを行ったくらいの精子が美貴の口に出された…

「ハア…ハァ」
流石にこれだけの人数をすると頭がおかしくなる。
美貴は起き上がり、ゴクンと明の精子を飲み干すと更に、ちんちんにしゃぶりつく…
「んぐぐ…」
「美貴、お前本当に好きだな?」
もう一回口の中に出すと明は、服を着ると美貴に言った。

「俺は、暴走してるのか?」
暴走を初めた明の性欲に止まる事が無いと改めて知ってしまった。
病室をでてあさ美がいる休憩室に向かう。

ドアがゆっくり開かくとあさ美はバナナをくわえていた。
「んっ明様どうしたんですか〜」
387kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/04(日) 17:41:09 ID:DhJv3bOfO
それから何度かキスをしちんちんもくわえさせている。

一時間経って、病院をでると次行った先は姉妹がいる雅とまいの部屋に向かった。
ドアの呼び鈴を鳴らし雅が出るまでに2分とかからなかった…

「明さんどうしたんですか?お姉ちゃんなら仕事で出かけていますけど…」
「分かっているよ…今日はまいに会いに来た訳じゃなく雅に会いに来たんだよ」

雅の顔が赤く染まると俯いて明を部屋に入れた。
暴走まっしぐらの明は、体力の限界にチャレンジしているのか自分でも分からない。

綺麗なリビング家のリビングとは大違いだ。
すると、なぜかよそよそしい雅は明を部屋に案内された。何年振りかの雅の部屋は変わっている。

子供かとばかり思っていたら化粧品とかフレンドグラスや香水も…気になるのは、
あの棚に入っている下着に興味があった。

「あっあの〜明さんいっ依頼の話しだけどぉ…」
「うん!何だい雅」

明は雅に顔近づけて言った。
れいながいない事を良いことにやりたい放題の明…雅を押し倒していた。

「あっ…あのぉ明さんもしかして…」
次の言葉を言う前に唇を塞いだ。
388kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/04(日) 17:44:40 ID:DhJv3bOfO
ネチョ、ネチョとやはり舌を絡ませていた…
もの凄い速さで服を脱がしていくあらまっという間に下着も脱がされ裸になった雅がいる。

「明さん…」
雅は火照った顔を両手で隠し恥ずかしそうにしていた…

雅の秘唇を開き薄いピンクで綺麗な色をしていた…クリトリスを舌で舐め舐めしていると喘ぎ声が
聞こえてきた…

「あふ…あん…あっあっあ〜」
よほどたまっていたのかいってしまったらしい。
「あれ…いっちゃた」
コクリと頷いて明を見ると、チョモランマがビ〜ンと勃起している。
チョモランマを雅の近くまでもっていくと、薄目でチョモランマを見て握っていた…

初めはぎこちなさそうにチョモランマを舐めている。
タマタマも舐めていた。下から徐々に上に上がりに達した時口に入れてきた。
茶髪をかきあげゆっくりと口の中で転がしている。

「本当に雅は上手いな…アイツにも教えてあげたいよ…そう思わない雅は」

「はい…思います」
と答えた時だった。ドアが開いて閉まった音が聞こえてくるまいが帰って来たのか不思議に思った。
「まいが帰って来たのか?」
「今日は遅くなるって言ってたのにお姉ちゃんは」
389kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/04(日) 19:11:15 ID:DhJv3bOfO
>>388
バーンと勢いよくドアが開き、明と雅がベットでなにをやっていたのか分かるくらい裸でいた…
まいの目は炎のように明を見ると睨んでいる。

「なにやってんだぁ〜ぁぁぁぁぁぁぁ…」
怒鳴りつけるまいを宥める為そっと唇を重ねる。
勿論のこと舌をまいの口の中に強引に入れるとまいの舌に明の唾液を流していた…

「んっ…んぐぐ…」
雅は明とまいとの絡みを我慢出来ないでいると、アナルを舐めていた…
ちんちんはピ〜ン硬く大きくなるとまいのアソコにぶつかっている。

唇を離すとまいは喋りだす。
「相変わらず大きいのねぇ〜」
そう言ったまいは明のちんちんを指で掴んでしごいていた…

「おう…うん、上手いじゃないか?」

そのまままいの頭に手を置いてグイッとアレに近づいていた…
まいは遠慮しないでおちんちんをくわえていると、激しく頬張った。
いつの間にか3Pになっていた…。
「こう見るとまいも可愛いな…胸もそこそこあるしなにより美貴に負けないだけの美脚がある」

