167 :
西郷樹:
『あ、もしもし松浦?・・・・・・・・・・
・・・そういうわけだから藤本にかわるよ。』
はい、と言いながら携帯を手渡される。
まずは、亜弥ちゃんがどんな様子なのか確かめないと・・・・・
168 :
西郷樹:04/01/13 20:47 ID:1YcSnN0A
「もしもし、亜弥ちゃん?・・・・・」
『あら、・・・どうしたの“藤本さん”?』
ヤバイ。
はっきりいってそうとうヤバイ。
明らかに怒ってる。
「ゴ、ゴメンね・・・・・その・・・・・・・・・・」
『何が!?
とりあえず紺ちゃんにかわってくれる?』
「う、うん。わかった・・・」
どうやら亜弥ちゃんの怒りはMAXに達しているらしい。
しかたなく、言われたとおり紺ちゃんに携帯を渡す。
『もしもし・・・・・・・・・・』
169 :
西郷樹:04/01/13 20:47 ID:1YcSnN0A
紺ちゃんが横で話しているのを聞きながら、
2人に亜弥ちゃんの様子が一筋縄ではいかないことを伝える。
こうなってしまっては2人も頭を抱えるしかない。
美貴だって気持ち的にはそんな感じだ。
美貴のことを“藤本さん”と呼ぶなんて・・・・・
少なくとも美貴の記憶の中では1度もない。
170 :
西郷樹:04/01/13 20:48 ID:1YcSnN0A
『・・・はい、・・・・・はい。わかりました。』
紺ちゃんが電話を切る。
内容について尋ねると、
『・・・それが、今から私と美貴ちゃんと2人で家まで来てくれって。
他の人が来ても入れないからって。』
『じゃ、俺たちは来るなってことか!?
・・・・・しかたない。紺野と藤本で行ってくれるか?』
「わ、わかりました・・・・・」
亜弥ちゃんは、おそらく何か企んでいる。
美貴たち2人だけにして何をしようとしているのか・・・・・