某TV局。「ごま○とう」と貼られた扉の中、人一倍広く用意された楽屋には、
今や飛ぶ鳥を落とす勢いのトップアイドル松○亜弥が、
くわえ煙草で紫煙を燻らせていた。目を細め、つまらなそうに煙を吐き出すと、
彼女の座っていた椅子が、がくっと揺れる。いや、それは椅子ではなかった。
四つんばいになった、全裸の人間の女性だった。亜弥が、冷たい視線を下に走らせ呟く。
「センパイ、しっかりしてくださいや。煙草も満足に吸えませんがな」
四つんばいの女性は、白く細い腕を精一杯伸ばして同じ姿勢を取り続けるが、
既にこの体制のまま長いこと経過しているのだろう、がくがくと震える腕の揺れは収まりそうにない。
「返事は、どうしたんや?」
声にドスを効かせながら、亜弥は人間椅子の髪の毛を掴んで上を向かせる。
無理矢理に引き起こされたその顔の主は、何を隠そう、元モ○娘エースでごま○とうリーダーとでも言うべき
後藤真希その人であった。上気した顔で浮かぶ涙を懸命に堪え、唇を固く引き結んでいる。
こんな表情が見られるのが嫌なのか、髪を引かれながらも亜弥に目を合わせまいと懸命に視線を背けている。
「ふふふ、悔しそうな顔やなぁ。辛いでっか?センパイ? おかしいなぁ、気持ちええはずなんやけどなぁ」
意地悪い笑みを浮かべながら、亜弥は今度は真希の下半身の方に目を遣った。
その視線の先、真希の白桃のような尻からは、唸りを上げる赤い棒が突き出していた。
「ここにこんなイイ物まで付けてもらっとんのや。頑張ってもらわんと」
言いながら亜弥は、その赤い電動バイブをこねくり回す。
「ああっ…!」
思わず真希が高い声をあげる。
「なんや、気持ちいいんか? センパイはクール面しおってからに。もっとやって欲しいんやろ?」
「ち、違っ……」
真希は今度ばかりは亜弥に視線を合わせ、美しいくらいに怖い目つきでキッと睨み付ける。
その中に誰もかなわなかった往年の輝きが見えたことに亜弥は少し驚いた様子だったが、
すぐに自分を取り戻すと、
「おい! いい加減にさらせよ! またバイブ入れたまま出演させられたいんか?」
現在の実力者はこちらだという圧倒的な自信を伴って凄みを効かせる。
思い出したくない記憶を呼び覚まされたのか、真希は弱った小犬のようにびくっと痙攣すると、
悲しげに目を逸らし、ぶるぶると白い肩を震わす。
真希のその反応を見て満足そうに目を細めた亜弥が、
「わかったらご主人様に言う事があるやろ?」
一転して優しくなりながらもすぐ裏に刃を隠したような猫なで声で告げると
真希は観念したように、可憐な唇を開いた。
「す、すみませんでした。……ご……ご主人…様……」
鼻水をすする音混じりにようやく謝罪の言葉を呟く真希。
ひどい冒涜を受けながらも自分の方が謝らなければならぬ理不尽さに、
言い終えてから悔しさが込み上げたのだろう。嗚咽を漏らしながらしゃくりあげる。
「おいおい、しっかりしてくれやセンパイ。もうすぐ本番やで。
プロとして泣きはらした顔でTVに出るなんて、後藤さんは全くなっとらんなぁ」
泣かせる要因を作った本人であり後輩でもある自分が、
尻の下に敷いた先輩に芸能界での礼儀を諭すという構図がよほど気に入ったのだろう、
亜弥は真希の上に腰掛けたまま、楽しそうに高笑いするのだった。
そんな時、ノックもせずにドアを開けて入ってきたのは、
同じごま○とうのメンバー藤○美貴である。
好評なら続くし、不評なら別のとこ行く
続く場合でもいつになるかわからんし
松浦こえ〜!続き希望
23 :
6:03/03/29 01:16 ID:0hPjb3kz
>>12 素晴らしい!!!!バンバン続いてください!!!!!!!!!!
24 :
名無し募集中。。。 :03/03/29 01:19 ID:kocICPze
ごまっとうのSM萌え。
抵抗する気丈なごっちんを痛めつけてホスィ。
藤本の役所が楽しみでつ。
「ただいまー」
「おう、長いトイレやったなミキティー」
亜弥が笑い涙を拭きながら、美貴に顔を向ける。
「はあ、途中でスタッフに会って話を聞いてきたんですよ。何でも臨時ニュースが入って、出番が少し遅れるって」
「へぇー、良かったな後藤さん。涙を拭く時間があるみたいやで」
真希の白く透き通るような尻肉をぺしぺしと叩きながら告げる亜弥。
真希は、頭をうなだれたまま、姿勢を崩すまいと懸命に耐えるのみであった。
「おい! あややさんが声かけてくれてんだぞ! 返事しろよこのゴマキが!」
そんな真希に怒鳴りつけながら美貴がつかつかと歩み寄り、横腹に軽い――上に座る亜弥に支障がない程度の――蹴りをくれる。
うっ、とくぐもった悲鳴を上げ真希は顔をしかめた。さらさらの髪が、揺れて頬をなでる。
しかし真希は返事もせず、頑なに美貴の方を見ようとはしない。
「おい? まだ懲りないのか? 返事は?」
自分を無視する真希の態度に、握りこぶしを作って今にも殴りかかりそうになる美貴。
「おいおい、それぐらいにしといてやれやミキティー。後藤さんにはさっきも
ワシがたっぷりと言い聞かせておいたし、この後の本番で、
また衣装の下ノーパンノーブラで頑張ってもらう予定やからのう。ククク……」
「ま、まあ、あややさんがそう仰るならやめますけど……」
そうは言いながらもまだ腹の虫が治まらない様子の美貴。
「でもコイツ、ムカつくんスよねー。こんなになっても、あややさんのことはまだしも、アタシに対してはまだ自分の方が上だと思ってるような態度が見え隠れして」
「そぉんなことはないよな後藤さん?