俺は心で言わないで口にだして言っていた…
「珍しいわねぇ…明が人を褒めるなんて」
姉妹でしかもアナルとおちんちんを舐められ流石に気持ちいい…
390kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/04(日) 19:13:07 ID:DhJv3bOfO
まだまだ始まったばかりの俺の暴走モード
このまま2人をベットまでもっていくとおちんちんを今度は雅にくわえさせていた…

まいは俺の唇に唇を重ねるとまた激しいキスをする。
雅の口に入っているちんちんを抜くと、雅の秘唇におちんちんを当てがった。

グイッと勢いよくねじ込んでいくおちんちん
「あっうん…もっと突いて、突いて」
いつもならまいは血相変えて俺に怒鳴り金蹴りをしてくるのに今日は違う。

情熱的に突いていくとすぐに、絶っていた。
「あっ…どうしたんですか〜今日の明さんおかしいですよ…」
まいも何かあったのか俺に抱かれたがっている続いておちんちんが更に巨大化していると
まいを押し倒して秘唇にチョモランマを押し入れた…。
アナルまでパックリ見え明は意地悪くアナルに指を入れる。

「あっあっあっ…」
雅の秘唇を開きクリトリスを舐めていた…覆いかぶさった雅はうっすらと見えるテラテラと輝く淫毛
秘唇がパクパクとおちんちんをくわえていた…
美人姉妹を3Pできるなんて羨ましいと思う人は多分いない
まいもあれで結構馬鹿なんだが妹の雅はしっかり者だろう…おちんちんくわえる時だけは
391kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/04(日) 19:15:15 ID:DhJv3bOfO
まいと雅の秘唇の味を確かめながら交互に出し入れしていた…
胸は、まいは大きく雅は貧乳てとこくらいか

2人をいかせ、俺も満腹感に浸っていると雅が俺の耳元で囁いている。
「明さん…今度どこかに遊びにでも行かない?」

「どこがいい?」
「ちょっと妹を誑かさないでくれるかなぁ…」

「んっ心配ならまい一緒に着いて来ればいいだろう」
えっ…いいのって表情をしたまいは明のあれを握ってしごいていた。

また、元気に復活を遂げたエベレストはビンビンに腫れあがっている。
愛おしく見つめるまいとまいはエベレストを握ったまま舌でエベレストを舐めていた
雅も負けないよう反対側のエベレストを舐めている。

ーー第2ランド開始のゴングが鳴り響く。

2人の舌がエベレストをくわえようとしている。
俺も2人の秘唇を指でいじくりかき回していた。

「あん…あっあっ〜」

「凄い〜凄い〜凄い〜」

舐め終わると雅の秘唇にエベレストを指で秘唇に当て雅が腰を下ろしている。
まいは明の顔にまたがり秘唇を口にもっていく。

パンパンとギシギシという音が響く。
このまま3人で5ランドまでやると俺は疲れたのか?暴走を止めていた。
392kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/04(日) 19:17:53 ID:DhJv3bOfO
こっちに戻り、トライアングルのままお互いのクリトリスとアナルを攻めていた…

さゆみダケXをれいなにぶち込んださゆみはニコニコと笑い、アナルを舐める。
愛の腰はグランドしているさゆみの秘唇と愛の秘唇が互いに求め擦り合っていた。
れいなもさゆみの乳房を口に入れて転がしている。

どこからか聞き覚えのある声が聞こえてきて更にれいなのアナルに大きい物がズブズブと、
音をたてていた。
後ろを振り返っると変態がれいなのアナルにおちんちんを入れてきている

ーーこれは、4Pになっていた。

どこから現れたか分からなくなるほど、夢中で愛とさゆみとれいなは感じていたのだろう。
秘唇にはさゆみダケXが入れられ、アナルには変態のおちんちんが豪快に突いてくる

愛とさゆみは2人で擦り合って絡め合ってキスしていた。
変態は一言も言わないでれいなのアナルに突いてくる…

「聞いてるの〜」

「なに1人の世界に入り込んでるなの」
「上の空ですねぇ〜」
あさ美さんの声も聞こえ、こちらも4人溜め息をはいていた。
393kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/04(日) 19:20:14 ID:DhJv3bOfO
「聞いてるの?」

ーー聞いてる…!?

