「どうしたの?梨華?」
「ん?さっきさ〜、むこうのほうで私を見ていた子がいたんだ…」
「へ〜…この学校の子?」
「いや、なんだろ…違った。なんか不思議な子…」
「不思議な子?」
「そう…うまくは言えないけど…何か抱えてる感じ。
なんかあの人みたいな感じ…あの人が持ってる感じがする…」
「あの人?…あれ〜?梨華って彼氏いなかったんじゃないの〜?」
あの人って誰よ?ねぇ…」
「違うんだって、そんなんじゃないよ…
さ、練習、練習…」
「あ〜、もういつもはぐらかすしぃ〜…」
梨華はもう一度、不思議な子がいたところに目をやり、練習にもどった。
test
タスト
age
更新まだかな。
私はさっきの黒髪の女の人のことを考えながら、並木通りをとぼとぼと
歩いていた。私が抱えてるものを、私のすべてわかったような目、
あの人は一体誰なの?
私は何度も何度も考えた。
突然、ドンという音がしたかと思うと、私の目の前は真っ暗になった。
頬に冷たい感触があり、土の匂いが脳にまで漂ってきた。
「……ですか…?」
「………」
誰かの呼びかけとともに膝の痛みが私の意識をだんだんとはっきりさせていった。
「あの…?」
声の主はおどおどしている。
「はい…んっ…ん…」
私はすくっと立ち上がり顔についた土を払いながら、声の主を探した。
「あの…大丈夫ですか…?私、ちょ…あの…急いでて…
あっ!血!…」
私と目が合った声の主はすぐに駆け寄り、ポケットからだしたハンカチで
血の滲んだ私の膝を拭いてくれていた。
きりっとした切れ長の目、だけど、どこかあどけなさが残る人懐っこい女の子。
「私こそ、考え事してて、前向いてなかったんです。ごめんなさい。」
彼女の話によると、どうやら私は彼女とぶつかった拍子に地面で頭をうって
気を失ったらしい。こんなことはそうそうあることじゃない。
ひょっとしたら今が始めてのことかもしれない。幸いにも土だっかたらよかった。
「じゃ…私、失礼します。ハンカチありがとうございました。ほんとに…」
私は彼女に一礼して歩き出そうとした。
「ちょ…ちょっとまって、あなた、紺野さん?」
「はい、そうですけど…」
私は戸惑いながら返事した。
♥
j
93 :
:04/01/22 02:56 ID:YrbpvXEj
「はい、そうですけど…」
私は戸惑いながら返事した。
「あっ!よかった、よかった。違ったらどうしようかと思ってた。」
彼女はあっけらかんと言う。
「ん?」
「私、小川麻琴、よろしくね。じゃ行こうか…はやく、こっちこっち…」
オガワマコトと名のる女の子は戸惑っている私の腕を引っ張って
行こうとした。
「え!ちょ…どこに…えっ?えっ?私怪しい者ではありません…
離してよ」
彼女は一瞬目を丸くしたが、事情がわかったようで笑い出した。
「あははははは…ごめんごめん…私ね、担任の先生にあなたを
迎えにいくように頼まれたのよ。それで、急いで校門のところに
行こうとしたらあなたとぶつかったの。ほんとごめんね…」
「……な〜んだそうっだったの…私、てっきり不審者と間違われて
連れて行かれそうになったと思ってた。ははは…」
緊張が解けたのか私は思わず噴出してしまった。
「あら、そんな顔もできるのね」
「え?」
「ん…なんかどよ〜んとした空気が漂っている子だったから…」
「うん…うんん…違うの…あっ!私、紺野あさ美です。よろしくね…」
私は手を差し出した。
「え〜…じゃあ改めて、私は小川麻琴。よろしくね。あ…先生が
待ってるから、急がなきゃ…行こう!」
彼女は私の手をとると、私の顔を見てにっこりと微笑んだ。
「うん。」
そういって私とマコトちゃんは走り出した。
私はこのとき、この子が私の心を救ってくれる子だと薄っすら気づいて
いました。
そんな感じがしたのです。
て
保全
ho
ho
てs
てs
teste
テス
テスト
3
「あいぼん、今日ね面白い子がいたんだよ」
希美は教室のドアを開けると真っ先に窓際にいる亜依のところに駆け寄った。
「ふ〜ん、またか、どうせおもろくないんやろ。この前やって、ののがおもろい
っていいよったことしてみたんやけど、全然つまんなかった」
と亜依は希美をちまちま眺めながら、言った。
「ちがう、違う。今日はホントにおもしろいんだから」
「そうか、んならはなしてみ」
亜依はしぶしぶ了解した。
「んとねぇ〜、希美がホームで電車を待っていたんよ、そしたらね、向かいのホーム
