1 :
名無し募集中。。。:
クリックする気が起こらない・・・
ざっと読んだけど確かに怖い…が、何故この板で?
やっぱりJane使いでスレ立ててみたかったとか?
4 :
名無し募集中。。。:02/11/18 18:54 ID:7seOtZKp
>>2 グロ画像とかじゃないです
ただの怖い話です
ただ、これは半端じゃないです
5 :
名無し募集中。。。:02/11/18 18:55 ID:+bitEZ3w
なんじゃらほい・・。
どこが怖い話だ、アフォ
いたそー
8 :
名無し募集中。。。:02/11/18 19:00 ID:+bitEZ3w
痛っ・・。
9 :
名無し募集中。。。:02/11/18 19:01 ID:4TbqU30v
たしかに恐怖だね
10 :
ななし:02/11/18 19:02 ID:Rukvy3Ok
女には分からん
5. 掲示板・スレッドの趣旨とは違う投稿
雑談系の掲示板を除いては、その掲示板の趣旨に無関係なもの、
多少関係があっても他にふさわしい掲示板があるもの、
掲示板の趣旨より掲示板自体の事象や参加者を重要視するものなどは移動します。
dat落ちまで放置にご協力ください。
12 :
∧ ∧_:02/11/20 00:11 ID:DsQzmK89
他の人にも読んで欲しいから上げておこう
13 :
名無しべいべー ◆Tqq.iVopG2 :02/11/20 00:39 ID:lsL7ZFjP
ま、要は自分の娘をレイープする幼女虐待のあべこべ版だ。
他の男のものにしたくなかったとかいう親父と似てるね。
話がずれるけど高校や大学になっても親父と一緒に風呂に入る娘の話って
実はかなりたくさん聞くんだよね。
本人談で告白されたことが何回もある。(別に信じなくてもいいよ)
幼い頃からあっちこっち体を”洗ってもらって”いて、そのうちさらに。。。
というパターン。
病み付きになるのか、ファザコンなのか、本人はけっこうあっけらかんと
していることが多いよ。
まあ親父からはかわいがられてるらしく虐待では全然ないみたいだけどね。
痛ててててててて!!
本当に恐いじゃねぇか馬鹿野郎!!
16 :
名無し募集中。。。:02/11/20 02:51 ID:YmY3WmCn
17 :
名無し募集中。。。:02/11/20 03:02 ID:Uz/e9Jpu
普通は羞恥心というものが芽生えてくるものなのだが。
父親のパンツと自分の洗濯物は別々に洗うとか、
そういう方が良く聞くよね。
いまどき高校生なって父親と、しかも血のつながらない
父親と風呂に入っている人なんているの?
>>13 それって普通に性的虐待じゃ…
姉ちゃんなんか小6の頃から親父と同じ歯磨き粉さえ使うの嫌がってたな
鬼女板なんかだと赤ん坊の頃から息子のチンコをちゅぱちゅぱってのがあったぞ
玉潰すのとは正反対だ
おぅえっぷ・・・想像しちまった・・・
19 :
:02/11/24 00:04 ID:okPVUDhR
東京都板橋区内の公園で今年7月、近くの無職、斎藤寅一さん(当時76歳)が刺殺された事件で、
警視庁板橋署捜査本部は23日、北区滝野川6、無職、藤井智洋容疑者(29)を殺人容疑などで逮捕した。
藤井容疑者は容疑を認めているが、斎藤さんと面識がなく、捜査本部は通り魔的事件とみて動機を追及している。
調べでは、藤井容疑者は7月18日午前9時半ごろ、板橋区加賀1の区立加賀公園内で、
散歩中だった斎藤さんの胸など二十数カ所を折りたたみ式ナイフ(刃渡り約10センチ)で刺し、
殺害した疑い。
藤井容疑者は当時、近くの知人宅で寝泊まりしており、調べに対し
「犬の散歩中に老人が殺されているのを発見し、知人宅に携帯電話を取りに戻って110番した」
と話していた。しかし、散歩の目撃情報がないことなどから追及したところ、
容疑を認めた。「自分で110番すれば疑われないと思った」と供述しているという。
捜査本部は知人宅などからナイフや血のついたズボンを押収した。
n?
21 :
M・P・D:02/12/08 23:31 ID:huaxDBfg
此処頂きます。
小説用に準備してたスレが落ちちゃったんで。
いやー参った参った。一回も書かずにdat落ちしちまったよ(ワラ
ってことで此処で始めることにします。
22 :
M・P・D:02/12/08 23:44 ID:huaxDBfg
『R E − S E T』
23 :
M・P・D:02/12/08 23:45 ID:huaxDBfg
今日で俺は会社を退職する。
周りは必死で止めようとしたが、俺にはもう無理だった。
今のままじゃとても仕事なんてしていられないと思ったから。
会社では真面目な会社員だったと思う。
出世コースにも乗っていた。
でもそれも今日で終わりだ。
同僚達が送別会を開いてくれるらしい。
最初は行くつもりなんか無かったけど、強引に連れていかれそうだ。
ただ飲む口実が欲しかったんだろう。
最後のわがままぐらい聞いてやろう。それが餞別だ。
・・・・・・・・
送別会もお開きの時間だ。
結構飲まされたな・・・・・。
同僚は泥酔状態である。歩くことさえままならない。
「おい、お前大丈夫かよ」
「でええじょうぶだよぉぉ」・・・・・全然大丈夫じゃなさそうだ。
「ほれ送っていってやるから。しっかりしろよ」
俺は近くでタクシーを捕まえ、奴と一緒に家路についた。
24 :
M・P・D:02/12/08 23:47 ID:huaxDBfg
結局、家に着いたのは午前2時を回っていた。
まあ明日から何もないので別にいいんだけどね。
「寝る前にもう一杯ぐらい飲もっかな・・・」
なんてつぶやきながらマンションに入っていく。
おれの部屋は8階にある。
親の遺産と俺の貯金で購入したマンションの一室。
昨日からこっちに引っ越してきたばっかりだ。
部屋の前に立ち、鍵を回す。
ガチャ・・・・・ガン!。
「・・・・・あれ?」
鍵が掛かっている・・・?
今朝閉め忘れたか?
軽い疑問を感じながら部屋へ入る。
・・・・・何だかおかしい。
部屋に入ったら妙な違和感がある。
とりあえず部屋の中にはいって電気をつけてみた。
が何もない・・・・・。あれ?
一応ほかの部屋も確認してみよう。
25 :
M・P・D:02/12/08 23:48 ID:huaxDBfg
リビング・キッチン・トイレ・風呂・そして空き部屋2つは異常なし。
泥棒でも居るんじゃないかと思ってドキドキしたがなんにもない。
まだ部屋になれてないだけとと自分に言い聞かせていた。
最後に寝室か。まあ何もないだろうと思いつつドアを開ける。
・・・・・おかしい。妙な違和感はここにきて一層膨らみ続けている。
部屋のベッドに人の気配がするのだ。
俺は内心ビビリながらベッドに近づく。
ドクン・・ドクン・・ドクン・・・。
自分の鼓動の音がやけに五月蠅く聞こえる。
耳を澄ましてみると「スー・・・スー・・・」と寝息が聞こえてきた。
それを聞いた瞬間全身から力が抜けるようだった。
何だよ、寝てるのか?間抜けな泥棒だな。
でも安心はできない。そぉと顔のほうを伺おうと枕元の方へ移動する。
しかし反対を向いていて顔は見えなかった。
俺は意を決して布団をめくり上げた。
そしてその瞬間、俺の目には信じられない物が飛び込んできた。
そこには全裸の女が寝ていた。
26 :
M・P・D:02/12/08 23:50 ID:huaxDBfg
「!!!!!!!!」
俺は驚きのあまり布団を慌てて元に戻す。
ちょっと待て。
何で俺のベッドで女が寝てるんだ!?
