本日はお日柄も良く・・・

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183梨華ちゃん(AC)
チャリ…パキッ…

一歩踏み出すたびにガラスの破片が足元で割れる、
スニーカーでよかった。。。洒落たサンダルなんかじゃ十歩とも歩けないだろう。

取りあえず自分達が目覚めた場所へと戻ったが
携帯の光じゃ、物を探すには弱すぎる、
何かもっと・・・

「っんぁ?」

しゃがんで拾い上げてみた。

「ライター!」

オイルは三分の一くらいしかなかったが、
それで十分だった。

184梨華ちゃん(AC):03/07/12 18:24 ID:rOkA+zyN
[シュボッ」

あたりの闇を吸い込むように、炎の光はあたりを照らし出した。

ひびの入った天井、ガラスの散らばる車内、
そして足元の、ひきづられたような血の跡・・・

息を飲むとはこういう事か、
心臓が落ちそうな感覚があった。

ライターの光は容赦なく、その先のものまでも浮き彫りにする。

こんな短時間で、なぜ忘れられていたのだろう?
ちょうどののが挟まれていた近くに転がる『それ』は
うつ伏せになって、地面を見つめていた。