モー娘新情報！！

希美ちゃんはどんな子なんだろう――今更だな。やっぱり、明るく、やさしくて、友達も
多くて、心に影というものができない子なんだろうなぁ。
――辻希美。改めて、彼女の名前を考えると、名は体をあらわすという言葉そのも
のだ。「希望の希に、美しいの美です」舌足らずにそう言っていたな。――なんてか
わいいんだろう。こんな子が娘。。。。――だとしたら、どんなにかすばらしいだろう
なぁ。って何考えてる？！

希美ちゃんの未来は輝きに満ちている。彼女はきっとすばらしい少女、大人になる
に違いない。たかだか数時間いっしょにいただけなのになぜそんなことがわかる、
というところだが……ある意味では彼女は僕にとって命の恩人だ。彼女の生得の
魅力を僕は認めざるをえないんだ。僕が彼女から感じた――人を幸せにする力…
のようなもの。。。これはけっして子供だから、というだけのものでもないだろう。

たしかに彼女がもう少し大きい子だったら、僕もあんな風に話しかけられなかった
かもしれない――おそらくかなりの美人になっているだろうからな。。。それに子供ら
しさとか、子供の美点とかいうのがないというわけでもないだろう。子供というものが
どんなものか僕はよくわからないわけだけど。でも、辻希美だからこそ、というもの
が絶対にある。第一、こんなところにいっしょに来るだろうか。いくら子供とはいって
も。彼女は小学四年生だったっけ、僕が彼女の知り合いだったら、絶対についてい
くなと言うが――彼女をまったく知らなかった僕としては、そうした彼女の決断によっ
て、こうしておしゃべりにつきあわせることもできたんだ。それがそのまま「人を幸せ
にする力」といえば、そういうわけでもないが。――何というか、彼女の瞳に宿ってい
た、あけすけで、人を無条件に信用するような無防備さ……が、あの運命的な瞬間
に現実のものとして現れた。。。

そして、彼女のやさしさだ。彼女は僕のことを心配してくれたんだろう。あんなに涙を
流して泣いていたのに。しばらくしゃっくりのような小さなすすり泣きを続けていたっけ。
彼女が僕の身を心配する言葉を言ったタイミングも、思えば普通ではなかった。なぜ
あんな状態で人の身を心配できるんだろう。

――いよいよ、希美ちゃんに申し訳なくなってきた。結局、彼女には変なおじさんに
連れまわされ、やけ食いをして、寝入っただけの時間になってしまったんじゃないか。
どうすれば彼女にお礼ができるだろうか。何かぬいぐるみでも買ってあげれば……
いや、ものすごく不自然だ。何かを買ってあげるというのは。。。一応言うだけ言って
みるか？ だが、彼女は何かほしがるだろうか。今の僕にそんなことを言う勇気があ
るだろうか。
……何だかすごく彼女のやさしさを汚すいやらしい行為であるような気がする。

いったい、どうすれば。。。

――あーちゃん……？ 寝言か。あーちゃんとは何だ？ 友達の名前だろうか。とにか
く、何かを買うにしても起こさないと。今、何時だ。。。――あぁ？！ もうこんな時間か
。外真っ暗じゃないか！！ これは罪の上に罪を重ねてしまいそうだ)

：
：

「希美ちゃん、希美ちゃん」
(起きない。。。)
「希美ちゃん。起きて！」
「――なんれすか。もうくえねーのれす。。。」
「あの、いや、そうじゃなくて。実はもうこんな時間なんだ。6時」
「6時れすか。。。――6時〜っ?！ ……。――うん？ お兄ちゃん、誰れすか」
「――!!」
「ああ、そうれす。あのお墓れあった人れすね」
「そうだよ……」
「そんれ、お好み焼食べさせてもらったのれす」
「そう。お、おいしかったかい」
「おいしかったのれす！」
「そう、よかった！ それで――」
「――そうれす！ のの、もうかえらねーといけねーのれす。ふじさわ駅にいって、
そんれとうかいどうせんにのって、そんれ……」
「じゃあ、もうお店出ないとだめだね」
「へい。あの……ろうも、ごちそうさまれした」
「いや！ とんでもない。……えーと、こちらこそ――」
「お好み焼、とってもうまかったのれす。お兄ちゃんのいったとおりれしたね」
「え？」
「らって、このへんじゃいちばんうめーっていってたのれす。あ、そうれす、なまえ
明人しゃんれしたね」
「……」
「あれ？どうしたんれすか？」
(まずい、泣けてきた。なんだ、これは……。名前呼ばれただけだろう)
「……？」
「――ごめん。じゃ、じゃあ、行こうか」
「へい」

