【1】
「えー、いきなりですが、新メンバーを紹介します」
プロデューサーのつんくから発せられた一言に、控室は騒然となった。
「こちらが第7期生の“浦山シイナ”君や。みんなヨロシクたのむで〜」
つんくの傍らで一人の少女がニッコリ微笑んでいた。
まだあどけないその面立ちから、おそらく14〜15歳であろうと思われる。
身体つきはまだ少女のそれではあったが、
胸はホンノリと膨らみ、腰のクビレからは女の匂いを漂わせていた。
スラリと伸びた手足を見れば、なるほど、スタイルは良さそうだ。
ストレートの黒髪に、色白の頬。
唇から覗く八重歯が可愛さを引き立てていた。
そして最も特徴的なのが『目』である。
その目はとても大きく深く、何か心の奥を覗かれてるような、
何か吸い込まれていくような、そんな目をしていた・・・
「はじめまして。モーニング娘。第7期生の浦山シイナです。
どうぞヨロシクお願いします」
メンバーは皆、あまりの突然の出来事に、しばらく声が出せなかった。
【2】
ここは某TV局の控え室。モーニング娘の楽屋である。
歌収録の本番を終えた彼女達は、
重要な話があるから・・・と言われ、ここで待たされていたのだ。
「何なんだろうね、話って・・・」
「つんくさんが来るんでしょう?」
「きっと、また新しいユニット作るんだよ」
「えっ!?・・・(今度は私かも!)」
皆それぞれに思いを馳せて、つんくの到着を待っていた。
ところが・・・
訪れたのは、つんくだけではなかった。
“浦山シイナ”という不思議な少女も一緒だったのだ。
しかもつんくが言うには「新メンバー」だというから、更に驚いた。
「はじめまして。モーニング娘。第7期生の浦山シイナです。
どうぞヨロシクお願いします」
一時の沈黙の後、リーダーである飯田が口を開いた。
「どういう事ですか、つんくさん!私達は何も聞いてませんよ!」
ほ
t
【3】
飯田が怒るのも無理はない。新メンバーは通常、オーディションで選ばれる。
当然ながらメンバーには伝えられるべき事なのだから。
「いやいやいや、すまんすまん〜今回は特別なんや。
とにかく頼んだで〜。じゃあな〜」
つんくは軽く言い流して、部屋を出て行った。
(あれ!?)
飯田は間近でつんくの顔を見て、何か違和感を感じていた。
(つんくさん、どこか様子が変だったわ・・・)
つんくの目が妖しかった。焦点が定まらずボーっとしていたのだ。
催眠状態とでもいうべきか。
誰かに操られているような、そんな雰囲気だった。
・・・イェーイ・・・歓声と拍手の音が響く。
早くも自己紹介が始まっているらしい。
「これからは私の事、シイナって呼んで下さい。
早く皆さんと仲良くなれるように一生懸命頑張ります」
名前、年齢、出身地、血液型、目標、など皆の質問に答えると、
シイナは目を爛々と輝かせ周囲を一瞥した。
その眼差しは強く濃く、皆の心に深く染み渡っていった・・・
.
【4】
かくして新メンバーの浦山シイナは誕生した。
皆、様々な疑問はあるものの、何故か納得してしまった。
シイナのあの目で見つめられると、
まるで魂を抜かれたかのように全てを了解させられてしまうようだ。
「さ〜て明日からツアーだ。みんな、はりきっていきまっしょ〜い」
リーダーの飯田が、いつもの号令を発した。
先程まで怒っていた飯田も、今ではまるで何事もなかったかのように素に戻っている。
メンバーが円陣を組む中に、見事に溶け込んでいるシイナの姿。
そのシイナの目には『妖しい光』が宿っていた・・・
「あれ!?俺、どないしたんやろ?」
つんくは、ふと我に返った。
廊下で立ち竦んでいたところに、マネージャーが急ぎ足で駆けつけてきた。
「探したんすよ、つんくさん。何してらっしゃったんすか?」
「いや俺なー、さっきモーニングの新メンバーを連れて行ったような気がすんねん・・・」
「はっ・・・!?・・・そんな事あるわけないじゃないすか!まだ募集してないんですから」
「そりゃそうよなー・・・気のせいかいなー!?」
「当たり前じゃないすかー。つんくさん疲れてるんすよ。少し休んだ方がいいっすよ」
からかわないでくれ、と言わんばかりにマネージャーは苦笑した。
つんくも何か釈然としないながらも、つられて苦笑した。
(俺、少し休んだ方がええなー、7期メンバーなんておるはずがないんや)
シイナを乗せたモーニング娘。一行は明朝、羽田を発つ・・・
飛行機の席はどうするんだろ
>>81 催眠術か何かでつんくを操っている感じだから、同じようにしてスタッフを操ればOKなのでは?
