紺野のエロ小説書いて〜 第3章

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261新紺
(私はいつもまこっちゃんに怯えている立場なの。同い年で同格の立場の筈なのに
私はいつもまこっちゃんの事を怖がっているの。ましてや矢口さんは私達の大先輩
でしょ?だからその時、里沙ちゃんも怖かったから「イケなかった」んだよ・・・。)

目の前に複数の「紺野あさ美」が現れたのに、私は全く不思議がらずに考える。

確かにあの時、私は最後までイケなかった。「快感」よりも「理性」が勝ってしまい
矢口さんの前で号泣してしまったからだ・・・。私は「矢口真里」を娘のメンバーの
先輩として、また女性としてもの凄く憧れていた。身長は私と同じ位か、下手すると
私よりも小さい矢口さんは、しかしながら随時「美形揃い」の「娘。」の中でも抜群
の存在感を示す。。私は矢口さんをもの凄く尊敬していたし、彼女の芸能人のしての
「生き様」に小さな小さな存在の私が、芸能界で生き残るヒントがあると思った。

考えすぎなのかも知れないが、もしかすると矢口さんを「その気」にさせたのは私の
方なのかも知れない、と思う時がある・・・。
262新紺:03/03/03 11:07 ID:0luyxZTV
『私ね・・・、純粋に私の事を慕ってくれているのが分かる「お豆の瞳」がたまらなく
好きなの!』

ある日のプライベートの時間・・・、オフの前日の夜に矢口さんのお部屋に誘われた。
「振り付けの指導」をしてくれていた優しくて頼もしい先輩が、突如そう言って私の
身体を狙う「恐ろしい先輩」に変貌した瞬間だった。言い方は悪いかも知れないのだが
「卑怯な不意打ち」だった。けれども、「矢口さんの全てを盗みたい(学びたい)」と
思う私の目線が矢口さんをその気にさせてしまった原因なのならば、ワザとではないと
しても、私にも責任がある・・・。

(そんなことないよ・・・。)

葛藤する私の心を見抜いたように、「幻のあさ美ちゃん」が語り出す・・・。

(私だって、まこっちゃんを慕う気持ちに下心も疚しい気持ちもなかったもん。でも
そういう関係になってしまう事だってあるんだよ・・・。)
263新紺:03/03/03 11:10 ID:0luyxZTV
普段コンサートや曲の収録前に「上がり症」を露呈するのはあさ美ちゃんの方で、私は
どちらかというと、「大丈夫だよ!」と目でリラックスさせてあげる方の立場にある。
だけども今は、あさ美ちゃんの目が私に、そう語りかけている・・・。

(私の事を信用して、矢口さんの事を話してくれて本当に有り難う。私も同じ立場の人
だから、里沙ちゃんの気持ち、よく解るよ・・・。ちょっと頼りなく見えると思うけど、
私は里沙ちゃんに、絶対「辛い想い」はさせないよ!だから、私を信じて!!)

「幻のあさ美ちゃん」も何だかとっても「マイペース」で、自分の主張だけをすると、
私の返事も聞かず、弾けるように消えてしまった・・・。代わりに目の前にいる本物の
あさ美ちゃんが私との距離を更に縮めるかのように私の身体を抱き寄せる・・・。

『あっ!・・・!?』

私の口から思わず漏れてしまった「吐息混じりの声」は突然現れて消えた「朧気な彼女」
に対しての驚きなのか、それとも鮮やかに「するりっ!」っと私の下着の中に手を忍び
込ませたあさ美ちゃんの指先の刺激によるものなのかは分からない・・・。
264新紺:03/03/03 11:38 ID:0luyxZTV
声を発することによってようやく「我に返った私」に考える間を与えさせないかのように
あさ美ちゃんは首筋にキスをしながら私の身体を荒々しく抱き寄せる。

(私を信じてっ!里沙ちゃん!!)

態度で示す「無言の決意表明」にも思えたが、そんな思考がはたらいたのもほんの一瞬で、
直にアソコを触られている「果てしない快感」が私の思考を鈍らせ、埋め尽くしていく。
さっきから何度も「戸惑っている」私の思考は、いつも結論に結びつかないまま停止して
しまうのだが、それを打開する術を、私は知らない・・・。

(あさ美ちゃんが上手すぎるのと、感じやすい今日の私の身体が悪いんだ・・・。)

自分の「不埒な神経」を私は違う要素の所為にして、快感に身を委せる・・・。