愛たんの小説書いて〜♪Part参

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148「ファーストキス」
晴れでも曇りでもない朝。
待ち合わせは11時。待ち合わせ場所の八景島についたのは、10時45分。あたしにしては・・・マメだよな〜・・・。
平日とはいえ、一般の人にばれると大変なことになるから帽子を深くかぶって。
って言っても、後は全部いつもどおりなんだけど。それにしても、なんか緊張すんなー・・
あたし、意識しすぎ!?
・・・トンっ・・・
急に肩に何かが触れて、あたしは振り向いた。目深に帽子をかぶって、肩に頭をぶつける・・・子・・・?
パッと顔をあげて、にやぁっと笑うまん丸な瞳。
「待ちました〜?」
クスクス笑いながら満面の笑みで言う高橋が、何これ、すっごいかわいいんだけど!
って思っちゃったよ・・元々男っぽいけど、あたしってほんと・・・まぁ、いいや。とりあえず、楽しむぞ!!
「全然待ってないよ〜!行こ〜!」
「はい!」
潮風が吹いてるのが、気持ちいい。海のにおいなんて、久しぶりだもんなー。
「福井では、全然海行かなかったんですよぉ、嬉しい〜!」
オーバーリアクションにはしゃぐ高橋。ちょっとおもしろい・・・
「高橋高橋〜、猿みたなんだけど!あははははは!」
「あっ、ひどい〜!吉澤さんだって、コントですごい顔するじゃないですか〜!」
「あれはコントだもん!」
「・・ぅっ・・・」
「ごめん、うそうそ!可愛いよ」
水族館が見えてきた。今日がはじまって行く。