★■続亀井絵里の小説3■★

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130Pちゃん
「なっち」
仕事帰りに安倍を呼び止めたのは矢口だった。
「なに?矢口」
矢口の顔は真面目だった。
「ちょっといい?」話を始めようとしたその時、
「安倍さん!矢口さん!」
石川が走ってきた。
「な、なによ。石川」
「亀井にあのこと話しました」
「そう。で、どうだって?」
「3日後に返事もらいます。きっといい返事くれると思います」
「そのことで、おいら今なっちに話があったんだけど石川もちょっと聞いて」
131Pちゃん:04/01/09 18:04 ID:sn2X5SmJ
「なんですか?」
「そうよ、矢口?改まって何?」
「・・この計画。たぶん藤本に気付かれてる」
安倍はなんとなく気付いていたのか何も言わない
石川の頭には藤本と同時に別のメンバーが浮かんだ
最近藤本とよくいる・・・吉澤ひとみ
まさかすでに二人は気付いて組んでいるのだろうか
他にも関わっているメンバーはいるのだろうか
しかしまだわからないこと。違っているかもしれない。
石川は口にしなかった。したくなかった。
「藤本が気付いてるとなるとやっかいだよ。あいつは」
132Pちゃん:04/01/09 18:12 ID:sn2X5SmJ
「で・・どうするの?矢口・・」
「とりあえず亀井をおいら達につかせたいんだ」
安倍はふと思った
(どうして、こんなに亀井に拘るのだろう?
・・・そういえば亀井って6期の中でも何か不思議な感じで、、
気弱な雰囲気で、、でもなにげに芯は太い。もしかして矢口・・
昔の自分に重ねて・・・)
「だから頼んだよ。石川」
「はい」
133Pちゃん:04/01/09 18:24 ID:sn2X5SmJ
「疲れたぁーーー」
やっと自宅に到着した安倍
(どうしよう・・もう前から決めてたことなのに・・
こんなことになるとは思ってなかった。言い出しにくいよ。
今日も言えなかった。―――卒業すること
矢口怒るかなぁ?新モニの計画放棄することになっちゃうもんなぁ)
安倍の脳内には「新モニ」「卒業」しかなかった
「ブルルル・・・!!」
携帯が鳴っている、誰からだろう?
「・・・・」安倍は戸惑いを隠せなかった。色々な意味にとれるこの一行のメール
送り主「飯田圭織」
本文「モーニング娘。好きだよね?」