新・一緒に暮らすならどの娘?part9(何でも有り)
藤本『いまこうじょうにいるの、なんかやくひんくさいところ、
まどはくらくてよくわかないけどひとがおおぜいいる、
いえからくるまで1じか』
途中で切れていることとひらがなで埋め尽くされた文章が藤本の心情を間接的に坂本に伝えていた。
坂本「(……落ち着け落ち着け)」
坂本はそう自分に言い聞かせて考え込んだ、
坂本「(…向こうは今いる状況を目に付くものから拾っていっただろう……
と言う事はメールから場所は特定できそうだな…)」
メールの文章を所々拾っていくと、
・工場にいる
・薬品臭い
・暗い
・人(たぶん誘拐犯)が多い
・藤本の家から車で1時間くらいのところ?
と言う事が分かる。
坂本は以下の点を踏まえ、地図を広げた。
坂本「(工場……薬品を使っている工場………そんなのほとんど使っている!)」
坂本は慌てているせいか考えがまとまらないのであった、
坂本「(……やつの家から車で1時間くらいで行けそうな工場か………)」
坂本は手元の蛍光ペンでその範囲に該当する工場を片っ端からチェックしていった、
坂本「(暗い…………市街地から離れているってことか?)」
ただいま午後10時過ぎ、
街中ならネオンやビルの明かりで夜でも多少明るいはずである。
坂本「(よし絞り込めたが……………どれだ、どの工場だ…?)」
ポイントは絞り込めたが「この工場だ」という決定打が無かった。
坂本は再びチェックした工場を見直した、
坂本「(………これか、これか!そうだもっと単純に考えればよかったんだ!)」
坂本の目に「化学薬品工場」と言う地図に書かれた文字が飛び込んできた、
無論今までの条件は満たしている。
坂本「(人が多いか……この工場の規模からしても大人数はいれる広さだな…)」
坂本はすぐに準備に取り掛かり不審船の時と同じような格好・装備をした。
坂本「(今回はSもいなければ4人もいない………だが俺がやるしかない!)」
坂本は固い決意で化学薬品工場まで向かった。
坂本は付近に車を停め化学薬品工場の敷地内に近づいた、
坂本「(ここは確か在日系の資本の工場のだったような…………まさかな……)」
坂本は工場のセキュリティシステムを次々にハックと言うかクラックし徐々に忍び込んだ。
坂本「(しっかしでっけぇところだな…)」
町中にあるような中小の工場とは違い、
土地の広さもセキュリティも工場の設備も格段に上のようなところであった。
坂本「(……多分奥の方に藤本が監禁されているだろうな…)」
しばらく進んでも誰とも遭遇しない事から坂本はこう推測を立てていた、
そして強硬なドアがあるところまで坂本は辿り着いた、
坂本「(……この向こうにいるな………殺気がビンビン伝わってくるぜ)」
坂本は大きく深呼吸をし目の前の重厚なドアを開け始めた……
ぬぉおおお。みきてぃー!
474 :
:03/07/10 01:54 ID:H6762mb0
ドキ( ・∀・)ドキ
ドキ(・∀・ )ドキ
(;´Д`)ハァハァ
476 :
sage:03/07/10 20:57 ID:R3BAk8N6
台本書いてんの?
パパパ!パパパ!
パパパ!パパパ!
坂本がドアを開けたと同時にドアに向かって集中砲火が始まった、
………
パパパパ!
「ギャア!」
坂本「正直に真正面から来ると思ったか?」
何と坂本は天井の通気孔から姿を現した、
パパパ!パパパ!
パパパ!パパパ!
坂本の姿を確認したと同時に再び集中砲火が始まった、
坂本「(……っと、狭いからこれでいくかぁ)」
坂本はMP5A5からSIG/SAUER P228に切り替え、1人1発で次々に相手を仕留めていった。
坂本「(しっかし広い工場だな…)」
進めど進めどなかなか奥まではまだ辿り着けていなかった、
パパパ!パパパ!
パパパ!パパパ!