後藤さんはワシらに忠誠を誓ったかわいい奴隷やもんな」
亜弥は子供と戯れるような御茶らけた様子で、真希に語りかける。
「ならいいんですけどねー。アタシはまだ、こいつがいらぬプライド持ってる気がするんスよ。
もうお前は負け犬なんだから、そんなの捨てろって何度も言ってんのに……。
売上げも人気もアタシに負けてることを、ちゃんと自覚してんのかしら、裸のお姫様?」
腕組みしながら美貴は、真希の前方に回り込む。そこで靴を脱ぐと、
「ホラ、服従の証として、アタシのおみ足を舐めるんだよ」
真希の顔の前に、裸足を突き出した。
「…………」
だが真希は、口を固く引き結んだまま顔をつんと横に背けて、完全拒否の意を示す。
亜弥の威を借りて成り上がったような言わば腰巾着の美貴に対してだけは、
どうしても屈服などしたくないという、真希の最後の意地のようであった。
「…舐めるのよ……」
冷静な言葉とは裏腹に、今にも切れそうなほど血管を額に浮かべる美貴。
突き出した足でそのまま真希の顎を下から持ち上げると、強引に自分の側に向き直させた。
「…くっ………」
美貴の足で顔をあしらわれたことが、よほど屈辱なのだろう。
真希は血の出るくらいきつく噛み締めた唇を震わせ、しっかりと目を閉じている。
目尻には、今にも流れ出しそうな涙が溜まってるのが見て取れた。
えー、今日はここまで。
ごまヲタやアンチさんからの感想や、関西弁の誤りなどありましたら聞かせてください。
次はいつになるかはわかりませんが。
>>12 私も素晴らしいと思います。とんでもない名作の出だしのような気が・・・。
34 :
名無し募集中。。。:03/03/29 22:41 ID:HJIg91ve
>>32 後藤ヲタだけど(・∀・)イイ!!ね 続編期待してまふ
36 :
娘:03/03/29 23:18 ID:fomnq21x
くだらねー とにかく後藤には興味ねぇ
37 :
ナナ氏:03/03/29 23:20 ID:xb8FgPnx
後藤とつんく2人だけの絡みキボンヌ
38 :
娘:03/03/29 23:24 ID:fomnq21x
よけいきもい
39 :
名無し募集中。。。 :03/03/30 00:51 ID:FkvZssWK
40 :
名無し募集中。。。 :03/03/30 01:01 ID:ObjcNYKh
なんかそそるね
いいよごっちん
ごっちんがあややの奴隷になったいきさつも回想とかで
やってほしい
41 :
ザ☆変態:03/03/30 01:58 ID:36YQCFpD
後藤のところを自分の名前に変えてハァハァしまつ
ぁゃゃさま・・・・美貴帝さま・・・・
42 :
名無し募集中。。。:03/03/30 02:13 ID:2RM1Wxvf
>>41 美貴帝ヲタにとってはそういう楽しみ方もあるのかもなw
しかし美貴帝のキャラ設定最高だよな。
>>28-29
43 :
名無し募集中。。。:03/03/30 03:17 ID:yuZMAiPf
松藤のレズものよろしく
( ´ Д `)<みんな変態なの
45 :
名無し募集中。。。:03/03/30 04:06 ID:yuZMAiPf
松藤は100%舐め合ってるはず!
つかじゃなきゃヤダ
>>41 真のまめおは自分を変態だとは思っていないぞ。
47 :
名無し募集中。。。:03/03/30 23:58 ID:XYICDJwr
>>32 某所から誘導されてきたアンチと言えばアンチだが、
こういうのを望んでいたわけじゃないということもないw
48 :
名無し募集中。。。:03/03/31 02:40 ID:ByC7yMp1
>>32 「ごっちんのエロ小説」というスレにあるのが惜しいくらい。
アンチとヲタが戦う最前線のスレに置いてみたいw
49 :
名無し募集中。。。:03/04/01 00:30 ID:CQe7eh8Y
保全
50 :
名無し募集中。。。 :03/04/01 02:16 ID:V173WNqX
え〜と、これってageていいものなの?