しかも全裸で・・・・。
そんなことを考えパニクってるおれを後目に彼女は寝返りを打つ。
顔がこちら側に向く。
そぉーと顔を覗き込んでみる。
あれ・・見たことがある顔だ。だれだっけなあ?
その時彼女が目を開ける。
「!!」俺は一瞬たじろいた。
「ん・・・・」まだ寝ぼけているのか目の焦点が合っていない。
しかしすぐに自分の目の前にいる男に気づいた。
「あなたいったい誰!!」
「きゃああああああああ!!!!」と声を上げながら枕を投げ付けてきた。
27 :
M・P・D:02/12/08 23:51 ID:huaxDBfg
「ちょっ、ちょっと待て」
俺は必死で彼女を落ち着かせようとした。
俺が何したってんだ。
しかし彼女は声を上げながら手の届くものすべてを投げ付けてくる。
「ちょっと落ち付けって!」とキレかかった時、ガツンと頭に衝撃が走る。
目覚まし時計が眉間にヒットした。
「痛!」そして眉間が熱くなり俺は押さえてうずくまった。
どうやらカドが当たり流血したらしい。
「あ・・・」彼女もそれに気づいたのか物を投げる手を止めた。
「とにかく落ち付けって・・・」俺は眉間を押さえながら言った。
そして俺は部屋のあかりをつけるため壁に近づきスイッチを入れる。
蛍光灯の光が部屋全体を浮かび上がらせた。
28 :
M・P・D:02/12/08 23:56 ID:huaxDBfg
彼女は布団で顔を隠しながらこちらを窺っている。
とにかく俺の話を聞かせる間はできたようだ。
「ふうっ」とおれは一息入れなるべく優しい口調で話しかけた。
「とりあえず落ち着いてくれ。俺は君に危害を加えるつもりはない」
彼女は怯えながら質問をしてきた。
「あなたは誰なの」
「ここで何しているの」
「私の部屋で何をしているの」と聞いてきた。
「それはこっちの台詞なんだケドね・・・」
「え・・・」
彼女は周りを見渡し自分の部屋で無いことに気づいたらしい。
「何でこんな所に私はいるの?」
彼女は不安げにつぶやいた。
「とりあえず此処は俺の部屋だが・・・」と眉間をハンカチで押さえながら答え、
段ボールを開け中から新しめのスウェット上下を出した。
「とりあえずそれでも着てくれ。目のやり場に困るから」
彼女はその言葉で初めて自分が裸であることに気づいたらしい。
「きゃっ」と悲鳴を上げて布団にうずくまった。
「俺はリビングでキズの手当してるから落ち着いたら来てくれ」。
そう告げおれは寝室のドアを閉め、リビングに向かった。
29 :
M・P・D:02/12/08 23:57 ID:huaxDBfg
おれはキズの手当を終えてお気に入りのワイルドターキーを飲み始めた。
「なんなんだいったい・・・」おれは今の状況を考えた。
部屋に全裸の女がいた。
しかもその女が何者か今は理解している。
彼女はモーニング娘。の「矢口真里」だ。
疑問は数多く浮かんでくるが何一つ解決できない。
おれはこのままでは犯罪者になるかもしれない。
冗談じゃない。
彼女に嘘をつかれたらおしまいだ。何とか自分の無実を証明しなければ。
苛つきが募る一方なので酒もうまくない。
俺は一体どうなるのだろう。
30 :
M・P・D:02/12/09 00:01 ID:cALBHOvF
グラスに3杯目のワイルドターキーを入れはじめた時、寝室のドアが開いた。
彼女はぶかぶかのスウェットを着ていた。
その姿は非常におもしろく、また可愛くもあった。
「落ち着いた?とりあえず座っていて」
おれはそう声をかけキッチンへ向かう。
そして普段自分では飲むことがない来客用のハーブティーをいれた。
「まず何から聞こう・・・どうやって君はこの部屋に入ったんだ?」
彼女は俯いたまま「・・・分からない」とつぶやいた。分からない?
「いつからいた?」
「・・・・分からない」
「ここで何かあったのかな?」
「・・・・・分からない」
うーん なんの回答も得られない。
なにを聞けばいいのだろう。
二人の間に沈黙が漂う。
「あの・・・」彼女が沈黙を破り話しかけてきた。
だがその言葉を俺は理解できなかった。
「えっ ごめん。もう一度言ってくれる?」
「あの・・・わたしは誰なんですか・・・・?」
31 :
M・P・D:02/12/09 00:14 ID:cALBHOvF
今日はここまで。
初めて此処を覗かれた人へ。
えーっとこの小説は今まで「一緒に暮らすなら〜」に書いていたものです。
それを再構築・加筆をして此処で連載させていただくことになりました。
なので一応アタマからスタートしてます。
今後ともよろしくお願いします。
前スレで応援下さった方々へ。
スイマセンでした。急な出張で更新できなかったんです。
早かったなぁ。無くなるの(w
しかーし、俺の仕事も一段落ついたんで頑張って更新しますよ。
何せ今まで書いた文が結構あるからね。(w
32 :
三郎:02/12/09 16:56 ID:RXtMvel3
更新がんばってください、まってます
保全
34 :
名無し:02/12/12 00:26 ID:BQOUuh13
はよ続き書けやぼけ
35 :
M・P・D:02/12/12 23:26 ID:hBZSbICj
>>22-31の続き
まったく予想もしていない言葉がでてきた。
「まさか記憶が・・・・無いってこと?」
ウソだろ?ドラマや映画じゃあるまいし・・・。
「私さっきから思い出そうとしてました・・でも何も分からないんです。
住んでいた場所も、歳も、名前でさえも」
「・・・・・・」
俺は返答に困った。記憶喪失だなんて・・・・。
彼女は俯きながら泣き始めた。
・・・・見ていて可哀想になってくる。
少しでも彼女の不安を取り除いてあげたほうがいいだろう。
「俺は一応君の名前は知っているよ・・・」
「えっ・・」。彼女は驚き顔を上げた。
「私はあなたの知り合いなの?」
「いや違う・・・」。
「君の名前は、矢口真里だ。 モーニング娘。の矢口真里さんだよ」
36 :
M・P・D:02/12/12 23:27 ID:hBZSbICj
モーニング娘。・・・?」
「そうアイドルグループのね」
彼女は理解できていなさそうだ・・・そりゃそうだろ。
自分がいきなりアイドルだったなんて言われたって理解できるはずもない。
「そうだあれをみれば・・・」
おれはノートパソコンを取り出しネットにつなげた。
そしてモーニング娘。の公式ページにアクセスする。
「見て・・・これだよ」
彼女はパソコンに映る自分の画像を食い入るように見ている。
まるで無くした体の一部を探すかのように。
「私は矢口真里・・・」
37 :
M・P・D:02/12/12 23:27 ID:hBZSbICj
俺はパソコンを見ている彼女の顔を見ていた・・・かわいいなあ。
彼女は大人と子供どちらともいえない魅力をもっている。
それが絶妙なバランスで今の彼女を形成しているんだと思った。
やっぱし芸能人て感じだなぁ。そんな人間が目の前にいる。
ふと視線を下げると首にアザが出来ている。まるで犬の首輪のように。
それを見た瞬間、緊張感が全身をつつむ。
もしかしたら彼女は・・・・・殺されそうになっていた?
