【タイトル】亀井絵里虐め小説スレ【募集中】

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75偽り
ふふっと紺野さんが笑いました。
「加入当時ね、愛ちゃん…私が気にいらなかったんだって。私、いつも赤点だって馬鹿にされてた。
 だから…だからね。殺しちゃえって思ったの…」
目の前の紺野さんは、いつもとまったく変わらない紺野さんなのに。
言い様のない寒気と鳥肌が、私を襲いました。
それでも私は、忘れていなかったのです。
“楽になりたい”という弱い本音を。
「これ、あげる」
手渡されたのは、一箱の煙草でした。
使いさしですが…まだ数本、残っています。
「こんなもの、どうしたら――」
「知ってる?」
紺野さんが、立ちあがります。
「煙草のカスって…毒になるんだよ?」
76やぐふぁん:03/03/31 19:15 ID:6tO4JWYX
更新キター!
・・・って思ったら紺野さん本当にキてるわ。
77偽り:03/03/31 19:21 ID:F3B4t9aE
夜も遅いとある一室、安倍と矢口はまだ残っていた。
「それでね…メンバーのことなんだけど…」
(最近なっちとは、新生モーニングの話ばっかり…)
矢口はぼんやりと考えていた。
無理も無い、言い出した当人こそ矢口ではあるが、今やこの計画、
新生モーニング娘。に一番乗り気なのは安倍であった。
平家、そして保田の卒業という名のリストラを間近で痛感した今、
オリメン、2期メンと呼ばれる自分達の立場が危ないのは周知の事実。
「矢口――…聞いてるの?」
「あ、ごめん」
「もう、しっかりしてよ。矢口も大事なメンバーの一員なんだからね」
安倍は少し微笑んだ。
78偽り:03/03/31 19:22 ID:F3B4t9aE
「安倍、矢口、石川…一応この3人は確実でいいんだよね」
「でもさぁ…結局のところ、よっすぃーはどうするの?」
それなんだよねぇ、と安倍も黙り込む。
「場合によっちゃ、使えそうなんだけど…」
「あの…」
その時、部屋の扉が静かに開いて、顔を覗かせたのは石川だった。
「おそいよ、梨華ちゃん」
「ごめんなさい…」
「まぁいいじゃん。とりあえず座って。今メンバーについて話してるから」
机の上に置かれた一枚の紙に、安倍、矢口、石川と書いてあるのをみつけ、
思わず石川は身震いをした。
(私の名前…あるんだ、一応…)
「ねぇ。梨華ちゃんはどう思う?よっすぃーのこと」
「ど、どうって…」
「新生モーニング娘。に、必要かどうかってこと」