おいら

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152西郷樹
 
 『ちゃっちゃっちゃ〜♪ちゃっちゃちゃららら〜ららら〜♪』
携帯が鳴っている。ほっとけばその内きれるだろう。
もう少し寝ていたい、せっかくのオフなんだから・・・・・・・・・・
 『ちゃ〜ちゃちゃらら〜♪ちゃっちゃっちゃ〜♪・・・・・』
 「あ〜、もううるさい!何なのよ!」
いつまで経ってもきれる様子がないのでしかたないので出てみる。
携帯の画面を見ると、番号はマネージャーだった。
何もこんな日に、と思いながら明らかに相手にも不機嫌とわかる声で電話に出た。
 「もしもし?・・・一体何ですか?
  えぇ!?事務所に来い?今すぐですか?・・・はい・・・・・はい、わかりました。」
突然事務所から呼び出しをくらってしまった。
何だろう、とにかくかなり慌ていた。
美貴が何かしたかな・・・・・
153西郷樹:03/12/26 20:15 ID:Bj7R960c



結局、呼び出された理由もわからないまま、渋々着替えて家を出た。
事務所に向かいながら高橋に電話をかけてみた。
どうせすぐ終わるだろうと思い、それから会う約束をとりつけようと思った。
 『プルルルルルルルルルル・・・・・もしもし・・・?』
 「あ、高橋?今日会える?話したいことがあるんだけど・・・・・」
 『今日ですか?
  今日は、そんなヒマはないはずですよ?(笑)・・・・・』
 「は!?」
 『それじゃ。忙しいんで・・・・・・・・・・・・・・・』
そう言って突然電話を切られた。
・・・・・・・・・・何だ?
あいつ、何を知ってる?
ひょっとしてあいつが今日美貴を事務所に呼びだしたのか?
さっぱりわけがわからなくなりながらも、とりあえず事務所についた。
応接室に行けと言われ、とりあえず部屋に入ってみる。
部屋の中にいたのはなんと、紺ちゃんと会長、それに・・・あの人は・・・・・・・・・・
 「亜弥ちゃんの・・・・・マネージャーさん?」