1月30日
今日自転車でCDを探しに行き、その帰り道に捨て猫を見つける
全身黒色でとても小さく、生まれて間も無い感じ
俺はアパート住まいだから飼うわけにもいかないんだが、
このまま放っておくわけにもいかない
暫くその場で思案した結果、飼い主が見つかるまで世話してやることを決意し、
家へ連れて帰る事にした
とりあえず色々と用意しなきゃな
48 :
こうもり:04/01/30 23:37 ID:srz9wN+V
そんな事を考えていると安倍さんがお風呂から上がってきた。
安倍さんは、Tシャツに短パンという格好だった。
髪を乾かしながら、安倍さんは俺の目の前に座る。
「あー、凄くいい湯加減でした」
「あ、そうですかそれはよかった」
安倍さんはそう言いながらタオルで髪を丁寧に拭いている。
「じゃあ俺も風呂に入ってきちゃいますね」
そう言って俺はソファーから、立ち上がりバスルームに行った。
49 :
こうもり:04/01/30 23:38 ID:srz9wN+V
風呂から上がると安倍さんは膝を組んで退屈そうにテレビを見ている。
テレビの上にある壁掛け時計を見ると、まだ10時を回った所だ。
俺は冷蔵庫に入れてあるビールを2本持ってリビングに行く。
そして気づかれないように安倍さんの後ろに立ち、冷蔵庫で冷えたビールを
柔らかそうなほっぺたにくっ付ける。
「ひゃぁっ」
安倍さんは驚いてすぐに後ろを振り向く。
振り向いたところで俺は持っていたビールを1本安倍さんに差し出す。
「安倍さんも飲みますか?」
安倍さんは頷きながらビールを受け取る。
俺は安倍さんの向かいに座ってビールのプルタブを開ける。
「じゃあ乾杯でもしましょうか?」
「うん、そうだね」
「乾杯」
「かんぱーい」
50 :
こうもり:04/01/30 23:39 ID:srz9wN+V
俺は安倍さんと軽く乾杯をして、350mlのビールを一気に飲み干した。
安倍さんのほうは少し飲んでは口を離し、また飲んでは口を離しながら
ちょびちょびと飲んでいる。
「はぁー、美味いやっぱり夏はビールですね」
「そうですね、私も普段はあまり飲まないんだけど、夏場になると
飲みたくなるときがあるんですよ」
「って俺もそんなに酒飲まないんですけどね、一人のときは絶対飲まないし」
俺はそう言うとソファから立ち上がりビールを取りにキッチンに行き
ついでに台所にあったスナック菓子をとり持っていく。
復活というかなんというかぼちぼちいきます。