どれ位の時間がたったのか…時間にすれば10〜15分だろうか?
だが亜依が降りるべき駅はとっくに通り過ぎ、混雑が続く電車の客もその大部分が入れ替わっている
そのせいか密室の車内で行われている淫猥な行為に気付く客はまだ現れてはいない
痴漢はよほど気に入ったのか、その間も亜依の胸を執拗に攻め続けた
触り、揉み、許されるならそのままむしゃぶりつきたい位であった
が、それ以上のリスクを背負い込む事はせず
只々、深く、静かに亜依の体を愛撫し続けた
当の本人、亜依は体の奥からくる熱い感情を噛み殺すのに必死だった
興奮のせいか、それとも辱めを受けているせいか…
されるがままの体は熱り、頬だけでなくその耳までほんのり桜色に上気していた
(違う!…う…うちは……こ…こんなやらしい娘ちゃ……うのに…ぃ)
気丈な心とは裏腹に、その体は少女から女性への変化を向かい入れる準備が出来始めていた
本人はまだ気付かない、だがその証拠にまだ触れられていない筈の亜依のショーツのクロッチ部分が熱を帯び、潤い始めていた
いくらお気に入りとはいえ、ここまで来たら胸だけで収まる筈も無い
一通り胸を愛撫し尽した痴漢の手がいよいよ亜依の下半身へと進行を始めた
胸からお腹へと手をスライドさせ、スカートにたどり着くとサイドにジッパーを見つけそれを慎重に下ろして行く
そうして開いた入り口に手を滑り込ますと、真っ先に亜依のショーツを撫で始めた
「…なんだ?」痴漢が呟く
滑り込んで間もない筈のソコは既に湿り気を帯び、痴漢の指先には透明で粘り気のある液体が付着していた
瞬時に理解し痴漢は再び下卑た笑みを漏らす
「そうか…お嬢さんも感じてくれたんだね? いやらしい娘だなぁ」
まるで獲物を追い詰めた狩人の様に嬉しそうに呟いた
亜依は恥ずかし過ぎて死んでしまいそうだった
自分でも気付かない内に体は反応し、屈服させられていた
(違う違う!!こんなん…うちじゃない…)
心でいくら否定しても外部刺激による生体反射は止められない
そんな亜依の気持ちを踏みにじるかの様に痴漢が囁く
「さあ本番だよ?もっと楽しませてあげるね…」
続
あと孕むのは俺は無理ゴメン