妄想を膨らまし、ミネラルウォーターを飲み干したれいなはペットボトルをゴミ箱に投げ入れた。
そして、振り向いた先に呆れた顔でれいなを見ていた愛が心配そうな眼差しで、視線を送っている

さゆみさんにいたっては欠伸をして壁に寄りかかりま〜だなの〜って現実世界にれいなが戻るまで

見守っていたらしいあさ美さんもなぜかさゆみさんの右側に立っていると、
私は事務所出ていったんじゃと聞いてしまう。

その答えが返るのが早かった。
「いつまでも妄想してないで明様を探しに行かないの?」

結局4Pは夢だったんだろうかさゆみの秘唇を舐めたり、
舌を絡ませたり愛さんの秘唇も全てはれいなの妄想だったのだろうか?いまだに謎な出来事だった。

……さゆみダケX…

ーーさゆみダケX…

さゆみダケX…

れいなは妄想で造り上げたさゆみダケXを欲しいと思っていた。
そう思いトイレに行ってパンティを下ろし秘唇を指でなぞった。

……濡れていた…タップリと液が指に絡んでいる。そして、クリトリスも勃起していた…
394ラセラ ◆XkUPs6iYnA :2007/02/05(月) 00:42:16 ID:bNQqjz8jO
第九章『暴走』編が終わり
第十章『れいなは名探偵PARTU』編です
395kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/06(火) 02:58:18 ID:1pWcWU3qO
>>393
事務所はいたって平和な1日にみえた。あれかられいなは妄想を抑えているらしい。
結局変態の暴走もおさまり一体何人のいたいけな女性が変態の餌食になったんだろうと
今更ながらにれいなは考えていた。
リモコンをいじり偶然にテレビがついてしまう。
みのもんたが映っていた。
何の番組かはすぐに分かる





ーーー妄想の続き?
「あんっさゆみダケX、さゆみダケXがいいとぉ」
「そんなにお気に入りかしらなのー」

「やだわ〜れいなちゃん現実逃避はダメやよ」
「じゃ〜巨大な注射器てのはどうかな〜」
まだまだれいなの妄想劇は終わらなかった。
今度は、愛とれいなとさゆみとあさ美で4Pの妄想を描いている
やっぱりあのさゆみダケXは夢であってほしく無かった現実にあって欲しいと指をくわえて待って
いる

ーーさゆみダケX…欲しいとぉ

━━さゆみダケがあれば何もいらんけん

ーーさゆみダケがあれば変態もいらん……なわけがあるか〜妄想空間を破り、やっぱり変態がいいと
改めてれいなは思った。
…………さゆみダケX忘れられんた〜い
396kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/06(火) 03:07:00 ID:1pWcWU3qO
妄想も終わり現実に戻って来たれいなにテレビの声が聞こえてくる。

ワーワーワーワー……今度の課題はこれですか?
いえ、いえ、クイズを全問正解とは…

『(あれ!あの子テレビに出とぉと)』
次は一千万に挑戦です!
れいなはテレビに釘付けになっている。

テレビ画面に映っていたのは光井愛佳、れいなの幼馴染みで親友の女の子だ。
「明さんさゆは淋しいのー」

今度はさゆみの攻撃明のアレを握って、愛おしそうな黒い瞳で眺めていた。
明のアレを食べようとした時、ぬれせんべがさゆみの目に飛んでいた。

「ふん!…さゆみさんさせんとぉねぇ」
釘付けになっていた番組を無視し、さゆと明の側まできたれいな。
…あっ

ーーまた逃げるたい

ソファーからさゆみをどかし立ち上がってれいなの側まで行く明、
昨日の出来事が嘘のように穏やかだった。
明を見つけたのはれいなでは無かった何故かあの場所にパトラッシュがいて、鼻をクンクンさせて
あの場所を回っていたのをれいなは怪しく思って雑草をかきわけたら明と梨沙子がいた。

これが明発見の真相だった。
397kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/06(火) 03:08:56 ID:1pWcWU3qO
明はチヤックが開いたままあれがブラブラと揺れているれなは、そのあれ一点に集中すると…
さゆみさんも負けじと明の近くまで来ていた。