みなさん感想ありがとう。
>>26 被虐ヒロインに「気丈」はいいキーワードですよね。貴方とは嗜好が近そうです。
藤本の役どころ(後藤に対しては強気だが、松浦には頭が上がらない腰ぎんちゃく
=後藤にとっては、一番悔しい相手=こういう作品に欠かせないキャラ)も、私なりに頑張ってみました。
>>40 すでに考えられてはあるのですが、ここで発表することになるかは微妙です。
>>41 貴方の性別は?w
>>47 ようこそ、新ステージごまヲタ界へ
「舐・め・ろ」
独特の鼻声に怒りを滲ませた美貴の再三の要求。しかしそれでも真希は、
少し足りとも美貴の足に口を寄せようとはしない。
真希にとって、美貴のような卑劣で低俗な女の足を舐めるなどという行為は、
裸で人間椅子にされることよりも何倍も辛い、許容しがたい屈辱なのだろう。
頬に掛かるほつれた髪もそのままに、残されたプライド最後の抵抗手段として美貴を無視し続ける。
そんな時、どっしりと真希の背に腰をおろしたままの亜弥が、左手を伸ばして、
真希の内部に刺さるバイブを強く振り動かした。
「んああっ!」
咄嗟の刺激に耐え切れず嬌声を漏らす真希。
テスト
「アハハ! 無表情を装っても、エッチな刺激には敏感なのね!」
ここぞとばかりに美貴が笑って鬱憤を晴らす。
真希は肩で息をしながらも何とか呼吸を整え直すと、
頬を高潮させ涙目のまま、鋭い視線で美貴を睨み返した。
「な、なによ、その反抗的な目付き? 売上や人気といい、
アンタは本っ当に自分の立場の自覚ってもんがないのね。
刃向かうなら今の自分の格好しっかり見てからにしなよ!」
奴隷に堕とされても消えぬ真希の天性の迫力に少々たじろぎながらも、美貴は何とか言い返す。
そして口元に引きつった笑みを浮かべたまま、真希のあられもなく
生まれたままの姿に剥かれた肢体を意地悪そうに眺め回した。
真希の躯は、四つんばいの卑屈な姿勢でもすらりと整い、
虐げられれば虐げられるほど輝きを増すような荘厳さが滲み出ていた。
それでいて白く透き通るような肌や体型には男の獣欲をそそらずにはおれないだろう幼さ
を未だ残し、あくまで匂いたつような少女の色香を放ち続けている。
端整に上を向いた首の下、胸元に恥ずかしげに実る小ぶりな両の乳房は、
若さを存分に主張するかのように全く崩れを見せず張りのあるお椀の良形を保つ。
そしてその頂点にいじましく咲く桜色の乳首。それが、彼女の下半身に淫具によって齎され続ける抗えぬ刺激
を受けて痛々しく屹立してしまっていることだけが、これが芸術品でなく、
淫靡で破廉恥な春画の側であることを示していた。
「ふふふ、強がってみせても、いやらしく乳首までオッ勃たせてるじゃないの。まったく淫乱な牝犬ね! ホントは苛められて興奮してるんでしょ、後藤マゾさんよぉ?」
「…………!」
性的刺激に赤裸々に反応してしまう自分の敏感な身体が恨めしく、唇をきゅっと噛み締める真希。
亜弥に命じられた四つんばいの姿勢では、その恥ずかしい兆候を隠そうにも隠せない。
潤んだ瞳で、ただただ美貴を強く睨み返すのみである。
とりあえず今日はここまででどうでしょう。
誤字脱字はどこかで発表するときのために教えてくだされば幸いです。
例えば、前回の
>目尻には、今にも流れ出しそうな涙が溜まってるのが見て取れた。
は、「溜まっているのが」の間違いでしたね。
オジサン興奮しちゃったよ
ありがとうオジサン。オジサンはごまヲタですか?
しかし今回のおれはごまヲタ丸出しだったな。
ミキティーを貶めすぎたかも。
まあいいや、ごまヲタだし。
IDカコイイ
61 :
名無し募集中。。。 :03/04/01 23:41 ID:V173WNqX
ごっちんキャワ!
>>59 ミキティーには俺が謝っとくから気にしなくていいよ。
その方向で。
ミキティーごめん。
62 :
名無し募集中。。。:03/04/02 02:44 ID:UnQt7Eig
いじましいごっちんキャワ!
(・∀・)イイ!!
64 :
名無し募集中。。。:03/04/02 11:41 ID:Tc8mJ5N6
>>54-55 写真集で見せたごっちんの肢体の魅力をうまく描写できてるな
まだまだこれからっすね。
つっこみってほどのものじゃないですか
後藤の乳首は薄い茶色だとのサウナ等の目撃情報を見たことがあります。
でも男ならやっぱ夢を持たなきゃ!
ゴッチンの乳首はピンク!ゴッチンは処女!
ですね。
66 :
名無し募集中。。。:03/04/02 20:19 ID:UnQt7Eig
>>65 まあ、それを言ったら、ピンクの乳首の女など実在しないわけで。
優香談。
67 :
名無し募集中。。。:03/04/03 02:52 ID:DyvpSx3g
ごっちんを虐めるな!
68 :
名無し募集中。。。:03/04/03 03:10 ID:SfXnyEXJ
9〜11の続きを待っているのは漏れだけか?