38 :
M・P・D:02/12/12 23:43 ID:hBZSbICj
ここまで。
>>32-34 保全ありがとうね。
がんばるよー。
ただ
>>34さん。
うっせぇボケ!!!!こちとら勝手にやってんだ。強制すんなよ糞がぁ!!!
・・・と昔ならキレてたでしょうが、もう歳なんで怒らないっすよ。
確かに遅いしね。
ただ俺は仕事もあるし、書くのも遅いんでこのスレに引っ越ししてきたんだよね。
だからゆっくり見てやってください。
39 :
:02/12/13 23:39 ID:HGmNAA36
保
てs
41 :
名無し:02/12/14 07:17 ID:dGhHuptn
だから早よ書けやぼけが、落ちるやろ
42 :
名無し:02/12/14 15:47 ID:d3BP/MCP
age
?
書けないんだったら羊使わないで飼育にいけ
忙しいとか知ったこっちゃない
45 :
名無し募集中。。。:02/12/14 19:55 ID:tMf/C87I
M・P・Dさん。
小説を静かに書きたいのならこういうとこじゃなくて、狩板とかに行った方がいいよ。
最近の羊や狼は・・・・・・、まあネタや小説をやるにはむいてないいたになっちゃったから。
ひたすらアンチ同士の喧嘩とくだらないぐちばかりだからなあ・・・。
>>46 狩も最近厨が増えてきたからねえ・・・。
鳩の方がいいかもしれない。
M(マンコ)・P(ポコチン)・D(DQN)さん
小説を静かに書きたいのならこういうとこじゃなくて、狩板とかに行った方がいいよ。
最近の羊や狼は・・・・・・、まあネタや小説をやるにはむいてないいたになっちゃったから。
ひたすらアンチ同士の喧嘩とくだらないぐちばかりだからなあ・・・。
49 :
M・P・D:02/12/15 23:00 ID:m2iRPYdL
>>35-37の続き
彼女は自分に視線を向けられているに気づいたんだろうか顔を上げた。
視線がばっちり俺と合ってしまい、慌てて彼女から目をそらす。
「どう少しは思い出すことがあった?」
動揺を隠すように俺は質問を投げかける。
彼女は寂しそうに首を横に振った。
何とか力になってあげたい。単純にそう思った。
「とりあえず朝になったら事務所に連絡しよう。みんな心配しているだろうし」
「・・・です」
「え?」
「ごめんなさい・・・わたし戻りたくない」
「戻りたくないって何で・・・ 」
「わからない・・・でも戻りたくないんです」
まいったなぁ。でも彼女は涙目で訴えてきた。
50 :
M・P・D:02/12/15 23:01 ID:m2iRPYdL
「わかったよ・・・とりあえずこれだけは信じてくれ。 俺は犯人じゃない。
だから俺を信用して欲しい」
「・・・・・・はい。」
よかった。なんとか信用は得られたわけだ。
「ありがとう・・正直ドキドキもんだったんだよ。犯人だと思ってんじゃないかって」
「今わたしはあなたを信じるしかないから・・・それに親切にしてくれたし」
「まあ困ったときはお互い様ってやつだよ」
「よかった。あなたがいいひとで」といって彼女は少し微笑んでくれた。
ほんの少しだけ張りつめた空気がゆるみ、二人の間に安堵感が漂った。
「あの・・・そういえばあなたの名前まだ知らない」
「ん?あぁそうか・・・おれの名前は木島英慈(きじまえいじ)元サラリーマンだ」
「元?」
「今日付けで会社辞めたところなんだよ。だから元サラリーマンなんだ」
「そんな日に・・・ごめんなさい迷惑かけてしまって」
「いいからそんなこと。それより考えるべきことは山ほどあるんだ」
51 :
M・P・D:02/12/15 23:02 ID:m2iRPYdL
俺達はこの後どうすべきかを話し合った。
彼女は事務所への連絡は拒否し続けた。
どうも恐怖を感じているらしい。なにかあったのか?
でもどうしても彼女のことを連絡しなければならないだろう。
警察は・・・あまり信用できないしな・・・・。
彼女も警察はできれば行きたくないと言っている。これは後回しだ。
そして俺が一番気がかりなこと。記憶と体だ。
体は首以外怪我はしていないようだ。
問題は記憶のほう。
記憶喪失は簡単に分けて2つの原因が考えられる。キズか心理的なものか。
脳の傷害による記憶の喪失の可能性もゼロじゃない。
これは医者に診てもらうしかないだろう。
「おれの知り合いに医者がいる。そいつに診てもらった方がいい」
「でも・・・」
「大丈夫、そいつとは幼稚園からの腐れ縁なんだ。一番信用できる医者だよ」
「・・・わかりました」
これは朝にでも電話をいれておこう。
あとは彼女の衣服の調達。いつまでもおれの服じゃいられないだろう。
どう見てもでかすぎるしな。彼女にサイズを紙にかいてもらおう。
52 :
M・P・D:02/12/15 23:02 ID:m2iRPYdL
「さて、とりあえずはそんなとこかな・・・」
「本当に迷惑ばっかりかけてすいません」
「気にすんなって。それに一番大変なのは君のほうだしね・・・。
さてと、少しでも寝よう。朝から忙しくなるしね」
そして彼女には寝室で、おれはリビングのソファで寝ることにした。
53 :
M・P・D:02/12/15 23:16 ID:m2iRPYdL
ここまで。
>>39-48 保全ありがとね。
なんかごちゃごちゃ言ってるやつがいるが、
俺のペースがイヤなら見なけりゃいいじゃん。
>>46-47 ご忠告ありがとうございます。
まぁ確かに邪魔は多いけど、一応この板で始めたことなので此処でやります。
頑張れーー!!!!!!!
もうひとつの方も忘れないでね
55 :
M・P・D:02/12/17 00:56 ID:ux9LsSqz
>>54 今日更新しときました。見たら感想でも書いてやってください。
がんばってね
頑張ってください!保全!
死守
保全。
実家に帰ります。
保全をよろしくお願いします。
62 :
:02/12/27 20:58 ID:TaVn3qNf
636 : :02/12/27 20:47 ID:Gs5OdKYP
歌い終わってトーク入った瞬間、吉澤一瞬首なくなってた。。。
これの画像下さい。
保
64 :
あのねます ◆3ks2B0upqc :02/12/28 21:42 ID:sPOBKmwG
部落らではない。
精神的部落らかもしれないが。
とりあえず、これで削除・・・にはならない。
65 :
世直し一揆:02/12/29 00:21 ID:qkSL26jr
<血液型A型の一般的な特徴>(見せかけの優しさ(偽善)に騙されるな!)
