【ハッピー】石川梨華性的虐め小説2エプ目【グッチャー】

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192 ◆mzDS5UZe1U
ここは、ファミリーレストラン。
梨華は、最近ドラマ出演で忙しいソニンと、久し振りに一緒にダンスレッスンを行った。
そして、夜まで何度も踊り、くたくたに疲れた体で家に帰る途中に、
『梨華ちゃん。どうもこんばんは。
今日さ、いい場所見つけたんだけど、
ちょっとそこで遊んでみない?』
というメールに疲れを吹き飛ばされ、ファミリーレストラン“オスカルホスト”、通称オスホに来ていた。

梨華は、途中の駅でメールの指示通りの帽子とサングラス、
そして、コートを裸の体に一枚だけの姿に着替えて、ここまでやってきた。

コートの裾を気にしながら店内に足を進めた梨華は、店内を歩きながら、辺りの様子を見た。

ここのファミレスは、立地条件と交通の利便性の悪さから客の入りが悪いらしく、
喫煙席側に、何かのレポートを書いている大学生ぐらいの女性が一人だけだった。

そして梨華は、メールの指示通りに禁煙席なっている店の一番奥に向かった。


梨華は、窓に向かって背もたれの低いソファーに座り、テーブルに置かれている、
手頃な値段で、どれもおいしそうなメニューを手に取った。

しかしメニューを開いた梨華は、品を選ぶそぶりもなく、ただ漠然とその料理の写真を眺めていた。
(あぁ、今夜は何をされるんだろう)
193 ◆mzDS5UZe1U :03/02/14 15:25 ID:A8TW3S6S
梨華が席に座って数分が過ぎると、茶髪の女性店員が何度か梨華のいる方を覗き込んでくる姿が目についた。
(あ、そっか、とりあえず注文をしないとね)
梨華は改めてメニューを見直すと、店員を呼ぶ為のボタンを押した。

静かにクラシックのBGMが流れる店内に、ピンポ〜ンと、軽い呼び鈴の音が鳴ると、
何度かこちらの様子を伺っていた、胸に「まりぃ」と書いたネームを付けた店員がやってきた。

「注文決まったぁ?」
「えっ」
(何か、感じの悪い店員さん。そういう態度ならこっちだって)
「あの、乙女パスタとモーニングコーヒーをお願いします」
「馬鹿じゃねーの? そんなのねーよ」
(わっ、客に対しての言い方じゃないよ)
「あ、すみません。えっと、この紅茶とケーキのセットをお願いします」
「ふ〜ん。じゃあ、注文を繰り返すねぇ。ケーキセットを紅茶だね」
「は、はい」
「かしこまりぃ〜」

親指、人差し指、中指の3本の指を立てた、フレミング法則のような手の形を額にあてる、変なポーズを取って去って行くまりぃに、
梨華はアッカンベーと、舌を出して見送った。
(ホントにイヤな感じ)
しかし、客の少ない店の長所というべきか、厨房に端末から注文を送信したと同時に、
向こうに用意されていたであろうケーキセットを、おぼんに載せ、まりぃがすぐに戻ってきた。
しかもタイミング悪く、梨華が舌を出していたままの姿を、まりぃに見られた。
近付いてきたまりぃは、チッと舌打ちをし、持っていた紅茶に津波が起こる程の力で、テーブルに叩き置いた。
「おまちぃ」
「どうもありがとう」
注文の品を全て置いたまりぃは、ウエイトレスとは思えない憮然とした表情で、
目を合わせ無いように俯く梨華のを顔を覗き込んだ。
「あ、そうだ。一つ言っておくと、舌を出しるとみっともないよ。夏場のバカな犬みたいでぇ」
まりぃは、それだけを梨華に一言だけ言うと、キャッキャッと笑い声を出し、勝ち誇った表情で厨房に戻っていった。
(ううっ、アンソ二ー助けてよ……)
194 ◆mzDS5UZe1U :03/02/14 15:25 ID:A8TW3S6S
「ゴメン、柴田。遅れちゃった」
斎藤は、柴田との待ち合わせに遅れてやってきた。

