紺野のエロ小説書いて〜 第3章

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281新紺
ワザと目を合わせないようにして、里沙ちゃんの「恥辱心」を煽ろうとしていた私は、
さっきのお風呂の時とはちょっとだけ違う、里沙ちゃんの反応を見逃さなかった・・・。
良くは分からないけど、里沙ちゃんは懸命に理性を働かせ「何か考えている」と言った
感じの様子だ・・・。

(矢口さんにされた時の事でも思い出してるのかなぁ・・・?)

そう思うと図々しくもちょっと妬けてしまう私なのだが、まあいいや。今、里沙ちゃんの
「全て」を手中に収めているのは、この私なのだ。それにもし里沙ちゃんが今そんな事を
思い出しながら私の愛撫を受け止めているとしても、気持ちは良く分かる気がする・・・。
282:03/03/07 02:16 ID:J5x+JkOE
恥ずかしい話だが、私は里沙ちゃんと今日、このホテルに泊まりに来るまでの一週間の
間に、3回程「自慰」というものをしてみた。最初に試みたのは、まこっちゃんの部屋に
最後に泊まった日から3日後の事・・・。夜遅くにようやく自分の部屋に戻り、ふとした
時、自分の身体が「まこっちゃんと過ごす夜」から逃れた開放感と反比例するかのように、
卑しく「疼いてしまっていた」のがその原因だった・・・。

疼きを何とかしたい気持ちは強いけれど、それでも本能的に理性は強く働いていて、

(せっかく独りになれた時間なのに、まこっちゃんの事なんて思い出してたまるか!)

そう考えた私は、

(せめて架空の世界では、石川さんに優しく抱かれたい・・・。)

と思い、憧れの彼女が、私の身体を優しく愛してくれる状態を想像し、自分なりの性的な
「既存知識」を総動員させて、夢中で自分の性感帯を弄くり回してみた・・・。
283:03/03/07 02:39 ID:J5x+JkOE
けれど、どうにもこうにも「上手く行かない」のだ・・・。憧れの石川さんが私の事を
「愛してくれるイメージ」が今一つ上手に浮かべられないのが一番の原因だとは思うが、
それなりに「気持ちよく」成ってきた所で、急に「後藤さん」の事を思い出してしまった
りしてどうにも悪循環だった・・・。

そんなことをして藻掻いているうちに、日頃の仕事の疲れが溜まっていた私の肉体が悲鳴
をあげてしまった。私は生まれて初めて「両足がいっぺんに釣る」という苦痛な体験をし、
悔しさと情けなさで、大泣きしたのだった・・・。

もはや夢の世界ですらまこっちゃんとの「アブノーマルな関係」から逃げ出す事のできない
自分に愕然としながらも、身体の疼きは本当に文字通り「イヤらしく」私が再び「自慰」に
再挑戦したのは、そのすぐ翌日だ。

皮肉な結果だった。いや、そう言う結果になるのが、何となく自分で想像できたからこそ、
私は最初からはそれをしなかったのかも知れない。
284:03/03/07 03:01 ID:J5x+JkOE
掛け布団をかけたままでうっすらと汗をかきながら、私は自分の衣服を1枚1枚ゆっくり
脱いでいく・・・。私の着ているパジャマを脱がしていくのは、私ではない。愛ちゃんで
あった。私は里沙ちゃんと今、こうなるまでに生涯3人の女性と「肉体関係」になったが、
その中で「高橋愛」とだけはベット上で身体を重ねた事はない。だから普段でも時々だが、
仕事の集中力が途切れたときなどに、

(愛ちゃんはあの時、もしもトイレなんかじゃなく、お部屋のベットの上だったらどんな
風にしてくれたのかな・・・?)

そんなことを考えたりしてしまっていた。私は愛ちゃんが好きだ・・・。いや、違う。
「掴み所のない」愛ちゃんの事は好きではないが、愛ちゃんの「触り方」が好きなのだ。
愛ちゃんの「触り方」を愛しているのは、「私の肉体」で、「私の精神」が愛している
のは石川さん・・・。そう割り切れた途端に、私の「自慰行為」は驚くほど上手くいった。
285:03/03/07 03:15 ID:J5x+JkOE
私のセックスに対する考え方は「現実派」なのだと思う。愛ちゃんとは実体験として
「した事がある」からベット上でのイメージも湧くのだが、石川さんと私は、根本的に
まだ「何もない」のだ・・・。「想像力豊かな人」であればその部分は「上手に補える」
のかも知れないが、私にはできない。それゆえに「自慰行為」を終えて一旦は自分の
「肉体の疼き」にモルヒネを投与して麻痺させる事はできても、その行為を終えた時に
自分に残るのは、空想世界で「精神的には愛していない高橋愛とのH」をして苦悩する
気持ちだけだった・・・。

3回目にしたのは、実はつい昨日の事だ。かなり激しかった。昨日の夜、私は「高橋愛」
「柴田あゆみ」そして「小川麻琴」と言う3人の美女に同時に抱かれた・・・。それは
もう凄かったさ。。けれど、言うまでもなく架空の世界で激しくされた私の身に現実と
して残るのは、その「激しさ」と正比例するかのように大きく生じる「苦悩と空虚感」
である・・・。私は危うくノイローゼになりそうな一夜を、昨夜過ごしたのだった・・・。