「舐・め・ろ」
独特の鼻声に怒りを滲ませた美貴の再三の要求。しかしそれでも真希は、
少し足りとも美貴の足に口を寄せようとはしない。
真希にとって、美貴のような卑劣で低俗な女の足を舐めるなどという行為は、
裸で人間椅子にされることよりも何倍も辛い、許容しがたい屈辱なのだろう。
頬に掛かるほつれた髪もそのままに、残されたプライド最後の抵抗手段として美貴を無視し続ける。
そんな時、どっしりと真希の背に腰をおろしたままの亜弥が、左手を伸ばして、
真希の内部に刺さるバイブを強く振り動かした。
「んああっ!」
咄嗟の刺激に耐え切れず嬌声を漏らす真希。
テスト
「アハハ! 無表情を装っても、エッチな刺激には敏感なのね!」
ここぞとばかりに美貴が笑って鬱憤を晴らす。
真希は肩で息をしながらも何とか呼吸を整え直すと、
頬を高潮させ涙目のまま、鋭い視線で美貴を睨み返した。
「な、なによ、その反抗的な目付き? 売上や人気といい、
アンタは本っ当に自分の立場の自覚ってもんがないのね。
刃向かうなら今の自分の格好しっかり見てからにしなよ!」
奴隷に堕とされても消えぬ真希の天性の迫力に少々たじろぎながらも、美貴は何とか言い返す。
そして口元に引きつった笑みを浮かべたまま、真希のあられもなく
生まれたままの姿に剥かれた肢体を意地悪そうに眺め回した。
真希の躯は、四つんばいの卑屈な姿勢でもすらりと整い、
虐げられれば虐げられるほど輝きを増すような荘厳さが滲み出ていた。
それでいて白く透き通るような肌や体型には男の獣欲をそそらずにはおれないだろう幼さ
を未だ残し、あくまで匂いたつような少女の色香を放ち続けている。
端整に上を向いた首の下、胸元に恥ずかしげに実る小ぶりな両の乳房は、
若さを存分に主張するかのように全く崩れを見せず張りのあるお椀の良形を保つ。
そしてその頂点にいじましく咲く桜色の乳首。それが、彼女の下半身に淫具によって齎され続ける抗えぬ刺激
を受けて痛々しく屹立してしまっていることだけが、これが芸術品でなく、
淫靡で破廉恥な春画の側であることを示していた。
「ふふふ、強がってみせても、いやらしく乳首までオッ勃たせてるじゃないの。まったく淫乱な牝犬ね! ホントは苛められて興奮してるんでしょ、後藤マゾさんよぉ?」
「…………!」
性的刺激に赤裸々に反応してしまう自分の敏感な身体が恨めしく、唇をきゅっと噛み締める真希。
亜弥に命じられた四つんばいの姿勢では、その恥ずかしい兆候を隠そうにも隠せない。
潤んだ瞳で、ただただ美貴を強く睨み返すのみである。
とりあえず今日はここまででどうでしょう。
誤字脱字はどこかで発表するときのために教えてくだされば幸いです。
例えば、前回の
>目尻には、今にも流れ出しそうな涙が溜まってるのが見て取れた。
は、「溜まっているのが」の間違いでしたね。