坂本「あーもううるせぇなぁ!!」
とその時
ドガーン!!!
坂本「馬鹿、タンクにぶち込むなよ…」
相手の銃弾が薬品か何かがつまっているタンクに当たり、
そのタンクは爆音をたて爆発した。
坂本「(…よし、行かせてもらうぜ)」
爆発で相手が動揺している隙に坂本は一気にその部屋を駆け抜けた、
坂本「(あ、あそこか?!あそこだな?!)」
坂本の目の前にある巨大な施設に数人入っていくところを坂本は目撃したのであった。
坂本「(……暗くてよく分からんが12・3人はいるな…)」
超巨大な工場に進入した坂本は相手の出をジリジリと伺っていた、
イメージ画像…
ttp://www.kme.jp/product/images/i03-gomihaikureen.jpg ※あくまでイメージですよ、イメージ。
坂本「(……灯りがついていく……?)」
突然工場内のライトがつき始めた、
?「さすが坂本虎雄の息子だ!たった一人であの人数をこなすとはな!!」
どこからともなくこう叫ぶ声が聞こえてきた、
坂本「(何故親父の名前を……?)誰だ!?藤本美貴を返してもらうぞ!!」
?「そもそも君達が余計なマネをしなければ済んだんだよ!!死ね!!!」
坂本「(君達?余計なマネ?何のことだ?)」
そんな疑問を思い浮かんだと同時に坂本に向かって発砲が始まっていた、
パパパ!パパパ!
パパパ!パパパ!
坂本「(チッ、今回は広いからこれじゃあダメだな)」
坂本はSIG/SAUER P228からMP5A5に切り替え、遠方の相手から仕留めていった。
坂本「フン!(パパパ)」
「くはっ…」
坂本はあっという間に最後の一人まで詰めていた。
?「う…うわぁ!!」
坂本「バーカ(パパパ)」
坂本は相手が撃って来る前に相手のAK47に銃弾をぶち込んだ、
そして倒れこんだ相手に坂本は近づき髪の毛を掴んだ、
坂本「藤本美貴はどこだ?」
?「……」
坂本「(ボフッ)どこだって聞いているんだ?」
黙る相手に坂本は腹を思いっきり殴り再び尋ねた、
?「ゲヘッゲヘッ………奥の制御室……」
坂本「最初っからそう言え(バキ)」
坂本は相手の頭を蹴り、奥の制御室まで向かった。
藤本「(あたしどうなっちゃうんだろ……)」
藤本は身体を縛られ冷たいコンクリートの床にうつ伏していた、
顔にはいくつか殴られた痕があった。
ガンガン!!
突然ドアを乱暴に叩く音が辺りを響いた、
藤本「(ビクッ……………ドックンドックンドックン…)」
嫌でも藤本の胸の鼓動は早くなっていた、
パパパ!!ガンガン!!
バン!!
坂本「藤本ぉ!!無事かぁ!!」
ドアに銃弾をぶち込み蹴り倒した坂本が藤本の目の前にいた、
藤本「お兄ちゃん!!!」
今まで耐えた苦しみからやっと解放されたと伝わってくるような藤本の声だった、
坂本「待ってろ…今ほどくからな……」
持っていたナイフでロープを切り、藤本を解放した。
藤本「お兄ちゃん怖かったよう……ヒックヒック」
ロープから数時間ぶりに開放された藤本は即坂本に抱きついた、
坂本「よくがんばったな……さぁこんなとこからさっさと出ようぜ!」
感傷に浸る暇もなく坂本は工場からの脱出を藤本に促した、
坂本と藤本は互いに手を繋ぎ駆け出した。
藤本「お兄ちゃん一人で来たの!?」
坂本「当たり前だ、あんなメールよこせばすぐ行くわ!!」
二人が出口へ向かおうとしたその時だった、
?「ここをメチャクチャにお前を俺はゆるさねぇぞ!!まとめて死んでしまえ!!」
坂本「まだいたのかよ、しつけぇな」
?「余裕をこいていられるのも今のうちだ死ね!!」
ブォォォォォォォォ!!!