：
：

「あ、電車すぐ来るね」
(ああ、もう行ってしまうのか)
「40分れすから、えーと、あと、1分じゃねーれすか！ じゃあ、明人…お兄ちゃん、えーと、今日は…」
「いいからいいから！もう1分なんだから、急いだほうがいいよ」
(ああ、何をいってるんだ。これじゃあ、何のお礼もしないでいってしまうことになるぞ。次の電車とか――)
「じゃあ、ののもう行くのれす。今日は本当にありがとう…なのれす」
「うん――」
(ああ、行ってしまった。。。だめだ、このまま別れちゃ、もっと何か…何か)
「希美ちゃん！」
「――なんれすか？」
「今日は――今日はごめん！ それと……ありがとう！！」

(手をふった。――すごい、一足飛びに階段を駆け上っていく。あの体で。すごい脚
力だ。とりあえず、お礼は言えたか。。。これで22歳か、情けないな、まったく。――
それにしても、彼女は起きぬけで泣いてたこと忘れてたみたいだったな。。。彼女の
悲しみが早く消えますように。――はは、祈っちゃってるよ。これはもう完全に彼女の
虜だな。――天使だ。間違いなく天使だった。辻希美。僕は彼女の名前を忘れない
だろう。そして今日という日は僕が命を救われた記念日だ。天使にあった記念日だ。
僕と彼女の前にはどんな未来が待っているんだろう。しかし、僕と彼女が会うことは
おそらくもうないだろう。……こういう出会いがあるなんて。人生というのも捨てたも
のじゃない、という気になる。――いや、僕はまた明日別の気分を抱いているかもし
れない。死者の世界は永遠だから。しかし、僕は今日のこの気分を忘れない。絶対
に。――絶対に。

でも、僕はまた彼女の顔を見たくなるだろう。僕のバカな頭は彼女の姿を忘れていく
だろう。一年、五年、十年。一生に一度の出会い、というわけか。あれだけかわいい
んだから、アイドルにでもなってくれないかな。そうしたら、僕も一ファンとして応援し
て恩返しできるし、彼女の顔も見れることになる。――ハハ、無理か。そんなに楽に
入れる世界じゃないだろうし。運も必要だというし。。。それに、希美ちゃんにその気
がなければな。

――運命。
……運命か。僕は明日のこともわからない。本当は一秒先のことだってわかってい
ない。なんとなくわかった気でいるだけだ。いきなり、上から隕石が落ちてきて死ぬ
とも限らない。どんな荒唐無稽なことでもおきうるのが未来というものだ。僕の家に
起きたこと、あゆみと茂、僕との間で起きたこと。僕はその未来を予測できなかった。
だが、過去と未来の間には僕という現在があったんだ。僕の体、僕の心。何かで読
んだことがあるな。人間は常に未来に投げかけられたものだって。違ったかな。常に
未来へと向かうもの。僕もまたそうだ。何が起きるかわからない。でも、僕という意志
はある。僕がどのように現在を捉え、未来を見るか。その自由は与えられている。

僕は運命という観念から逃れられるだろうか。僕は人生を自分のものとする感覚を
取り戻せるだろうか。

――希美ちゃんにもこれから色々なことがあるだろうな。できれば、僕のまわりで起
きたようなことが彼女のまわりでは起きないように。。。今、神様が僕の願いを一つだ
けかなえてくれるとしたら、祈るのはそのことだ。死、暴力、誤解――断絶、……絶
望。。。そのうちの一つでも彼女に近づいたとして、彼女はその攻撃にたえられるだ
ろうか。。。いや、そんなことがあってほしくはない。彼女にそんなことがあってはな
らないのだ。それに……彼女はそんなことに負けたりはしないだろう。

また、彼女の階段を駆け上っていった後ろ姿が目によみがえった。――天使にして
はあわただしい感じだったが。白いワンピースと、黒髪がはっきり見える。――黒髪？
そういえば、希美ちゃん、会ったとき、麦藁帽子をかぶっていなかったか？ さっきか
ぶってなかったぞ。どうしたんだろう。手にも持っていなかったし。もしかして忘れた
のか。どこに。――店か。……これは急いで店に戻らないと――)

：
：
：

∋oノハヽo∈
　 (　´�D｀)＜……

.

ほ　

りちえみ

.