【5】
モーニング娘。は多忙を極める。
TVやラジオ。雑誌やポスター。あちこちでその活躍ぶりを目にする。
そして陰では、ダンスレッスン、レコーディング・・・彼女達に息つく暇は無い。
さらにツアーというものがある。
しかしこのツアーなるものは、他とちょっと違っているらしい。
忙しい日常から離れ、開放感を満喫できる。
さらに各地の名産物や御土産などもあり、ちょっとした旅行気分なのだ。
彼女達が「ツアーが好き」と言っているのも、なるほど、うなずける・・・
「さぁーて、初日も無事に終わったし、あとはホテルでゆっくりしましょう!」
いよいよ始まったモーニング娘。定例コンサート。
初日を無事に終え安堵している皆に、リーダーの飯田が号令をかけた。
これからホテルに帰って、食べる者あり遊ぶ者あり寝る者あり、と様々だ・・・
「シイナは、ちょっと残ってて。話があるわ」
新メンバーのシイナはまだ舞台に上がる事は出来ない。
研修生として先輩達の身の回りをお世話する、という役どころであった。
「何ですか?お話って・・・?」
皆ホテルに戻り、飯田とシイナの二人だけになってから話が始まる。
シイナは、愛くるしい笑顔と色っぽい視線を飯田に注いだ。
「あとで私の部屋に来て欲しいの。誰にも見つからないようにコッソリ来てね」
シイナの瞳が妖しく輝いた・・・
84 :
奈々氏:03/11/11 19:35 ID:0OACePc1
ho
【6】
夜のホテル。部屋のドアを静かに叩く少女の姿があった。
辺りを気にしながら、囁くような声。
「こんばんわ。シイナです」
どうぞ、お入りなさい・・・語りかけるようにドアが静かに開いた。
部屋に入ると、まずその広さと豪華さに目が奪われる。
綺麗な装飾や調度品を思わず眺めてしまうシイナであった。
「わぁー、飯田さんの部屋って素敵ですねー。いいなぁー」
「ま、一応リーダーだからね。ねぇ、それよりこっちに来てよ」
飯田はベッドに腰を下ろし、シイナに隣に来るように命じた。
シイナもそれに従って腰を下ろす。
すると飯田はシイナの肩を抱いてきた。
「あのね〜私がキス魔だってこと、知ってた〜?」
「・・・・・・・」
「今からお前にキスしてあげる〜」
飯田は、からかうような口調でおどけてみせた。
これは飯田にとっての一つの儀式でもある。
モーニング娘。のような大所帯では組織の統制が何よりも重要だ。
特に加入したばかりの新メンバーに対しては、
まずリーダーの怖さを知ってもらわねばならない。
そこで伝統として「キス」が使われている。
もっとも飯田にしてみれば、
大義名分を使って可愛い少女達にキスしている訳だが・・・
(シイナ、唇はもらうからね!ふふっ・・震えてるな。かわいいヤツ・・)
【7】
シイナの顔を引き寄せ、唇を合わせていった。
(んー、この瞬間がイイのよねー)
薄絹のような心地よい感触。まろやかな弾力感。
シイナの唇を味わいながら、飯田は悦に浸っていった。
(でも、この娘、泣くかもね・・・)
飯田はキスの合間に、ふと過去の事を思い出していた・・・
あれは確か6期の道重の時だった。
今と同じように新メンバーへの「キスの洗礼」を施していた所、