「ダメ、許さない。もう寒くて凍え死ぬかと思ったんだからね」
はぁーっと白い息をかけて両手をこすり合わせて言いう柴田は、プクッと頬を膨くらませて斎藤を睨んだ。

「道が混んでたから、裏道を通って近道しようと思ったら迷っちゃって」

「言い訳してもダメ。約束は守らないとダメだからね。
この遅刻したぶんは、ひとみんの体で返してもらうから」
柴田は斎藤の体をつつきながら、意味深な笑いを浮かべた。

「はい。今夜は頑張らせてもらいます」
斎藤は助手席側のドアを開けて柴田を乗せると、自らも乗り込んだ。

「それじゃ、梨華ちゃんが待つオスホに向かって、GO!」
柴田が腕を前に突き出すと同時に、斎藤は車のアクセルを力強く踏んだ。
195 ◆mzDS5UZe1U :03/02/14 15:28 ID:A8TW3S6S
梨華が、ケーキを食べながら携帯電話を見ていると、
携帯にメールの着信を知らせる音楽が鳴り、クラシックが流れる静かな店内に響き渡った。

『どう? ここのお店いい感じでしょ?
梨華ちゃんが楽しむには、もってこいな店だよね。
これから店内で、梨華ちゃんには色々してもらおうかと思ってま〜す。
じゃあ、またメール送るから。』

メールを読んだ梨華は、身震いした。
ここが待ち合わせの場所であり、何かを行うとすれば別の場所だと決め付けていた。
それが違うと知り、梨華の背筋に悪寒が走った。

しかも、梨華に色々な事を考えさせる暇を与える事なく、また次のメールが梨華に届く。

『そうだ。伝え忘れたけど、
メールを送るたびに着信音が鳴ったらお店の人に迷惑をかけるから、
携帯はマナーモードにして。
って、もっとマナーの無い事をやるかも知れないのにねぇ。』

梨華は辺りに目配せをして携帯をマナーモードに切り替えると、カップに残った紅茶を一気に飲み干した。
196 ◆mzDS5UZe1U :03/02/14 15:30 ID:A8TW3S6S
「ふぅ、到着っと」

ファミレスの駐車場で、車庫入れが不得意な斎藤は、何度も車を切り返し、柴田の指定した場所に車を停めた。

「でもさぁ、停めたのはいいけど、梨華ちゃんからこっちの様子は見えないの?」

斎藤は、車を停めた場所が梨華とガラスを挟んで真正面だった事に、不安を感じた。
しかしそんな斎藤とは対照的に、柴田は何も気にする様子もなかった。

「結構ねえ、こういう事をする場合って、回りが余り見えなくなるモノなんだよね。
特に、外の車の中とかまでは、目が届かないんだよ」

「そういうものなの?」

「そういうもの」
斎藤は、柴田の妙に説得力のある口ぶりに多少驚いたものの、深く追究する事はしなかった。

「じゃあ、そろそろ最初のメールを送るね。
あっ、そうそう、村っちからデジタルビデオカメラを借りてきたから、ひとみんに撮影を任せるね」

柴田がバッグから取り出したビデオカメラを渡された斎藤は、
そのカメラに梨華の姿を捕えて録画し始めた。
車のフロントガラスにビデオの録画を示す、赤い光を反射させながら。
197 ◆mzDS5UZe1U :03/02/14 15:34 ID:A8TW3S6S
メールが届くたびに、梨華は店の室温が急上昇したと感じる程、コート一枚の体が熱くなっていた。

ヴゥヴゥ、ヴゥヴゥ

そしてまた携帯は、梨華を熱くするようなメールの着信を知らせる。
『梨華ちゃん、いい?
それでは、まずその4つ付いてるコートのボタンのうち、
一番上の1つと、下の1つをはずして。
それで、襟と裾を大きく開く。
そしてそのままの姿で、何かを注文してみて。
別に、全てが見える訳じゃないから出来るでしょ?』