「…さゆみ」
明さ振り向かないでさゆみに言った。
空気を読んださゆみは事務所を渋々出ていく途中でゴミ箱を蹴っていた。

2人っきりになったれいなと明、抱きついてくるだろうと思っていたらいきなりの反撃平手打ちが
明の左頬に決まる。

バチーン!!という音が聞こえると同時に今度は抱きついてきた。
震えた体に震えた声で一言話すのに聞き取れない声だった。

「……やけん……とょ……とぉと…」
きっと明がいない間不安だったのか分からない。でも、れいなは頑張った。

ーー悟の誘惑…

ーーパトラッシュに犯されそうになった事…

ーーそして、鈴木愛理…

これがれいなを不安にさせていた。鈴木愛理彼女と明の関係が、知りたいと思っている。

2004年…れいなは大人になった。明に初めて入れられた時、本当に嬉しかった。

抱きついたまま時間の刻む音が…カチ…カチ…カチ…と聞こえてくる。
398kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/06(火) 03:14:51 ID:1pWcWU3qO
事務所で2人っきりの空間、誰もいない空間にれいなと明だけだと思っていた…梨沙子とあさ美が
隣にいた事を思いだすまでは……
「…梨沙子さんもういいですよ帰っても」
「……はい」
隣のドアが開くとれいなと明は抱きついたままだった。
明は勢いよくれいなから離れると、れいなと梨沙子の目が合う。
「…あっ」

「…あっ」
その梨沙子の後ろであさ美は明を見ているようだ。

その時…

明は、

言った。

「…梨沙子体大丈夫か?」

明が

優しく

言った。

れいなにも言わない優しい声で明は、梨沙子に言うものだから私は、ムキになり明を睨んでいた。
「…んっ」
明が気がつくとソッポ向いたれいなは明が近づきブラブラしたアレをれいなに握らせた。
顔が真っ赤になりアレを握ったれいなの手はおちんちんをゆっくりしごいている。
梨沙子とあさ美…そして、帰ったはずのさゆみがここぞとばかりに邪魔をはじめた。
れいなが握っていたアレを強引に外し明のアレが大きく輝いている。
「うわぁぁぁ!!」と驚いたあさ美と梨沙子いつにもまして、目を輝かせていた。
399kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/06(火) 03:19:13 ID:1pWcWU3qO
「なっなにするとねぇ!」
手に息を吹きかけれいなは言った。

目を輝かせ利沙子とあさ美は明の素晴らしいちんちんを2人して突っついている。

「4Pでもするか?」
明がそう言った時、れいなの頭の中で4Pという言葉が鳴り響いていた。

ーーれいなの妄想

「れいな、美しいこれほどの女性は俺は見たことがない」
「えっ本当に本当?」
「あぁ〜本当さぁ…」
「れいな嬉しい」
明の身体に身を寄せたれいなは幸せな笑顔を見せていた。
そこにあさ美さんと利沙子が、割って入ってくると利沙子が明のちんちんを口の中に入れると、

あさ美さんがれいなの秘唇を広げてクリトリスを舐めまわしていた。
そして、あさ美さんはお尻を利沙子の方に向けさゆみダケXを要求している。
パックリと開いた秘唇にさゆみダケXが利沙子の手によって入れられていると、
利沙子も秘唇を自分の手で広げさゆみダケXを押し入れた。

「あっあぁ〜」
「あん、そのまま突いて〜」
2人のお尻が重なって激しく突いている。利沙子は明のちんちんをしゃぶっているし、
あさ美さんはれいなのクリトリスを舐めたまま四つん這いになっている2人は、余韻に浸っていた。
400ねぇ、名乗って:2007/02/06(火) 03:22:03 ID:5jQc9PvoO
きもいぞおまえら
401kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/07(水) 12:39:24 ID:p7OFxXOnO
>>399
お尻とお尻がぶつかりながらさゆみダケXが出たり入ったりしていた。

ーーまさしく4Pの世界だった。

ーーれいなの妄想は止まる事を知らない

ーー更にはパトラッシュが現れ、犬を交えた5Pが始まった…嫌違う!4P+犬これも違う…
3P+犬+子猫…間違いない。


「ワン、ワン、わぉぉぉぉぉぉぉん」
とパトラッシュはれいなに飛び乗ってむき出しにしたおちんちんをれいなのアナルに突っ込んでいた

犬らしからぬ動きにれいなは感じている。
猫と犬の交尾が始まった。
アナルに突っ込まれ犬らしからぬ動きで突いている。
精液がれいなの中に流れ込んでくる…ドクドクと限界を知らない
パトラッシュの精液はいまだに溢れるほど流れて穴から白い液体が下にたれ落ちていた。

