その後、発砲の件や虎雄が提出した不審船との詳細が記述された書類の件など
複数の容疑で朝鮮総連に家宅捜索となったのであった。
朝鮮総連から続々と逮捕者が出たのは言うまでもない、
そして捜査の手は地方の朝鮮総連などにも拡大していったのであった……
そして―
虎雄「さてもういいかな?」
坂本「もう準備いいのー?」
虎雄は日本を離れる準備をし終わったようだった、
坂本「ホントに俺はいいのかい?」
虎雄「ああ、むしろお前は日本に残るべきだよ。
それに"静の龍"って仮にも呼ばれたお前が弾が当たったか当たってないかを
あんなに近くにいて見間違うんだからなぁー」
坂本「(ウ…)」
虎雄「あとさ、あんな殺気を感じたのは後にも先にも無い感じがするね、
"動の虎"と呼ばれた私が息子の気に押されたのはいささかショックだったよ」
坂本「分かった分かった、その辺は反省してるからさーもう勘弁してよ…」
虎雄「まぁーお前をそこまで変貌させたってのはやっぱ藤本さんが…( ・∀・)ニヤニヤ」
坂本「ぅるさい」
坂本はそう言い返すしかなかった。