【新スケバン刑事〜少女武闘伝〜】

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167名無し募集中。。。 :03/06/22 07:14 ID:PF2IO+XJ

―――――――@
>>159
>海槌麗巳は死んでたのか・・・残念。

ふふふふ(無気味な笑い)

>>160
>既存の設定を焼き直ししただけで、オリジナルでもなんでも無いじゃん

「娘。」小説の定義ってのは何なのかわかりませんが、
題材として「娘。」を使っている時点で既にオリジナルでもなんでもない訳で……
自分的には「娘。」小説というより、>>1 にも書いた通り、あくまでドラマ化きぼーんの設定とストーリーを綴っているといった感じです

>>161
>>162

ありがとうございます。
お待たせしました、続きでございます。

「どう思いますか?早乙女先生」

職員室の向いの席から、飯田圭織は神妙な面持ちで訊いた。

「どうって?」

彼女の真剣な表情に、ちょっと戸惑いながら早乙女志織は答えた。

「B組の麻宮サキのことです……
彼女なんかこう弱々しい感じがして、授業中とかでもおとなしいですし。
彼女もしかしたらイジメられているんじゃないかと思うんです」

「そうですか?」

早乙女志織は思わず吹きだしそうになりながらも、出来るだけそれを悟られない様真面目な顔で話す。

「校長も言ってたと思うんですが、B組は問題児が多いクラスなんです。
辻さんと加護さんなんかも、中学部で同じクラスだった生徒が何人か学校を辞めたり、自殺未遂事件なんかも起きています。
2人が何かやったという証拠は無いんですが、どうやら影でイジメていたのではないかというウワサがあります。
そんな問題児だというのに中学部からの連絡ミスで、2人を同じクラスにしてしまうし……」

飯田は少し涙声になっている。

「麻宮さんは、そんな2人に格好の標的になってるんじゃないかと思うんですよ。」

「考え過ぎなんじゃないですか?」
「ですが、何かあってからじゃ遅いと思うんです。
最近見ていると、麻宮さんは小川さんとよく一緒にいるみたいなんですが、
この小川さんも中学時代に渋谷の不良10数人を相手にケンカをしたということで
どこの高校も入学を拒否した問題児なんですよ。
なのに、小川さんのお母さんがうちの矢島理事長の親友だというんで、うちの学校に入学してきたっていうし……」

(雪乃さんの親友?……そうか、小川さんはお京の娘やったんか……)

早乙女志織は飯田に気付かれない様に、少し微笑んだ。

「私が見たところでは、彼女達仲良くやっている様でしたが……」

「ええ、でも私達の見えないところで何かある……麻宮さんと小川さんを見ているとそんな感じがするんです」

(正解よ、飯田先生)

「もう少し様子を見てはいかがですか?
麻宮さんも見かけほど弱々しいというのではなさそうですし、
小川さんも確かに不良っぽい雰囲気ですが、どっちかというと姉御肌の性格でそんな麻宮さんを面倒見ているという感じです。
辻さん加護さんも、そんな小川さんに少し遠慮があるみたいですから、中学の頃のような事は出来ないでしょう」

「私はこの学校の卒業生なんですが、学生の頃クラスの友達と仲良くなれなくて学校を辞めようと思ったことがあったんです。
でも、担任の先生が色々と相談に乗ってくれて……そのおかげで卒業する事が出来たんです。
麻宮さんがもし、あの頃の私と同じ気持でいるのだったら、力になってあげたいんです」

「飯田先生のその気持はきっと彼女達にも伝わりますよ」

早乙女志織は微笑んだ。
その微笑は本心からのものだった。

「そうでしょうか……」
飯田圭織は不安気に言うも、早乙女先生に悩みを打ち明けられた事もあって、少し気持が楽になれたようだった。


******************************

サキはとある駅前のビルの前に立っていた。
ビルには学習塾のテナントが入っている。
「ウルフ英会話教室」の看板。
玄関のドアには「入学説明会会場」と張り紙がしてある。

次々とこの教室の生徒がビルに入っていくのに紛れて、サキもそのビルの中に入った。
大きな教室に30人以上の生徒がいる。
授業内容の説明を受ける。
若い日本人女性と、ハンサムなアメリカ人男性が交互に壇上で話をする。
何の事ない普通の説明会。
教室には心地よい音楽がかかっている。
サキは眠たくなるのを必死に堪えながら説明を受けた。

