青春宣誓はあらゆる意味でつんく♂らしくないな
・つんくボイスなし
シングルならほぼもれなくついてくるつんくのコーラス
という名のダーティボイスが入ってない。
特にバラードなら普通歌いまくりのはずなのに。
・歌詞が驚くほど端整
いつもの「なんじゃこりゃ!」っていうつんく流のフックがない。
音楽を学ぶ優等生が書いた、よく出来ていてかつ無難な歌詞みたい。
・つなぎのメロディ
間奏のあとにBメロ?が入っていて、A−サビ−A−サビ−
B−大サビという構成になってる。
これはJポップでは当たり前だけど、つんくでは珍しくて、
今思い出せるのだけで、7人祭の曲とミニモニの初めてのラビンユー
くらいしかない。
・つんく節抑制
プロデュースした歌手がみんなつんくのコピーみたいになるのに
ここでは基本に忠実な心地よい歌声を聴かせてくれる。
松浦の過去曲で例えるとさとうきび畑とかメリクリみたいな感じ。
ただし、TV披露ではコブシ効かせまくり、笑顔全開、不必要に
カラダを動かせまくる振り付けなどつんくプロデュースそのもの
なので、ぜひ音源を聴いてほしい。
歌を邪魔しない、それでいて力強いアレンジといい、この曲は
つんくの関与しない場所で作られたしか思えない調和を持ってる。
自分の守備範囲外のこんな曲を作って、そしてかしましみたいな
曲も作るんだから、やっぱつんくスゲー。