小倉優子LOVE

このエントリーをはてなブックマークに追加
1eminem
http://www.freepe.com/ii.cgi?ogurayuuko
小倉優子タソかEMINEMの情報キボンヌ!
2νヵ`ぉ'ノん祭'ノ ◆KAORINIfWY :03/05/17 19:27 ID:8yAZuo+x
 |  |ノハヽ
 |  |。‘从 <新スレおめでとうございまーす♪
 |_と )
 |桃| ノ
 | ̄|  
3eminem:03/05/17 19:30 ID:mqEZ8zq9
ありがd
4名無し募集中。。。:03/05/17 19:32 ID:wA9dyKax
芸能板へ行ってください。
5名無し募集中。。。:03/05/17 19:32 ID:oahtW/Ej
ゼンゼン売れてない頃に「初体験の相手が中学の先輩」って
ラジオで言ってたってのしかシラン
6eminem:03/05/17 19:34 ID:mqEZ8zq9
いつでしか?
7名無し募集中。。。:03/05/17 19:40 ID:qtWkVF24
8eminem:03/05/17 19:44 ID:mqEZ8zq9
このサイトはしってるさ〜かわゆいよね〜
で、いつでしか?(汗
9eminem:03/05/17 19:48 ID:mqEZ8zq9
age
10eminem:03/05/17 20:07 ID:mqEZ8zq9
ラストage
11名無し募集中。。。:03/05/17 23:14 ID:68cxRNYS
ノブナガ見ろよ。
12名無し募集中。。。 :03/05/17 23:17 ID:Tynpp/Z1
ヤマモ
13名無し募集中。。。:03/05/17 23:26 ID:zvzQvS5V
声がキモイ
14がしやよ君:03/05/17 23:28 ID:W9JUMMx1
>>1
板違い
さっさと回線切って首吊って氏ね!!
15名無し募集中。。。:03/05/18 01:01 ID:Im9/qbIH
うきうきリンゴだプー
16名無し募集中。。。:03/05/18 01:30 ID:EDL3lZNk
小説スレ候補地
17FAN:03/05/18 13:31 ID:yHYVfcgX

小倉優子の巨乳水着画像あります。

http://i.am/idolmania
188マイル:03/05/18 23:39 ID:wHZOgxeu
198マイル:03/05/18 23:40 ID:wHZOgxeu
「だいじな話」
208マイル:03/05/18 23:42 ID:wHZOgxeu

目覚めると私は歯を磨く。うがいをする。着替える。それからお弁当を
作る。劇場の時間まではまだ間がある。屋根裏にお弁当を置いて、私は
家を出る。
灰色の町をひたすら歩く。やがて町並みは壁で途切れる。右手を壁に
ついてしばらく歩くとヨッスィーが座っている。私はあいさつもせずに壁を
よじ登り、その隣へと座る。
「ねぇ、ごっちん」
口を開くのはいつもヨッスィーが先だ。
「イイダさんに聞いたんだけどさ」
218マイル:03/05/18 23:45 ID:wHZOgxeu
ヨッスィーは真剣な顔で話をつなぐ。
「ここからずーっとまっすぐ10キロ以上歩くと、なんかおなじような壁が
 あって、その向こうはここよりゼンゼン自由な町で、人も多くて楽しくて
 ここより遥かに大きな劇場があって」
「へぇ」
色んな人から何度も聞かされた話に、私は笑顔で相槌をうつ。
「それだけじゃないんだよ、なんか給料だってすごくって」いつかの
市井ちゃんのような熱っぽい口調で、ヨッスィーはひたすらに語る。
「テレビだっていっぱいチャンネルがあって、つまんないニュースばっか
 じゃなくて歌番組みたいなのもあってさ、もしかしたらウチ等が映ったり
 とかもあるみたいだよ」
私はじっと聞いている。
この町の情報は閉ざされている。カオリはそうも言っていた。
22:03/05/18 23:46 ID:wHZOgxeu
目の前には灰色の世界が広がっている。空も灰色、地面も灰色。地平線
すら曖昧な世界は、ずっと見ていると無限の広がりを感じることができる。
「向こうに壁なんて見えないね」
私は言ってはならないことを言った。ヨッスィーは首を振る。
「あたしもそう思うんだけどねぇ〜」
名残惜しそうな声でそう言う。私は答えずに壁から飛び降りる。
「あ、そろそろ時間かぁ」
背中から聞こえるヨッスィーの声はまだ未練がましい。私達は壁を越えた
せいで撃たれた人達を、暇潰しで何度も見てきた。
町の人達は、いつしかその10キロを含めて壁と呼ぶようになった。
23:03/05/19 00:00 ID:7CERZHOH
「入り口ロビーで」
24:03/05/19 00:01 ID:7CERZHOH