メールを読み終え、梨華は冷静さを保とうと一つ息を吐き、辺りを見回してコートの一番下のボタンをボタンを外した。
そのはずした手で裾を広げ、太腿から下がテーブルの下にあらわに晒された。
梨華は、そのまま手を止める事なく、首を覆っている一番上のボタンを外し、襟を大きく左右に広げた。
すると、夏場に着る開襟シャツのようになったえりぐりから、店内の空気が汗ばんだ胸元に吹き込んだ。
途中で躊躇ってしまうと、そのままになってしまうような気がした梨華は、
プログラムされたロボットのように、そこまでを一連の動作として行った。
(ここまでは、何とか出来たけど……)
梨華は、上も下も大きく開いたコート姿のまま、呼び出しボタンを押した。
「何かよう?」
呼ばれて来たまりぃは、梨華の姿を見る事なく自分の携帯をいじっていた。
「あ、あの、お紅茶のお代わりを、下さい」
梨華は、震える声で注文をした。
「かしこまりぃ〜」
注文を請けたまりぃは梨華の姿を見る事なく、また携帯をいじったまますぐに戻って行った。

梨華は、まりぃと交わしたほんの数秒の会話に心臓が激しく脈打った。
そして、ソファーと肌が直接触れている裏腿の部分が熱くなると、
そこが起点となって熱が一気に体全体に広がり、体に汗を噴き出させた。

再び携帯片手のまりぃが「おまちぃ」と、紅茶のカップを運んで来る頃には、梨華の顔も体も、湯気が漂う程に熱くなっていた。
198 ◆mzDS5UZe1U :03/02/14 15:35 ID:A8TW3S6S
「あれだけなのに、すごく体を震わせてるのが、カメラを通さなくても分かるね」
梨華の姿をズームアップして撮っしていた斎藤が、
カメラのファインダーから目を離して、直に梨華の様子を伺った。

「あんな恰好でお店の中にいたら、ひとみんだってああなるって」

「そんな事ないよ。なんてたって、私はセクシーが売りなんだから」

「じゃあさぁ、ひとみんも試してみる?」

「えっ? それは遠慮しておきます」
本気か冗談か分からない挑発的な表情を浮かべる柴田に、斎藤は咄嗟に否定を入れた。

「でもさぁ、店の中で、あんな事やってて大丈夫なの?
ほら、店員とか防犯カメラとかあるじゃない」
斎藤の心配顔とはよそに、柴田は表情一つ変えず梨華を見ていた。
「それも大丈夫。ここの店員は自己中で、あんまり客とかかわらない人だし。
それに、防犯カメラも付いてはあるけど、全部ダミーだんだよね」

しっかりと梨華を見つめながら言う柴田に、斎藤は涌き水のように溢れ出る疑問を感じながらも、
一緒のグループの一員として追究はしなかった。

「さぁ、これからが大事だから、ちゃんと撮ってよ」
不敵な笑みを浮かべてメールを書く柴田に、斎藤は念を押され、
「おぅ、任せてよ」
と、斎藤は再びファインダーの中の梨華に、目を戻した。
199 ◆mzDS5UZe1U :03/02/14 15:40 ID:A8TW3S6S
梨華は、体の震えを抑えようと目を閉じ、店内に流れるクラシックに耳を集中させた。
(はぁ、落ち着かなきゃ。変な態度をとると怪しまれちゃうから)

水滴がしたたるコップの水を口に含み、落ち着いてきた梨華をまた崩すようにメールが届いた。

『よく頑張ったね。
それじゃ次は、そうだなぁ。
その注文したそれを、コートのボタンを全て開けて飲んで。
もちろん、何があっても飲み終わるまでコートを閉じちゃダメだよ。
もし、勝手に閉じたら・・・分かるよね?』

メールの内容に一瞬たじろぐも、梨華は操られた人形のようにボタンを外し、コートの閉じ合わされたコートを広げた。

その晒け出された肌は、緊張と興奮でほんのりと朱く染まる。
そして、流れで汗が店内の電灯にキラキラと反射して光った。
200 ◆mzDS5UZe1U :03/02/14 15:40 ID:A8TW3S6S
梨華は、はだけたコートが戻らないように気を付けながら、震える手でカップを唇に運ぶと、
カップと歯が小刻みにぶつかり合い、カチカチと音を立てて、紅茶にさざ波を起こした。

