紺野のエロ小説書いて〜 第3章

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356新紺
私は今「新垣里沙」という名前の「男の子」として、あさ美ちゃんのベットの中に忍んで
「夜這い」をかけるべく待ち伏せをしている。さっきお風呂場の脱衣所でも思った事だが、
今日あさ美ちゃんと私が「秘密の関係」を築いてしまった事に対し、私が許容できたのは、
「交互に男になったり女になったりのやりとりがたまらなく爽快」であるからだ・・・。

矢口さんにとって私は「お豆ちゃん」でしかない。年齢差があるから仕方のない事である
かも知れないが、終始リードされる立場に自分は立たなければならない・・・。

私にとって「矢口真里」は憧れの女性だ・・・。私は矢口さんと色々な事があった今でも
彼女のような女性になりたい、と思っている。例えば私に恋人が出来た時、もしくは好き
な人が出来た時に、私は一番最初に矢口さんに相談に乗って欲しい、と考えるだろう。

普段は時には「ボーイッシュ」に、また時には「セクシー」にもみえる彼女だが、私には
矢口さんが「女性的過ぎる」ので受け入れきれなかったのだと思う。「求められた事」は
とても光栄だったが、あまりに自分が「格下」過ぎてギャップがあった事も事実だ・・・。
357新紺:03/03/26 14:54 ID:WtHAMWHX
語弊を恐れずに言えば、「矢口真里」ほどの女性が「新垣里沙」ごときを好きになる事に
納得が行かなかった・・・。卑屈になる訳ではないけど、もっと私よりもふさわしい人が
世の中にはたくさんいるし、矢口さんにはもっと私なんかよりも「格上」で「素敵な人」
と付き合って欲しい、そして私の目標(憧れの女性)で在って欲しい、と思っている。

ゲームセンターでの一件の後、どれくらいしてからだったかは忘れてしまったが、ある日
矢口さんに、

『新しく好きな人ができたんだ♪』

そう言われた時、本当に心から嬉しく思った。その私の嬉しそうな表情を観て矢口さんは
少し不服そうにしてはいたが、その後、私と矢口さんは穏やかに接する事ができている。

あさ美ちゃんと私なら「お似合いだ」と言っている訳ではない。けどあさ美ちゃんになら
例えば自分と見解の違っている事に対して私が『違うんじゃない?』とすぐに言い返す事
もできるのだ。時には喧嘩もするからこそ仲良くできる。私のパートナーがもし矢口さん
であったならば、きっと喧嘩にすらならないし、できない・・・。
358新紺:03/03/26 14:55 ID:WtHAMWHX
(あさ美ちゃん、まだ動いてこないなぁ・・・。)

普段からあさ美ちゃんの行動が「素早くはない。」事を認識してはいるので、このぐらい
の長さの沈黙とかはごく当たり前の事なのかも知れない。けれど今の状況が状況なだけに、
時間が過ぎていく速度がとても長く感じてしまう・・・。

それから更に数分が過ぎて・・・、私の身体に残存していた「さっきの愛撫の余韻」が、
ほぼ完全に消え失せた頃に私の背中越しに「薄明かり」が差し込む・・・。

『あさ美ちゃん・・・?』

彼女は私の呼びかけには応えず、まるで私の存在に気が付いていないかのように、普通に
ベッドの中に入ってくると、布団を掛けて横になってしまった・・・。

(?・・・。あさ美ちゃん、どうしたんだろう・・・?)

彼女の行動の「意図」が分からずに動きが取れない私の背中越しに・・・。あさ美ちゃんは
独り言を言う様な口調で話し始めた・・・。
359新紺:03/03/26 14:56 ID:WtHAMWHX
『あ〜あ、今日も疲れた、疲れた。さてと、里沙ちゃんももう寝ちゃったみたいだし・・・。
私も寝ようかな〜。って、あれ〜っ?何だろう?こんな所に「人形」が置いてあるぞ〜?』

(!?・・・、何じゃそりゃ〜??^^;)

突飛なあさ美ちゃんの行動のリアクションに戸惑っている私を尻目に、背後から抱きついて
きたあさ美ちゃんは、私のおっぱいを揉みしだきながら「独り言」を続ける・・・。

『わぁ!あったか〜い!何か本物みたいだぁ〜♪これ、誰が置いてったんだろ?これって、
私がもらっちゃってもいいのかなぁ・・・?^^』

「ごっこ的なノリ」が嫌いな訳ではない私だが、これじゃあまたもや私が受け身の立場だ。
異論を唱えようして振り返った私の唇を、予想通りにあさ美ちゃんが奪い去る・・・。

『・・。んっ・・。』

またも眼をあけたままでのキスとなってしまった私だが、今回はあさ美ちゃんも眼を開けた
ままだった。私と目があった彼女の優しい瞳が、私に『ありがとう!』と言っていた・・・。
360新紺:03/03/26 15:28 ID:WtHAMWHX
その瞳に安心して脱力する私の身体に「馬乗り」になるようにして自分の身体を重ねてくる
あさ美ちゃんは・・・、何と全裸だった!!

(うわぁ・・・、やらしい・・・。)

こういう体位を世間では一般的に確か「騎乗位」とか言うんだっけか・・・?一応、私は
「夜這い」を目的にあさ美ちゃんの布団の中に忍び込んだ「新垣里沙君」であったのだが、
またも立場は逆転しそうな予感がする・・・。そうは思っても、動揺してしまっている私は
あさ美ちゃんの出方を待つより他なかった・・・。