69 :
名無し募集中。。。:03/04/03 03:16 ID:JgIrbYzP
70 :
官能小説:03/04/03 04:25 ID:fR7qVOzC
それは、うだるような暑い日の夕暮れだった。
彼女はいそいで家にかえる途中だった。
11歳の誕生日。家に帰ればみんながお祝をしてくれるはずだった。
下駄箱で自分の靴がないことに気が付き必至でさがしていたらそれは、
トイレの汚物入れに捨ててあった。悲しみが彼女をみたしたが、
それでも、家に帰ればみんながお祝をしてくれるはずだった。
早く帰りたい一心で工場の裏の空き地を通る道を選んでしまった。
誰かの気配がする。
ふりむくと、誰もいない。
やっぱり誰かの気配がする。
自然と小走りになる。⋯突然誰かとぶつかった。
「先生?」
〜続〜
>>58yes!
太股ハァハァだけでなく後藤の精神的な部分にも
惹かれてるオジサンとしてはギリギリの自尊心なんて見せらりゃ…
三人ともキャラ立ってていいね〜いい感じだよ〜
>>72 いつもの報告人さんこんばんは。
了解です。とりあえずsage進行でいきますが、
発表の場をエロ板やタイトルを変えたスレに移した方がいということで
どなたか誘導してくだされば、従いますので、ご意見のあるかた反応ください。
>>65 そうなんですよ〜。さすがに薄茶とか書いちゃうと、なえちゃいますものね。
私のごっちん知識も完璧ではありませんので、指摘は大歓迎です。
また突っ込みお願いします。
>>67 ごめんなさい。
>>69 俺も気になってる。
>>71 ありがとうございます!
私と思ってることがだいぶ近いかたかも知れませんね!
ちょっと考えたんですが、短く終わらせるかも。
77 :
名無し:03/04/04 19:35 ID:pmqyBTWU
くだらねー後藤の存在
しかし、そんな真希の凄惨な被虐絵図は――美貴の意図とは裏腹に――真希の落ち目を象徴するどころか、
スタイルでは事務所で1、2を争うと言われる美貴でさえ強い嫉妬を覚えずにはいられないほど美しかった。
本能が魅力の上での負けを認めようとしてくることを受け入れられない美貴の目は、
慌てて真希の身体に汚点を捜し彷徨い始める。そんな嗜虐の立場でまさかの狼狽をさせられた美貴をさらに追い詰めるように、
真希の瞳は徐々に本来の強い光を取り戻していった。
全裸で四つんばいという惨めな立場に堕とされながらも、あくまで誇りを失わず逆に美貴を追い込んでゆく真希の類まれなるオーラ。
しかし、彼女の儚いせめてもの反撃も、背中の上でニヤニヤと2人のやり取りを高みの見物していた支配者亜弥によって、
あえなく終焉を迎えた。
亜弥が目配せしつつ身体をずらすと、美貴の眼前に求める景色が広がった。
真希の完璧な裸身を冒涜するかのように、尻から突き出る1本の醜い張形。
電動音を響かせながら、うねり続けるバイブレーターである。
よく見れば、真希が精一杯強がりながらも額には脂汗を浮かべて途切れ途切れに吐息を漏らし、
常時陰部から送られてくる淫らな刺激の波に耐えているのがわかる。
美貴は冷静さが戻ってくるのを感じながら再び真希の臀部に目を馳せた。
哀れな奴隷の体内へと弛まず快淫を送り続ける肉色のバイブ。
それは、名画に突き立つアーミーナイフ、いやむしろ高級フランス料理にドッグフードをばら撒いたが如く、
真希の身体という美麗な創造物に滑稽なアンバランスさと侮蔑をもたらして――
元が完美なだけにより一層――みじめな姿をこれ以上ないくらい強調することになっていた。
「あら後藤センパイ? い〜い尻尾生やしてるじゃないの?」
得意げな鼻声を響かせる美貴。いくら美しくとも目の前の女は自分らの奴隷に過ぎないことを
再確認して戻った余裕だ。美貴は、真希の美しさに湧いた自分の嫉妬心を打ち消すように畳み掛ける。
「なぁにソレ? 今年のはやり? さすが女の子にも大人気の後藤センパイね!
流行を先取りかしら? でも〜、ちょっと恥ずかしすぎて、
そんな不様な格好ワタシにはとてもできないわぁ」
大口を開けて嘲笑をくれる美貴を、下腹部に齎され続ける淫具の刺激と
亜弥の重みに腰が砕けそうになるのを堪えて、キッと睨み返す真希。
最後の意地とプライドが、彼女の肉体と精神をなんとか支えていた。
しかし真希の精一杯の抵抗も空しく、美貴の側も既に従来の不遜な嗜虐性を完全に取り戻してしまっていた。
「へっ、素っ裸でケツにバイブ差したままのみじめな格好で凄まれても恐くねぇんだよゴマキがよぉ!」
堕ちた自分の姿を鮮明に描写されながら詰られる屈辱にも、真希はわなわなと小さな肩を震わせ、
顔を真っ赤な恥らいに染めながらも無言でしか返せない。
遂にくじけ、じわりと沸きそうになる怒りと恥辱の涙を何とかこぼさぬ様に堪えながら、
反撃の唇を開きかけて、文字通り口惜しそうにまた口ごもるのだった。
このような屈辱的な姿を隅々まで見られて、何の言い返しができるだろう。
いくら気丈な真希でも、その尊厳と心は崩壊寸前だった。
そんな、満身創痍の真希にさらに刃を抉り込ませるように、亜弥が沈黙を破った。
展開おせ〜(笑)
次週、あくまでも美貴に屈しない真希に、遂に亜弥の最後通告?
