187 :
名無し:
ここで番外編
188 :
名無し:04/03/18 18:40 ID:az/WTbpc
なんとなく市井ちゃんをマシンガンで撃ちたくなったので
圭ちゃんに電話をした。
「そうくると思ってたよ。」
圭ちゃんは嬉しそうにマシンガンを二挺かかえてやってきた。
「さあー行ーこーう。」
と節をつけて圭ちゃんは歌った。きいたことのある歌だったが
題名は思い出せなかった。
189 :
名無し:04/03/18 18:40 ID:az/WTbpc
市井ちゃんの実家の前まで来て私は軽く緊張した。
「市井ちゃんをどうやっておびきだそうか。」
とぶつぶつ考えながら、私は何気なく歌を口ずさんだ。
「まーよぉっていまーすぅ。」
「なんだっけ、その歌」と圭ちゃんは不思議そうに言った。
「聞いたことあるんだけど、思い出せない」
190 :
名無し:04/03/18 18:42 ID:az/WTbpc
結局私たちはオーソドックスな方法を取ることにした。私は
庭のほうにまわって、壁ごしに発煙筒を投げ込んだ。
「火事だあ。」
「わーわー。」
圭ちゃんもあわせて騒ぐ。庭からは煙がもくもくと立ち昇る。
がらっと二階の窓が開き、そこでは市井ちゃんがびっくりした顔を
している。私は短く叫ぶ。
「圭ちゃんターゲットが顔を出したよ。」
「ううん煙がジャマで照準が。」
「じゃああたしが撃つよ・・・っていうかこれ弾装填されてねえよ。」
と私たちがモタモタしてる間に市井ちゃんは窓から姿を消してしまった。
191 :
名無し:04/03/18 18:43 ID:az/WTbpc
五分後玄関から市井ちゃんが出てきた。市井ちゃんはわざわざ
着替えていた。
「お前等何しにきたんだよ。鬱陶しい」
ものすごく嬉しそうな顔で市井ちゃんは言った。まさかマシンガンで
撃ちに来たとも言えず私が困っていると圭ちゃんが、
「いや、サヤカをマシンガンで撃とうと思って。」
と言った。
「なんだ。とりあえず入りなよお茶入れるから」
市井ちゃんはにかっと笑った。
192 :
名無し:04/03/18 18:43 ID:az/WTbpc
リビングで市井ちゃんは嬉しそうに言う。
「でもわざわざマシンガン担いでこんなトコまで来るなんて気合入ってんじゃん」
「まあね。」
圭ちゃんは嬉しそうに答える。
私はなぜかお茶を入れている。
「気合の入った〜♪」
市井ちゃんはなぜか歌いだす。それから自分で照れたように言う。
「・・・なんだっけ今の歌。もうココまで出てるんだけど、なんだっけ?」
193 :
名無し:04/03/18 18:48 ID:az/WTbpc
「ああそういうのあるよね。」
圭ちゃんは相槌をうちながらおせんべいをぽりぽりかじる。
私はキュウスを置く。三人分のお茶をおぼんに乗せて、テーブルへと
向かう私が食器棚のガラスにすこしだけ反射った。
とても嬉しそうな顔をしていた。