妄想が頭から消えた時…
「もう、変態たら、キャッ。で…変態これから4Pやるとぉ…」
「……」
物静かな事務所。
シ〜ンとして物音1つしない。
いつの間にかれいな1人。
ポツンと立っていた。
「って変態〜〜!!どこ行ったた〜〜い!!」
変態どころか、あさ美と利沙子とさゆみも居なくなっていた。
妄想を膨らませていたれいなは
402kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/07(水) 12:42:22 ID:p7OFxXOnO
事務所から姿を消した明とあさ美とさゆみと利沙子
「これは事件たい!!れいな探偵が解決してあげるけん待ってるっちゃ」
元気一杯笑顔で拳握り腕を挙げた。

「まずは、…ご飯食べるけん」
れいなはお腹が鳴ると冷蔵庫に向かい食べ物をあさっていた。
「お肉、お肉…と」
いろんな物を避け肉を見つけだすと笑顔になりお肉を頬で擦っていた。
「お腹が空いていたら何もできんけんまずは、腹ごしらいたい!!」

お肉をフライパンで焼くと美味しいそうな匂いが食欲を駆り立てる。
肉を平らげ、満腹になったれいなは明を探しに行くのを忘れてソファーで眠ってしまう。

「ムニャ…ムニャ…謎は解けたけん…ワトソン君…ムニャ…ムニャ」
何の夢を見ていたのかヨダレを垂らしながらまだ眠っていた。

窓少し開いている。隙間から風が入ってきている
ガラガラガラ…
何かが開く音がした。
「あっ」
ソファーで眠っているれいなを見た小春はれいなの肩を2、3ど叩いていた。

う〜んとか、まだ〜とか寝言で言っているれいなはいきなり起き上がった。
403kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/07(水) 12:44:10 ID:p7OFxXOnO
思い出したかのように目を見開いて宙を見ていた。
小春は慌てる様子も無く、アイドルの笑顔でれいなに微笑んで見せた。

「あれ!小春どうしたとぉ?」
「いやだな〜忘れたのれいな!今日はどこ行く日だった?」
ポンと手を叩くと思い出したかのように小春の用事を断った。

「えぇぇぇぇぇ…」納得がいかない小春はれいなの顔に近づくとまた、アイドルの笑顔をした。

ーーどうせつくり笑顔でしょう

ーーそんなのさゆみや絵里がよくやってるよ

ーー小春も小春だから無意識で笑顔つくっているだろうし

「分かったけん今日は付き合うけんどこ行くっちゃ」
「う〜ん」
「(今から考えるのかよ…この子は)」
「じゃ〜さぁ〜お兄ちゃんが絵里とデートするって言ってたから同じ場所にしょうか?」
小春の言葉に納得したれいなは強く頷くと、立ち上がり目を輝かせて言った。

「れいな探偵の出番がきたけん」
苦笑いをする小春はれいなと一緒に明と絵里がデートする待ち合わせ場所に向かった。

2人は待ち合わせ場所に行く途中、寄り道していた。
404kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/08(木) 00:48:31 ID:2jkkj62QO
>>403
まずは、帽子。なるべく目立たないピンク色の帽子を小春とれいなは選んだ。
後はサングラスを選び準備も整ったところで待ち合わせ場所に行った。

木の陰に隠れるれいなと小春。
まだ変態と絵里が来てないみたいだった。
その時…絵里が店の角からスッと現れて
明との待ち合わせ場所に着くと携帯を取り出し確認しているみたいだ

それから一時間が過ぎた頃、明が待ち合わせ場所に来たのは…
「絵里待ったか?」
「ううん、お兄ちゃん絵里も今来たところだよ〜」
ーー嘘つけ一時間は待ってたじゃないかぁぁぁ〜!!

ーー絵里、そして、イライラしながら携帯いじくっていたくせに

小春とれいなは2人を見ていた。
「そうか?ならいいけど」
「ウヘへへ…」

機嫌が直ったの笑顔を見せた。

ーー邪魔してあげるけん…邪魔してあげるけん…邪魔してあげるけん
れいなは何度も、何度も心の中で呟いた。
「絵里、まずどれから行く?」
「ウヘへへ…お兄ちゃんに任せるよ〜でもねぇ〜
ちょとだけ待っててくれますか?1分で済みますから」
405kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/08(木) 00:52:01 ID:2jkkj62QO
「エヘ…」
って笑い、こちら側に振り返ると

トコトコ…

音を立ててれいなと小春が隠れている店の陰に絵里が来た。意外に早く逃げる事が出来なかった。
「えっ絵里…どうしたっちゃ?」
「そうですよ〜そんな怖い顔しないで下さいよ〜」
「…絵里の邪魔したられいな分かってる?」
冷たい眼差しでれいなと小春を嘲笑っていた。