でね、女の子が歩いていたの。」
「女の子?」
「そう…私たちと同じくらいの子、その子がね、何にもないとこでこけたの。
もうずこーって、パンツも丸見え。希美はね、おかしくて思いっきり笑ったら、
周りの人がこっちみて恥ずかしかった。」
「……」
「おもしろいでしょ…」
「女の子がこけたことのどこが面白いねん」
亜依はまたかといった調子で希美をほっぺたをつねった。
「いた〜い…」
希美は亜依のほっぺをつねりかえした。
二人はぽっぺたをつねりあっていると…
「辻、加護!おまえら、いつまでやってるんだ、もうチャイムは
なってるぞ、まったくおまえらは相変わらずだな、そんなにぴっぱってると
よけいぷにぷにになるぞ!」
「せんせい!!なにいってるの、希美、うちはぷにぷにしてないもん」
二人は声を合わせて言った。
クラスじゅうに笑いが渦巻まいた。
「辻、もう席に着け。HR始めるぞ」
「は〜い、せんせい!」
?。
待てました
がんがれ作者さん
ヽ(`Д´)ノ
111 :
ねぇ、名乗って:04/02/06 01:21 ID:QHefQESS
くだらねー
112 :
な:04/02/13 05:40 ID:HeyWnSlM
ガンガレ
t
て
115 :
:04/02/15 19:25 ID:69P/zoqb
保
キ〜ンコ〜ン、カ〜ンコ〜ン
「よし、今日はこれで終わりだ、気をつけて帰れよ…」
「起立〜、気をつけ、礼…」
「ありがとうございました〜〜」
委員長のはっきりした号令にみんなの威勢のいい声が教室に通る。
さっきまで静かだった教室は急に騒がしくなる。
さっさと帰宅の準備をするもの、かったるそうな顔で部活へ向かうもの
放課後のおしゃべりをしたくてうずうずしてたもの、みんな一斉に動き出した。
「ねぇ…あいぼん…さっきの公式わかった?」
そういって希美は亜依のもとへ駆け寄った。
亜依は渋い顔をして
「せなや…うちもさっぱりわからんかったわ…
ののもやろ?」
「なんだ、あいぼんもか…」
お互いに予想していた答えだったか、顔を見合わせ
ぺろっと舌をだした。
「さて、のの今日も行くやろ?」
「うん、一回家に帰ってから行くよ」
「そっか、んな先に行っとくわ…」
二人はいそいそと帰る準備を始めると教室を後にした。
「さよなら〜 さよなら〜」
元気のいい挨拶が廊下を飛び回る。
二人はこの喧騒が好きだった。
学校のこの瞬間の姿が、雰囲気が一番好きだった。
「そしたら、また後でな…」
「うん、5時くらいに行く…」
そう言葉を交わすと、亜依は西門のほうへ駆け出した。
亜依は学校から歩いて10分くらいのところに住んでいる。
希美はというと学校から自転車で通える範囲に住んでるのだが、
途中長い長い坂があるのでしぶしぶ電車通学をしているのである。
もちろんそれだけではない。希美は極端に朝が弱くいっつも遅刻しがち
だ。だから電車でないと全然間に合わないのである。
希美がホームにつくと、電車がいまにもでようとしていた。
急いで電車に飛び乗ると
希美はドア際の手すりにつかまり、窓の外をじっと眺めた。
閑静な住宅地が広がっているが、その合間合間にはまだ
緑地が少し残っている。
隣駅までの所用時間は正味3分といったところか、
あっという間の旅である。
電車はスピードをあげるまもなく停車した。
「まもなく〜ドア〜しまります〜ご注意ください〜」
プシュー
駅員の場慣れしたアナウンスが耳に飛び込む。
もともと住宅地なため夕方でもこの駅で降りる人はさほど多くない。
希美とほかには背広をきたサラリーマン、大学生のグループが降りていった。
電車の過ぎ去ったあと希美は何げなく対面のホームを見た。
「あっ!」
思わず声が漏れる。
「あの子、今朝の…」
今朝が希美が見たおもしろい子が目の前のホームにいるのが何故か可笑しかった。
「あはははあぁはは」
もちろん相手にも聞こえたに違いない。それだけ大きな笑い声。
まずかった、その笑い声はまずかった、人気がほとんどないホームで
目と目があってまった。
希美はとっさに逃げ出した。別に怖かったわけじゃない。
なんか罪悪感があった、いやなんだろ、よくわからない気持ち。
俊足がとりえの希美は一目散改札を抜けると家までダッシュした。
てすと
てすと
テスト
てst
tes
テスト
て
ho
て
にゃ
131 :
ねぇ、名乗って:04/02/22 14:12 ID:zT3K+DCg
こんなスレがあったんだ!
ほ