●とにかく気が小さい(神経質、臆病、二言目には「世間」)
●他人に異常に干渉する(しかも好戦的・ファイト満々でキモイ)
●自尊心が異常に強く、自分が馬鹿にされると怒るくせに平気で他人を馬鹿にしようとする
(ただし、相手を表面的・形式的にしか判断できず(早合点・誤解の名人)、実際にはたいてい、内面的・実質的に負けている)
●「常識、常識」と口うるさいが、実はA型の常識はピントがズレまくっている(日本の常識は世界の非常識)
●権力、強者(警察、暴走族…etc)に弱く、弱者には威張り散らす(強い者に弱く、弱い者には強い)
●あら探しだけは名人級(例え10の長所があってもほめることをせず、たった1つの短所を見つけてはけなす)
●基本的に悲観主義でマイナス思考に支配されているため、性格がうっとうしい(根暗)
●一人では何もできない(群れでしか行動できないヘタレ)
●少数派の異質、異文化を排斥する(差別主義者)
●集団によるいじめのパイオニア&天才(陰湿&陰険)
●悪口、陰口が大好き(A型が3人寄れば他人の悪口、裏表が激しい)
●他人からどう見られているか、体裁をいつも気にしている(「世間体命」、「〜みたい」とよく言う)
●自分の感情をうまく表現できず、コミュニケーション能力に乏しい(同じことを何度も言う、知障)
●表面上意気投合しているようでも、腹は各自バラバラで融通が利かず、頑固(本当は個性・アク強い)
●人を信じられず、疑い深い(自分自身裏表が激しいため、他人に対してもそう思う)
●自ら好んでストイックな生活をし、ストレスを溜めておきながら、他人に猛烈に嫉妬する(不合理な馬鹿)
●執念深く、粘着でしつこい(「一生恨みます」タイプ)
●自分に甘く他人に厳しい(自分のことは棚に上げてまず他人を責める。しかも冷酷)
●男は、女々しいあるいは女の腐ったみたいな考えのやつが多い
66 :
名無し:02/12/29 02:22 ID:5jfgM+vt
この小説俺は楽しみにしてるよ。ガンガレ!
67 :
M・P・D:02/12/31 21:47 ID:WR8jJ58s
俺はいつものように深い眠りにつくことが出来ないでいた。
起きてはないのだけど、寝てもない状態の中で毎日味わう虚しさと罪悪感。
千寿子・・・お前に俺は何が出来たんだろう?
俺は自問自答を始める。
そしていつものように答えは見つからないでいる。
68 :
M・P・D:02/12/31 21:49 ID:WR8jJ58s
>>49-52の続き
俺はいつものように深い眠りにつくことが出来ないでいた。
起きてはないのだけど、寝てもない状態の中で毎日味わう虚しさと罪悪感。
千寿子・・・お前に俺は何が出来たんだろう?
俺は自問自答を始める。
そしていつものように答えは見つからないでいる。
69 :
M・P・D:02/12/31 21:50 ID:WR8jJ58s
習慣とは恐ろしい物できっちり七時に目が覚める。
もう会社はいかないでいいのにな。
昨夜のことが夢だったらなと思ったけど、眉間のキズが現実に戻した。
やっぱり夢じゃなかったんだ・・・。煙草をくわえ火をつける。
朝飯の用意しなくちゃな。冷蔵庫の中身は空に近い。
彼女はまだ寝ているよな・・・ 今のうちにコンビニで買ってこよう。
部屋に戻ってくると彼女が起きてきていた。
「あぁ、起きてたんだ。おはよう」
「あ・おはようございます」
「どう、少しは眠れた?朝食買ってきたから一緒に食べよう」
70 :
M・P・D:02/12/31 21:51 ID:WR8jJ58s
朝飯はトーストとコーヒー。独身男性にとっての定番メニューてところか。
「ごめんね、朝飯パンで良かったかな」
「はい。大丈夫です」
「それはよかった」朝食をたべながら軽い会話を交わしていく。
「それで・・・何か思いだしたことはあるかい」
「・・・いいえ」
「そうか・・・まぁ焦らない方がいい。きっと記憶がもどるよ。」
「はい」彼女はそういってすこし笑ってくれた。
強い子だな。明るく振る舞ってくれている。
たぶん俺が想像する以上に不安だろう。何とかしてあげたい。
71 :
M・P・D:02/12/31 21:52 ID:WR8jJ58s
「今日とりあえず午前中は外にでてきます。病院は午後からになるだろうからね。
だから矢口さんは部屋に居てもらうことになる」
「はい」
「それで留守番をしてもらうんだけど、来客は全部無視してくれ。危ないからね。
電話は俺がかけるとき以外はでないでくれ。
俺からかける時は三回コールして一回切る、そして再度かけ直すから」
「はい」
「あと、もし記憶が戻った時や、ここにいたくなかったら」
俺は合い鍵と財布から三万円を渡した。
「それを使ってくれ。合い鍵は郵便受けにいれておいて」
彼女は複雑そうな顔をしてうなずいた。
「まぁ、あとは好きに過ごしてくれればいいよ。
といっても何もないけどね(笑)
まだ引っ越しの荷物もそのままだし」
俺は朝食を終え、電話をかける。幼稚園からの腐れ縁の平野一紀だ。
72 :
M・P・D:02/12/31 21:53 ID:WR8jJ58s
「・・・・もしもし、一紀か」
(なんだよ英慈か。ひさしぶりだな元気か)
「あぁ」
(どうした。なんか用事か、もう出なきゃいけないんだよ)
「・・・実はお前に頼みがある。」
(何だよあらたまって)
「ちょっと問題が起きてな」
(・・・どうゆうことだ)
「訳はちょっといえないんだ。力になってほしい」
(まるで犯罪者みたいだな。・・・・こまってるのか)
「あぁ。それに非常にデリケートな問題だ。だからお前に頼みたい」
(・・・・・わかった。昼にもう一度連絡してくれ。)
「すまない」
「とりあえず病院はまたあとで時間をきめることになる。
まあ午後からだろうね。」
「すいません」
「謝らないでいいよ。昨日から謝ってばっかりだよ(笑)」
「ごめんなさい・・・・・あ」彼女と顔を見合わせて笑った。
「そう笑ってよ。女の子は笑ってなんぼだよ」
「はい」
そう返事をして彼女は笑ってくれた。
73 :
M・P・D:02/12/31 22:04 ID:WR8jJ58s
ここまで。
>>56-66 保全ありがとうございました。遅くなって申し訳ない。
この年末にPC環境を変えたので更新しやすくなりました。
2003年はもっと早く更新できるようがんばりますので、よろしく。
なんとか来年中(笑)には完結できるようにします。(当たり前か)
本当に今年一年ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
あけおめ
保全
75 :
名無し読者:03/01/02 22:49 ID:16JPFjDP
あけおめことよろ。
書き直してどんな話になるか期待しとく。
明けまして(r
保全します。
保全。
期保
79 :
名無し募集中。。。 :03/01/08 17:56 ID:/oVivVMZ
保全
80 :
名もない者:03/01/08 21:40 ID:iSuLnOFs
面白いです。連載続けて下さい。
(●´ー`●)<さて、ageられたところで
乳首にサイリウム塗って光らすか・・・。
82 :
山崎渉:03/01/10 04:28 ID:pP27NLdK
(^^)
83 :
山崎渉:03/01/10 16:47 ID:WMf2v4nq
(^^)
84 :
o:03/01/12 21:46 ID:El15M8I2
続きまだ?