口を濡らす程度に紅茶を含み、カップをソーサーに戻すと、ヴゥヴゥと携帯が振るえた。

『わぁ〜、梨華ちゃん、すご〜い!
お店の中で、おっぱいまで出しちゃったんだねぇ。
それに、ポッとさくら色に染まった恥ずかしそうな顔が、とってもが可愛い。

なんだけども、カップを持たない片手が、ちょっと寂しそうに見えるんだよね。
だからさ、寂しそうな手を使って、
あんまり客もいないし、店員も呼ばないと来ないから、
気持ちいいことしちゃおうよ。
ここでやったら、いつもと違った感じになると思うんだよね。』

だらんと垂らしていた左手の手の平を見つめると、
梨華は、ふぅーっと息を吐きながら汗ばむ右の胸に動かす。

梨華の指先は、優しくクルクルと螺旋を描くように動かして、その頂点にある乳首に向かって昇らせた。
その指先が、感情の昂まりとあいまってピンクに染まる乳輪まで到達すると、
ピンと勃った乳首に触れないように、その周りを優しく揉む。

「はあっん」
焦らされて、刺激が欲しいと力を増して勃っていく乳首に、その揉んでいた指が近付いて一気につまみあげる。

「うっ、ふうぅ、あぁん」

熱く火照っていく体に、イヤらしい声を発しそうになった梨華は、
右手で持ったカップを口にあてて、カップの縁を噛みした。
201 ◆mzDS5UZe1U :03/02/14 15:42 ID:A8TW3S6S
「も、もう梨華ちゃんったら、すっごい、ね」
苦悶に震える梨華の姿を撮り続けている斎藤は、体にうっすらと汗を掻き、鼻息が荒くなっていた。

「ひとみん、大丈夫? 次はひとみんの出番なんだからね」

「ううん、ちょっと緊張するけど、頑張ってみるよ。
でも、こんなに緊張するの“バレリーナ戦隊メロソ”の撮影いらいだよ」

「え〜っ、それって全然緊張してないって事でしょ?」

「本当にしてるって。よし、じゃあ、さっきの打ち合わせ通りにやってくるから」

斎藤が車から降りようとドアを開けると、柴田がバッグからからペン型のレコーダーを取り出した。

「ひとみん、忘れ物だよ」

斎藤はそれを受け取って自分のご自慢のブランドバッグにしまうと、
ウインドウ越しに柴田に手を振り、店の入り口へと向かって歩き出した。
202 ◆mzDS5UZe1U :03/02/14 15:42 ID:A8TW3S6S
「はぁ、はぁ、うふぅん」
息も絶え絶えの梨華は、乳首を中心に胸をまさぐっていたその手を、下に滑らせていこうと動かし出した。

「あ、痛って〜!」
その時、梨華の斜め後方から、女性の声とゴソッという音が聞こえてきた。

梨華は、膨らんだ風船が破裂するように、快感の夢心地な世界から現実に急に引き戻され、
広げたままだったコートをさっと合わせた。
そして、絨毯に吸収されながら近付いてくる足音に、緊張しながらボタンを止めだした。

ブルブルと震える指ではボタンが止めづらく、上から2つのボタンを止めた所で、近付いていた足音が梨華の真後ろで止まった。
そして次の瞬間、香水の香りが漂ってきて、トントンと梨華の肩を叩いた。
「ひゃぁ」
声にならない声をあげた梨華は、体をビクッと身を硬直させ緊張が一気に高まった。
203 ◆mzDS5UZe1U :03/02/14 15:52 ID:A8TW3S6S
「あれっ、梨華ちゃん? だよね?」
梨華は、自分の名を呼ぶ声に緊張の面持ちでゆっくりと声の主の方に目を向けると、
そこには、ブランド品で身を固めた斎藤の姿があった。

「あ、斎藤さん……? どう、したんですか?」

梨華は、斎藤に今までの行為を見られていない事を願いつながら、
ボタンを閉じていない裾をしっかり抑えて、努めて無表情にした。

「柴田がさ、ごはんを一緒に食べようって誘ってきたんだけど、何かラジオの収録とかで遅れるって言われてぇ。
それで、この店がちょうど中間にあったからって事で、ここで待ち合わせ」

