この物語はフィクションであり、実在の人物・団体等とは一切関係がありません。
また、私はごまヲタなので、他ヲタや一部別嗜好のごまヲタの人には不快な思いを
あたえるかも知れませんが、ご了承ください。
某TV局。「ごま○とう」と貼られた扉の中、人一倍広く用意された楽屋には、
今や飛ぶ鳥を落とす勢いのトップアイドル松○亜弥が、
くわえ煙草で紫煙を燻らせていた。目を細め、つまらなそうに煙を吐き出すと、
彼女の座っていた椅子が、がくっと揺れる。いや、それは椅子ではなかった。
四つんばいになった、全裸の人間の女性だった。亜弥が、冷たい視線を下に走らせ呟く。
「センパイ、しっかりしてくださいや。煙草も満足に吸えませんがな」
四つんばいの女性は、白く細い腕を精一杯伸ばして同じ姿勢を取り続けるが、
既にこの体制のまま長いこと経過しているのだろう、がくがくと震える腕の揺れは収まりそうにない。
「返事は、どうしたんや?」
声にドスを効かせながら、亜弥は人間椅子の髪の毛を掴んで上を向かせる。
無理矢理に引き起こされたその顔の主は、何を隠そう、元モ○娘エースでごま○とうリーダーとでも言うべき
後藤真希その人であった。上気した顔で浮かぶ涙を懸命に堪え、唇を固く引き結んでいる。
こんな表情が見られるのが嫌なのか、髪を引かれながらも亜弥に目を合わせまいと懸命に視線を背けている。
「ふふふ、悔しそうな顔やなぁ。辛いでっか?センパイ? おかしいなぁ、気持ちええはずなんやけどなぁ」
意地悪い笑みを浮かべながら、亜弥は今度は真希の下半身の方に目を遣った。
その視線の先、真希の白桃のような尻からは、唸りを上げる赤い棒が突き出していた。
「ここにこんなイイ物まで付けてもらっとんのや。頑張ってもらわんと」
言いながら亜弥は、その赤い電動バイブをこねくり回す。
「ああっ…!」
思わず真希が高い声をあげる。
「なんや、気持ちいいんか? センパイはクール面しおってからに。もっとやって欲しいんやろ?」
「ち、違っ……」
真希は今度ばかりは亜弥に視線を合わせ、美しいくらいに怖い目つきでキッと睨み付ける。
その中に誰もかなわなかった往年の輝きが見えたことに亜弥は少し驚いた様子だったが、
すぐに自分を取り戻すと、
「おい! いい加減にさらせよ! またバイブ入れたまま出演させられたいんか?」
現在の実力者はこちらだという圧倒的な自信を伴って凄みを効かせる。
思い出したくない記憶を呼び覚まされたのか、真希は弱った小犬のようにびくっと痙攣すると、
悲しげに目を逸らし、ぶるぶると白い肩を震わす。
真希のその反応を見て満足そうに目を細めた亜弥が、
「わかったらご主人様に言う事があるやろ?」
一転して優しくなりながらもすぐ裏に刃を隠したような猫なで声で告げると
真希は観念したように、可憐な唇を開いた。
「す、すみませんでした。……ご……ご主人…様……」
鼻水をすする音混じりにようやく謝罪の言葉を呟く真希。
ひどい冒涜を受けながらも自分の方が謝らなければならぬ理不尽さに、
言い終えてから悔しさが込み上げたのだろう。嗚咽を漏らしながらしゃくりあげる。
「おいおい、しっかりしてくれやセンパイ。もうすぐ本番やで。
プロとして泣きはらした顔でTVに出るなんて、後藤さんは全くなっとらんなぁ」
泣かせる要因を作った本人であり後輩でもある自分が、
尻の下に敷いた先輩に芸能界での礼儀を諭すという構図がよほど気に入ったのだろう、
亜弥は真希の上に腰掛けたまま、楽しそうに高笑いするのだった。
そんな時、ノックもせずにドアを開けて入ってきたのは、
同じごま○とうのメンバー藤○美貴である。
好評なら続くし、不評なら別のとこ行く
続く場合でもいつになるかわからんし