裕子は迷っていた。
本当に藤本家を訪問してもいいのだろうか?
自分の想像の通りであったら、どうなるのだろう?
期待している・・・?
そんな事がある訳が無い・・・?
責められたい・・・
私はレズじゃない・・・
でも・・・
どうすれば?
「裕ちゃん、どうしたの?」
「えっ?なんでもないわよ」
「でも、このところぼぉっとしている事が多いしさぁ」
「そんなに変かな?真里ちゃん」
「う〜ん、なんちゅうか恋してるって言うか〜?」
「へ、へ〜ちょっとばれちゃったかな?」
「え゛!男日照り病の裕ちゃんにおとこぉ〜!」
真里は小さな体全体で驚きを表現すると、廊下の向こうにいる仲間たちのも
とへ向かっていってしまった。
つづく
真里が希美と亜依を連れて戻ってくると3人は口々に質問を浴びせ掛けてく
る。
「どんな人?」「かっこいい?」「私たちの知ってる人?」
「もしかして、若い人とか?」「裕ちゃん逆ナン?」
「ちょっと、待ってよ」
「片思い?」「不倫だったりして?」
「男日照り病治ったんだぁ〜!!!」
裕子の表情がしこめかみ辺りからブチッと言う音が聞こえるほど一変すると
「うるさぁ〜〜〜〜い!!!!!!」
「・・・」「・・・」「・・・グス・・・」
急に怒鳴られた希美はべそをかいている。
亜依の目もびっくりして見開いたままだ。
「あ、ごめん希美ちゃん、亜依ちゃん、でも、私の話も聞いて欲しいな」
「・・・裕ちゃんゴメンなさい・・・」
双子のように希美と亜依が謝ると裕子は話し始めた。
「実はね、お見合いしたのよ」
「お見合い?」
「そう、お見合いよ」
「どんな人?」
「優しそうな人よ」
「相手の人は何歳?」
「う〜んとね十・・・」
つづく
話を聴いている3人の目が点になり
「え!十・・・?」
「そう、17歳のお嬢さんのいる40歳の人よ」
一瞬3人はホッとした表情を見せたものの
「私たちより年上の娘がいるの〜?」
「ダメかな?」
「ダメじゃないけど・・・」
亜依は少しすねた表情で裕子の上着のすそを握っている。
「ホラ、この二人は裕ちゃんを取られちゃうって思ってるんだよ、その娘さ
んはおいらよりは年下だけどやっぱりなんか、悔しい感じがするもん。
ねっ二人とも」
「・・・うん・・・」
「大丈夫、まだお返事もしてないから。それにもし結婚したとしても、仕事
は続けたいし」
「ほんとぉ〜?」
希美が少しうれしそうに聞く。
「でも、だんな様が仕事ダメって言ったらわかんないよ」
「あ〜裕ちゃんもうだんな様なんて、もう結婚する気でいるんでしょ〜」
つづく
ちょっとずつしか書けないので、今日はこんなもんで・・・
ところで、モー娘。のほかのメンバーも出そうかなって思って
るんですがどうでしょうかねぇ?
もうミニモニ。というか矢口辻加護は出しちゃってるわけですが・・・
エロいシーンばかりって言うのは、書きづらくって。