小説「軟骨甲子園」

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42氣志團ハロー連合會
第8X回全国高等学校野球選手権大会第7日目(200X年8月14日)

両国 000000
柏崎 000000
(6回終了)
43氣志團ハロー連合會:04/11/26 14:20:13 ID:54QBIFbJ
6回を終了した柏崎市立ベンチ。
直也はナインに言った。

「そろそろ北洋潰しにとりかかるぞ」
「おう」
「まずはこの回の先頭打者に痛い球を投げよ」
「へい」

柏崎市立の投手である田中直樹はこう言った。
44氣志團ハロー連合會:04/11/26 14:27:35 ID:54QBIFbJ
7回の表、両国北洋の攻撃が始まった。
この回、先頭打者は1回戦で本塁打を放っている徳永からである。

「早速痛い球でも投げよう。悪く思うなよ・・・」

直樹はこう思いながら第1球を投じた。
案の定、その球は徳永の肩に当たった。
徳永はその場に倒れ蹲った。

「な、何て事を!」

両国北洋ナインはこう思った。
徳永は何とか立ち上がって一塁へと向かった。