仮面ライダーののBLACK

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615名無しスター

「・・・・あの・・・」

雅は何かを言おうとするが、聞きたいことが多すぎて言葉が出てこない。
とりあえず真っ先に浮かんだ疑問をぶつけてみた。

「・・・あの、あなたたちは人間・・・・ですか?」


「・・・もちろん人間だよ!」
V3は一瞬の沈黙の後、力強く答えた。

「で・・・でもその姿と、あの力は・・」

「正確には『改造人間』って言うんだけどね・・・」

「とにかく、私たちは危ない組織と闘っているわけよ。だから『仮面ライダー』の名前を語ると
今回みたいに狙われることになるの。わかった?」

アマゾンの言葉に雅は黙ってうなずく。

「それと、私たちのことはなるべく秘密にして頂戴ね。・・・じゃ・・」

アマゾンはそう言ってV3と出口に向かって歩き出した。
616名無しスター:04/01/22 01:25 ID:+iNfzJst

「・・・待って下さい!『危ない組織』って何ですか?さっきの怪人は何ですか?
なぜあんな姿で、あんなに速く動けるんですか?なぜ炎が出たり泡に触れると
石になったり・・あなたたちはなぜ怪人と戦っているんですか?
それに・・・なぜ助けてくれたんですか?・・・」

雅は去っていこうとする2人にありったけ質問をぶつける。

「今回の件で懲りたでしょ?あまり深入りしない方が身の為よ。
次は助けてあげられるかどうか分かんないんだからね。」

「・・・・」

アマゾンの言葉に雅は黙り込んだ。
617名無しスター:04/01/22 01:26 ID:+iNfzJst

「で・・でも、今回のお礼がしたいんです。何かお役に立ちたいんです・・・」

「今言ったことが聞こえなかったの?これはあなたには関係の無いことなの!」

「まあ、いいじゃない。じゃあさ、まわりで今回みたいに妙な事件があったら私たちに教えてよ。それぐらいなら大丈夫でしょ?」
V3が間に入る。

「まあ、そうね。一般からの情報も欲しいし・・・でも絶対無理しちゃ駄目よ。」

「は・・はい!」
二人の言葉に雅は元気良く返事をした。

「じゃあ・・・」

そう言うと二人は地下室から出て行った。
雅は去っていく二人の姿をいつまでも眺めていた。