二人の目の前にものすごい勢いで火炎が近づいてきていた、
坂本「うぉっ!!」
藤本「キャアァァ!!」
坂本が藤本を抱きかかえ間一髪の所で交わしきった、
坂本「ば…馬鹿野郎!こんな所で火炎放射器かよっ!!」
火炎放射器…
ttp://homepage1.nifty.com/plaza/jsdf/takeyama02.htm ?「黙れ!死ね死ね死ねぇ!!」
火炎が工場内の薬品やタンクに引火し爆発を誘発させていった、
坂本「くぉっ……やべぇこのままだと燻製にされてしまう」
藤本「ゴホッゴホッ……」
空気中に発せられた薬品が辺りを充満してとんでもない匂いが工場を包んでいた、
坂本「お前これしろ」
坂本はガスマスクを藤本に渡し装着を促した、
藤本「う、うん」
坂本「お前はここで待ってろ、すぐ片付けてくる」
坂本はそういい残しその場から飛び出した。
?「この野郎!!丸焼きにしてやる!!」
視界に入った坂本に火炎を発射しようとしたその時
坂本「その前にお前にしてやるよ(パン)」
SIG/SAUER P228から放たれた銃弾は背中の火炎放射器の燃料タンクを捉えた、
バーン!!!ボカァ!!!!
轟音をたて爆発し、相手は砕け散った。
藤本「お兄ちゃん、早く!!」
誘発が続いていた工場内は非常に危険な状態だった、
坂本「おう!今行く…」
バーーーーーーーーーーーン!!!
ものすごい爆発と共に坂本自身の身体が地面に向かって吹き飛ばされた、
藤本「おにいちゃーーーーーーーーーーーーーーん!!!」
藤本の悲痛な叫びが炎でライトアップされた工場内に響いた。
>>476の言いたいことは分かる。
しかしまぁ作者の少ない今はそうも言っておれないので、
suzuka頑張れといってみるテスト。
487 :
ピーラー:03/07/11 00:35 ID:JtT2fix5
そして、テスト最終日……
さすがにテスト日程中は部活禁止にさせられたが、また今日から解禁するのであった。
キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン。。。。
紺野「ケンちゃん、どうだった?できた?」
石井「できねぇよ。ま、でも赤じゃないからいいや。」
紺野「あはは、今度勉強教えてあげるね!(はぁと)」
石井「あぁ、頼むよっ!!」
そう言いながら石井は紺野のおでこをコツンとこづいた。
石井「そう言えば、俺は健夫(本名、杉本 健夫)に、屋上に行くように
言っただけで良かったの?上手くいくのか?」
紺野「絶対に大丈夫だって!問題ないよっ!」
石井「なんでわかる?」
紺野「だってね、まこっちゃんたらね、 !」
石井「へ?なんだ、そうなんだ。」
紺野「ね!」
488 :
ピーラー:03/07/11 00:37 ID:JtT2fix5
夕方………
中間テスト最終日の夕方ともなると、校舎には全くと言っていい程、人は残っていなかった。
しかしそんな中、杉本は部活を終え、一人校舎の屋上へと向かっていた。
・・・かつて告白された場所・・・
そして、そこには、もう一人……
カツ、カツ、カツ、、、、 ガチャ。 その音に振り返る。
489 :
ピーラー:03/07/11 00:40 ID:JtT2fix5
更新終了です。書いてるうちにそろそろメドが見えてきたので、
次回で最終回にします。
suzukaさんは本当にすごいですね。
思わず、緊迫した場面に引き込まれちゃいました!
490 :
く:03/07/11 23:56 ID:vFAMcmke
ほ
>>486 おう、サンクス
>>489 _∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧
|  ̄|
マチクタビレタ〜 < 最終回更新まだぁ〜!? >
☆ |_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ |
ヽ ☆ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ̄
=≡= ∧_∧ ☆。:.+: ∧_∧ マチクタビレタ〜
/ 〃(・∀・ #) シャンシャン ( ・∀・) ♪.:。゚*
〆 ┌\と\と.ヾ∈≡∋ゞ / ̄ヽ/,― 、\ o。。。 マチクタビレタ〜
|| γ ⌒ヽヽコ ノ || | ||三∪●)三mΕ∃.