途中で道重は泣きだしてしまったのだ。
『飯田さん、怖い、ふぇ〜ん・・・』
必死に我慢していた道重ではあったが、
飯田の執拗な接吻に、心の堰が切れてしまったらしい。
これはスキンシップだからね・・・泣かないでね・・・
そういって慰めるのに苦労したものだ。
・・・シイナとのキスはまだ続いていた。
唇を触れ合わすだけの軽いキスだったがスキンシップには事足りる。
(よしこれぐらいでいいか・・・泣かれても面倒だし、そろそろやめとこう・・・)
しかし飯田が唇を離そうとしたその瞬間・・・
「!!」
唇の中に異色な感覚が走った。
それがシイナの舌である事に気付くまで、少々時間がかかった。
なんとこの少女は、飯田の唇の中へ舌を差し入れていたのだ。
「ん、ん〜!」
飯田は思いもよらぬシイナの行動に戸惑いつつも、
その妖艶なる舌の感触に、甘い吐息を漏らすのであった。
娘。AA平和板、消えそうです。
まぁいいか
【8】
シイナが舌を絡ませてくる。
驚きで縮こまっている飯田の舌を誘い出すように軽くくすぐる。
快感のポイントを心得た巧みな舌捌きだ。
・・・キモチイイ・・・飯田は我を忘れてウットリとなった。
たまにメンバー同士でもふざけてキスしたりはするが、
こんなディープキスなどされた事もないし、した事もない。
ましてや新メンバーであろうこの可憐な少女から、
これほどの巧みなディープキスを受けるなど想像もつかなかった。
「ん、ん〜」
飯田は次々と唇から快感を送り込まれている。
シイナのキスに翻弄される飯田。
段々と自分の身体が熱を帯びてくるのがわかった。
(もっと・・・もっと、欲しい・・・)
もはや理性などどこかに消し飛んだようだ。
・・・!!・・・
突然シイナが唇を離した。
(・・・?)
飯田は夢から覚めた面持ちで茫然となった。
「フフッ」
シイナが薄笑いを浮かべて飯田を見ている。
飯田はそれが何の笑いかは図りかねた。
「カオリンは、まだウブだねぇー」
シイナが哀れみをこめたように言った。
飯田は頭に血が昇った。
レスしないけど楽しく読んでるよっ
【9】
「何よ、その言い方!バカにしないでよ!何様のつもり?」
『カオリン』って呼ばれた事もさることながら、
『ウブ』と言われた事がショックだった。シイナがさらに言う。
「キスぐらいで感じちゃダメですよ。もっと気持ちいい事してあげる。
欲しいんでしょ?もっと感じたいんでしょう?」
確かにシイナの言う通りだ。
さきほどから身体に芽生えた欲情は、抗えないほどに強まっている。
女としての本能が次のステージを期待している・・・
しかしリーダーとしてのプライドはそれを許さなかった。
「私が感じてるって?ハハッ・・馬鹿じゃないの?
あんたなんかに感じるわけないわよ。わかったら早く帰りなさい」
これでいいのだ・・・飯田は自分に言い聞かせた。
女としての未練は残るが、その前にまずリーダーである。
モーニング娘。に入って6年。仕事一筋で頑張ってきた。
トップアイドルとして人気や名声を得た代わりに,
犠牲にしたものは==『恋愛』と『SEX』==
女として一番興味のある年頃に、これらを禁じられたのだ。
(私は女ではない!アイドルだ!女の悦びなどとうに捨てている!