興奮sage。
84 :
カヤトリコ:03/04/05 21:27 ID:hClhsNpv
「新しい写真集出すから。結構キワドイポーズとかもさせられるかも
知れないけど、やっぱ娘。で居た頃には頼ってられないし、新しいファン層も
増やしたいから、よろしくね。」
娘。を卒業してすぐの頃はTVや雑誌などの取材でびっしりだった
スケジュール帳も、今となってはスカスカとなってしまった真希は
この言葉にただ首を縦に振るしかなかった。
最新チャートも初登場20位に入れば上出来で、更に出したCDは
翌週には中古CD店に並んでいる。
一時はあんなにも国民的アイドルともてはやされたグループの
トップにいた自分が芸能界という流れの速い川に呑まれた現実を
受け止める事を余儀なくされていた。
85 :
カヤトリコ:03/04/05 21:27 ID:hClhsNpv
「写真集か。。。」久しぶりの仕事に真希は少し胸を弾ませ
マネージャーに日付と場所の確認をした。
「何日から何処で撮影するんですか?」
「それがさぁ。。。スタジオで全部撮影するらしいんだけど、
カメラマンさんが真希ちゃんと2人だけで撮りたいって言ってる
みたいなんだよねぇ。。。なんか気が散るみたいでさぁ。。。
あさってから撮り始めるみたいなんだけど。。。」
「2人だけ。。。」
その言葉に真希は少し引いたが最近は仕事も無い。
という状況に後押しされて首を縦に振った。
翌々日
「なんか地図貰ってきたけどホントにここでいいのかなぁ。。。」
真希が辿り着いたのは都内某所にある高いビル。
ドアは硬く重たくて階段は少し埃臭い。
プライドの高い真希は早くも気分を害していた。
「全くなんでこんな気味悪いトコに一人で来なきゃなんないかなぁ。。。」
ブツブツと不満を口にしていると一人の男が現れた。
その男は背が高く真希の顔を見ると「ふっ」と笑った。
年は20代後半くらいだろうか。不精髭を生やしているが妙に似合っていて
不潔さは感じない。髪は短く長い指でカメラの調節をしている。
それが真希には格好よく見えた。
86 :
カヤトリコ:03/04/05 21:44 ID:nbtUWF3Q
「あのっっっ!後藤真希ですっっ!今日は『一人で来るように』って言われてたみたいで…
えっと…よろしくお願いしますっ。」
うまく目を合わせられないまま真希は頭を深く下げた。
もう少し年配のカメラマンを想像していた真希は安心した。
「よかったぁ〜。なんかオジサンじゃなくてぇ。この人ならちょっと格好いいし…いいかも♪」
こんな事すら考えていた。
「話は聞いてるよね?じゃあちょっとついてきてもらえる?」
歩幅の広いカメラマンに真希は一生懸命ついていった。
その先には壁全体が鏡になった部屋があった。
「うっ…わー!すごぉ…」
87 :
カヤトリコ:03/04/05 21:54 ID:0UnXuvxd
真希は素直に驚いた。
と同時に自分の心臓の音が早くなるのを確認していた。
だだっ広いだけのその部屋には真希とカメラマンしか居なくそれが真希を動揺させていたのだ。
「それじゃあ撮るから。着替えて。」
余りにも淡々と撮影を進めるカメラマン。そのお陰で撮影はスムーズに進んでいった。
「じゃあ次の衣裳いくからー」と言われて
衣装を見た真希は驚いた。
なんと水着。しかもそれが普通の水着に比べて明らかに布の面積が少ない。
こんな水着を着てしまえば真希の胸はもちろん、
大事なトコロまで丸見えに近いくらい晒す事になる。
88 :
カヤトリコ:03/04/05 22:00 ID:a+syMBfG
しかも写真集の撮影は室内だけという話だ。
なのに何故水着?そんな疑問もあって真希はカメラマンの元まで走った。
「あのー…水着って室内で撮るんですかぁ?やっぱり海のあるところじゃないと…」
真希がバツの悪そうにカメラマンに言うとカメラマンは
「あー、事務所に言われてんだよねぇ。予算もないし適当でいいって。」
真希は目を丸くした。「はっ!?」
「最近真希ちゃんも落ち目でしょ?そんなアイドルに事務所も金出してらんねぇんだってさぁ。」
真希の目からはいつからかポロポロと涙がこぼれていた。
89 :
カヤトリコ:03/04/05 22:08 ID:4504rNQ+
それは惨めさから出る涙なのか悲しさから出る涙なのか真希はわからずにいた。
するとカメラマンは口を開く。
「真希ちゃーん、脱ごっかぁ?あの水着着てみなよ。俺がキレイに撮っちゃるからさぁ。」
その言葉に真希は動かされた。すべてが紐としか思えないその水着には乳首を隠すための小さな布と真希の大事なトコロを隠す布しかついていなく、その小さい布からは