ドコドコ || ΣΣ .|:::|∪〓 || \_.へ--イ\ ゚ ゚ ゚
. /|\人 _.ノノ _||_. /|\ ∧_∧ (_)(_) ☆:.°+
( ・∀・ )っτ 。::.☆ο
マチクタビレタ〜 ♪〜 ( つ‡ / | マチクタビレタ〜
| (⌒) | ☆1 マチクタビレタ〜
マチクタビレタ〜 彡 し'⌒^ミ A 〃
/ ̄ ̄  ̄ /.| マチクタビレタ〜
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .|
| 蒲郡みかん | .|
| .|/
最終回キテ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
期待sage
493 :
ピーラー:03/07/12 11:36 ID:UB1t6w3B
どうも待たせてすいません・・・
あともうちょっとなので、今夜まで待ってください。。。
494 :
ピーラー:03/07/12 22:33 ID:1kVMg0yJ
夕方………
中間テスト最終日の夕方ともなると、校舎には全くと言っていい程、人は残っていなかった。
しかしそんな中、杉本は部活を終え、一人校舎の屋上へと向かっていた。
・・・かつて告白された場所・・・
そして、そこには、もう一人……
カツ、カツ、カツ、、、、 ガチャ。 その音に振り返る。
495 :
ピーラー:03/07/12 22:36 ID:1kVMg0yJ
小川「あ、あれ?杉本先輩……」
杉本「…やぁ、、、小川さん。」
突然の出来事に、小川は戸惑っていた。
小川「先輩…どうしてここに?」
杉本「あ、いや…それが…ね。」
場面は整っているにも関わらず、勇気を出せないでいる杉本がここにいた。
杉本「小川さんこそ、どうしてここに?」
小川「私は、あさ美ちゃんとここで待ち合わせをしてるんです。
…何か話があるみたいなんですよ。」
そう言いながら、杉本に微笑みかけた。
杉本「そうなんだ。」
小川「……先輩は?」
杉本「あ、別に、その…ま、いいじゃん」
小川「??」
杉本「……っ、夕日を眺めに来たんだよ。」
杉本は自分の「小ささ」を悔いた。
屋上から眺める夕方の風景。鮮やかな夕日が、小さくなった街を優しく包み込む。
その風景を眼前にして、二人は無言のまま、立ち尽くしていた。
小川「………」
杉本「…………」
吹き抜ける風の音のみが鳴っていた。
496 :
ピーラー:03/07/12 22:38 ID:1kVMg0yJ
・・・最終的に告白するのはお前だからな・・・
ふと杉本は思い出す。
夕焼けが美しい。
小川「あ〜あ、あさ美ちゃん遅いなぁ〜」
杉本「…実は俺が、、、小川さんにここへ来てもらうように頼んだんだ。」
小川「…えっ?」
二人は向き合う。
杉本「俺、小川さんに伝えたいことがあるんだ。」
497 :
ピーラー:03/07/12 22:39 ID:1kVMg0yJ
小川「先輩が……私に…」
困惑しながらも少し状況がわかってきたのだろうか、
小川は顔をこわばらせ、うつむいた。
杉本「俺…小川さんに……いや、小川さんが、
小川さんのことが………、いや、その………」
小川「………」
杉本「なんていうか…」
・・・どう転ぶもお前次第ってことだ・・・
杉本「俺、前から小川さんのことが好きだった。
だから………俺と付き合ってくれっ!」
美しい、夕焼け。
498 :
ピーラー:03/07/12 22:42 ID:1kVMg0yJ
小川は肩を震わせていた。
小川「私なんかで……本当にいいんですか、先輩…」
杉本「なんかって…小川さんが一番好きだ。」
小川は杉本の胸の中に飛び込んでいた。
そして、、、泣いた。
小川「先輩…ひどいよ……先輩、有名になって、手が届かなくて、
どんどん遠くへ離れて行っちゃうんだもん…
私なんか………全然近くに居れないんだもん…」
杉本「そんなことは、ないよ。」
杉本の胸の中で小川は首をふった。
小川「私も…前から先輩のことが大好きでした……
でも、先輩を好きだって言う人がたくさんいて、いつも先輩、
その人たちに囲まれてるから…きっと先輩には綺麗な彼女がいて…
だから私は、先輩を遠くから見て憧れることしか出来ないんだって…
諦めて、ずっと自分に言い聞かせてたのに……」
杉本「そんな…」
小川「私なんか…もう……」
涙が止まらない小川を、根本は強く抱きしめていた。
校舎の上に、行き違いを埋められた人が二人、、、
そして、夕日が、美しい。
499 :
ピーラー:03/07/12 22:43 ID:1kVMg0yJ
石井「どうなってるかなぁ、あいつ。」
紺野「大丈夫だって!」
この二人は部活帰りに鯛焼きを買って、二人にとって「特別な」公園へ来ていた。
紺野「ねぇ、ケンちゃん!」
石井「ん?」
石井の振り向きざまに・・・
チュッ!!