説明会を終え、帰るサキの前に黒いBMWが停まった。
学校での”早乙女志織”の服装ではなく、いつものブランドスーツ姿の”五代陽子”だった。

「乗りなさい」

車をしばらく走らせた後、五代は訊いた。

「説明会はどうだった?」

「どうって事ない普通の説明会でした。
里沙さんの話では、一回でいきなりというのではなくて普段から「ハロー効果」の出やすい素地を作る。
きっと何度か通う間に無意識への”すりこみ”を繰り返していくのだと思います。
「ハロー効果」はそういった”すりこみ”の積み重ねで効果を上げるのだと里沙さんは言ってました。
でも肝心な部分の研究データーがないと、完全なコントロールまでには行かないようです」
「それさえあれば、もっと恐ろしい事が可能なのかもね。
これは、未確認だけど前回の都知事戦、絶対当選する事が無いと思われていた候補が結局当選した。
浮動票が随分その候補者に投票されて票が伸びたということらしいの
誰が誰に投票したかなんて調べる事ができないけど
調査の結果、普段投票に来ないような若い有権者の投票が目立ったということらしいの。
もしこれが、神狼会の仕業なら大変なことよ。
来月、統一地方選がある。
この投票に同じような事が起きたら、日本の政治をコントロールする事だって可能だわ」

「もう少し、あの英会話教室に通ってみる事にします」

「そうね」

次の日からサキは「ウルフ英会話教室」に通う事になった。

授業自体はなんの事無い普通の授業。
心地よいBGMが微かに聞こえる程度に流れ、リラックスした状態で授業を受ける。
最近は小人数で、外国人講師とマンツーマンに近い状態で勉強ができるスタイルの英会話教室が多いが、ここは1クラスで常時20人近くいる。
数名の講師が交代で教え、多人数でワイワイやりながらの授業。
しかも、受講料が激的に安いため高校生からOLや会社員まで幅広い層に人気があるようだ。

(これでどうやって「ハロー効果」の素地を作るんだろう?)

サキは眠気を堪えながら、注意深くあたりを見回す。
特におかしな所は見当たらない。
むしろ、知らないうちに何かしらの”仕掛け”をされているのではないかという事の方が恐い。

何度か通ってみるが特に変わった事もないまま、何日かが過ぎた。
そんなある日

講師の先生が一人の少女を連れてきていた。
「皆さん、ご紹介します。
彼女は私の友人で高橋愛さんといいます。
まだ若いですが、優秀な心理カウンセラーです。
今日は日頃何かとお疲れの皆さんに、特別にリラクゼーションタイムを設ける事にしました」

そこにはサキと同じくらいの年齢の少女が座っている。
何かある、サキはそう思った。
そういえば、いつもかかっているBGMがいつもよりヴォリュームが大きい様な気がする。

「みなさん、今からリラクゼーションの為の特別授業を行います。
気持を楽にして、私の言う簡単な指示に従って下さい。
では、皆さん目を閉じてください……」

教室にいる20人以上いる生徒は素直にそれに従う。
サキも一緒に目を閉じた。

「何も考えずに、音楽を聴いていてください。
ゆっくりと深呼吸をしてください。
はい、吸って……吐いて……
吸って……吐いて……
さあ、目を明けてこちらを見てください」

生徒たちは一斉に目を見つめる。

(いけない、これは催眠か何かだ!)

サキは咄嗟にポケットに隠し持った画鋲を太腿に刺した。
痛みが走る。
苦痛が表情に出ないように集中する。
サキはなるべく高橋の目を見ないようにした。

(でもあの顔。どこかで見覚えがある……)
174名無し募集中。。。:03/06/23 21:09 ID:p8UKruuh
愛様キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!

飯田先生にも××フラグらしきものが・・・
175【新スケバン刑事〜少女武闘伝〜】:03/06/23 23:13 ID:ixHpcWKL
中途半端なところで連続投稿制限がかかってしまいますた

続きです
サキはそう思った。

(何処で見たんだろう?)

そうこうしているうちに、周りの生徒は高橋の目に釘付けになっていた。

「これから皆さんは、私の言う指示に従います。
いいですね?」

「はい……」

生徒たちは一斉に答える。
高橋の目を見た生徒たちは、彼女の術にかかったかのようになっている。

(もしかしたら、彼女が催眠か何かをかけて無意識を操ってるのかもしれない……)

生徒たちを見回し、成果に満足したかのように高橋は頷いた。

「では今日はこれで終了です。
ありがとうございました」

「ありがとうございました……」

サキも術にかかっているフリをして、他の生徒たちと一緒にそう答えた。

その後の授業は、いつもと変わりなく行われた。
生徒たちにとっては、特別何かが行われたという意識は無いようだ。
きっと、本当に単なるリラクゼーションの時間が設けられただけと思っているのだろう。

しかしあの目は、何かしら特別な能力のようなものを感じる。
サキは太腿に差した画鋲のおかげで、なんとか意識を保つ事ができたが、そうでなければ彼女も他の生徒たちのようになっていたかもしれなかった。
(高橋愛……いったい何者なんだろう?)