＠ノハ＠
（；‘д‘）　＜……
　川;ｏ･-･)

∋oノハヽo∈
　 (　´�D｀)＜……ののはお兄さんと別れてから、ぼうしをなくしたのにきづいたのれ
　　　　　　　す。それもショックらったんれすけろ、そこれその日のことをいっぺんに
　　　　　　　おもいだしちまったのれす。あったことも、ののが考えたことも。。。のの
　　　　　　　はあつくてながした汗とはちがう汗がでてきたとおもったのれす。あれっ
　　　　　　　て不思議れすよね。ハッと思ったとたんにじわわ〜って出てくるのれす。
　　　　　　　そんれ汗が出てきてるのがすごいはっきりわかるのれす。そんれ、「どう
　　　　　　　しよう」って言葉が心の中で大声になるのれす。

＠ノハ＠
（；‘д‘）＜――て、のの！！

∋oノハヽo∈ ？
　 (　´�D｀)＜なんれすか。

＠ノハ＠
（；‘д‘）＜だ、だめやないか、そんな人についてったら。


川;ｏ･-･) ＜加護さん……

∋oノハヽo∈
　 (　´�D｀)＜れも、あいぼん、お兄さん、いい人らったれすよぉ。なんかゆめのなか
　　　　　　　　の人ってかんじらったのれす。

＠ノハ＠
（；´д｀）＜そういう問題やない。うち、いつもおもっとったんや、のののそういうことあ
　　　　　　かんて。そ、そんなわけのわからない人についてって、しかも寝たやて〜。
　　　　　　(ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ)


川;ｏ･-･) ＜加護さん、でも何もなかったわけですし。

＠ノハ＠
（；´д｀）＜いや、のの。のののそういう感じのところ、うちもええとおもうけど、それにも
　　　　　　限度ちゅうもんがあるんや。ののがまた変な人についてって、そんで、そ
　　　　　　んで。

∋oノハヽo∈
　 (　´�D｀)＜あいぼん、ごめんなのれす。

＠ノハ＠
（；´д｀）＜もし、ののが。。。 はぁ、ののはなんでいつもそうなんや。。。ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ


川;ｏ･-･) ＜――辻さん、途中で寝ちゃったってことですけど。結局その男の人が何
　　　　　　　をいいたかったのかってわかりますか。

∋oノハヽo∈
　 (　´�D｀)＜ううん、わからないのれす。さっきいったこと以外はほんとにおぼえて
　　　　　　　　ねーのれす。もしかしたらほんとにゆめらったのかもしれねーれすね。
　　　　　　　　どこからどこまでがゆめなのかわかんねーれすけろ。

川;ｏ･-･) ＜そうですか。。。なんで、その男の人はそんな話をしたんですかね〜。
　　　　　　　小学校四年生の女の子を捕まえて。

＠ノハ＠
（；‘д‘）＜だから、紺野ちゃん、それは――


川;ｏ･-･) ＜――で、あーちゃんさんとはそれからどうなったんですか。

∋oノハヽo∈
　 (　´�D｀)＜――あーちゃんれすか。ののはそれからあーちゃんとはなせないまま、
　　　　　　　　おばあちゃんちにいっちまったのれす。れも、お父さんが何日かお仕事
　　　　　　　　れ家にのこっていたのれ、もしるすでんとかにあーちゃんから何か入っ
　　　　　　　　てたらそっちにおしえてほしいっていっておいたのれす。――一週間く
　　　　　　　　らいおばあちゃんちにいたんれすけろ……あーちゃんからでんわはな
　　　　　　　　かったのれす。
　　　　　　　　そんれ、ののは何回もののがかけてみようっておもって、電話の前で
　　　　　　　　もじもじしたのれす。れも、電話できなかったのれす。なんてゆうか、の
　　　　　　　　のが電話してもいいのかなっておもったのれす。――ほんとは怒って
　　　　　　　　たというのもあるんれすけろ、もしあーちゃんがほんとにのののこときら
　　　　　　　　いになってたら、ののの電話なんか、あーちゃん、めいわくなんじゃない
　　　　　　　　かなって思って。

