なぞなぞスレ??【Let's Do it!】

このエントリーをはてなブックマークに追加
94名無し募集中。。。
「はい、そうですけど…」
私は戸惑いながら返事した。

「あっ!よかった、よかった。違ったらどうしようかと思ってた。」
彼女はあっけらかんと言う。

「ん?」

「私、小川麻琴、よろしくね。じゃ行こうか…はやく、こっちこっち…」
オガワマコトと名のる女の子は戸惑っている私の腕を引っ張って
行こうとした。

「え!ちょ…どこに…えっ?えっ?私怪しい者ではありません…
 離してよ」

彼女は一瞬目を丸くしたが、事情がわかったようで笑い出した。
「あははははは…ごめんごめん…私ね、担任の先生にあなたを
迎えにいくように頼まれたのよ。それで、急いで校門のところに
行こうとしたらあなたとぶつかったの。ほんとごめんね…」

「……な〜んだそうっだったの…私、てっきり不審者と間違われて
連れて行かれそうになったと思ってた。ははは…」
緊張が解けたのか私は思わず噴出してしまった。
95名無し募集中。。。:04/01/24 17:58 ID:XtFt9I/V
「あら、そんな顔もできるのね」

「え?」

「ん…なんかどよ〜んとした空気が漂っている子だったから…」

「うん…うんん…違うの…あっ!私、紺野あさ美です。よろしくね…」
私は手を差し出した。

「え〜…じゃあ改めて、私は小川麻琴。よろしくね。あ…先生が
待ってるから、急がなきゃ…行こう!」
彼女は私の手をとると、私の顔を見てにっこりと微笑んだ。

「うん。」

そういって私とマコトちゃんは走り出した。

私はこのとき、この子が私の心を救ってくれる子だと薄っすら気づいて
いました。
そんな感じがしたのです。