「はっはい!邪魔はせんとねぇ…」
「ならいいけど…」
ホッとするも次に絵里が発した言葉に耳を疑うれいなと小春だった。

「もし!!邪魔するんなら〜お兄ちゃんが止めても、れいな…殺すよ〜ウヘへ…」
そして、絵里は明が待っている場所に帰って行った。
「2分45秒だ!」

ぴょこんって明の前に戻って来た絵里に明は絵里の顔を見ずに言った。
「ごめんなさ〜いお兄ちゃん〜」
そう、申し訳なさそうに舌をチョロって出してウインクまでしていた。

待ち合わせ場所から30分、絵里が楽しそうな顔して笑ったり、
切ない顔したり変態とイチャイチャしていた。
羨ましい絵里を見ていると『尾行』をしたくなっていた。
そして、れいなは必死になって明と絵里の後をつけて行った。
406kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/08(木) 00:54:22 ID:2jkkj62QO
「これは事件たい!!浮気調査やけん小春も行くっちゃ」

……尾行を始めかなり時間が経っていた。
絵里は変態と腕を組み、歩いてる最中チラッとれいなを変態が分からないように睨みつけている

ブティックに絵里と明が入って行くと絵里は嬉しいそうに服を見ていた。
青色のワンピースに絵里は目が止まる。絵里の目が輝き始め、女性独特の目に変わる。

「いいな〜お兄ちゃん」
「試着してきたら絵里なら似合うと思うけど…」
「ウヘへへ…そうかな〜試着しちゃおうかな〜」
ウキウキ気分で笑顔は試着室に入ると着替えていた。

高そうな店、ブティックの外で明と絵里の行動をメモに書き留めているれいなだった。
「クックックッ…証拠たい!!浮気の証拠つかむたい!!」「あは…あははは…」
笑うしか無い小春は笑っていた。

カーテンが開き、絵里が青色のワンピースを着て明の目の前に立っている。
「お兄ちゃんど〜お〜エヘへへ…」
首を傾げ、口に手を当てお得意の笑顔で明に微笑んでいた。
「絵里…可愛いよ」
「そっそうかな〜ウヘへ…」
くだらない会話の繰り返し…れいな達は、
あんパンに牛乳を手にとってあんパンにかぶりついていた…
407kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/08(木) 01:23:12 ID:2jkkj62QO
>>403
まずは、帽子。なるべく目立たないピンク色の帽子を小春とれいなは選んだ。
後はサングラスを選び準備も整ったところで待ち合わせ場所に行った。

木の陰に隠れるれいなと小春。
まだ変態と絵里が来てないみたいだった。
その時…絵里が店の角からスッと現れて
明との待ち合わせ場所に着くと携帯を取り出し確認しているみたいだ

それから一時間が過ぎた頃、明が待ち合わせ場所に来たのは…
「絵里待ったか?」
「ううん、お兄ちゃん絵里も今来たところだよ〜」
ーー嘘つけ一時間は待ってたじゃないかぁぁぁ〜!!

ーー絵里、そして、イライラしながら携帯いじくっていたくせに

小春とれいなは2人を見ていた。
「そうか?ならいいけど」
「ウヘへへ…」

機嫌が直ったのか絵里は笑顔を見せた。

ーー邪魔してあげるけん…邪魔してあげるけん…邪魔してあげるけん
れいなは何度も、何度も心の中で呟いた。
「絵里、まずどれから行く?」
「ウヘへへ…お兄ちゃんに任せるよ〜でもねぇ〜
ちょとだけ待っててくれますか?1分で済みますから」
408kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/08(木) 01:25:06 ID:2jkkj62QO
「エヘ…」
って笑い、こちら側に振り返ると

トコトコ…

音を立ててれいなと小春が隠れている木の陰に絵里が来た。意外に早く逃げる事が出来なかった。
「えっ絵里…どうしたっちゃ?」
「そうですよ〜そんな怖い顔しないで下さいよ〜」
「…絵里の邪魔したられいな分かってる?」
冷たい眼差しでれいなと小春を嘲笑っていた。

「はっはい!邪魔はせんとねぇ…」
「ならいいけど…」
ホッとするも次に絵里が発した言葉に耳を疑うれいなと小春だった。

「もし!!邪魔するんなら〜お兄ちゃんが止めても、れいな…殺すよ〜ウヘへ…」
そして、絵里は明が待っている場所に帰って行った。
「2分45秒だ!」

ぴょこんって明の前に戻って来た絵里に明は絵里の顔を見ずに言った。
「ごめんなさ〜いお兄ちゃん〜」
そう、申し訳なさそうに舌をチョロって出してウインクまでしていた。

