^▽^ キテター
黒なっちだ!!黒なっちイイ
@/ノノハヽ
ノノ ^▽^)<更新 オチュ
乙!!
ええぞ、ええぞー♪
144 :
:03/06/07 01:28 ID:PtyibNg6
それからしばらくは、みんなビュッフェに固まって
好き勝手に横になったり、好き勝手に飲み食いを繰り返して
助けを待っていた。
事故が起きてもうまる一日…
不思議なくらい時間が早く感じられた・・・。
まだ・・・まだ生きてる人間がいるなんてことも
不思議とみんな考えなかったようだ・・・。
第二幕
「・・・・・ぼん・・・あいぼん・・・」
・・・ん?・・・のの?
なんやねん…眠くてまぶた開かんわ…
「…あいぼん…たすけぇ…」
「っのの!?」
悲痛なつぶやきで一気に目がさえる。
なんだ・・・?暗い・・・
う・・・あたま痛・・・のの・・・?
「あぁ…あぁぁ…あいぼん。よかったぁ〜・・・
あいぼんが起きてくれなかったら、のぉ…ぅっぐ」
嗚咽を漏らしてののが泣きだしてしまった。
「どうして・・・ぇぐ…事故なんか・・・」
事故・・・そうか…事故…か
「のの…怪我は、無い?」
だいぶ目が慣れてきたのだろう、
暗闇の中でかすかに、ののが頷いたのが分かった。
「・・・でも・・・椅子が…挟まってて…」
「よっしゃ…ちょっと待ってな…。」
体を起こして声のする方へ二、三歩進み、
手探りで確かめた…
「ん〜?のの…これかぁ?」
「?」
「あれ?ののちょっと、胸大きくなった?」
「え?」
よいしょと持ち上げたそれの、髪の毛が
ふっと、あたしの腕にかかった。
「あ・・・れ?」
ののはたしか、髪はお団子だったはず…
それにこれ・・・
異常に冷たい・・・
「ひっ・・・!!!」
ゴトリと音を立てて、冷たいそれは、
再び床に戻された。
「あいぼん・・・?どうしたの?」
「ののぉ・・・」
人が死んでる。
その言葉を即座にあたしは引っ込めた。
落ち着け…ここでののにこのことを知らせても
パニックになるだけだ…そうだ…事故なんだ、
あたしたちは運がよかっただけだ、
人くらい…簡単に壊れるさ…。
「あ…なんでもない。えっと?ののは・・・
・・・ここかっ?」
掴んだそれは、こんどはしっかり暖かかった。
「うん。それそれ!早くひっこぬいてぇ〜!!」
手探りで状況を確かめる。
なるほど、確かにクビレのあたりに一センチほどの隙間を
うまい具合に残して、前後の座席が倒れていた。
「ののはお尻デカいからな〜」
「えへへ・・・」
ののを引っ張るより、座席を持ち上げたほうが早そうだな…
「どっ・・・こらせっ・・・っとぉ・・・」
腰に力を入れてそれを手前に倒す。
「ほら!のの、もう出て来れるでしょ?」
ののが確かめるように身を揺らす。
「う、うん。・・・・・ん・・・っしょ!」
ずしりと重そうな音を立てて、座席は後ろへと倒れた。
「はぁ〜やっと出れた〜!あいぼん、ありがと〜!!」」
喜び勇んでののが抱きついてきたが、暗くてよく見えないため
ののの頭とあたしの顎が、音を立ててぶつかった。
「エヘヘ…ごめんね?あいぼん…」
「いたたた・・・あれ?のの…なんでズボン濡れてるの?」
抱き合って気づいたのだが、確かにのののズボンは
生乾きのように湿っていた。
ののはハッとしてあわててそれを隠した。
「だ、だって・・・動けなかったんらもん・・・」
再び泣き声が混じってきたので、
こっちもあわてて、フォローする。
「あー…ま、しょうがないよね…状況が状況だし…
のの、じゃあとりあえず外出ようか!?