授業が終わってサキはビルを出た。
少し離れたところに五代の車が停まっている。
サキは辺りに人がいないのを確め、すばやく中に乗りこんだ。

「どうだった?」

そう問いかけた五代に、サキは高橋愛の話をした。

「高橋愛……何かありそうね、早速調べてみましょう。
できればその彼女の写真も撮りたいわね。
しばらくここで張り込んで見ましょう」

そんな2人の乗るBMWをビルの窓から見つめる少女がいた。
ナンバー5だった。
彼女は車の人影を確認すると、ニヤリと笑みを浮かべた。

数時間が過ぎ、あたりはすっかり暗くなってきていた。
しかし、ビルから高橋達が出て行く気配は無い。
黙ったまま2人は「ウルフ英会話教室」を監視を続けた。

その時だった。

いつの間にか一人の少女が車の前に立っている。
彼女は車のフロントガラスに向けて、手にした何かを投げた。

ビシッ!

一瞬にしてフロントガラスがヒビだらけになる。
2人は車を飛び出した。
「何者!!」

サキは叫んだ。
その少女は何も言わない。
サキは飛び掛った。
突き、蹴りの連続攻撃。
しかし、彼女は上手くそれをさばく。

(強い……)

暗がりでその少女の顔は見えない。
サキは横に走った。
彼女も後に続く。

もう一度彼女の懐に飛び込もうとするが、彼女の手から投げられた物がそれを阻んだ。
唸りを上げるその武器

銀色のヨーヨー……

彼女は両手を前で重ねて大きく振りかぶった。
左足を力強く前に踏み出し、右腕が大きく後方に回転する。
丁度ソフトボールの投法。
腰のあたりからものすごい勢いでヨーヨーが飛んで来る。

ギュルルルルルッ!

あまりのスピードに目測を誤ったサキは、胸にまともにそのヨーヨーを受けてしまった。
「し、しまった……」

あまりの衝撃の強さに、サキはその場にうずくまった。
ナンバー5はゆっくりとサキに近づく。
街灯の明かりが彼女の顔を照らす。
その顔を見て五代は叫んだ。

「な、なつみ……!?」

続く……

180名無し募集中。。。:03/06/24 18:21 ID:WSfyU3uu

  なっちキタ━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━━━━!!!!
181名無し募集中。。。:03/06/25 23:35 ID:GgtM5tFf
>サキは咄嗟にポケットに隠し持った画鋲
まだ辻加護は性懲りもなくサキの靴に画鋲入れるようなことしてるのか・・・

>あまりのスピードに目測を誤ったサキは、
ウインドミルでチェンジアップ投げられると元プロ野球選手でもタイミングに苦労するからね
182名無し募集中。。。:03/06/28 12:22 ID:ikoEase5
今週のオソロにて紺野さんが嬉しいセリフを!
「北海道でのんびり育ったはずが何の因果か今夜も仕切り、〜」
台本書いた構成作家さん、ありがとう。
番組でラジオドラマのアイディアも募集中なんで送ってみたらどうかな。
アイディア紹介のコーナーで「新スケバン刑事」採用されたら泣くぞ。
>>181
しまった、画鋲をなぜ持っているかというくだりを入れておくべきでした。

>>182
>アイディア紹介のコーナーで「新スケバン刑事」採用されたら泣くぞ。

私の駄文を業界関係者の方々も見ていただいてるのかと思うと、嬉しいですね。
ぜひドラマ化きぼ〜んです。

お待たせしました、続きでございます。
サキはセーラー服の中から胴に巻いたウエイトを外した。
うずくまっている間にリストバンド、足首のバンド、太腿のバンドをすばやく外す。
靴を脱ぎ裸足になる。