まあ、ゆっくり待ちましょう。
sageでお願いします。
保全
87 :
M・P・D:03/01/14 01:42 ID:44qvV+Be
>>68-72 時計が十時を指す頃、俺は家を出た。
向かう先は前の会社だ。
昨日退社したのにまた行くことになるとは思わなかった。
会社につき受付へ向かい、受付嬢の鈴木早苗に声をかける。
「おいっす」
「あれ?木島さん。どうしたんですか」
「じつは頼みたいことがあるんだよ。頼まれてくれないかな」
「えーなんですか。もしかしてナンパしにきたんですか」
「なんでよ(笑)。俺がそんな奴に見える?」
「見える」
「・・・・まあなんでもいいや。昼にでも時間とれないかな」
「いいですよ。」
「じゃあ昼飯おごるよ。あの喫茶店でいい?」
「はい」
「じゃ昼に店にいるから」
そう会話を交わし、そそくさと会社を出る。
88 :
M・P・D:03/01/14 01:44 ID:44qvV+Be
俺は受付の女の子(鈴木早苗)を待つ間公園のベンチで考えを巡らせていた。
引っかかるのは彼女が事務所の連絡を拒否し続けること。
短絡的に考えれば彼女を襲った人間が事務所にいるんじゃないかと言うのが一つ。
でも彼女は芸能人だ。当然ストーカーって線も考えられる。
熱狂的なファンは多いんだろうな。俺はベタなオタク像を想像していた。
警察へ連絡すべきだろうが、そうすると必ず事務所に連絡が行くだろう。
事務的にしか行動しないからな。
警察は事件が起きないと行動を起こさない。ことが起きてからじゃ遅い。
彼女は一度殺されかけてる。次は死んでいるかもしれない。
あのときも・・・・・思い出したくないな。
やっぱりすべて俺一人で解決するのは無理だ。
誰か一人でも味方につけたい。彼女のことをよく知り信用がおける人物を。
89 :
M・P・D:03/01/14 01:45 ID:44qvV+Be
真っ先に思いついたのはモーニング娘。のメンバーたち。
でも人数が多すぎて誰が信用できるかわからん。
俺の知識は顔と名前が一致するぐらいしかない。
それに接触する術がない。・・・これはパスするしかない。
あとは・・・プロデューサーのつんくか・・・・。
うーん・・・顔からして胡散臭いんだよなぁ。・・・・パス。
あとは誰かいるか?・・・・思いつかん。頭から煙がでそうだ。
ふと気づくと十一時五十分になっていた。急いで喫茶店へ向かう。
90 :
M・P・D:03/01/14 01:47 ID:44qvV+Be
喫茶店にはいると鈴木早苗は注文をしているところだった。
「悪いね、遅くなった」
「いえ、私も今来たところですよ」
俺はウェイターにコーヒーと継げ、席についた。
「それで頼みたいことって何ですか」
ここで俺はウソの交渉を早苗と始める。
「あぁ・・実はね、昨日の夜に親戚の子が家に来たんだ。
どうも家出してきたらしいんだよ」
「はぁ」
「どうも相当やり合ったらしくてね。家に帰ろうとしないんだよ。
そこで家でしばらく預かることになったんだ」
「・・・・それで?」
「俺としてもいつまでも家にいられても困るしね。
そこで機嫌をとるためにプレゼントで気を引こうと思ったわけだ。
機嫌とって言いくるめりゃなんとか帰るでしょ?」
「つまり私にプレゼントを選んでくれってこと?」
「そうゆうこと」
「いいですよ」
やった。意外と簡単にいくもんだな。
91 :
M・P・D:03/01/14 01:50 ID:44qvV+Be
俺は早苗に洋服と靴を選んでもらうようにお願いした。
早苗は「わたしにも買ってー」と戯けて言ってきたが軽くかわしておく。
上下2ポーズずつ選んでもらった。うん、早苗にたのんで正解だったな。
靴はスニーカーにしてもらった。やっぱり動きやすい格好がいいだろう。
「ありがとう助かったよ。早苗ちゃんに頼んで正解だったな」
「いいですよこれぐらいのことなら。昼食代も浮いたしね。
また今度食事にでも誘ってくださいよ」
「わかった。約束するよ」
92 :
M・P・D:03/01/14 02:04 ID:44qvV+Be
ここまで。
>>74-86 保全ありがとね。
毎度のことながら遅くて申し訳ない。
実はUPするの忘れてた(w
いやー書いてる方に気を取られてて、すっかり忘れてました。
そうだよなぁ、書いてもUPしなきゃ意味ねぇじゃん。バカだな俺。
>>81 サイリウムって気になって調べちゃったよ。
そしたらダイエット食品が引っかかって(w
コレ乳首に塗るのかよ!!って思ったら違うのね。
化学薬品の発光する液体のことなんだね。
ちなみにA液とB液が混ざると発光するらしいから、
A液が左乳首?それとも右?
あぁ、そう考えると夜も眠れん。
更新乙。
M・P・Dって名前からして想像してたんだけど、
マジデジマで例のアレの読者なのね・・・
鈴木早苗で分かった(ワラ
つか、偶然だったらスマソ
読みやすくっていい。
前のやつと違う展開がどんな結末を迎えるのか楽しみ。
がんがれ。
94 :
名無し募集中。。。 :03/01/14 23:33 ID:jygJpx+c
少ない更新ですな
更新お疲れさま
楽しみにしてるので頑張ってくれ
>>93 確かに読みやすくていいね
保全
96 :
M・P・D:03/01/15 01:11 ID:gW6Wju17
>>87-91の続き
早苗と別れた後、車に荷物を載せ時計を見る。
十二時五十分か・・・・。一紀に電話しなきゃ。
「・・・もしもし一紀か」
(おう英慈か。それで朝の続きだ。何があった)
「俺自身に問題があるわけじゃないんだ。
おまえにある患者を診てもらいたい」
(・・・・・。)
「頼むよ。お前にしか頼めないことなんだ」
(おまえがそんなこと言うなんてな。・・・・わかったよ)
「なるべく人目に付きたくない。なんとかなるか?」
(難しい注文だな・・・八時以降ならなんとかしよう)
「すまない。迷惑かけるな」
(気にすんな。俺とお前の仲だ。じゃあ八時に病院に来てくれ)
「わかった」
97 :
M・P・D:03/01/15 01:14 ID:gW6Wju17
一紀との電話を終え、急いで俺は自分の家に戻った。
マンションの前に着き、俺は自分の部屋に電話をいれる。
三回コールをしていったん切り、再度かけなおす。
八回コールしたときに電話がつながった。
(・・・もしもし)
「あっ・・・英慈です。いまから部屋に戻るから」
(はい。わかりました)
この時、無意識に思わず言ってしまっていた。
「・・・ただいま」
「お帰りなさい」
・・・・なんか変な感じだ。ちょっと照れるなぁ。
98 :
M・P・D:03/01/15 01:36 ID:gW6Wju17
ここまで。
>>93-95 感想ありがと。
他の人も感想、批判、ご意見は遠慮なく書いていいよ。
荒らしや低レベルな煽り以外なら全然OKだから。
>>93 いやーん、ばれたぁ。
そうです。『多重人格探偵サイコ』からいただいてます。
俺は大塚英志のファンなんですわ。漫画もこれ以外持ってないし。
http://tv2.2ch.net/test/read.cgi/ainotane/1027862860 ↑コイツの方がそのテイストに近いかも。
>>94 更新の少ないのは、区切りの良いところでと考えてるからこうなってます。
簡単に説明すると、ドラマのカット割りみたいなものかな。
1回の更新でワンシーンとすると読みやすいと思ってるんだけどね。
あと、書き直しって書いてるからちょっと誤解があるようですな。
別に全く違う内容にはなってないです。
ただ、以前書いたのに付け足したり削ったりして
もうちょっと解りやすく、読みやすくしてるだけですよ。
大体まだ最後まで書いてないです。
99 :
93:03/01/15 02:43 ID:1iG8eK8J
やっぱりそうなのか・・・
てゆうか、あっちも見てきたけど、ルーシーの名前出してるし(ワラ
がんがれよ〜
100 :
山崎渉:03/01/15 12:20 ID:LiWyXRfh
jl;
更新お疲れ様。いつも楽しみにしてる
何か変に凝った表現技法とかそーゆーのが無いから
ホントに読みやすくていい
これからも楽しみながら頑張れ
保全
保全。
103 :
:03/01/19 02:55 ID:/2hST4em
大学に入学して一人暮らしで自炊を始めたのですが、、
1年経ち、2年も経つころには、すっかり自炊熱も冷めほとんど外食か、ホカホカ弁当になっていました。
大学4年になったころ、また少々自炊するようになり、入学した頃に購入した
四角い1リットルくらいの缶入りサラダオイルが再び日の目をあびることになりました。
フライパンに油をチョット垂らしてみると、いやに茶色い。
「まあ、4年も経てばアブラも酸化するしなあ、まあ、火を通すからOKだよね」
なんて一人で納得して気にもとめず、そのまま使い続けました。
大学も卒業間近になって、ようやくそのサラダオイルも無くなりそうになってきて、
缶を大きく傾けなければ油が出ないようになってきました。
ある日、缶の口から油と一緒につぶ餡の小倉の皮のようなものが2〜3枚出てきました。
「ゴミでも入ってたかなあ」などどと軽く考えていたのですが、
次の日もまた次の日もアブラを出すたびにつぶ餡の皮がどんどん出てきます。
不信に思った私は、意を決して、サラダ油の缶の蓋全体を缶きりでキコキコ開けたのです。
その瞬間、目に飛び込んできたものは…百匹はいるであろう大小のゴキブリの大群。
まだ、半分くらいは息がある様子でウヨウヨとうごめいていました。
そう、私が使用していたサラダオイルの缶は4年の間にゴキブリの巣と化していたのです。
そして、つぶ餡の皮はゴキブリの死骸からもげた羽だったのです。
その事実を悟った時、一瞬にして顔面蒼白になったのを感じました。
そして4年間、ゴキブリエキスの入ったサラダオイルを食べ続けたことに改めて気づいた瞬間…
死ぬかと思った。
104 :
:03/01/19 15:39 ID:yXunprWI
更新お疲れ様です!!
