160 :
ケロ:
「久しぶりだな・・うぉ!!」
といきなり絵里が俺に抱きついてきた。
「本当に涼だよね!嘘じゃないよね!」
「だから俺だっつーの!!いいから離れろ!」
「あっ、ごめんごめん。つい嬉しくって」
そう言うとゆっくり俺から離れた。
「久しぶりの再会なんだから家に入ってゆっくり話そうよ」
「それもそうだな」
俺は絵里に招かれ家の中に入った。
絵里の家に入ってみると家の感じは変わって無かったものの
内装は3年前とは少し変わっていた。
「いつ、こっちに帰って来たの?」
「今日の5時ぐらいかな?たしか」
俺達はそんな普通の会話をしていた。
161 :
ケロ:04/03/14 16:19 ID:FY3a42sC
「もうこんな時間か」
俺がふと時計を見てみると短針が11時を指そうとしていた。
「さて俺はもう帰ろうかな」
「え〜泊まっていけばいいじゃん」
いきなり絵里がとんでもないこと言いだした。
「バカ!!両親にも迷惑がかかるだろ」
「うぅ・・・」
そう言うと俺は玄関へと向かった。
「それじゃあな絵里」
「うん・・」
と俺が出ようとした時、
「ねぇ!明日暇?」
絵里が突然俺に聞いてきた。
家の引っ越しも済んでいたし学校の手続きも済んでいたので明日は暇だった。
「まあ暇と言えば暇だな」
「じゃあ明日買い物に付き合ってよ」
「ああ、いいぜ」
「やった!じゃあ明日お昼ぐらいに迎えに来てね」
そう言うと絵里は俺に「バイバイ」と言い、家のドアを閉めた。
俺はその帰り道コンビニに寄り飯を買って帰った。
こうして俺の日本に帰国して長い1日が終わった。