＠ノハ＠
（；‘д‘）＜はぁ？ そんなひどいことされといて、ののがなんでそんなことかんがえ
　　　　　　　なあかんねん。


川;ｏ･-･) ＜――ちょ、ちょっと加護さん。

∋oノハヽo∈
　 (　´�D｀)＜れも、そんとき、ののはそれ以上あーちゃんにのののこときらいになっ
　　　　　　　　てほしくなかったのれす。。。ののは、やっぱりぜんぶが終わりになっ
　　　　　　　　ちまうことがいやらったのれす。――れも、ひょっとしたら電話があるか
　　　　　　　　も、て思って待ってたのにぜんぜん来なくて、どんどんあーちゃんが遠
　　　　　　　　くにいっちまいそうに思えてきて、そんれののはまたいっぱいないちま
　　　　　　　　ったのれす。ののが泣いてるのに、いっしょのへやれねてたおばあちゃ
　　　　　　　　んが気づいて、だいじょうぶ、どうしたのって言って抱っこしてくれたん
　　　　　　　　れすけろ、ののは何もいえなかったのれす。だって言ったら、おばあち
　　　　　　　　ゃんからお母さんに伝わって、れ、お父さんに伝わって、みんなすごく
　　　　　　　　しんぱいしてくれるとおもうんれすけろ、それじゃあ、もう、ののとあーち
　　　　　　　　ゃんのことじゃあなくなって、あーちゃんものののものじゃなくなるって、
　　　　　　　　そんな気がしたのれす。

∋oノハヽo∈
　 (　´�D｀)＜おばあちゃんちにいるあいだ、あーちゃんと話したいってずっと思ってた
　　　　　　　　のれす。ののが心のそこに穴があくくらい、心をいじくりまわしたって、
　　　　　　　　ののはあーちゃんじゃねーのれす、あーちゃんのほんとの気持ちなん
　　　　　　　　てわかりっこねーのれす。
　　　　　　　　おばあちゃんちは自然のなかにあって、近くに川とかもながれてて、お
　　　　　　　　姉ちゃんとしんせきの子といっしょにおよいれ、山もあったのれ、朝早く
　　　　　　　　おじいちゃんとさんさいとかキノコとかをとりにいったりして、すごくたのし
　　　　　　　　かったのれす。れも、ののはののの涙がぜんぜんかわいてねーって
　　　　　　　　思ったのれす。たのしいっておもってるときでも、あーちゃんのことを思
　　　　　　　　い出したら、すぐ泣きそうになっちまうのれす。「あーちゃん、なにしてる
　　　　　　　　んだろう」「あーちゃん、今泣いてるのかな」「すごくこうかいしてるんだろ
　　　　　　　　うな」「あーちゃんがここにいたらなぁ」とか、いろんなことかんがえちまっ
　　　　　　　　て。れも、みんなの前れ泣いたらお姉ちゃんにバカにされるから泣かな
　　　　　　　　かったのれす。

.

.

保全の旅路も間もなく終わる。長い戦いだった…。

　

∋oノハヽo∈
　 (　´�D｀)＜あの、学校でいなぎくんたちとしたしくなってドッジボールとかしてたとき
　　　　　　　　とはちがってたのれす。あんときは、どんどん涙がかわいてくのをかん
　　　　　　　　じたのれす。なんれちがうんらろ〜って思ったら、今はあーちゃんが近
　　　　　　　　くにいないからなのれす。あんときは、あーちゃんが見てるって気持ち
　　　　　　　　がどこかにあったと思うのれす。ボールをおっかけてるときでも、あーち
　　　　　　　　ゃんが学校のなかの窓から見てるような気がしてたのれす。きっと、あ
　　　　　　　　ーちゃんのことおこってるのに、あーちゃんを親友らって思ってたから
　　　　　　　　なのれす。――ていうか、…なんてゆえばいいんらろ〜、あーちゃんが
　　　　　　　　のののどっかでいっしょになってるのれす。……。それもたましいらと
　　　　　　　　思うんれすけろ、あーちゃんがのののなかにとけこんでて、ののがあー
　　　　　　　　ちゃんのなかにとけこんでて、そんれ、ふたりともじぶんがあーちゃん
　　　　　　　　ら、じぶんがののらっていえるのれす。ろこがどう、ていわれると困っち
　　　　　　　　まうのれすけろ。。。

∋oノハヽo∈
　 (　´�D｀)＜らから、おばあちゃんちにいたときは、どんどんそういうのがなくなって
　　　　　　　　いって、ほんとにののとあーちゃんとのことがぜんぶなくなっちまうみた
　　　　　　　　いれ、ののはあせってたと思うのれす。

　　　　　　　　そんれ、ののはいっぱいゆめみたいなこともかんがえたのれす。あー
　　　　　　　　ちゃんが前とおんなじように、ううん、前よりももっと話してあそんでくれ
　　　　　　　　て、親友じゃなくて大親友になってくれるのれす。そしたら渋谷にふたり
　　　　　　　　れいって、いろんなところれあそぶのれす。あーちゃんがののの手をひ
　　　　　　　　っぱって、いっぱいあんないしてくれるのれす。ののはちょきん箱に入っ
　　　　　　　　てるお金もぜんぶ出して、お母さんからもおこづかいまえがりしてて、そ
　　　　　　　　のお金れ、あーちゃんといっしょにえらんだ服をかうのれす。お昼はセン
　　　　　　　　ターがいのマックで食べるのれす。そんれ、わかれぎわになってあーち
　　　　　　　　ゃんは言うのれす、今日はののといっしょれ、すごいたのしかったよ、
　　　　　　　　ののはわたしの親友だよって。