素晴らしい文章表現していますね。
これからも楽しみにしています。
103はコピペです。
hoze
107 :
名無し:03/01/22 18:39 ID:1rnP18Qc
ほずぇ
保全。
へい保全
110 :
山崎渉:03/01/28 14:04 ID:qb5eKxgn
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
保全。
112 :
a:03/02/03 18:32 ID:Nk4jFOl9
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
oノノ人ヽo∩ / 辻先生!
从*・ 。・) ノ< 道重さゆみです。
_ / / / \ 今度は生徒になります。机はこれでいいですか?
\(_ノ ̄ ̄ ̄ ̄\ \
||\ \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
||| |.|| ̄ ̄ ̄ ̄ | |||
113 :
これなんか最高に怖いぞ!!!!!:03/02/03 22:35 ID:gkMfN3vZ
114 :
:03/02/03 22:37 ID:/DvgrZR+
>>13 俺も高校生までは母親と風呂に入ったり寝たりしてたが。冬場はオパーイが暖かくてよく寝れる。子離れできないんだよなうちのハハ。
>>113 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
117 :
ワン:03/02/03 23:13 ID:fNj6KqXJ
>>113 こんなスゲーのははじめて見た!!!!!!!
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
こっちどうするべか・・・
とりあえず保全しとこう
保全
保全生態学さげ。
続きって他のスレでやってるの?
読みたい。
123 :
名無し募集中。。。 :03/02/16 01:18 ID:NMjc0S1J
水死体紺野の顔はグロ画像
>>95-97の続き
部屋に入ると、彼女は荷物をかたづけていた。
「あぁ、そんなことしなくてもいいのに」
「いえ・・・なんかやってないと落ち着かなくって」
「なんか悪いなぁ・・・・あ、服買ってきたから着てみてよ」
彼女に買ってきた服を渡す。
「すみません。なにから何まで」
「気にしないでよ。それより着てみて、一応前の会社の子に選んでもらったんだけど」
彼女にバスルームで着替えてもらっている間にテレビをつける。
丁度ワイドショーのオープニングが写し出された。
トップニュースでもしかしたら彼女が行方不明の報道をしているかも・・・。
が、政治家が病院に緊急入院したのがトップニュースだった。
くそ・・・。くだらないニュースだ。
そのニュースを見ていると彼女は着替え終えて出てきた。
「おぉ、似合うじゃん。サイズはどう?」
「えぇ、大丈夫ですよ」彼女は嬉しそうに笑ってくれた。
「ちょっと下着までは無理だったけど、まぁそれは後にしよう。
それより昼食はまだだよね?ちょっと近くに食べに行こうか」
「はい」
おれは彼女にニット帽を渡した。なるべく目立たないようにしないとな。
俺達はパスタ専門店「インディゴ・ブルー」へ。
丁度昼休みも終わった平日だけあって人は三人しかいない。
おれ達は奥の席に着き、メニューを彼女に渡す。
「英慈君。ひさしぶりだね」
マスターは微笑みながら水を持ってきた。
「お久しぶりです。相変わらず人いないねぇ」
「相変わらずキツいこと言うなぁ。・・・あれ、今日は仕事じゃないの」
「あぁ・・・会社辞めたんですよ」
「なんでまた・・・」
「まぁ色々あったしね・・・そうだバイトで雇ってくんない?」
「無理。だって見ての通りウチはヒマだからね(笑)」
さっきの皮肉を見事に切り返してきた。マスターはおれが話したくないのを
理解してくれたんだろう。
「・・・ところで、英慈君お連れの方は彼女かい?」
・・・マスターそっちもまずい(泣)
(すいませーん。お勘定)。おれにはその声を出したおばさんが天使にみえた。
「ほらマスター此処で油売ってないで仕事しなよ」
「・・・あぁ。ゆっくりしていってね」
マスターは最高の笑顔で声をかけ、レジに向かった。
・・・なんかいろいろ気をつけないとやばいな
「ふぅ。ちょっとどきどきしたねぇ」
「なんかちょっと犯罪者気分ですね(笑)」
「なんでそんなに落ち着いてるのよ。俺なんかびびりまくってるのに」
「だってべつに悪いことしたわけじゃないんですよ。私たち」
「・・・たしかに」
「それに木島さんがドギマギしていたらよけいに怪しまれますよ」
「・・・・・そうだね。ちょっと気を遣いすぎてたのかもしれないね」
「そう。普通にしてましょうよ」
彼女の言葉で少し救われた気がした。うーん女は度胸って奴か?
ここまで。
>>93-123 保全ありがとね。
ごめんなさい。だいぶ遅くなってしまいました。
そういえばコッチで遅れている理由書いてなかったわ。
えーと入院してました。首がかなりヤバイです。ものすげぇ痛いっす。
なのであんまりパソコンに向かうことが出来ませんでした。
皆さんも猫背には気をつけましょう。俺みたいになります。
>>122 まだここでやりますよー。
続き読みたいなんてありがたいお言葉嬉しいね。
これから更新スピードを上げていきます。少し時間が出来てアイデアもできたし。
あともう一個の方読んでた方々へ。
申し訳ない。もう一個の方が落ちちゃった。
必死で書いて更新しようとしたらもう無かったよー(泣)
まぁさすがに1ヶ月半も更新しなかったらそうなるわな。
ま、あれも機会を見つけたらもう一回やり直します。
ちょっと無謀すぎた実験だったし、4人分のアイデアももったいないし。
さすがにあのテーマを即興では無理がありすぎたね。失敗しっぱい。
たぶん春には再開します。それまで書き貯めるようにします。
さぁスランプを超えたかな。筆が(?)進み始めました。
だらしない作者ですが、今後ともよろしく。
申し訳ないです。落としちゃいました(泣
ところで、固定ハンドルでの保全カキコが続いていると、
一種の馴れ合いみたいになって敬遠されてしまうものなんでしょうか。
そんなことぐちぐち心配するな、と言われればそれまでですが、
他の読者さんにも気軽にカキコとか保全とかしてもらいたいわけで。
その方が落ちる心配も少なくなる訳でしょ。
というわけで(どんなわけだw)タダ保全の時なぞはこの名前での
カキコは控えようかなと思います。
>>129期待してまっせー!