これでいいのよ・・・これでいいのよ・・・でも・・・)
「カオリン、もっと素直になって・・・」
まるで飯田の心を見透かしたかのようにシイナが呟いた。
「あたしがカオリンを開放してあげる。女の素晴らしさを教えてあげるわ」
【10】
飯田は今の自分の状況が信じられないでいた。
生まれたままの姿でベッドに横たえられている。
シイナに見つめられてからというもの、どうも身体が動かせない。
・・・カオリン、私の目をよく見なさい・・・そらさないで!・・・
・・・よく見るのよ・・・
言われるがまま飯田はシイナの目を見てしまった。
そして段々と身体の力が抜けていったのだ。
・・・そう、いい娘ね・・・
あとはまるで着せ替え人形のように、次々と衣服を剥ぎ取られ、
最後の一枚までも――
「カオリンの身体って美しいわ。見とれちゃうぐらい〜」
22歳の成熟した乳房は豊かに張り詰めている。
その頂きにある誇らしげな乳首が大人の女を主張していた。
脚線美も実に素晴らしい。太腿の艶が色香を放っている。
そしてその中央――股間に煙るうっすらとした茂みが、
今から始まる事を期待するかのごとく、微かに震えていた。
「さぁ始めるよ・・・いっぱい感じていいからね〜」
自分より遥か年下の少女から愛の手ほどきを受ける――
この倒錯的ともいえる状況ですら、今の飯田には心地よかった。
「あたし、カオリンが感じるところは全部わかってるんだ・・・」
意味深な発言にも、飯田には気付く余裕がない。
やがてシイナの手が動き出した。
【11】
シイナは馬乗りの体勢になった。
小悪魔のような笑みを浮かべ、上から飯田を見据えている。
(・・・ああっ・・・もう好きにして・・・)
飯田は心が毒されたようにシイナに身を任せていく。
「ふふっ・・揉みがいがあるオッパイね・・・」
シイナの両手は、その隆々としている乳房に向けられた。
下からゆっくり掬い上げるように両方の乳房を持ち上げ、
その盛り上がった頂点にそびえ立つ乳首を指先でクリクリと弾く。
そしてまた乳房を元に戻す――
この動きが何度となく繰り返された。
「こうやって揉まれるのが好きなんだよね?そうでしょう?」
すべて分かっている、と言わんばかりにシイナは更に愛撫を続けた。
(あ、はぁ〜ん・・・)
飯田は喉の奥で愉悦の声を漏らす。
これは飯田が最も感じる胸の揉み方だったのだ。
(でも、どうして?・・・私のやり方と一緒だわ・・・!?)
快感で朦朧とする意識の中で、
飯田は自分のオナニーの事を思い出していた。
【12】
自慰――
俗にオナニーと呼ばれるこの行為を始めたのはいつ頃だったろうか・・・元々仲間と群れる事を嫌い、一人でいる事が好きだった飯田にしてみれば、一人でこっそり楽しめるこの行為に辿り着いたのも、ごく自然な成り行きだったと言える。
――『宇宙と交信している』――
そう言って飯田は誤魔化してきた。自分も仲間も・・・
ダンスレッスンがあった日は特に激しかった。
疲れて帰って来ると、自然に手が身体を這ってしまう。
ある夜などは、風呂の水を入れっ放しで始めてしまい、
気が付いたら朝になっていたというから驚きだ。
風呂の水が溢れ返るように、身体の一部も溢れ返っていた。
飯田は次第に、もっと感じる方法を研究するようになった。
胸の揉み方にも工夫を加える。
下からゆっくり掬い上げるように両方の乳房を持ち上げ、
その盛り上がった頂点にそびえ立つ乳首を指先でクリクリと弾く。
そしてまた乳房を元に戻す――
この動きが一番気持ちいい事が分かった。
さらに手を伸ばし、今度は秘められた場所を弄り始める。
ある一箇所だけ強烈に感じる部分があった。
割れ目の上端に顔を出している小さな尖りがそれである。
そこを弄ると寸分もなくイってしまうのだ。
だからそこは最後まで弄らないようにしておいた。
その方がより深くイケる事を知ったからだった。
――こうして日々『宇宙と交信』している飯田であったが、
その事実を後々暴かれる事になるとは思いもよらなかったであろう。
こんな糞キモいエロでオナニーしてるくせに虐待を見ると正義感ぶる
羊住人は狩に来ないでください 心底気持ち悪いです
95 :
:03/11/22 23:20 ID:r5I8vgE9
あげ
頭の悪い奴が湧いてるな。
どうした、部屋から出なさいってママに怒られたのか?
