藤本美貴のエロ小説

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33Nise ◆oFxsUV3yDw
弘明がやさしいが少しおどおどした笑みを見せる横で、美貴は凛とした雰囲気を
漂わせている。
「裕子さんって美人ですねぇ」
「いきなり名前で呼ぶなんて中澤さんに失礼じゃないか」
「ありがとう美貴さん、藤本さんお気になさらないでください。
 仕事で15歳の子に裕ちゃんなんて呼ばれたりしてますから」
和やかな会話の中、裕子の耳にはかすかにブーンという音が聞こえて続けていた。
(なんだろう?藤本さんのほうから聞こえる小さな音・・・携帯のバイブかな?)
「へ〜そうなんだ、私より若い子達と仕事ってテレビのお仕事も大変ですね」
弘明よりも積極的に美貴は話し掛けてくる、まるで美貴に面接されているかのよう
だ。
「美貴ちゃん、お父さんと中澤さんの邪魔をしちゃあダメでしょ」
「でも、家に合わない人に来て貰ってもね、お父さん」
「そうやって、この前も・・・あ、ごめんなさいね、中澤さんホホホ・・・」

つづく
34Nise ◆oFxsUV3yDw :03/03/27 19:46 ID:HWHaXjdl
「後は、お二人でゆっくりお話されるといいわ」
「そうね稲葉の奥様、美貴ちゃんお父さんを中澤さんと二人にしてあげましょ」
「は〜い、じゃあ、伯母さん洋服買いに連れてってよ〜」
美貴は少し不満そうながらも、伯母さんたちと供に部屋を後にする。
「す、すいません、躾が行き届いていなくて」
「いいんですのよ、元気出いいお嬢さんじゃないですか」

二人になってからも裕子の耳にかすかに聞こえるブーンという音・・・

「藤本さん、携帯電話鳴ってませんか?」
「え、私のですか? いえ・・・ち、違うようです」
「あれ、じゃあ私のかな? あれ?電源切ってある」
「気のせいじゃないですか? ここの庭に出れるそうですよ、どうですか、ご一緒に
?」
「あ、きれいなお庭、ぜひ」

つづく
35Nise ◆oFxsUV3yDw :03/03/27 19:47 ID:HWHaXjdl
二人でよく手入れされた庭に出ると、薔薇が美しく咲き、やさしい風が頬をなで、二
人はの間にはお互いの好意が満ちていた。
心地よい時間の間にも、裕子の耳に聞こえつづける小さな音
(・・・!え?もしかして・・・)
「中澤さん、どうかしましたか?」
「い、いえ」
(や、やっぱり・・・この音は・・・バイブレーターのモーター?)

2年前・・・
「なんだ、これは!」
「なにって、バイブレーターよ」
「こんなものを、おまえは変態か?」
「今は軽いSMはあたりまえよ、ほら雑誌にも」
「なんだって、おまえは縛られたり、鞭で打たれたりしたいのか?」
「そうよ、あなたのSEXじゃ満足できないの」
「出て行け、俺は変態じゃないんだ!」
パーーーン!
夫は私の頬に平手打ちを喰らわせると、結婚以来はじめての快感が頬の痛みで呼び起
こされ、女芯はとめどなく愛液をあふれされたが、夫は二度と私に向き合ってくれずに離
婚、それ以来私は性癖を・・・いえ、性欲さえも封印していた・・・

つづく