藤本はその場に力なく倒れ込んだ。
坂本「うるらあぁぁぁぁぁ!!!」
虎雄「!?」
高橋「(ビクッ!)」
虎雄と高橋は坂本の殺気に一瞬萎縮してしまったようだった、
その間に坂本は幹部らしき男との間合いを既に詰めていた。
坂本「オラァ!!(バキッ!)
坂本の渾身の右が男の顎を捉えた、
坂本「ウリャア!!(バキッ!)
そして左も同じく顎を捉えた、
坂本「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
虎雄「止めないか龍」
坂本の振り上げた右腕を虎雄は掴まえ止めに入った、
坂本「何すんだよ!父さん、離せ!」
虎雄「藤本さんは撃たれちゃいない、弾丸がこめかみ辺りを霞めて気絶しているだけだ」
坂本「…………な…何だ……驚かせやがって……」
坂本はようやく振り上げた拳を下ろしたのであった。