加護亜依のエロ小説

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その時亜依は、初めて自分が16才である事に気づいた。
と、同時に爽やかな感傷感に包まれた。
しかし、そう思ったのも束の間、頭の中にある言葉が浮かび上がった。
「あたし、コンビニでコーラ買った時、おつりもらったっけ?」
891:03/03/26 18:54 ID:E9XzcHg9
亜依は、なりふり構わず大声でタクシーを呼んだ。
「タクシー!!!!!!」
するとタクシーは亜依の前で止まり、亜依は素早く乗りこむ。
「渋谷までお願い!」
901:03/03/26 19:06 ID:E9XzcHg9
亜依はイラついていた。道路は渋滞していたのである。その亜依のイラつき
に気づいた運転手が
「アメでもいかがですか?」と、亜依をきづかう。
しかし、亜依はそんなきづかいが亜依をさらにイラだたせる。
「あんたねー、今時ベッコアメかよ!!!」
911:03/03/26 19:28 ID:E9XzcHg9
十分ほどアメの話で口論しただろうか、話がタイガースの話に差し掛かる頃
タクシーの運転手が急に黙り始めた。するとどうだろう、亜依のイラつきは
おさまり始めたではないか。と、同時にまたしても爽やかな感傷感に包まれ
た。そして、そこから渋谷に着くまだ無言の時が流れた。その間亜依は、
いつになく真剣な目でタクシーメーターを見つめていた。
921:03/03/26 19:43 ID:E9XzcHg9
渋谷に着き、三千円を運転手に手渡した。運転手は亜依の顔をみることなく
三千円を受け取り、おつりを亜依に渡そうとすると亜依は、言った。
「つりはいらねーよ、そのつりで黒飴でも買いな。」
運転手は前を向いたまま深々と一礼をした。亜依も深々と一礼をし、領収書
を受け取った。
93名無し募集中。。。:03/03/26 20:04 ID:F0xnvXh5
>>85
それいいねぇ
941:03/03/26 20:04 ID:E9XzcHg9
亜依はコンビニに着くやいなや、すぐにコーラを買った。
もうどうでも良くなってきたのである。街には涼しい風が吹いている。
亜依は街をぶらつき始めた。こんな気分はタイガース優勝以来だ。お店の
ガラスに映る自分と流れる人並みを見て亜依は心の中で叫ぶ。
「お前ら、泣いてんのか?」--------------------------------完