「このウエイトが無かったら、完全にやられていた……」

胴に巻いたウエイトには約2キロの砂鉄が仕込んである。
ヨーヨーの衝撃はその砂鉄を通してもかなりのものがあった。
鈍い痛みが胸に残っている。

「あのヨーヨーをまともに受けたら、今度こそ終わりね……」

専用の特殊グローブをはめ、ヨーヨーを握る。

身軽になったサキはすくっと立ち上がった。
手にしたヨーヨーを彼女に向け、睨みつける。

「天王洲高校1年B組麻宮サキ。
またの名を7代目”スケバン刑事”
なんの因果か母娘そろってマッポの手先。
だがな、母親より名前と共に受け継いだ熱い血と、代紋入りのこのヨーヨーが
世の中に巣食う悪党を許せないんだよ」

サキは右足を前に出して、腰を軽く落とした。
左手を引き、正拳突きで右拳を前に出す。

「エイヤッ!」
拳と共にヨーヨーを向ける。
仕掛けてある小さなスイッチを押すと、ヨーヨーの片面が開いた。
そこに現れたのは「桜の代紋」
サキはすぐに蓋を閉じ、ヨーヨーを握った。

「この拳の餌食になりたいのなら、前に出な!!」

彼女はサキの姿をじっと見ていた。
眉をひそめ、目を閉じる。
それまでの無表情な顔が、少しだけ変わったような気がした。
そしてゆっくりと口を開いた。

「私のヨーヨーを受けても無事だなんて、運がいいわね」

「お前は誰だ?」

「私の名はナンバー5、麻宮サキ、死んでもらう!!」

ナンバー5がそう叫んだと同じに、ヨーヨーが飛んで来た。
サキよりもヨーヨーさばきは上手い。
あの、ソフトボールの投法で投げられるヨーヨーには要注意だ。
なかなか間合いに入れない。
顔面めがけて飛んで来るヨーヨーを間一髪でよける。
チェーンが伸びきってヨーヨーが一瞬停止した瞬間をサキは狙った。
手刀で叩き落す。
間を空けずに間合いに入る。
左の正拳突きが決まった。
しかしナンバー5は後方にジャンプして、拳の威力を半減させる。
瞬時にそれをやってのけるナンバー5はやはり強い。

既にナンバー5の手元にはヨーヨーが戻っている。
ナンバー5は構えた。
ガッチーン

ナンバー5のヨーヨーが手から離れた瞬間、別のヨーヨーが飛んできた。
ぶつかり合った2個のヨーヨーは火花を散らす。
五代陽子のヨーヨーだった。

「なつみ!!」

ナンバー5と名乗ったその少女は、五代の声にも何も反応しない。

「なつみ、生きてたの!」

陽子は再びヨーヨーを構えた。
2対1になり形勢が不利と見たナンバー5は、身を翻した。

「待って!!」

五代が叫んだが、その姿はあっという間に夜の闇に消えてしまった。

「あの”ナンバー5”っていった女性は何者ですか?」

サキは五代に訊いた。
五代は逃げ去った”ナンバー5”を呆然と見ている。

「あのヨーヨーは私とそしてあなたが持っているヨーヨーと同じものよ……」

「じゃあ、あの人は?」

「そう、彼女も私たちと同じ「麻宮サキ」を名乗った「スケバン刑事」……
このヨーヨーを手にした5人目の戦士よ……」
新スケバン刑事〜少女武闘伝〜
第三話
「最大の敵・”ナンバー5”登場!!」

終わり

次回予告

サキの前に現れた最大の敵”ナンバー5”はかつて5代目スケバン刑事だった安倍なつみだった。
再びサキ達の前に現れた”ナンバー5”の前に里沙が倒され、麻琴も謎の少女たちによって倒されてしまう。
果たして最大の敵”ナンバー5”に立ち向かうサキの運命は?

次回 新スケバン刑事〜少女武闘伝〜
第四話「対決2人のサキ!!」

乞うご期待

「この拳の餌食になりたい奴、前に出な!!」

というキャスティングでドラマ化きぼ〜ん
188名無し募集中。。。:03/06/30 03:54 ID:EHYOOi7j
なっちキタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!