「えっ? じゃあ、柴ちゃんもここにくるの?」

「うん、くるよ」

「あ、そうなんですか。えっと、斎藤さんはいつから、このお店に来てたんですか?」

「えっ、私? いつから今来たばっかりだよ。それで、携帯を見ながら歩いてたら、そこの絨毯につまずいちゃって転びそうになったよ。
それよりさぁ、一緒のテーブルに相席していい?」

「あ、はい、いいですよ。どうぞ」

矢継ぎ早に質問し、斎藤にその行為を見られていなかった事に確認し、
すっと表情が和らいだ梨華は、斎藤に前の席に勧めるような手の仕草をした。

その斎藤は、一度後ろの窓を確認するように振り返り、梨華の斜め前に座った。
204 ◆mzDS5UZe1U :03/02/14 16:28 ID:A8TW3S6S
梨華の右斜め前に座った斎藤が、テーブルに片すみに置かれたメニューで顔を覆った瞬間、
梨華は、開けたままだった残り2つのボタンを止め合わせた。

メニューを決めた斎藤が、「あんたの態度はなってない」と、店員のまりぃとやり合う姿を梨華が微笑んで見ていると、梨華の携帯が振るえた。

『あれれ?
梨華ちゃん、どうしてコートを閉じちゃったの?
その、派手な水商売っぽい感じの人がきたから?

だから、約束をやぶっちゃの?
約束をやぶっちゃダメって事は、
小学生でも知ってる事だよね?

なんか、せっかく梨華ちゃんと仲良くなって、
いい感じになってきたのに残念。
確か、前にも書いた事あったよね。
こっちは色々梨華ちゃんのモノ持ってるってさ。
まぁ、それはもうどうでもいい事なんだけど、
梨華ちゃんとは、今日で最後の夜になったね。
じゃあね。BYEBYE』
205 ◆mzDS5UZe1U :03/02/14 16:32 ID:A8TW3S6S
メールを読んでいく梨華は、目の前に斎藤がいるのも忘れ、目に涙を浮かべて小さく嗚咽し漏らした。

「どうしたの? 何かあったの?」

「ううん、何でもない。大丈夫だから、気にしないで」

心配そうに見つめる斎藤に、梨華はグスッと鼻を鳴らせ、薄く笑顔を作った。

「そう、だったらいいけど。ちょっとトイレに行ってくるね」
訝しげな表情の斎藤が、バッグからハンカチを取り出してトイレに席を立つと、
梨華は慌ててメールを打ち出した。

『ごめんなさい。
あの人は、私の大切な親友の知り合いなんです。
それで、私の友達でもあって。
ほんとうにごめんなさい。
許して下さい。
私、見捨てられたら、どうしていいのか、分からなくなってしまいます。
何でもしますから、見捨てないで下さい。』

梨華は悲痛な思いをしたためたメールを送信した。
206 ◆mzDS5UZe1U :03/02/14 16:36 ID:A8TW3S6S
「いや〜、びっくりしたよ。ここのトイレの中、異常に暖房が効きすぎ。
梨華ちゃんも入った? て、梨華ちゃんはしないんだっけ?
でさ、あと、便座も高温に設定されてて……」

トイレから戻ってきた途端、自分勝手にしゃべる斎藤に、
梨華は曖昧に頷いていると、携帯がヴゥヴゥと振るえてメールが着信した。

『え〜〜、どうしようかなぁ。
でも、梨華ちゃんがそこまで言うなら、
チャンスをあげる。
そのチャンスというのは、その前にいる派手な恰好の女の人に、自分でしてる姿を見てもらう事。

さっきは運悪く、その人に見つからなかっただけでしょ? 

