「アハハ! 無表情を装っても、エッチな刺激には敏感なのね!」
ここぞとばかりに美貴が笑って鬱憤を晴らす。
真希は肩で息をしながらも何とか呼吸を整え直すと、
頬を高潮させ涙目のまま、鋭い視線で美貴を睨み返した。
「な、なによ、その反抗的な目付き? 売上や人気といい、
アンタは本っ当に自分の立場の自覚ってもんがないのね。
刃向かうなら今の自分の格好しっかり見てからにしなよ!」
奴隷に堕とされても消えぬ真希の天性の迫力に少々たじろぎながらも、美貴は何とか言い返す。
そして口元に引きつった笑みを浮かべたまま、真希のあられもなく
生まれたままの姿に剥かれた肢体を意地悪そうに眺め回した。
真希の躯は、四つんばいの卑屈な姿勢でもすらりと整い、
虐げられれば虐げられるほど輝きを増すような荘厳さが滲み出ていた。
それでいて白く透き通るような肌や体型には男の獣欲をそそらずにはおれないだろう幼さ
を未だ残し、あくまで匂いたつような少女の色香を放ち続けている。