97 :
長池輝:03/11/23 09:03 ID:mu1hUywt
>>94 羊って原則としてエロ禁止らしいんですよね。
知らなかったんですよ(^^;
気が済んだら退散しますんで、しばし御辛抱ください(笑
∋oノハヽo∈
( ´D`)
【13】
「ほら、カオリンのここ、びっしょり濡れてるよ〜」
「あ、あ、・・・そこはダメ・・・」
ベッドの上では狂宴が続いていた。
シイナは飯田の下半身に狙いを移している。
股間の茂みを掻き分け、割れ目の縁取りを際どくなぞっていた。
「こうやって入口をコチョコチョすると・・・ほ〜ら、蜜がいっぱい出てきた」
「はぁ〜ん・・・」
秘密の穴からドッと液が溢れ出る。
さらに割れ目を広げると、官能の尖りが顔を出してきた。
「カオリンのお豆ちゃん、こんなに大きくなってるよ。
早く触ってほしいって言ってるよ〜」
官能の尖りはトドメの刺激を今か今かと待ち構えていた。
だがシイナは決してそこには触れようとはしない。
その近くをくすぐるように指を這わし、ときおりチョコンッと尖りを突付く。
(・・・キモチいい・・・たまらないわ・・・もうダメ・・・)
飯田は絶頂への階段を確実に登らされていた
(ああっ・・・でも何でこんなに上手なの?しかも私のやり方とそっくり・・・)
シイナの一連の愛撫は、飯田が研究したオナニーと同じ手順なのだ。
(もしかして、この娘、私の秘密を知ってるのかも知れない。
・・・そんなバカな!・・・あり得ないわ!)
飯田は一瞬頭をよぎった疑念を必死で振り払おうとした。
しかし更なるシイナのテクニックを見て愕然とする事になる。
【14】
「カオリン〜そろそろ逝かせてあげるね」
充分に飯田を責めたシイナは、いよいよ最後の仕上げにとりかかった。
しかし、その指の動きを見た飯田は・・・
(あ〜!こ、これは!!)
飯田は快感に溺れながらもハッキリと確信していた。
(・・・やっぱり同じだ・・・シイナは私のやり方を知ってる!)
飯田のオナニーのクライマックスは『豆しごき』だった。
まず左手の指でクリトリスの包皮を押さえ、中身を剥き出しにする。
次に右手の指を濡れそぼった蜜壷に沈めて、指に粘液をからめる。
そしてその“ヌルヌル”を尖りきったお豆に塗りつけ、
指でつまんで一気に擦りあげていく――これだと意識が飛ぶほど逝けた――
「さぁ、思いっきり逝ってね」
シイナは、まさにその『豆しごき』と同じ指使いをしてくる。
包皮を押さえ中身を剥き出しにし、蜜壷に指を沈めて粘液をからめとる。
取り出したそのしなやかな指には、例の“ヌルヌル”がキラキラ光っていた。
――その指が狙いを定め、ジワジワと近づいてくる―
・・・シイナ?あなたは一体何者なの?どうしてオナニーの事、知ってるの?
・・・そこはダメ!・・・触らないで!・・・怖い・・・助けて・・・
考える間も無く、シイナの指が飯田の急所を捕えた。
「!!!ああああっ!!!」
飯田の意識は飛んでいった。
【15】
一体どれくらい眠っていたのだろうか――
飯田が目を覚ました時には、すでにシイナの姿は無かった。
「シイナ・・・どこへ行ったの?」
誰も居ない部屋を見渡すと、テーブルの上の置き手紙に目が止まった。
手紙の内容はシイナからのものだった。
『飯田さん。お目覚めはいかがですか?満足してくれましたか?
