1 :
ねぇ、名乗って:
巨大な山がそびえ立ち、地面はその山を恐れるがごとく大きく震える。
噴火は続き、まるで生き物のように生々しい質感の黒い雲が、山の頂上を中心に大きな波紋を描く。
建物は崩れ落ち、灰が止むことなくその上に降り注ぐ。
さゆみは驚愕と絶望の淵に立ちすくみ、呆然と山を見つめた。
「どうして…?どうして東京の真ん中にあんな山が…?」
「さゆ!何してんの!?急いで!潰されちゃう!」
絵里が落ちて来るビルの破片を必死に避けながら、さゆみに向かって怒鳴った。
2 :
ねぇ、名乗って:
次回 『つかない、レス』
さーて、来週もサービスサービスゥ!