だったら、梨華ちゃんのイヤらしい裸を見てもらいなよ。
梨華ちゃんがしてる、エッチな姿を嫌がる人なんていないからさ。
見せちゃいなよ。』

見捨てられずにメールが送られてきた時には安堵した表情だった梨華が、
メールを読み進むにつて顔色が失われていった。
それでも梨華は、携帯から目を離してゆっくりと顔を上げると、潤んだ瞳で斎藤を見つめた。
207 ◆mzDS5UZe1U :03/02/14 16:39 ID:A8TW3S6S
「あっ、そう言えば、この前買い物に行ったお店の事なんだけど、うん? 梨華ちゃん?」

注文したフルーツパフェをロングスプーンでヌプヌプと捏あわせてた斎藤が、
梨華の視線に気が付いて話が止まった。

梨華は虚ろな表情で斎藤の瞳を見据え、汗ばみ震える手で、コートのボタンを上から一つずつゆっくり開けていった。

「えっ何? どうしたの? ちょっと!? ウソでしょ?」
梨華がボタンを開かれていき、両乳房がコートの中から見えると、斎藤は目を大きく見開いた。

驚いた表情で見てくる斎藤を尻目に、梨華はコートのボタンを開け続けた。
そして、全てのボタンを開けた梨華は、コートの前袷を少しずつ両手で左右に開いた。

「梨華ちゃん、何やってんの? ちょっとまずはコートを閉じなってね?」

「ううん。斎藤さんに見てて欲しいの」

「見ててって、ここはお店の中なんだよ? あ、お店じゃなかったらいいって意味でもないんだけど。とにかくホントにコートを閉じなよ」

「お願いだから、そのまま見ていて下さい。斎藤さんには迷惑をかけませんから、見ていくれるだけでいいんです」

辺りを見回しながら止めてくる斎藤を無視し、
梨華は、ソファーに座ったままコートの袖から両腕を抜いて、
コートを肩から掛けているだけの状態になった。

「斎藤さん、そのままで……」
また何かを発しようと、口を開けた斎藤の制するように、
梨華は、斎藤の瞳を瞬きもせずに見つめ、コートを肩から外し、後ろにスッと落とした。
208 ◆mzDS5UZe1U :03/02/14 16:44 ID:A8TW3S6S
ファミレスの店内で裸体を晒した梨華は、異様な昂揚感の中、
首筋、胸、脇腹、太腿としっとりと汗ばむ体を、両手で上下に何度もなぞるように滑らす。
「あっ、ふぅん」
漏れそうになる声をギュッと唇を噛みしめて抑えると、鼻から息が荒く抜ける。

何度も体をくすぐるようになぞった指先を、熱く濡れ出していくあそこにあて、クニュクニュと乱雑にさすっていく。

「うっ、くうっ、はぁ」
あそこからヌルヌルとした恥水が溢れ出してくると、
梨華はソファーに腰を深く座り直し、下ろしていた両足をソファーに上げた。
そして、両手の指先で熱く濡れる場所をムニュッと左右に広げて、少し立ち上がった。

「斎藤さん、そんな悲しげな目で見ないで……
私は、見てもらう事が好きなの……だからほら、ここがこんなに濡れてるでしょ?」

梨華は、斎藤に慈悲に満ちたような哀れんだ表情で見られるの事が、心苦しかった。
それで梨華は積極的に動いて、斎藤に甘美に噎ぶ表情を向けた。
209 ◆mzDS5UZe1U :03/02/14 16:46 ID:A8TW3S6S
腰状態だった梨華は、ソファーの上に立ち上がり、背もたれの上に腰を下ろし、両足を大きく開いた。
斎藤の視線をヌラヌラと淫靡に光るあそこに感じていた。
見られてると感じる程に溢れ出るヌルヌルとした潤滑液を得た中指を、
何度も呼吸をするように、パクパクと動かしていた熱く濡れる穴にゆっくりと沈め、その指に絡み付く感覚を味わう。

「あんっ、ふぁ、はぁ、ふぅ」

斎藤に見えやすく片手で広げた部分に、挿れた中指を突き動かす速度を速めると、
小さかったクチュヌチュというイヤらしい音が大きくなり、ソファーにその飛沫が降り注いだ。

「んんっ、ふぁ、はぁ、ふぅ、気持ちいいよう、はぁ〜ん。ここが、ここがいいの!」
グロスルージュが光る唇から漏れる甘いよがり声に、梨華は自分でも酔っていった。
そして梨華の視界に入る斎藤の姿がぼやけだして、焦点が合わなくなっていく。