シイナは嬉しいです。飯田さんがあんなに悦んでくれてo(^-^)o
でも最後の瞬間はスゴかったなぁ〜♪
あんなに声をハリアゲてイっちゃうんだも〜ん・・・(*^_^*)』
(・・・あぁ、恥ずかしい・・・)
飯田は自分の狂態に恥じ入り、自嘲気味に笑った。
手紙はさらに続く――
『実は私、飯田さんがオナニーしてる事、前から知ってました。
ナゼかって?それは私が【慰安・娘】だからです(* ^ー゚)』
(慰安・娘・・・?なにそれ?)
『まだ詳しい事はお話出来ません。。。ゴメンなさい。。。<(_ _)>
とにかく今は一刻も早く、
皆さんの“欲求不満”を解消しなくてはなりません(・∀・)ニヤリ。。。』
(シイナ?何をするつもりなの?・・・)
『そこで飯田さんにお願いがあります。
どうか私の行動を暖かく見守っていて欲しいのです。
必ずや皆さんを“悦楽の世界”へお導きいたします。。。☆彡 』
【16】
手紙の最後には、こう書いてあった。
『私はこれから石川さんの所へ行って参ります。
石川さんには、タップリとした【慰安】が必要なのです。
早く彼女の潔癖症を治してあげなくちゃ・・・ウフッ・・・p(^^)q 』
ふぅ〜・・・飯田は読み終えると、一つ溜息をついてから考えてみた。
(シイナは、つまり私達に“Hな事”をしようというわけね。
でも“慰安”ってどういう意味? 慰安=Hな事 でいいのかしら?
それになぜか私の秘密を知ってたし。
なぜか急に身体が動かなくなったし。
シイナは超能力でもあるのかなぁーもしかして宇宙人かもー)
いろいろシイナの事を考える飯田であったが、
飯田がシイナの正体を知るのは、もっと後の事である・・・
(そしてシイナは私達が欲求不満だって言ってたなぁー
まぁ私はそうかもしれないけど、他のメンバーは違うわよ。
特に石川なんか、絶対にあり得ないわ )
シイナが、4期生の石川梨華に【慰安】を施す、と言っていたからだ。
石川が無類の潔癖症である事はメンバーなら誰でも知っている。
石川は、Hな話や下ネタなどが大嫌いだ。
うかつに話そうものなら『不潔っ!』の一言で切って捨てられる。
そんな石川だが、シイナならやり遂げるに違いない。
(・・・でもシイナに責められたら、あの娘泣くだろうなぁ・・・)
シイナのテクニックを身をもって体験している飯田にとっては、
これから石川を襲うであろう“快楽地獄”がハッキリ見えるのであった。
【17】
モーニング娘。のツアースケジュールは順調に消化されていた。
どの地でも熱狂的なライブに変わりはなかった。
『チャオー!石川梨華で〜す♪〜ハッ ピィー〜♪』
石川のMCが始まるとライブ会場は一段と盛り上がる。
さすが一番人気の石川だ。小麦色の太腿も実に魅力的である。
ミニスカートをひらひらさせて歌い踊るその姿は、
まさに、穢れを知らぬ天使、とでもいうべきか――
(さすが石川さんだわ、天使のようにカワイイ・・・)
シイナは舞台の袖から石川の姿を見つめていた。
研修中であるシイナは、まだ舞台に上がる事は出来ない。
先輩達の身の周りのお世話をするのが、当面の仕事だった。
(ふふっ・・・でもその天使の笑顔がいつまで続くのかな・・・)
しかし、その企みを秘めた眼差しは、すでに石川を丸裸にしていた。
乱れ狂う石川の姿を想像して、思わず身体を熱くするシイナであった。
『今日はどうもありがとうございましたー!石川梨華でした〜♪
それでは最後にいつものやついくよー グッ チャォー〜♪』
最後のMCをお決まりのポーズで決めると演目は終了となる。
やがてファンの声援に見送られながら舞台の袖に帰っていった。
「石川さん、おつかれ様でした・・・はい、これどうぞ」
シイナが満面の笑みで石川を出迎えた。
タオルを差し出して、汗を拭いてくれと言っている。
ほ
あ
き
も
ち
い
【18】