>>182 それは聞かずにはおれまいて。
189名無し募集中。。。:03/07/03 07:06 ID:YdsWKdKz
いつも予告が多くを語り過ぎのような気も・・・
190名無し募集中。。。 :03/07/05 21:27 ID:KWOO++od
hozenn
191名無し募集中。。:03/07/07 12:29 ID:av4xb0hY
>サキはセーラー服の中から胴に巻いたウエイトを
Mステ見ました。まさか紺野さんがホントに腰にウエイト巻いてるとは・・・・
192名無し募集中。。。 :03/07/08 00:14 ID:OwSbfIOf
193名無し募集中。。。:03/07/09 17:36 ID:XSNjH8Jk
あげ
194名無し募集中。。。 :03/07/10 11:09 ID:iT+1Vizk
保全
195名無し募集中。。。 :03/07/12 01:25 ID:pBSETX81
>>192

そりゃ保全だわ
196名前いれてちょ。。。:03/07/15 20:20 ID:zVZ+X/jo
川o・-・)
  □ 
  <<>>
197名無し募集中。。。:03/07/16 15:30 ID:kxI/ET5w
保田
198 名前いれてちょ。。。 :03/07/18 17:27 ID:+4PPTtVk
川o・-・)
  □ 
  >><<

199名無し募集中。。。:03/07/19 14:08 ID:oP8M3tt7
( ´D`)<ほじぇん
えー下書きで6話ぐらいまで書き終えたんですが、ラストのオチに若干の不満があり、
伏線の張り直しとか、未登場人物の設定のし直しとかで
結局、4話以降を全部書き直さなければならなくなってしまいますた

中でも一番大変なのは、既に書いた3話分との辻褄合わせ……

すいません、更新もちょっとお待ち下さいませ。
201名無し募集中。。。:03/07/22 21:18 ID:MC/ZtiSo
川 ’−’川<高橋も楽しみに待ってるやよ
202名無し募集中。。。:03/07/24 12:57 ID:tHtsBE8R
(●´ー`)<なっち、悪役で終わるんだべか?
203名無し募集中。。。:03/07/25 08:25 ID:AhNqv8Es
( ^▽^)<あたしとまりっぺは死ぬのかなあ・・
204名無し募集中。。。:03/07/26 12:19 ID:TDSvLZeG
( ´ Д `)<後藤は紺野のピンチに薔薇の花を投げる役ってきいてたんですけど
205名無し募集中。。。:03/07/27 10:56 ID:VzdHWh4v
川‘〜‘)||<ショ(ry、間違ってるぞ
206名無し募集中。。。:03/07/27 20:06 ID:mxBjtUkk
( ´D`)<・・・
207【新スケバン刑事〜少女武闘伝〜】:03/07/28 00:36 ID:yI1T3FRI
皆様、保全ありがとうございます

続きでございます
208新スケバン刑事〜少女武闘伝〜第四話「対決2人のサキ!!」:03/07/28 00:41 ID:yI1T3FRI
五代陽子はBMWを運転しながら、”ナンバー5”について語り始めた。

「あなたに格闘術を教えた風間教官が3代目の「麻宮サキ」を引退した後、
闇の機関はすぐに4代目の「特殊潜入捜査官」……当時は「学生刑事」って言ってたんだけど……を選考した。
選ばれたのは某国軍のコマンド訓練を受けた少女だった。
しかし彼女は潜入捜査先で見つかり殉職したの
それまで闇の機関が「学生刑事」なんていう捜査方法をやっていた事は、警視庁上層部でも問題になっていた。
わたしたちが「スケバン刑事」として捜査活動ができたのも、あなたのお母さんが「海槌三姉妹」という、公安部も手を焼いていた連中を倒したから
そして、私や風間教官も、それまでなかなか警察の手の届かなかった大物フィクサーを倒した実績があったから
しかし、4代目の殉職はその功績を妬む他の警視庁幹部からの格好の攻撃材料になった。
結果、暗闇警視を中心とした闇の機関は解散。
それ以後「スケバン刑事」は任命されることはなかったの。

その後、私は警視庁に入り、所轄署の刑事として働いていた。
丁度3年前よ、ある行方不明事件の捜査を担当する事になったの
それは優秀な脳外科医が数人、ほぼ同時に行方不明になった事件。
捜査を続けるうちにね、ある人物の関与がある事がわかった……
「山崎」
元、海槌家の顧問弁護士で、その後「青狼会」の幹部となった男。
「青狼会」解散後政界に入り、いつの間にか政界の影の大物と呼ばれるようになった。

私がかつて「スケバン刑事」だった頃上司だった西脇さんという人が、今公安部で働いていてね、
「山ア」については同じく公安部でも以前から要注意人物として目をつけていたの。
彼の話では、「青狼会」の残党が「神狼会」と名を変えて暗躍を開始しているらしいということだった
そして、その捜査について公安部が「特殊潜入捜査」のための人員を探していることもね