真希の陰毛がはみ出てしまう。真希はカッと顔を赤らめてその部分を手で覆う。
「なんで隠すの?キレイに撮ってもらいたいんだろ?」カメラマンの言葉に真希は「でも…やっぱり恥ずかしいよぉ…ぅ」と言葉を濁す。
90 :
カヤトリコ:03/04/05 22:18 ID:lIUXk/iZ
「ふぅ…ん」カメラマンは口元だけを上げて笑い
真希の足をM字に開脚した。
「ひゃっ…!」
それでもやっぱり真希は大事なトコロを手で覆い隠す。
「やめて…っ下さい…恥ずかしいぃ…っ」
しかし真希の力など男の力に勝てる筈もなくその手は容易に退かされてしまった。
カメラマンがその部分に手を伸ばしたその時
真希は開脚されていた足を閉じた。だけれどそれはカメラマンの手を真希の股の間に閉じ込めてしまう事になった。
はみ出てしまっている陰毛を「ツンッ」と一本引っ張ると
真希は「んっ…」と小さく声をあげ「はぁ…っ」と息を吐いた。
91 :
カヤトリコ:03/04/05 23:06 ID:0UnXuvxd
「どうしたん?んっ?」
カメラマンは楽しそうに笑いながら真希の体を弄ぶ。
その手は真希の胸に伸び、水着の上から真希の胸の中心をコリコリといやらしく触った
「やっ…ぁあ…っん…だっ…ぁっ…あぁっ…」
真希のいやらしい声が響く。
「そんな声出してどうした?恥ずかしいんじゃなかったっけ?」
「んっ…っ恥ずかし…っい…」
「なのに乳首こんなに硬くしてるんだ?コリコリじゃんなぁ?」
そう言ってカメラマンは水着の中に手を入れて直接真希の乳首を触り始めた。
「きゃふっ…!」
カメラマンのクロムハーツをはめているゴツゴツした指に真希の乳首はコロコロと転がされている。
92 :
カヤトリコ:03/04/05 23:26 ID:1J8SwMni
カメラマンは散々真希の乳首を指で弄んだ後
手を再び下の方にズラした。
「こっちは大丈夫かなぁ?」
「あっ…だめ…ぇ…」
もう真希の言葉は力無かった。真希のアソコは水着の上からもはっきりとわかるくらい濡れていた。
「乳首いじられただけでこんなになっちゃったの?」
水着の上から真希のアソコをツンと突いた。
「きゃぅ…」
真希の口から切ない喘ぎがこぼれる。
水着の脇から指を入れて真希の茂みをまさぐり割れ目をなぞる。
その割れ目を人指し指と中指で広げ指を中に押し進める。
「あっ…ゃ…ぁっ…んっ…んぅ…っ」
「感じてんの?もう中ニャルニュルじゃん」
93 :
メビウス:03/04/07 00:01 ID:W4uTZ0rf
イイネ。保全
なんかショマちゃんが書いたみたいな小説ですね。なんか。
なんか更新が楽しみです。なんか。
96 :
カヤトリコ:03/04/07 03:20 ID:GrYdjeZN
「んっ…あぁ…ん…っ…やっ…何でそこば…っかぁ…ぁ…ん…」
「だってもぅこんなに音出してんじゃん…」
カメラマンが真希の耳元で囁くと真希の愛液は一層溢れ出す。
その愛液を舌ですくい取り、更に固く尖らせた舌で
真希の入り口をチロチロと舐める。
「やぁ…そんなこ…としたら…あぅ…ふぅ…っヘンになっちゃ…ぅ…
だめぇ…い…ゃぁ…っやぁ…お願い…や…めて…」
真希が涙目でそう呟くとカメラマンは真希のよく湿った部分から
指を抜き出し何も無かったようにカメラをいじり始めた。
「???」真希はキョトンとカメラマンの方を見たが
カメラマンは目線を合わそうともしない。
あんな事をされたまま放っておかれたのでは
真希の身体の火照りは冷めるはずが無い。
97 :
カヤトリコ:03/04/07 03:21 ID:GrYdjeZN
「あのぉぅ…」勇気を出して真希はカメラマンに話し掛けた。
「何?」カメラマンは冷めた目でこちらをチラッと見てまたカメラをいじる。
「えっとぉ…ぅ…そのぅ…」
真希は何と言っていいのかわからなかった。
確かにカメラマンに身体の火照りを鎮めて欲しい気持ちもあったが
そんな恥ずかしい事は口に出していえるはずは無かった。
(ちょっとどぅしよぉぉぉ…何て言っていいのかわかんないしぃ…)
真希が唇を噛みながら下を向いていると
「何?続きして欲しいの?」カメラマンはまた口元だけを上げる笑いで真希に問う。
真希は一瞬動揺の表情を浮かべたが小さく頷いた。
98 :
カヤトリコ:03/04/07 03:22 ID:GrYdjeZN
「ふぅん…さっきは嫌だっていってたじゃん?お願いだからやめてってさぁ。
だからやめてやったのに。」
「それは…つい言っちゃったっていうか…」
「つい…ねぇ。気持ち良すぎてつい?」