劇場の入り口で辻ちゃんと加護ちゃんが、ケラケラ笑いながら床をモップで
磨いている。私は笑顔であいさつする。
「あ、おはようございます」
「ございます」
二人の笑顔は明るい。私はふとたずねてみる。
「ねぇ、二人はさぁ」
モップの手が止まる。二人はきらきらした目でこちらを見ている。
「向こう側、って知ってる?」
25:03/05/19 00:03 ID:7CERZHOH
即答はなかった。二人は考え込む様に首をひねったり、顔を
見合わせたりする。やがて辻ちゃんが訝しげな顔で切り出す。「あのぅ」
「なに」
「あの、壁のことですよねぇ」
私は頷く。加護ちゃんが続いて口を開く。
「なんか、向こう側には大きな町があってっていう噂で」
「そうそう、超でっかい劇場があるんだよね」
「で、おいしいものもいっぱい食べられて」
二人はしばらくの間向こう側について喋り散らす。目をきらきらさせて
身振り手振りを交えて私に、向こう側の素晴らしさを教えてくれる。
26:03/05/19 00:04 ID:7CERZHOH
「じゃあさ」
しばらく待って、私は口をはさんだ。「向こう側に、行きたいって思う?」
「ゼンゼン」
「思わないです」
今度は即答だった。私はまたたずねる。「撃たれるから?」
二つの首が横に振られる。加護ちゃんが嬉しそうに言う。
「ゴトウさんだって行きたくないでしょ?」
「なんでそう思うの」
「だって、もったいないじゃないですか」
辻ちゃんが答える。いかにも当たり前だというように加護ちゃんが続ける。
「せっかく舞台があるのに、もったいない」
私は笑ってその頭を撫でる。加護ちゃんは嬉しそうに笑う。
二人は子供なのでまだ舞台には立てない。前座で時々踊ったりするくらいだ。
27名無し募集中。。。:03/05/19 23:42 ID:xUq9hVST
28:03/05/20 00:01 ID:bQ2QUABB
「疑うひと」
29:03/05/20 00:11 ID:bQ2QUABB

仕事が終わり、私はいつも通り一人で家路をたどる。小さな町の
繁華街では、劇場を中心に小さな飲み屋や商店が並んでいる。
人ごみと嬌声のなか私はゆっくりと歩く。ふと思い立って私は方向を
変える。家とは反対の方向だ。
しばらく歩くと建物が不意に途切れている一角がある。通りからすこし
引っ込んだそこは空き地になっている。私はそこで立ち止まる。
暗いなか目をこらすと、奥のほうにやぐっちゃんが座っている。私は
無言で足を踏み入れ、しばらく近付いて手をあげる。
「おおごっつぁん来てくれたんだねぇ」
やぐっちゃんは一人だった。ビールの缶を手にしている。呂律はあまり
回っていない。
30:03/05/20 00:12 ID:bQ2QUABB
私はその隣に、カベにもたれるようにして座った。
「なぁごっつぁん、どうしてオイラがここにいるってわかった?」
「いやなんとなくだけど、良く来るって聞いてたし」
「そうかぁ」
やぐっちゃんが星のみえない空を見上げて言う。
「オイラさぁ丁度誰かと話したくてしょうがない気分だったんだよね」
やぐっちゃんは劇場ではあまり見せない顔をしていた。私は答える。
「あたしもだよやぐっちゃん」
31:03/05/20 00:15 ID:bQ2QUABB
「なぁごっつぁん、圭ちゃん辞めるっていつから知ってた?」
しばらく黙ったあと、やぐっちゃんはぽつりと呟いた。私はただ
首を振る。怒ったような声でやぐっちゃんが続ける。
「辞めちゃってどうする気なんだろうな、バカだよな、終わりなのに。
 それとも向こう側にでも行くつもりかな、サヤカみたいにさ」
「ねぇやぐっちゃん」私はさえぎるように口を開く。
「例えば、例えばだけどもし、向こう側に行けるってなったら、行く?」
「やだよ撃たれたくないから」
「絶対、撃たれないとしたら」
「なんだよ」やぐっちゃんが私の目を見る。ギラギラした光がその瞳に
宿っている。「お前、なんか知ってるのか?なぁ」
腕を捕まれ、私は答える。
「例えば、の話だよ」
321−3:03/05/20 22:43 ID:fRUV8KQr
33:03/05/20 22:44 ID:fRUV8KQr
「お別れ会」
34:03/05/20 22:44 ID:fRUV8KQr

花束を手渡された圭ちゃんが泣いている。まばらな拍手がその場を飾る。
「ケイちゃん今までありがとね」
「寂しくなるよ」
「はは」圭ちゃんは無理矢理っぽく笑顔を作る。「お酒があればよかったのに」
「こんな時まで酒ですか」
「だってこんなのシラフじゃ寂しいだけじゃん」
笑った人もいる。顔を背ける人もいる。みんなの輪からぽつんと外れて私は
それを眺めている。
「明日からずいぶん寂しくなるよ」
「みんなあたしの分まで頑張ってよね」
35:03/05/20 22:45 ID:fRUV8KQr
圭ちゃんは一人ひとりに優しく声をかける。肩を叩き、時には
抱く様にして背中を叩く。やがて後輩から先輩の順にみんな
泣き始める。
「あたし達はこれからどうなるんでしょうか」
梨華ちゃんがぽつりと呟く。
「そんなあたしが抜けたくらいで変わらないよ」
「変わりマスよ」
「変わらないって、ねぇ」
軽口を叩き、同意を求めて見まわす圭ちゃん。誰も返事はしない。
36:03/05/20 22:48 ID:/gYvziY9
ささやかなお別れ会も、ついにお開きの時間になる。私達はめずらしく
全員で、ぞろぞろと連れ立って劇場を出ていく。
歩きながら圭ちゃんが、こっちに近づいてきてぼそっと囁く。
「サヤカはどうしてる」
「なんにも」
話はその一言で終わった。肩をすくめて私から離れる圭ちゃんに
やぐっちゃんが泣き声で言う。
「圭ちゃんこれからどうするの」
「しばらくはのんびりするつもりだよ」
私の方をちらっと見てそう答えた。「たまには遊びにくるからさ」
37名無し募集中。。。:03/05/21 21:27 ID:6YvRD6Cg
また落ちるyo〜。新スレはしばらく毎日保全して置いた方が安全です。
38名無し募集中。。。:03/05/22 20:23 ID:dEmuuLXv
39名無し募集中。。。