待ち合わせ場所から30分、絵里が楽しそうな顔して笑ったり、
切ない顔したり変態とイチャイチャしていた。
羨ましい絵里を見ていると『尾行』をしたくなっていた。
そして、れいなは必死になって明と絵里の後をつけて行った。
409kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/08(木) 01:28:05 ID:2jkkj62QO
「これは事件たい!!浮気調査やけん小春も行くっちゃ」

……尾行を始めかなり時間が経っていた。
絵里は変態と腕を組み、歩いてる最中チラッとれいなを変態が分からないように睨みつけている

ブティックに絵里と明が入って行くと絵里は嬉しいそうに服を見ていた。
青色のワンピースに絵里は目が止まる。絵里の目が輝き始め、女性独特の目に変わった。

「いいな〜お兄ちゃん」
「試着してきたら絵里なら似合うと思うけど…」
「ウヘへへ…そうかな〜試着しちゃおうかな〜」
ウキウキ気分で笑顔になった絵里は試着室に入ると着替えていた。

高そうな店、ブティックの外で明と絵里の行動をメモに書き留めているれいなだった。
「クックックッ…証拠たい!!浮気の証拠つかむたい!!」
「あは…あははは…」
笑うしか無い小春は笑っていた。

カーテンが開き、絵里が青色のワンピースを着て明の目の前に立っている。
「お兄ちゃんど〜お〜エヘへへ…」
首を傾げ、口に手を当てお得意の笑顔で明に微笑んでいた。
「絵里…可愛いよ」
「そっそうかな〜ウヘへ…」
410kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/08(木) 01:30:10 ID:2jkkj62QO
くだらない会話の繰り返し…れいな達は、
あんパンに牛乳を手にとってあんパンにかぶりついていた…
8月に入り、夏なのにれいなはあんパンと牛乳で、明と絵里はフランス料理の店に入って行った。

ーーおかしいとぉ…

明はどこにそんなお金があるけん
絵里にあの高級店のブティックで青色のワンピースを買ってあげたみたいやけん
れいなにも買ってくれたことなかとぉ…

それに、フランス料理の高級店に入るし
愛さんがこれを見たら青いハンカチを口にくわえて、『私にも連れて行ってくれないやよ〜』
とか言って床に倒れ込んでシクシク泣きじゃくっているだろう…そうれいなは思い。

ヒョウ柄のハンカチを手にとって口にくわえていた。

「そう言えば絵里さんって今日誕生日とか何かかな〜」
不意に小春がポツリと言った。
お金が無いれいな達は明と絵里が出てくるまで待ち伏せしている。

PM2時32分…

明は会計をしていたブラックカードを店員に渡していた。
「ウヘへへ…良いんですかぁ〜お兄ちゃん」
心配そうに見守る絵里を何食わぬ顔で明は返した。

「さゆみから借りたカードだから心配いらないよ…さゆみ金だし」
411ねぇ、名乗って:2007/02/08(木) 12:24:05 ID:Qx7TXL8iO
>>410  一生懸命書いてるのわかるが もうちょっと 面白くしてくれ!!  ちょっと 内容がガキっぽくなってきてるぞ!! 頼むぞ!!
412kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/09(金) 19:59:11 ID:Hie3zQeKO
>>412
「そうなんですか〜お兄ちゃんあの、ブスよくカード貸してくれましたよねぇ〜」
「ん…さゆみから奪ったからな」
「ウヘへへ…そうなんだ〜お兄ちゃんやるぅ〜」
明がさゆに悪態をついてきた数、数知れずもはやさゆみは道具でしかなかったのだろう…



勿論の事さゆみの家…そしてさゆみの部屋。
明は見慣れているのに身震いしてしまうほど頭がクラクラする。

がしかし…

久しぶりに部屋に入るなり壁一面…ピンク色の壁、ピンク色のカーテンピンク色の天井。
至る所ピンク一色だった。
それに、明の特大な写真が貼られてあるし相変わらずのさゆみだった。
「さゆみ」
久しぶりにさゆみの魔が魔がしい瞳を見つめながら名前を呼んだ。
「何ですの?」
ドス!!
目にも止まらぬ速さで、明がさゆみのボディーに一発入れていた。
「明さ…ん…なっ…何…を…なさるの…」
さゆみは崩れ落ち薄目で明の行動を一部始終見ていた…
さゆみのバックから財布を抜き取り、ブラックカードだけ抜いてさゆみを見ることなく立ち去った。
「……ってことだ!」
明は絵里に詳しく説明していた。

