いつも通りの見慣れた亜弥ちゃんの部屋。
しかし、今日は違う。
別に目に見えて違うものはないのだが、何より気持ちが違う。
美貴も、亜弥ちゃんも。
それに、紺ちゃんにとってこの部屋は初めてだろう。
三者三様にピリピリとした空気が流れる。
『適当なところに座ってて。』
亜弥ちゃんはそう言って台所の方に向かっていった。
おそらくお茶を煎れてくれるのだろう。
案の定、しばらくして温かそうな紅茶を持って亜弥ちゃんが戻ってきた。
「あ、ありがと・・・・・」
急に亜弥ちゃんの顔が変わった。いつもの優しい亜弥ちゃんの顔だ。
『はい、たんは砂糖2杯だったよね〜♪』
「う、うん・・・・・」
なぜか亜弥ちゃんの態度が急激に変わった。いつもでさえこんなことはしてくれないのに。
はっと気付き、紺ちゃんの方を向く。
思った通り、紺ちゃんはそんな亜弥ちゃんを睨んでいた。
どうも亜弥ちゃんはこれ見よがしに2人の仲の良さををアピールしたいらしい。
また、どっちも嫉妬深いもんだから明らかに敵意をむき出しにしている。
『はい、紺ちゃんも。』
『あ、ありがとうございます。』
一応当たり障りのないやりとりをする2人。
美貴は、亜弥ちゃんの顔から目を外し、紅茶を一口飲む。
一体、どうなることやら・・・・・・・・・・
『さて、何で今日2人をここに呼んだかがわかるかな?わかるよね?』
亜弥ちゃんが沈黙を破り話し始めた。
思わず2人で顔を見合わせる。紺ちゃんが口を開かないようなので、美貴が答える。
「それは・・・・・美貴が紺ちゃんと仲良くなって・・・・・それで、亜弥ちゃんが嫉妬を・・・・・・・・・・」
『嫉妬!?』 ┬──┐
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187 :
後手同銀:03/12/26 18:04 ID:Bj7R960c
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