カメラマンの意地悪な質問に真希は黙るしかなかった。
「まぁいいや。」カメラマンは真希のアソコに目を移すと
「ここ、凄い事になってるねぇ…自分でやって見せてよ」
と意地悪く笑った。
「自分でって…自分で???」
「そっ、自分で。」さも当たり前のように言い放った後、
カメラマンは真希をじっと見つめる。
「…。」真希は恐る恐る自分の下半身に手を伸ばし
水着のパンティ部分の紐を解いた。
露になった真希のアソコは先程の愛撫でもう十分に濡れており
真希の細い指をズブリズブリと呑み込んで行った。
99 :
カヤトリコ:03/04/07 03:23 ID:GrYdjeZN
「あ…はぁ…」
真希は自分のアソコをカメラマンによく見えるように広げ
自分の指がアソコに入っていく様を見せつけた。
先ほどまではあんなにも頑なだった真希が今はこんなにも
淫乱に変身している。
そんな自分に興奮しているのか、真希の喘ぎ声と吐息は一層大きくなる。
「あ…んっ、はぁ…っ…はぁ…んっ…やっ…」
「お願い・・します・・もぅ自分じゃ…」
真希は目に涙を溜めてカメラマンに懇願した。
そして自分からカメラマンのジーパンを下げ、
真希が今、最も欲している塊を取り出した。
もうかなり我慢していただろうそれはカチカチに硬くなり
準備万全という感じだった。それでも真希は、それを
口に頬張りレロレロといやらしく舐め始めた。
気の強い真希の事だ。おおかた自分だけがここまで乱れて
カメラマンの言いなりになっているのが面白くないんだろう。
真希の舌使いにカメラマンが息を吐き顔を歪めると
「やっぱこういう事されると男の人って嬉しいんですね…カワイイ…」
と言うと、より丁寧にそれを舐めだした。
舐めている間も真希の右手は自分を慰めていて限界がきたのだろう。
「お願いします…はぁ…っ…もぅ…ここに入れて…下さい…ぃ」
と真希が言うと
「ここってどこ?」カメラマンはやはり意地悪く言葉を返す。
「…ここ……あっ…ん…あたしの…えっちなところに入れて下…さい…」
真希が言い終えたと同時にカメラマンは真希のアソコに
硬くなったモノをねじ込んだ。
「あっ…あ、あ…んっ…ふぅ…っいぃ…」
「大丈夫?キツイ?」
カメラマンの珍しく優しい言葉に真希は首を横に振る。
この鏡張りの部屋の中淫乱な自分がもう一人いると思うと顔が熱くなる。
「じゃぁちょっと動くから…」
ズンズンという振動と共に真希とカメラマンの身体が近くなる。
「あっ…ゃん…あっ…んっんっ気持ちぃぃ…」
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「じゃあ撮るよ〜。」シャッターの音が鳴る。
カメラは撮影用のものではない。
遊び用のポラロイドカメラだ。
「だぁーやばいって。この顔!!!マジありえんからぁー」
真希の笑顔は明らかに来たときのものとは違っていた。
ここから「後藤真希」の再出発は始まるのだ。
102 :
!:03/04/07 12:25 ID:lmHRhCLp
サイコーです。
カヤトリコさん。
>>102 どぅもです。そぅ言ってもらえるとほんとに嬉しいです!
小説自体初めて書いたので色々と至らない部分、気に入らない部分あったとは思いますが、
優しく放置してくれた方もどぅもでした(^-^)
ひたすら名作の予感の9〜11のつづきも待っているわけだが
みなさん素晴らしい。俺って文才無いから尊敬しちゃうよ・・・
続編期待してます。
「あーあのワンピ可愛いなぁ…。買っちゃおっかなぁ…でも色がちょっとなぁ…」
黒のキャスケットを深くかぶりショーウインドウの前でしばらく真希が悩んでいると
後ろから肩をトントンっと叩かれた。
(あーやばっ!!気付かれたかなぁ??)
真希が後ろを振り向くとそこにはモーニング娘。の元リーダー中澤の姿があった。
「いっやぁ、偶然やなぁ。今日は一人で来とるん?」
「なんだー。ビックリしたぁ。裕ちゃんかぁ…今日はねぇ一人で来てるんだぁ」
「そっかぁ。最近どぅなん??娘。抜けて何か変化とかあったん??」
「んー。どぅだろ??裕ちゃんは??」
たわいもない話で盛り上がっているとイキナリ中澤が「あっ!!」と言った。
「イキナリどぅしたのぉ!?ビックリするじゃんー!!」
「いーや♪せっかく会ったんだし今日はえぇとこに連れてったるわ!!ついてきぃっ!!」
中澤は真希の返事を待たずにタクシーを停めた。
「ちょっと裕ちゃーん、どこ行くのぉ!?」
何度行き先を聞いても中澤は「秘密。」とか「えぇとこ」などとしか言わない。
車は細道に入るとラブホ街に出た。
(んっ!?なんでなんで!?なんでラブホ!?)