「でも〜あのブス怒らないんですか〜」
「いつもの事だから平気だよ」
酷い会話をしていたのを外から店の中の看板に移り、隠れて会話を聞いていた。
413kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/09(金) 20:09:50 ID:Hie3zQeKO
「お兄ちゃん結構酷い事してるなぁ…さゆみさんに」
会話を聞きながら指をくわえ物欲しそうに眺めていた。
「れいなにもおごって…」
「れっれいな!」

れいな達は気づかれなように先回りして
明と絵里が出てくるのを近くに停まっていたトラックの陰から伺っていた。

店から2人出てくると絵里が明に抱きつき手を首にまわして唇に唇を重ねた。
「何しとぉと絵里は!!」
「まぁ〜まぁ〜落ち着いて、れいな」

濃厚なキスをしている。
人目を気にしなく堂々と店の前で…店の前でキスどころか、スカートの中に手を突っ込んでいる
明の手。サラリーマンやOL。カップルまで明と絵里の光景を見ている人や、
アダルトビデオの撮影か何かの番組の撮影をしてると思う人も少なからずともいて当然である…
そして、普通の人も足を止め見学していた。

その中の何割かはいるはずであるとれいなの中に眠る何かがそう囁きかけていた。

意外と冷静に明と絵里の破廉恥な行動に疑問に思い、絵里がれいなに嫌がらせしているのは明白である…よって明は絵里の誘惑に乗ったので有罪とれいなの脳が認識した。
414kitten 〜 episode UREINA〜:2007/02/09(金) 20:13:21 ID:Hie3zQeKO
れいなは落ち着きがなくあたふためいていると、
明の首に腕をまわした絵里の瞑っていた瞼がゆっくり開かれた。

れいなが隠れているトラックの陰を勝ち誇った目で見た気がした。
明は嫌がるどころか周りの人を気にしないで舌まで入れて絡めている。

ーー長いキス…

ーー絵里とキス…

ーーさゆみダケX…

通りすがりの人がれいなと小春が隠れているところに差し掛かると、
怪しい人物がいるという表情を見せそのまま通りすがる…
胸に手を当て、緊張してしまったのもつかの間。
絵里が明の唇からゆっくり離すとトロ〜ンとした甘い糸が伸びていた。

「ウヘへへ」
と言った絵里はトラックに近づいてくる今度はゆっくりではなく速い。

『(マズイ…こっ殺されるっちゃ!!!)』
小春も逃げようとしたが石にぶつかり転んでいる。

…その時だった!!

明の声が聞こえ、絵里はこっちに向かう道の真ん中で止まりぐるりって回って明の方をみた。
「絵里!何してる!次行くぞ!!」
「ごめんなさい…お兄ちゃん今行くねぇ」
絵里は明のいる場所まで戻る途中小さな声で何かを言った。

「たっ助かったたい」
フゥ〜と言いながら汗を拭っていた。
415kitten 〜 episode UREINA〜
「命びろいしたなぁれいな…クックックッ」
絵里が言った不気味な笑い声にれいなの背筋を凍らせるほど恐怖心を感じ身震いをしていた。

これ以上の尾行は危険と判断したれいなは尾行を断念するしかなかった。
これには小春も納得して頷いてくれた

明と絵里の姿が見えなくなると2人はある事件に遭遇する。

…お馴染みの公園。
…お馴染みの場所で
れいなは嫌な予感を感じていると犬の鳴き声が聞こえれいなに飛び込んできた。
「ワンワンワォ〜ン」
パトラッシュがれいなめがけて飛んでくる。
避ける事も出来ないままパトラッシュに押し倒されたれいなは、腰振るパトラッシュに嫌々していた。

小春はやはりアイドル的笑いをパトラッシュに見せてもプィって興味無さそうにソッポ向いた。
小春の眉がピクピク動くと今度はキラリとか言って犬の気を引こうとしている。
けれど、パトラッシュはれいな以外興味は無いようだった。
「パトラッシュ〜どこなの〜」
パトラッシュを呼ぶ女性の声がれいなに天使が舞降りたように聞こえた
「ワォ〜ン」
と言ったパトラッシュは飼い主である矢島舞美に駆け寄っている。