ドアの向こうには誰もいなくただ荷物が置かれていた。
坂本「……(何だここ?)」
部屋の様子をうかがうかのようにあたりを見回していた、
虎雄「……お前先に行け、私はここに残る」
坂本「えっ、何で?」
虎雄「やることが見つかった、奴らを追うのはお前が行ってくれ」
坂本「いやぁ…まぁいいけど………じゃあ行ってくるね」
坂本は虎雄を置いてそのまま先へ向かった。
虎雄「(……ここはお宝がゴロゴロしているな)」
坂本は慎重に先へ進んでいた、
未知の領域に踏み込んだからであろうか駆けるような事は一歩もしていなかった。
坂本「(しかし一体ここはどこなんだろう)」
慎重に慎重に周辺を警戒しながら先へ進んでいった、
坂本「(おっ…階段……)」
階段を一歩一歩確かめるように踏みしめ確実に上っていった。
坂本「(あ、またドアだ)」