処女喪失!田中れいな一夏の初体験 二十三日目

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876(仮題)Destiny
「れいなちゃんの中学校時代って、どんなだったの?」
さっきれいなに聞かれたことを、オレはそのまま聞き返してみた。
「れなの?・・・んー、でも、モーニング娘。に入るのが決まったのが中学2年生のときやから・・・」
「あ、そっかそっか。」
(・・・そうだ、れいなはモーニング娘。だったんだ。すっかり頭から飛んでたよ・・・。)
「じゃさ、その決まる前と決まった後って、どんな変化があったのかな?」
「あ・・・うん・・・、えっと・・・・」
オレの問いかけに、れいなは少し言葉に詰まっているようだ。顔を覗き込むと、複雑な表情を浮かべている。
(ん?・・・ひょっとして何か嫌な思い出でもあるのかな?)
れいなの反応を敏感に察したオレは、
「あ、いや、いいよ。無理に教えてとは言わないから。話したくなければ、全然構わないから。」
「・・・・うん、ごめんね、シュウちゃん。いろいろあったから・・・」
そういってれいなは、黙り込んでしまった。

(・・・・余計なこと聞いちゃったかな〜。失敗したな〜。)
オレは、自分のした事に少し後悔していた。せっかくいい雰囲気で話ができてたのに・・・。

だが、そのオレの後悔の念は、次のれいなの一言であっという間に吹き飛んだ。
「でもね・・・シュウちゃん。」
「ん?」

「今は・・・とっても楽しいよ。シュウちゃんと一緒に居れて。」
れいなは、笑顔でオレに答えてくれた。

心地良い風が、オレ達2人の間を吹き抜けていった・・・。