坂本「ハイ、"高橋さんに代わってれくれ"だってさ」
坂本は自分の携帯を高橋に渡した。
高橋「はい、もしもし?」
坂本「(何だ何だ?)」
高橋は電話越しの虎雄と話し始めた、
高橋「はい………はい……そうです」
坂本「(何が"そうです"なんだ?)」
坂本の疑問とは裏腹に2人の話は続いた、
高橋「はい…はい………分かりました、ありがとうございました」
どうやら会話が終了したようだ、
高橋「坂本さん、あんまりツマンナイ嘘はよくないですよ」
坂本「つまんなくねーし、嘘もついてないよ」
高橋「分かりましたもういいです、私帰りますね」
ようやく高橋を追い返すことに成功したようだ、
高橋「(ん?)もしもし藤本さんどうしました?」
おおおおぅ!!!!suzukaさん乙です!!!
待ってましたよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
高橋「えっ…ちょ…ちょっとどうしたんですか?!」
高橋の口調が妙に慌しくなっていった、
坂本「……!?」
高橋と坂本の距離は有に数メートルはある、
しかしそこは坂本、それくらいの距離なら高橋が何を話しているかすぐ分かる。
高橋「ちょっと藤本さん、落ち着いてください!」
坂本「おい貸せっ!」
とそこにいつの間にか坂本がやってきて高橋の携帯をぶん取った、
坂本「おいどうした、返事しろ!」
しかし電話の向こうからは何も返事がなかった、
坂本「ちっ、切れてやがる!」
坂本に焦りの色が見え始めた、
坂本「藤本は今日はどこにいるんだ!?」
焦る坂本とは対照的に冷静に高橋はこう答えた、
高橋「……電話なんて最初からかかって来てないですよ」
おおう更新乙です。
どんな展開に・・
坂本「ああぁ!?」
坂本怖いよ。
高橋「やっぱり。虎雄さんが言ったとおりでしたね」
坂本「あ゛っ!?」
だから怖いって。
高橋「さっき虎雄さんがこういう振りをすれば坂本さんがすかさず喰いつくって言ったんですよ」
坂本「あ━━━━━━━━!!何だって━━━━━━━━━!!(あのクソ親父め!)」
高橋「どうしてそんな簡単なミスをするんですか?」
坂本「えっ…あっ……いやっ……」
突然の出来事にさすがの坂本もたじろいた、
高橋「"普通だったら龍はそんな事しない"って虎雄さん言ってましたよ、どうなんですか?」
坂本「(あのクソ親父め余計なことばっかり言いやがって!!)」
高橋「ちょっと質問に答えて………あれ藤本さん?」
坂本「そんな事で俺が釣れるか━━━━!!」
しかし高橋の視線の先には、
藤本「2人とも何してるの?」
坂本「(うそ━━!………何となく嫌なヨカーン……)」
"好事魔多し"とはよく言ったものだ。
坂本「ヨイコトジャネー」