「ありがとう〜シイナ!でも私だけにタオルなんて・・・ちょっと照れるな」
「当然ですよ。だって私、石川さんの事ばかり考えてましたから」
周囲を憚りながらの端的な会話ではあったが、
石川は後輩から慕われている自分の存在をシッカリ感じ取っていた。
石川がモーニング娘。に入って早3年――
気が付けば後輩の数の方が多くなっている。
先輩としての貫禄・・・とまではいかないが、
何かと後輩の面倒をみる機会は増えていた。
年下の娘達から相談される事もシバシバあったようだ。
だからついついこんな軽口が出てしまう。
――「何か困った事があったら私に言ってね」――
本来ならリーダーやサブリーダーが言うべき事だが、
石川にしてみれば、私でも出来る、という意味であったろう。
それだけ先輩としての自覚が出てきたというわけで、
それはそれで微笑ましい事といえる。
しかしシイナに言ったのはマズかった。
石川はシイナにも同じ事を言ってしまったのだ――
「困った事ですか?・・・ありますよ・・・」
シイナが、さも深刻そうな顔をして答えた。
「でも、ここでは言いにくいので後で石川さんのお部屋に伺います・・・」
「OK!私に任せなさいって!〜じゃあ今夜待ってるからね〜♪」
去ってゆく石川の後姿をシイナは妖しい瞳で見送った・・・
【19】
夜のホテル。部屋のドアを静かに叩く少女の姿があった。
辺りを気にしながら、囁くような声。
「こんばんわ。シイナです」
開いてるよ〜と部屋から石川の声が聞こえた。
中に入るとシイナは一瞬目が眩んだ。
(・・・!!・・・)
部屋中ピンク一色なのだ。
シーツからカーテンから、部屋の壁紙に至るまで全てがピンク――
(さすが石川さん。気合入ってるな・・・w)
「ねぇシイナ〜突っ立ってないで、こっち来て座ってよ」
石川はベッドに腰掛けてシイナを手招きしていた。
シイナも同じく隣に腰を降ろす。
シイナは間近に石川の顔を見てつくづく思った。
・・・この人はやっぱり天使だな・・・
色黒ではあるがきめ細かい肌。透き通った瞳。情熱的な口唇。
その全てが芸術品といえた。
「私に相談があって来たんでしょう?相談って何?」
石川は完全に“お姉さんモード”に入っていた。
後輩の可憐な少女が自分を慕って相談しに来ている。
おそらく自分はそれを見事に解決するであろう。
そしてさらに慕われる――これで良し――
ところが次のシイナのセリフを聞いて石川は仰天してしまった。
「・・・実はわたし・・・オナニーがやめられないんです・・・」
期待sage
ほぜ
【20】
(・・・オ、オ、オナニー?!)
石川は、混乱している頭の中で必死に考えた。
(オナニーっていったら、あれでしょう?・・・その・・・何ていうか・・・
自分の身体をさわったりする『いやらしい』やつ・・・でしょ?
昔、友達が話してるのをチラッと聞いた事があるんだぁ。
でもあたしはやった事ないもん・・・ホントだもん・・・
あんな『いやらしい』事やるなんて考えたくもないし!
オナニーなんて言葉、聞いただけでも恥ずかしいわ! )
石川の潔癖症は筋金入りだ・・・しかしそれは、
石川本人が強度の『恥かしがり屋』だという事に原因がある。
―― 人一倍強い羞恥心 ――
これが石川自身の女らしさを育て、魅力を作り出していった。
ところが“性”に関しては、これが大きな壁となったのだ。
だからシイナの「オナニー発言」にもついカーッとなってしまう。
「シイナ!あんたねぇ、相談があるっていうから話聞いてあげたのよ!
それなのに、今のは何?・・・(オナニー)・・・だなんて?」
石川は恥ずかしさのあまり“オナニー”という言葉を濁してしゃべった。
すかさずシイナが切り返す。
「え?!今、何て言ったんですか?
声が小さくてよく聞こえなかったんですけど」
シイナは石川が恥かしがり屋である事を全て見切っていた。
ん