石井「・・・なんだよ、いきなり。」
紺野「私たちも、付き合い始ったばっかしの頃に戻ってみようかなぁって!!」
500 :
ピーラー:03/07/12 22:45 ID:1kVMg0yJ
そして、あの二人は・・・
杉本「俺と付き合ってくれるか?」
小川「……はい。」
小川は少し顔を赤らめながら言った。
小川「でも・・・私なんかでいいんですか?」
杉本「もうそんなこと言わないでくれよ。」
杉本は小川の頭を撫でてやり、小川は杉本の胸の中で嬉しげに微笑んでいた。
小川「嬉しい……です。」
501 :
ピーラー:03/07/12 22:46 ID:1kVMg0yJ
帰り道・・・
小川「本当に私なんかで?」
杉本「あ〜、もー!これで何回目だよっ!?」
そこには二人の笑顔。
杉本「次言ったら、何かするからな。」
小川「何だろう?う〜ん…」
小川「ねぇ、先輩?本当の、本当に!
私なんかで、い………んっ!?」
チュッ!!
杉本「へへっ!」
小川「もー!先輩ってば!!」
じゃれながら杉本に抱きつく小川は、
どこか梅雨の前のさわやかな夕日の匂いがした。
終
502 :
ピーラー:03/07/12 22:48 ID:1kVMg0yJ
以上でおわりです。今回は、
「新メンなんかに負けないで頑張れ5期メン!・・・あれ?ガキさんは??」記念、
というつもりで書いてみました。
suzukaさんのも結構いい場面なのに、ボクの更新のために待たせてしまって、
どうもすいませんでした。。。
503 :
:03/07/13 01:31 ID:TjUeYhWy
良かったよ〜
また次回作も期待してまつ(・∀・)
おもしろかったですよ!
お疲れ様です。また書いてくれるとうれしいです。
505 :
ななっす:03/07/13 03:11 ID:WAqYH2Xv
オツレス!
