公演が終わりルームに向かう私たち。
それぞれの部屋に荷物をかかえて移動する。
私はもう一度シャワーを部屋で浴びて自由時間を過ごす
事にした。 コンコンとドアのノックの音。
私は、ロックを外した。
吉澤「入るよー」
おどけた彼女の声がする。私は、ちょっと顔が緩んだ。
飯田「よっすぃ今からお風呂入るから後でね」
吉澤「うぉう、かおりんのセクCショット」
飯田「駄目だって、ね、いや」
彼女は子供のように触れてくる。この子といると世間と触れた汚れた
部分を流してくれそうで、気持ちいい。段々とエスカレートして、
冗談で言ってみようと前々から思っていた事を言ってみた。
飯田「かおりの胸とか触るけど、そんなに好き?」
吉澤「ううううん、ぷにぷにしてるぅ」
飯田「今日はいいよ、ほら」
吉澤「じゃ、かおり行くよ」(男性声)
よっすぃも最初はふざけてやってた。でも次第に一線を越えた事に
後々気が付いた。コンサートで熱くなるとは全く別の火照りが、体を
満たした。いつも男性役を引き受ける彼女が、役にのめり込み真剣に
私の胸を揉みしだいた。倒れるようにセミダブルのホテルのベットに
落ちた私に吸い付きながら彼女が愛撫する。
飯田「よっすぃ、駄目だって、おしまい ねぇ」
形式的な抵抗に聞こえたのか一向に止む気配がない。
その手が脚に触れ上に向かうのが分った。
吉澤「今日は嫌がらないんだ」
はっきり濡れてきた。恥ずかしい自分と自然に反する行為をしてる罪深さを
感じ一生懸命抵抗する意思を引き出そうとしたけど、力が出ない。
ここまで来ると彼女がふざけてるより、マジになってる気がした。
そしてメンバーには聞かすことなど有り得ない吐息を出した。
飯田「あっ、んん」
吉澤「かおり早いのがいいの?」
悪戯にも程がある。彼女は私の耳元でそんな台詞を囁き、女でしか理解
できない的確な場所を攻めだした。ホントに駄目だってと頭の中で叫んだが
声が出なかった。部屋にやらしい音が響き、いつしか私は目を閉じて
彼女の背中に手を回していた。