「あっ、んあっ、、あっ、斎藤さん見て、梨華、もう、イッちゃいそうなの……」
梨華の体は小刻みに震え出し、その瞬間が近付いてきている事を示した。

突き動かしていた中指に合わせて、一番敏感なお豆をツンツンと叩いていた親指を、お豆に強く押し当てこするように振動させる。
そして、激しく中を掻き回していた中指もその動きを止め、
内側の天井の一点を、何かをそぎ落とすようにクイクイと動かした。

「ああっ、はうっ、いい、斎藤さん見てぇ、梨華のイク瞬間を見てぇ、あああ、もうダメぇ〜、イッくぅ〜、うううっ!」
小刻みに震えていた梨華の体が、一度硬直したかと思った瞬間、
斎藤を見ていた、トロンとした目が堅く閉じ合わされ、力が抜けるように前にうなだれた。
210 ◆mzDS5UZe1U :03/02/14 16:48 ID:A8TW3S6S
「ひとみん、ゴメ〜ン。遅れちゃっ、あれっ? 梨華ちゃん? どうしたのこんな所で?」

梨華達が座るテーブルに、申し訳無さそうな表情の柴田が駆けてきた。
そして斎藤と一緒にいる梨華を見付けた瞬間、驚いた表情に変わった。

「あ、柴ちゃん……、あのね……」
梨華が何かを言おうとすると、斎藤が割って入った。

「ううん、ここに来たら梨華ちゃんがいて、それで、ちょっと二人でしゃべってたんだよ」

「そうなんだ。でも、梨華ちゃんどうしたの? 顔は真っ赤だし、何か目も潤んでるし」

「あっ、それは、その、私が何か余計な事を言って、梨華ちゃんを困らせたから」

「ひとみん、私の大親友の梨華ちゃんの事を虐めちゃダメだよ。
ゴメンね梨華ちゃん、ひとみんに変わって謝るよ」

「ううん、そんな事ないから」
俯き加減で二人の会話を聞いていた梨華が顔を上げ、柴田に手を振った。
211 ◆mzDS5UZe1U :03/02/14 16:50 ID:A8TW3S6S
「それじゃ、どうしよう? 梨華ちゃんがいるなんて知らなかったから、向こうのお店の予約入れ直おさなきゃ」
柴田が梨華達に背を向け、携帯電話を取り出して掛け始めると、梨華の携帯にメールが届いた。

『もう、梨華ちゃん。
見てて凄く興奮しちゃったぁ。
また、今度も絶対メールするから、
いっぱい楽しんで、遊ぼうね。』

梨華は、許しを得た事に安心すると、疲れと緊張の緩和で眠気が襲ってきた。

「あ、柴ちゃん、電話しなくていいよ。私何だか凄く眠くなってきちゃったから」

「それじゃあ柴田さぁ、残念だけど梨華ちゃんを送ってから、二人だけで行こう」

「そうだね」

柴田が先頭になって店を歩いて行く後ろを、
ふらふらとした足取りの梨華を、斎藤が介助するように並んで歩いた。

「今日の事は、私の胸の中だけにしまって置くからね。
それと、お返しっていうのも変だけど、ここは私がごちそうするから」

「うん、ありがとう」

梨華の持っていたレシートを受け取るり、斎藤がレジで再びまりぃと口論して店を出ると、
後ろから、まりぃの大きな声が聞こえてきた。
「毎度ありぃ〜」
〈完〉
212 ◆mzDS5UZe1U :03/02/14 16:52 ID:A8TW3S6S
エプロンズ。日誌

またまたエプロンズ。休止中。

そうなんですよ。
相方のソニンちゃんが、女優活動なんてやってるから、
梨華は、休みが多くなってま〜す。

はぁ〜、梨華もお芝居したいなぁ。

女優さんになったら、絶対やりたいのが、
ドラマのヒロイン。

何か重い十字架を背負って、
誰かのされるがままになる。

そうたら、どんな事でも出来そうな気がするんだ。

例え、それがどんな場所でも……

バイバイ 梨華でした
213 ◆mzDS5UZe1U :03/02/14 16:59 ID:A8TW3S6S
なかなか更新出来ない間、保全して頂き
ありがとうございます。
皆様のおかげで、やっとあげる事が出来ました。

早速なんですが、>>209の書き出しが、
「腰状態」になってますが、「中腰状態」の間違いです。
ごめんなさいでした。