次回作期待してます。
藤本「ウゥ………おにい……ちゃん……」
藤本はその場に力なくがっくりと崩れてしまった、
藤本「お兄ちゃん返事してぇーーーーー!!!」
坂本「うるせー何だ!!?」
炎や崩れた鉄骨などで分からなかったが確かに坂本の声が藤本には聞こえた、
藤本「お兄ちゃん生きているの!?」
坂本「あたりめーだ、俺は大丈夫だ!!」
藤本は肩を撫で下ろした、
のもつかの間
坂本「俺は後から脱出する、お前は先に出ろ!!」
藤本「そんなの嫌だよ、私だけ助かってお兄ちゃんが助からないなんて嫌!!!」
坂本「アホかお前、このままだとお前も死ぬんだよ!!早く出ろ!!」
藤本「そんなの嫌っ!お兄ちゃんが助からないなら美貴もここで死ぬ!!」
坂本「………俺は感動の再会果たして早々に永遠の別れにするほど甲斐性なしじゃねぇよ!!」
藤本「………」
坂本「さぁ死にたくなかったらさっさと走れぇぇ!!」
藤本「………(きっと……きっとだよ…)」
藤本は後ろを振り返らず全力で走り出した。
坂本「(よっと……さてどうしようかな……)」
坂本は鉄骨から手を離し地面に着地した、
どうやらあの状況で助かった理由はこれのようだ。
坂本「(だめだな……正規のルートは断たれたな……)」
出口へ向かうルートは炎と崩れた鉄骨でふさがれていた。
坂本「(………いやまてよ……)」
消防員「な、中から人が出てきたぞ!!」
消火中の消防団のところに藤本が走りこんできた、
藤本「まだ中に人がいるの!!お願い助けて!!」
しかし誘発する工場に団員は近づけないでいた、
消防員「救急ー!!彼女を早く病院へー!!」
藤本「私は大丈夫だから早くお兄ちゃんを助け……」
バーーーーーーーーーーーーン!!!!!ゴゴゴゴ……
大爆発と同時に工場は崩壊していき始めた……
藤本「い…いやぁ………」
藤本はその場に泣き崩れてしまった、
救急隊員「どのへんが痛いですか?」
救急隊員が近づき藤本に怪我の状況を尋ねたが、
藤本「お兄ちゃん………ヒックヒック……」
藤本がずーっと泣きっぱなしだった為受け答えになっていなかった。
火災は翌日の昼過ぎにようやく鎮火し終えた、
工場内から死体がゴロゴロでてきたのは言うまでもない。
その後の警察の現場検証によりこの工場では覚醒剤が製造・売買されていた事が判明した、
どうやら前回の不審船の件とここが関わっているらしい
と言うかこの工場自体が北の覚醒剤の製造・売買に関わっていたと言った方が正しいか。
前に主犯格らしき男が坂本に対して言っていた「余計な事」とはこのことだったのだろう。
意外な所に日本の麻薬ルートがあったのであった。
しかし工場跡からは坂本の死体は無く坂本は依然行方不明のままであった……
>suzukaさんのも結構いい場面なのに、ボクの更新のために待たせてしまって、
いや別にそんなつもりは(´-ω-`)
乙です。
続きが激しく気になるっす。
―それから1ヵ月後
ようやく事件が沈静化しメンバーにも平穏な日々が戻ってきた頃であった、
会長「いやしかしうまくいったな」
社長「そうですね、こうもうまくいくとは」
2人は事務所のあるところで話し込んでいた、
社長「彼等と繋がりを持っていたのがここで役に立ちましたね」
会長「そうだな、かなり役に立ったな」
社長「まだ彼女達には稼いでもらわないとですからね」
会長「話題作りとしては完璧だったな、いや完璧すぎたかな」
社長「彼が死んだのは大きかったですね、それにしても」
会長「ああ、うるさい奴が最後の最後に死んでくれるとはありがたかったよ」
どうやら話がかなり意味深のようだ、
社長「まぁ最後はチョット予定外でしたけどね」
会長「そうだな、アイツ等が勝手に余計な事をして少し焦ったが結果的にはよかったな」
社長「まぁ今回の事件で2・3人減るかなとは思っていたんですけどね」
会長「確かにな。肥大化しすぎたと思っているから逆に減って欲しかったけどな」
社長「増やすのは簡単ですしね」
2人の怪しい話はさらに続いた…
会長「これでずいぶん減ってた仕事が入ってきただろ?」
社長「そうですね、ピーク時とまではいかないですがずいぶんとは入ってます」
会長「そうか…うまくいったな」
社長「そうですね」
とその時
?「やっぱりそんな事だったかこの悪人どもめ」
突然部屋から声が聞こえてきた、
2人以外にもちろん誰もいない。
社長「だ、誰だ!!」
?「誰だろうねぇ?
そんなことよりあんた等が在日系と繋がっていたなんてなぁ…」
会長「だ、だからどうした?!」
2人に動揺の色が見られていた、
?「前々から金をばら撒いていたあんた達はその彼等に今回の事件の依頼をしたんだな?