首、お大事になさってください。
そうか、漏れも猫背気をつけよう。
>>124-128の続き
俺は彼女にメニューを渡し、話しかけた。
「何食べる?一応此処はパスタだけはうまいからね」
「へぇ。よく来るんですか?」
「あぁ、学生時代にねバイトしてたんだよ。おかげでパスタは得意料理」
「えー。料理出来るんですか?」
「まあね。今でも飯は自分で作ってるよ」
「意外ですね。」
「そう?料理は結構好きだからね。
そこら辺の主婦には負けないくらいレパートリーはあるよ」
「すごい。格好いいですね、男の人が料理上手なのって」
「ははは。そんなもんかねぇ」
俺はペスカトーレ、彼女はボンゴレ・ロッソを注文した。
手早く調理され彩りよく皿に盛られたパスタが目の前に並ぶ。
「いただきます。・・・・ん。おいしい!」
「でしょ?俺の舌に狂いはないからね」
「木島さんもこんなパスタ作れるんですか?」
「この店のメニューはほとんどつくれるよ。割と簡単だしね」
「そうなんですか」
「そのボンゴレ・ロッソなら20分でつくれるよ」
「へぇ。すごいなー、私あんまし料理できないから。
今度教えてくださいよ」
「うーん、機会があったらね。」
なごやかに会話は弾み、俺は久しぶりに楽しい昼食を過ごしている。
昨日までと180度違う、仕事に追われていない生活。
正直こんな些細なことで喜びを感じている自分がいる。
でも本当なら一人でこの時間を過ごしていたんだろうな。
俺一人だったらどうしてたんだろう?
まぁいいや、束の間の幸せに今は浸っていよう。
明日にはまた一人になるんだろうから・・・・。
今日はここまで。
>>130-131保全さんくす。
そっか『名乗れません』さんに気を遣わせちゃったね。
別に馴れ合ってるわけじゃないから問題ないと思うんだけどなぁ。
というより読んでる人が少ないだけのような気が・・・。
ま、いいんだけどね。宣伝してるわけでもないし。
しかし見事にスランプ抜けたね。さすがハイブロー武蔵。
本書きの為の本「いますぐ本を書こう」を読んで救われました。(別に宣伝じゃないぞ)
とにかく「一日千字を書け」っていうのはこういうことか。
意外に役に立つんで驚いた。
更新お疲れです!
なるほろ、とにかく書いたほうがいいんですね。
書かないとなまるからより筆から遠ざかっていくってことなのでしょうか。
93&99だが、正直、放置かと思ってた。
乙。がんがれよ。
あぼーん
ほぜーん
食事を終え、食後の飲物を飲みながら彼女にこれからのことを話した。
「矢口さん。ちょっとこの後のことを話しておきたい」
「はい?」
「今日これから病院に行くことになってるよね。そこに入院してもらおうと思う」
「え?」
「君は記憶が無い状態だし、脳に異常がある可能性もある。
勿論異常が見つかったら強制入院だ。でも全く異常が無くても入院してもらいたい」
「・・・なんでですか?」
「君を俺の部屋に連れ込んだ奴がいる可能性がある以上、あの部屋は危険だ。
相手は合い鍵もしくは、ピッキングで侵入したんだろう。
そうなると君の居場所が相手にモロバレだ」
「・・・・・」
「それにね、いつまでもこんな知らない男の部屋にいるのも嫌でしょ?」
彼女は蚊の泣くような声で「・・・・そんなことないです」とつぶやいた。
「うーん、でもねやっぱし家はまずいよ。かといってほかに頼れる所がないんだよ。
だから少しの間は入院という形で病院にいてもらいたいんだ」
彼女は俯いて黙っていた。ちょっと一方的な言い分だったかな。
でもこれは仕方がないことなんだ。
今の俺にはこれしか方法が浮かばなかった。
「・・・木島さんは、やっぱり私が居ると迷惑ですか?」
「・・・いや、そんなことはないよ。でも俺には何も出来ないから。
ちょっと強引な方法だけど今の俺に出来る最良の方法がこれなんだ」
「・・・・・わかりました」
彼女は渋々承知してくれた。ちょっと寂しそうな顔をしている。
正直そんな顔は見たくなかった。
・・・くそ。いつまでたっても俺は役立たずなままだ。
自分の無力さにいつまでも悔いている場合じゃない。
時計を見ると二時十七分。買い物する時間は十分にあるな。
そろそろ店を出よう、この気まずい雰囲気もオサラバしたい。
「さて、それじゃあ必要な物を買いに行こうか。」
「・・・・・」
彼女はぼーと下を向いている。聞こえていないのか?
「矢口さん、聞こえてる?」
まったく反応がない。あれ?
