仮面ライダーののBLACKRX

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737名無しスター

「すごーい・・・」

スカイライダーは感心しながらその様子を見ていた。

「・・・でも油断しないで!」

廃車の山をかき分け、切り裂きながら2号機が現れた。

「ナメルナァ!」

「まかせて!」

ZX、2号機ともに一直線に相手に向かって走り出す。

再び格闘戦が始まった。

ZXの動きが軽い。
スピード・パワー共にさっきまでとは段違いだ。
小川の気分がノッて来た。

こうなった時のZXは強い。恐ろしく強い。
完全に攻守が逆転した。
738名無しスター:04/10/28 23:28:49 ID:x5MRlhTZ

「一体これは・・・何がどうなってるんだ?」

研究員の男は、モニターの数字を見て目を疑った。
「1号機」の推定シンクロ率がぐんぐんと上昇し、あっという間に90%を突破した。
逆に2号機のシンクロ率はじわじわと低下していく。

「馬鹿な!有り得ない!・・・」

男はモニターの前で頭を抱えた。

ZXのシンクロ率は、110%から90%の辺りを行ったり来たりしている。
もし正確に計測することが出来たならば、きっとこう表示されただろう。



                  「99%」


739名無しスター:04/10/28 23:30:22 ID:x5MRlhTZ

2号機はやられ放題だった。
圧倒的な戦力差に攻撃を出すことすら出来ない。

しかしZXの攻撃もどこか不自然だった。
必殺技を出せば・・・いや通常の攻撃でも簡単に2号機を闘不能に追い込めるはずだが、それをしようとしない。
パワーをセーブして、ひたすら頭部にダメージを与え続けている。

「そうか、まこっちゃん・・・」

最初は戸惑っていたスカイライダーも、ようやくZXの目的に気が付き始めた。

その時。

ズドン!

砲弾がスカイライダーの脇をかすめた。


「貴様、何をしている!」

タイガーロイドに変身した信田からの攻撃だった。
740名無しスター:04/10/28 23:32:05 ID:x5MRlhTZ



                   つづく