「着いたでぇ♪」
中澤が指さしたのは大きなビルだった。
(なんだぁラブホ街に出たけどラブホじゃないじゃん。よかったぁ)
テスト
「後藤さん、ミキティーもワシと同じ御主人様や。礼儀をわきまえんといかんで」
メディアの前での彼女からは信じられないくらい低い、地獄の底からとも思える声。
その声にハッとした真希は少しだけ首を振ると、悲しそうにうつむき、幾度か目を瞬かせた。
亜弥には逆らえぬ。逆らえばより酷い仕打ちと惨めな境遇が待っている。
幾度もの経験でそれに気付いている真希の神経が、亜弥に従おうとする堕ちた自分の精神を嫌でも再認識させ、
いっぱいの涙が、涙腺に溢れ出てくる。
「ミキティーの言葉はワシの言葉と同じや。無下にしたらあかんで? わかるな?」
「は……はい……」
心から悔しそうに、ぽつりと答える真希。
亜弥の恐ろしさと業界裏にまで達する影響力を嫌というほど思い知らされてきた真希。
逆らうことこそできないが、自分の返事が意味するところを理解したようにがっくりとうなだれる。
垂れた栗色の髪の下で小さな肩が小刻みに振るえていた。
そんな彼女の苦悩などお構い無しに、亜弥に目配せを貰った美貴は、
一歩進み出ると強引に足先を真希の両腕の間から胸の下に滑り込ませた。
「おーい、本当にわかったのぉ? 後藤センパイ?」
言うが早いか、真希の剥き出しに実った白く柔らかな乳房の頂点に聳える淡桃色の乳首を、
足の指先で挟んできつくつねり上げる。
「い、痛いっ!」
「わかったのか、わかってないのか、はっきりこの美貴様にお言い!」
「わ…、わかりましたっ!!!」
痛みと屈辱に耐えかね、真希は叫ぶように言い捨てる。
「フン! やっと素直になったようだねぇ。さっきからカマトトぶってた割には
乳首までこぉんなに固くして、本当は気持ち良くしてもらって嬉しいんだろ」
「だっ…誰が!――ああっ!くうっ!!」
真希の口を封じるように、美貴は足の指で摘んだ幼い乳頭を、縦横に引っ張って弄ぶ。
「気持ち、いいんだろ?」
減らず口は聞かなかったことにしてやるとでも言うように、美貴がギロリと睨んで再度問う。
真希は、一度蒼白になるほど強く唇を噛み締めると、わなわなと床に爪を立てながら、
「……はい…………」
喉の奥から搾り出すように答えた。
「キャハハハハ! やっぱりそうなのね。全く思った通りの淫乱マゾなんだから、後藤センパイは」
溜飲が下がったのか、ようやく足を降ろすと、腹を抱えて笑い上げる美貴。
そんな中、まだまだ生ぬるいと言わんばかりに真希の背中の上から、
「だめやろ後藤さん。仮にも芸能人なんやから礼儀をわきまえな。気持ち良うしてもらったなら、
『気持ち良くしてくれてありがとうございました』って、ちゃあんとお礼を言わなな」
亜弥のダメ押しが響く。それに美貴も便乗して、無条件降伏に賠償金まで加えるような要求を、
真希に突きつけるのだった。
「そうそう、あややさん言う通り。そしたら後藤センパイ、
ご褒美に、アタシのおみ足を舐める権利をもう一度与えてあげるわ」
「…………!」
美貴の足を舐めるという唾棄すべき行為。頼まれても拒否こそすれ決して受け入れられぬ
その行為を、あまつさえ自分が破廉恥な行為をしてもらった礼を述べ、
むしろその褒美として受け取らねばならぬとは。
あまりに酷く屈辱的な提案に、思わず哀願の目を上げる真希。
その視線の先には、彼女をひたすら冷たい目で見返す美貴がいた。
はっと我に返る真希。そう、遂に自分は美貴にまで哀訴を願う眼差しを向けてしまった。
その時、真希は、悟った。とうとう自分は、この女にも負けてしまったのだ。
理不尽に火照らされた身体の中を一陣の冷たい風が吹き抜ける。
自身の心の何かを切り捨て、また何かに押し流されるように、唇が開いた。
「気持ち……良く…してくれて――ううっ…あ、ありがとう、ございましたぁっ……」
心地よい音楽でも聴くようにそれを受け、美貴は改めて腕を組みなおす。
そして、わざわざ自分の裸足の爪先を床に一端擦りつけてから、真希の眼前に持ち上げ直した。
「じゃあホラ、舐めさせてやるよ」
その先を呆然と見つめる真希。美貴の足指からは、すえた床の汚れと汗の臭いが混ざり合った、
何とも言えない異臭がツンと漂ってくる。
しばらく、捨てられた子犬のように哀しそうな目をしてそれを眺めていた真希だが、
遂に決心したのか、自分に何か言い聞かせるように哀しくひとつ微笑すると、
観念したように両目を閉じる。
そして、今まで数々の可憐な歌声を紡ぎ出してきた小さな口をゆっくりと開き始めたのだった。
美貴がニヤリと勝利の笑みを浮かべた。その視線の先、真希の開いた咥内では、
かわいらしくも色っぽい舌先が、この後訪れる屈辱をやはり諦め切れぬように、
弱々しく震えている。
笑いあう亜弥と美貴。しかしその声はもう真希の耳には聞こえていなかった。
数瞬後、真希の薔薇色の唇と舌が、美貴の汚れた足先に触れた。
乳房をつねられても、屈辱の宣言をさせられても最後まで堪えていた涙の堰が遂に決壊し、
二度と戻らぬ流れとなって頬を伝った。
真希の中で、最後のプライドも崩れた瞬間だった。