その「特殊潜入捜査員」は婦人警官の中から選ばれた
それはかつてわたしの部下だった女性。
”安倍なつみ”
元、ソフトボールの選手でオリンピックの強化選手だったほどの腕前
彼女は潜入捜査員になるのを了承する為に、ある条件を出したの
武器として桜の代紋の入った重合金製のヨーヨーを作ってもらう事
潜入捜査先で「麻宮サキ」と名乗る事
彼女は私に言ったわ「5代目を名乗らせてください」と……

でも彼女は捜査開始数ヵ月後に行方不明になった……

彼女が行方不明になった事で、公安部は本腰を入れて「神狼会」の捜査に着手したの
特殊捜査課を設立して、捜査員を派遣する事になった。
すぐに次の「スケバン刑事」……6代目ね……が派遣されたけど、彼女もすぐに行方不明になった。
私は所轄署から呼び出され、新しいスケバン刑事のエージェントになるよう命じられた。

実は私はその時、ある人物の行方を追っていた
北海道総合医科大学で脳外科手術の腕を振るっていた紺野医師。
「神狼会」が関連すると思われる行方不明者の一人だった。
捜査を進めているうちに、色々と面白いことがわかった。
紺野医師には妻がいて、それがかつての「スケバン刑事」初代麻宮サキである事
彼女の娘は北海道で無敵の強さを誇る空手選手だった事

それがあなただったのよ……」

「じゃあ、あのナンバー5というのは「5代目スケバン刑事」のこと……」

「そういうことね
私を見て何の反応もしなかったところを見ると、彼女は洗脳されているのか何かだと思う
彼女が私達の敵になるなんて……強敵よ」

「わかってます、あのヨーヨーがをまともに当たっていたらやられてました」

サキはナンバー5のヨーヨーが当たった個所に手を当てた。
まだ鈍い痛みが残っている。
彼女はヨーヨーをぎゅっと握った。
「骨折とかはしてないみたいやけど、なんか、えらい打身になってるで
とりあえず湿布貼っとくけど」

保険医の中澤先生はそう言って、サキの胸に湿布を貼った。
サキの右胸辺りには赤紫色の打身痕ができている。

「しばらくは痕が残るかもよ。
女の子やねんから、注意しいや
いったいどないしたん?」

「ソフトボールが当たったんです……」

サキは咄嗟にウソをついた。

「ぼーっと歩いてたんちゃうか?気ぃつけや」

「はい、すいません……」

「ところで話は変わるけど麻宮さん、あんたなんかスポーツやってへんの?」

サキの腕を触りながら中澤先生は言った。

「いえ、なんにも」

「そうか?なんか男の子みたいな腕の筋肉やで
もったいないなあ、何かスポーツやったらどうや?」

「あ、あの、太りやすいんでダイエットで筋トレをずっとやってたんです……」

サキはそう言ってごまかした。
「私な、女子空手部の顧問やってるんやけど、どうやうちのクラブ入らへんか?
中学で全国大会ベスト8になった生徒もいるんやで」

「か、考えておきます……」

サキはそう答えたが、顔は引きつった笑顔になっていた。

******************************

「大丈夫なのか?」

保健室から出ると、麻琴と里沙が待っていた。
ちょっと心配そうに麻琴が訊いた。

「うん、打撲ぐらいで済んでる。骨とかには異常無いみたい」

サキは笑顔で答えた。

「そりゃあ良かった。
今度そいつが来たら私も戦うよ」

「私も闘います!」

麻琴と里沙は言った。

「ありがとう……
でもあのひとはかなりの強敵です、元スケバン刑事が相手なんですから」

「1人じゃ無理かもしれないけど、3人なら何とかなるって」

根拠の無い麻琴の言葉だったが、サキはなんだか嬉しくなった。
212名無し募集中。。。:03/07/28 15:42 ID:xCU9fuPD
続きキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
213名無し募集中。。。:03/07/28 17:08 ID:gO0UM1Tx
(●´ー`)<みんなハンカチの用意しといたほうがいいべさ
   なっちは何故婦人警官になったのか?何故スケバン刑事にこだわったのか?
   過去の涙のエピソードが今明らかにされるべさ
川VoV从<でも、そういうの死亡フラグが立ったとか言いますよね?
(●´ー`)<うるさい!この4代目が!
川VoV从<4代目は嫌ですよ〜もう死んでるし〜
214名無し募集中。。。:03/07/29 15:40 ID:7ySKDM8Q
从 `,_っ´)<しぇからしか━━━━━━ !!!!!
215名無し募集中。。。:03/07/29 18:07 ID:5dw+ZbsG
( ・e・)<本作が読書感想文の課題図書に決定!祝age!
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