今回の事件を引き起こした理由も当ててやるよ」
姿の見えない声に2人は怯えながら話を聞いていた。
?「人気に陰りが見えているモー娘。に対してあんた達は再度世間の注目を集めたかった。
オーディションやメンバーの卒業に世間は慣れてしまった、
そこであんた達が考え出したのが今回の暗殺事件だ。
メンバーに命に関わるような事件を次々引き起こし世間の同情と注目を集めたかったのが
今回の真の目的だ、そうだろ?」
会長「……何を根拠に」
?「まだがんばるかまぁいいだろう、後で吠え面かくんだからな。
暗殺事件もわざとTV局やコンサート会場など目立った所で行ったのも注目を集めたかったからだろ?
さっきあんた達が言っていたようにメンバーが1・2人減ろうが構わないもんな」
社長「ぜ、全部聞いていたのか?!」
さらに話は続く、
?「で藤本美貴の誘拐はあんた達にとっては予定外の出来事だった、
ガードしていた坂本龍が覚醒剤を大量密輸する予定だった不審船を食い止めてしまったが原因だな。
それで大損害をこうむった化学薬品工場がキレて坂本龍に復讐する為に藤本美貴を誘拐した…
結果的には両者共倒れで尚且つ藤本美貴が生還したからあんた達はボロ儲けだったわけだ」
社長「黙れ!さっきからでたらめ…ウッ」
突然社長の眉間に銃弾が撃ち込まれていた、
もちろん即死だ。
会長「ヒィィィィ!!…ウッ」
そして会長の眉間にも銃弾が撃ち込まれた………
2人の死は表には出ず処理された、
一体誰がどんな手を使ったのかは不明だが……
514 :
:03/07/15 00:34 ID:GWYbSmab
だんだん明らかになってきた
坂本・・・。死んじまったのか・・・。
藤本「……」
藤本はとある街中をうつむきながらのらりくらりと歩いていた、
藤本「………」
藤本は誘拐の後しばらくして1ヶ月ほど休養を取った、
しかし藤本の気持ちが晴れる事は1日としてある事が無かった。
そう坂本である。
藤本はあの後何十回と電話やメールを行ったが1件も返ってくる事は無かった、
日が経つにつれて藤本は段々塞ぎ込んでいってしまった。
ただ今日外出しているのは塞ぎ込んだことに飽きたからだろうか?
藤本「…………」
藤本はただただ力無くブラブラと歩いていた、
目的地も出かける理由も無くただ単に街中を闊歩していたのであった。
藤本「(……あ、信号赤だ…)」
信号の色を確認する為に顔を不意に上げたその時だった、
藤本「(…………え……あ、あれは……)」
どうやら見覚えのある姿を横断歩道越しに見かけたようだった。
藤本「(チョ…チョットそっちに行かないで!)」
藤本が見た姿は横断歩道とは反対方面に向かって歩き始めた、
藤本「(信号早く……!…………変わった!)」
藤本は青になると同時に飛び出しその姿を追って走り始めた、
先程までの力の無い歩きからは想像も出来ないほどの力強い走りだった。
藤本「(待って……待って………!)」
藤本はそう念じながらその背中を全速力で追っていった、
藤本「(あ、左に曲がった)」
藤本も後を追って左に曲がった、
藤本「(はぁ…はぁ……あれ…どこ、どこに消えちゃったの?)」
四方八方見渡しても藤本が見た姿はどこにも見当たらなかった、
藤本「(……あっち!)」
しばらく悩んだ末、藤本はそのまま真っ直ぐ走り始めた。
?「(やれやれ……しつこいなぁ…)」
俺ガン( ゚д゚)ガレ
ガンガヽ(`Д´)ノレェェェェェェェェェェェェ!!
∧_∧ カタ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´∀`)__カタ___ _< 自分で励ましたっていいじゃん、、と。
( つ_ || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| \_____________
|\.|| VAIO |
'\,,|==========|
519 :
?:
おっつ