79 :
西郷樹:
『あさ美ちゃん、トイレ行こっ!』
「うんっ!♪」
あれから数週間が経った・ ・ ・ ・ ・
今ではもうすっかり愛ちゃんと恋人同士のような関係だ。
その日は雨だったが、そんな嫌な雨なんか気にならないくらい私は幸せな気持ちだった。
だって、愛ちゃんがいるんだもん!
80 :
西郷樹:03/11/03 23:30 ID:P3YuiqQe
『ねえ紺野、最近なんか高橋と仲良いわね。まるで恋人同士みたいに・・・・・』
お仕事が終わって帰ろうと思ったら、楽屋で突然石川さんに言われた。
「そ、そうですか?まぁ、仲は良いですけど・・・・・」
別に隠すこともないのだが、やはり女同士で友達以上の関係になるというのは理解されにくいだろう。
『あ、そう。ふ〜ん・・・・・ところで紺野、今日は一緒に帰らない?』
「え?あ、別にいいですけど・・・・・」
言いながら愛ちゃんの方をチラッと見る。仕方ないなという顔で、うなずいていた。
その時、私の視線に気付いた石川さんが同じ方を見る。
そして、愛ちゃんの表情に気付いたようだ。
『・・・・・じゃあ、帰ろっか紺野。ご飯おごったげるよ。』
「え、本当ですか?やった〜♪」
私はその時ばかりは愛ちゃんのことを忘れて、ご飯に夢中になっていた。
後で、愛ちゃんに聞いたところによると、楽屋から出る際に
石川さんが愛ちゃんをものすごい形相で睨んでいたらしい。
その理由に私が気付くのはもう少し後のことだった・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・