かなりの独裁体制と思われる小室でも
彼の背後には@の松浦はじめ優秀なブレーンが何人もいたわけ。
ステージ上の小室はプロデューサー兼芸人だから、まさに全権統治だけど
プロデュースのみの時は最終的に依頼人のジャッジが全てなんだよね。
だから広告屋や依頼主からクレームがあればいくらでも手直しする。
そもそもはビーイングの長戸がタイアップ全盛期に
メロディをストックして、この楽曲を誰に歌わせるかというとこまで
広告屋にジャッジさせていたという話があるけども
アンチビーイングとしてtrfを売り出した小室でも結局
同じ穴の狢になってしまったわけ。
そういうスタイルがメディアで受けたのは、やはり便利だから。
大物芸人の楽曲は欲しくても、やはり彼らが作ってきたものに対して
「イメージと違うんだよね〜」というひと言だけでダメ出しするのは
広告屋でも大変なわけ。相手がビッグだからさw
そんな時に小室のように広告屋に近い立場で楽曲制作を請け負ったり
長戸のように必要なものをそろえて、あとはスポンサーや広告屋が
好きに組み合わせていいよってスタイルは非常に融通もきくし
一定のクオリティも保障されてまったくもってして便利だったんだよね。
最近はアニメなんか特にそうだけど
レコード会社が制作費出して枠もってるんだろうから
多少そのへんの事情は変わっているとは思うけどね。