∋oノハヽo∈
　 (　´�D｀)＜こういうことかんがえると、ねむれなくなっちまうのれす。もうあーちゃん
　　　　　　　　に会いたくて会いたくてしょうがなくなっちまうのれす。かんがえてるとき
　　　　　　　　はほんとにたのしくて、ほんとみたいれ、いますぐお父さんに電話して
　　　　　　　　むかえにきてもらおうか、そしたらどういうふうにせつめいしようか、とか
　　　　　　　　本気れかんがえたのれす。

　　　　　　　　れも。。。
　

　　　　　　　　ののはもうあーちゃんには会えなかったのれす。

＠ノハ＠
（；‘д‘）　＜……え？
　川;ｏ･-･)

∋oノハヽo∈
　 (；´�D｀)＜一週間たったときにお父さんから電話があったのれす。電話をかわった
　　　　　　　ら、お父さんはふるえる声れいったのれす。あーちゃんが大変なことにな
　　　　　　　ったからもどってこいって。ののは「たいへんなことってなんれすか？」っ
　　　　　　　ていったんれすけろ、お父さんはとにかくもどってこいっていうだけらった
　　　　　　　のれす。お母さんに聞いてもはっきりいってくれねーのれす。「よくわから
　　　　　　　ないから」っていってばっかりなのれす。おばあちゃんちまでは電車れい
　　　　　　　ったんれすけろ、ののはかえりの電車れ、たいへんなことってなんらろ〜
　　　　　　　って思って、むねがつぶれそうになるくらいにくるしくて、たえられなくて、
　　　　　　　ずっとお母さんにくっついていたのれす。いろんなことかんがえちゃうんれ
　　　　　　　すけろ、もうののはこわくて、のののかんがえたそのお話が先にすすんじ
　　　　　　　まう前に、お母さんにちからいっぱいだきついたのれす。
　　　　　　　ほんとにこどもみてーらって、思ってると思うんれすけろ、ほんとにののは
　　　　　　　そうしないとたえられなかったのれす。らって、らって。。。あーちゃんが、
　　　　　　　あーちゃんが。。。ののはぎゅって手をあわせていのったのれす。神様、
　　　　　　　あーちゃんをたすけてくらさいって。ののはもうあーちゃんをこまらせたりし
　　　　　　　ないのれす、らから、あーちゃんにこわいことしないれくらさい。

∋oノハヽo∈
　 ( |||´�D｀)＜れも……

∋oノハヽo∈
　 ( |||´�D｀)＜…………

＠ノハ＠
（；‘д‘）＜のの！


川;ｏ･-･)＜あーちゃんさんはどうなったんですか――

∋oノハヽo∈
　 ( |||´�D｀)＜あーちゃんは死んじまったのれす。。。

＠ノハ＠
（；‘д‘）　＜――！！
　川;ｏ･-･)

∋oノハヽo∈
　 ( |||´�D｀)＜お父さんが電話がくるまえの夜にあーちゃんはこうつうじこにあってた
　　　　　　　　　のれす。――「そくし」らったのれす。なんか、ヨントントラックにひかれ
　　　　　　　　　ちまったのれす。ヨントントラックってあいぼんたちは知ってるかもしれ
　　　　　　　　　ねーれすけろ、ののたちがいどうれいつものってる車よりももっともっと
　　　　　　　　　大きい車なのれす。あーちゃんのちっちゃい女の子のからだなんか当
　　　　　　　　　たったら――。

＠ノハ＠
（；‘д‘）＜………

∋oノハヽo∈
　 ( |||´�D｀)＜………

∋oノハヽo∈
　 (　;´�D｀;)＜あーちゃん！……死んじまったのれす！ のののらいすっきらったあ
　　　　　　　　ーちゃん！！

∋oノハヽo∈
　 (　;´�D｀;)＜ﾋｰﾝ……


＠ノハ＠
（；´д｀）＜のの……


川;ｏ･-･) ＜………

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ 　　　　　　　　　　　　＼　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾊﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本日の閉館時間は――

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　　　　ノ　.+ ＼___＿＿＿＿＿＿______.＼ 　　　　　　　　|｜　　|￣￣｜　　
　　　〈 . ＼　　ﾉ＋　+　　＋ 　＋　+　 ＋ ヽ、 　　　　　｜|　／￣￣ /
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