200 :
ケロ:
ということで俺達はある一軒の店に来ていた。
買い物に来たのはいいが・・
「ねぇ涼どっちがいい?」
「ん〜こっちの方がいいと思うぞ」
「じゃあ試着してくるね」
そう言うと絵里は試着室へ入って行った。
もうかれこれ1時間近くこんな感じだ。
さすがに疲れた俺はさっきからずっと同じリアクションしかしていない。
俺はその間適当に服を見ながら試着室の周りをぶらついていた。
「かわいい彼女ですね」
いきなり店員さんが俺に話し掛けてきた。
「あ、はぁ・・・」
言われてみればそう見えてもおかしくないかもしれない。
そんな事を思って見ると試着室のカーテンが開いた。
「どう?」
白いタートルネックのセーター・・・
「・・・ああ、いいと思うよ」
一瞬俺は絵里に見とれてしまっていた。
「本当!?じゃあ買っちゃおう♪」
とそのセーターを買って店を出た。
201 :
ケロ:04/03/31 14:19 ID:zozy1YTW
店を出た後俺達は近くにあった喫茶店に行った。
喫茶店に入っても絵里の機嫌は良かった。
「ねぇ、アメリカで何してたの?」
急に絵里が俺に問い掛けてきた。
「ん〜まあ主にバスケかな?」
「へぇ〜バスケねぇ」
それ以降あまり会話はなく喫茶店を出ることにした。
「ねぇ、今からどこに行く?」
「ん〜もう行くとこもないからな。もう帰るか」
「え〜もう!」
「もう買い物済んだだろ、俺もまだ荷物の整理終わってねぇし」
「うぅぅ・・じゃあ絵里も手伝う!!」
「はぁ!?」
「いいじゃんいいじゃん、それじゃあレッツゴー!!」
「勝手に決めんなよ・・・」
ということで俺の家に向かうことになってしまった。