なんかここガラスやら『なんやら』で、落ち着かないし・・・」
「うん・・・」
「じゃあほれ、手・・・」
ののの手をしっかり握り、すり足で足場を確かめながら
ゆっくりと、少しずつ、出口のほうへ向かっていった。
ののと歩くときは大抵こう…右手にののの左手…
つなぎ慣れたこの手が、今はなぜか、絶対離しちゃいけない、
すごく尊い物のような気がして、
あたしは暗闇の中しっかりと、それを握り締めていた。
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┃ ( ^▽^) <2部ね!
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エヘ
ン
いい!!
てへっ
( ´D`)まってますよ テヘテヘ
ほ
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保
168 :
名無し募集中。。。:03/06/18 03:11 ID:5dPEeHIe
太陽神 ラー
169 :
名無し募集中。。。 :03/06/18 15:17 ID:3wSG5ul2
矢口は太陽
一応言おう
ageんな。
171 :
名無し募集中。。。 :03/06/20 09:17 ID:4tR8adig
じゃあ
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┃ ( つ▽T) <え〜ん
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173 :
名無し募集中。。。:03/06/23 11:02 ID:/tmyRwQj
今日は平和な日だ
>>173 ♪ダネーーーー!! ♪
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ノノハ||、ノノハ||、ノノハ|| (´ Д `[] ノノハ||、ノノハ||、
(´Д`[](´Д`[](´Д`[] ⊂ U)(´Д`[](´Д`[] ♪
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mo
bee
no-bura
==トンネル・新幹線十両目前==
「あいぼん!」
ののが何かを思いついたように声を出した。
「ん?」
「携帯って…使えないかな?」
そら無理やろ…
そう思いながらも、ポケットに入れておいた携帯を引きずり出す。
「・・・圏外。」
当たり前だ。
窓から見ていたが、ここは緑の多い山岳地帯だったし、
何よりトンネルの中だ。
携帯電話なんて、緊急時にこそ使えないものだ。
「のぉのは・・・?
・・・っあ、かばんの中だ…」
「どうせ圏外だよ。」
「わ、わかんないじゃん…のぉのドコモだよっ!
海外会社に食われちゃったJポンとは、わけが違うんだから!!」
言ってることがよく分からなかったが、
だいぶのどが渇いていたし、ののを着替えさしてもやりたかった。
のののかばんには、これらのすべてが入っていた思うし・・・
「しょうがない、持ってきてあげるよ・・・のの、
一人で待ってられる?」
携帯のバックライトで照らしながら、ののの顔を見ると
すごく疲れて、不安そうな顔をしてる、
自分も大体こんな顔なんだろう。。。
「一人・・・」
一瞬ためらっていたが、あたしの気持ちを
察したのか、うんと頷いてくれた。
「あたしの携帯…ののが持ってる?」
「ううん、いい…あいぼんの方が必要だろうし…」
「そっか・・・。
じゃあ、行ってくるね。」
携帯の画面をグイッと前に突き出して、
入り口のドアに手をかけ、再び車内へと入った。
「それに…のののほうが、年上なんだし…。」
すでに闇の中に消えてしまったののがそうつぶやいたのが聞こえた、
あたしもつぶやき返す。
「アホ・・・」
180 :
:03/07/09 23:25 ID:H3AV3BKq
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雨
チャリ…パキッ…
一歩踏み出すたびにガラスの破片が足元で割れる、
スニーカーでよかった。。。洒落たサンダルなんかじゃ十歩とも歩けないだろう。
取りあえず自分達が目覚めた場所へと戻ったが
携帯の光じゃ、物を探すには弱すぎる、
何かもっと・・・
「っんぁ?」
しゃがんで拾い上げてみた。
「ライター!」
オイルは三分の一くらいしかなかったが、
それで十分だった。
[シュボッ」
あたりの闇を吸い込むように、炎の光はあたりを照らし出した。
ひびの入った天井、ガラスの散らばる車内、
そして足元の、ひきづられたような血の跡・・・
息を飲むとはこういう事か、
心臓が落ちそうな感覚があった。
ライターの光は容赦なく、その先のものまでも浮き彫りにする。
こんな短時間で、なぜ忘れられていたのだろう?
ちょうどののが挟まれていた近くに転がる『それ』は
うつ伏せになって、地面を見つめていた。
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