「もしもーし」肩を軽く叩いてみる。
「えっ、あれ?」ハッと気付き顔を上げた。
「どうしたの?なんかぼーっとしてたけど」
「・・・いえ。なんでもないです」
「ま、いいや。それよりも買い物にいこう。
まだ時間はあるし、ゆっくり見て回れるからね」
「・・・・はい」彼女はまた俯いてしまった。
「暗いなー。もっと気軽に考えていいと思うよ、ホテルに泊まるみたいにさ。
べつに病気じゃないんだし、ちょっとした休養だと思って気楽に考えたら?」
「・・・・・」
「大丈夫だよ。べつに改造人間にされるわけじゃないんだから。
記憶が戻るまでの辛抱だ、べつにずっと病院にいろって訳じゃないんだし」
「・・・・そうですけど、私迷惑ばっかりかけてますよね。
記憶も無いし、全部木島さんに負担ばかりかけてる」
「なーんだ、そんなこと気にしてるの?いいんだよ、おれプータローだよ。
時間は腐るほどある。金も気にすることはないさ」
「でも」
「いいから。俺は目の前の困っている人を見捨てるほど、薄情者じゃない。
それに親父の口癖なんだ。女の人と飯をくれた人には最高の奉仕をしろってね」
「はぁ」彼女は少し不思議そうな顔で相づちをうつ。
「ま、これは木島家の家訓に従ってるとでも思ってくれよ。
そうすれば少しは気が楽になるでしょ?そうしなきゃご先祖に恨まれっちまうんだ。
だから俺の為にしょうがなくつき合ってやってるとでも思ってくれ」
「しょうがなく?」
「そう、枕元にご先祖が恨んで出てこないように。俺を救ってくれよ」
俺は少しオーバーに祈るような仕草をとり、彼女に悲願の目を向ける。
彼女は少し笑みを浮かべ、
「わかりました。木島さんを助けるためですもんね、じゃあお言葉に甘えますよ」
「ありがと。これで夜も安眠できるよ」
彼女も少しは納得してくれたのかな?ちょっと笑顔もみせてくれた。
・・・・ふぅ、よかった。少しギャグっぽくなったが、彼女はそれで納得してくれた。
ウソも方便とはよくいったもんだ。
実際の親父は絶対そんなこと思っていない人だった。
おふくろには一切優しさを見せた姿を一度も見たことがなかったし、
時には暴力をふるい、いつも罵詈雑言を浴びせ続けた記憶しか俺には無い。
俺はそんな親父が大嫌いだった。
こいつの血を受け継いでいるなんて考えるのも反吐が出るくらい嫌だった。
だからおれはフェミニストなのかもしれない。
親父に反抗していた過去がそうさせたんだろうか。
もう今となってはどうでもいいことだが。
あ、書き忘れてた。↑は
>>132-134の続きです。
>>136-139 保全ありがとね。
>136
んーっと、その要素もあるね。とりあえず利点は
1.書くことで発想がしやすくなる。(話の流れが出来やすい)
2.とりあえず書くだけ書いて不必要な物を削っていき読みやすくできる。
3.無駄な文章から意外に使える文章が出てくる。
4.書くことで人物像が掴みやすくなる。
5.自分のスタイルを見つけることが出来る。
こんな所かな。
俺もまだこの本の全てを読みきってないんで、箇条書きです。
要するにスポーツの基礎練習みたいなものとして考えて良いみたい。
毎日同じように書くことで自分の基盤をつくれってことだな。
って俺が偉そうに書いてもしょうがないね。(藁)
ご参考までに。
晒しage
sage
M・P・D。乙&保全
149 :
名無し募集中。。。:03/03/07 03:31 ID:lGJGdO8p
150 :
パソコン初心者:03/03/07 04:39 ID:23brhbHZ
こういうの初めて読んだけどおもしろいね。
早く続き読みたいです。
>>140-144の続き
俺達は店を出て、ショッピングモールに車を走らせる。
「あの、入院に必要な物ってなんですか?」
彼女に言われてちょっと考えを巡らしてみる。
うーん、よく考えたら入院したことってないんだよなぁ。
「まぁ普通に考えればパジャマ、洗面用具、下着、それから・・・女性なら化粧品かな」
「それなら近場のデパートみたいな所でもいいんじゃないですか」
「まぁ時間もあるし、ちょっと行きたい場所があるからさ。ちょっとつき合ってね」
「はいもちろん」
彼女は楽しそうな声を返してくれた。
ショッピングモールについた俺達は、色々な店を回り買い物を済ませていく。
矢口さんも楽しそうに物を選んでいる。
彼女が嬉しそうにしている表情はすごくいいな。
カメラがあったら納めたいなと思うような、いい表情をする。
かわいいよな。人気があるのもうなずけるよ。
ほとんどの買い物が済み、後は下着だけか・・・。
「さすがにランジェリーショップまでは一緒にいけんなぁ・・・いきたいけど」
「えー。それはちょっと恥ずかしいですよ」
彼女は顔を少し赤らめる。うーんわかりやすいリアクションだな。
「そっか、残念だけど店の外で待ってるよ。あっそれからお金だけど・・・」
俺は財布から5万抜き彼女に渡した。
「それ使ってね。まぁ足りると思うけど」
彼女が店に入っていくのを見届け、俺は携帯でニュースにアクセスしてみる。
どうしても彼女のことが気になるのだ。
芸能ニュースか、事件ででてないかな。
・・・・しかしなにもそれらしき記述は見つからなかった。
おかしいな?もしかして今日はオフだったのかな。
いや、まだ捜査依頼されてないだけか?
何だろう?妙な胸騒ぎがする。
俺はとんでもないことに巻き込まれているんじゃないか?
いや、もう充分とんでもないんだけどまだ先に闇が広がってる感じがする。
・・・・・いかんな。どうもネガティブな考えが頭をもたげる。
ちょっと気分を変える為に煙草を吸う。
ゆっくりと煙を燻らし、気持ちを落ち着かせる。
とにかく今しなければならないことは、彼女の身の安全を確保する事。
そして彼女をもとの生活に戻すことだ。
身の安全は病院という方法で大丈夫だろう。
問題はどうやって彼女をモーニング娘。に返してあげるかってことだ。
しかし結局は昼に考えていたことを反芻しているだけだった。
現在はあまりに状況が悪すぎる。
イライラしながら煙草を携帯灰皿に押しつけた時、彼女が店から出てきた。
「どうもお待たせしました」
「どう、いいもの買えた?セクシー系のすっごいやつ」
「そんなの買わないですよー。木島さんそれ、オッサンのセクハラですよ」
「うっ・・・・。すいませんねぇオッサンだもんで」
「いや、あの、そういう意味じゃなくって・・・」
「ま、ちょっと調子に乗りすぎたかな。でもたしかにオッサンのセクハラだよな」
「キャハハハ。自覚あんのかよ」
「俺も若く無いしなぁ。もうちょっとヤングのハートをつかまければ」
「ヤングって(笑)。・・・ところで木島さんはいくつなんですか?」
「・・・・・29歳」
「えー。本当ですか?28歳にしか見えないですよ」
「1歳だけかよ」
「キャハハハハ」
「さて、ここで漫才やってても仕方がない。えーと必要な物はもう全部あるよね」
「はい。これで全部だと思います」
「それじゃ俺の買い物につき合ってくれ。ここからすぐなんだ」
「勿論いいですよ」
「それじゃ行こうか」
俺は歩いてすぐのビルの地下1階にある「ネクロマンス」に向かう。
その店の扉はH・Rギーガーの絵のような禍々しい造りで、
ある種独特な雰囲気を漂わせている。
まるで「機械に取り込まれた人間」のような女性の顔が店を守るかのように
扉の中央に配置してあり、周りは肋骨とバーコードの融合したものと、
男性性器がシリンダーの融合したものが周りを無機質に彩っている。
「・・あのホントに此処に入るんですか?」
彼女もこの雰囲気に危機感を感じるようだ。
「ん?あぁちょっと変わった店だけど、別に変なところじゃないよ」
「・・・・ものすごくアヤシイんですけど」
「そうかい?まぁ初めて来る人はそうかもね。
でも大丈夫だよ、普通の店と変わらないよ」
俺達は重々しい扉を開け、店の中に入っていく。
更新乙です。
挿入されたコントがイイ!
乙です
次の更新楽しみにしてます!
落ちてなかった。よかったよかった。
>>158 いい名前だな(w
160 :
ほぜむ:03/03/16 09:06 ID:jAiSoeoM
ほぜむ。
161 :
:03/03/16 23:15 ID:CgHZKOUR
小説おもろいよ、これからもがんばってね
>>151-155の続き
店の中は壁から天井すべての面が青く塗られている。
そして店の中は人体模型や、蝶々の標本や牛の骸骨のレプリカ等が飾っている。
そうこの店はゴシック調な趣でその手のマニア御用達の有名店だったりする。
でも敷居が高くなく、初心者でも普通に見られるようになっている。
店長も聞けばなんでも丁重に答えてくれるので雰囲気も悪くなく安心だ。
ここは無意味に暗い店では無いのだ。興味があったら覗いて見てもらいたいぐらいだ。
「うわー。映画のセットみたいですね」
彼女は目を丸くして驚いている。
「そうでしょ。結構格好いい店じゃない?」
「いやーこんな店初めて来ましたよ」
彼女はカルチャーショックをうけているのかな。
「俺は此処の常連でね。まっ色々と協力したり・・・」
「あら、英慈君ようこそ。」
彼女と会話している最中に店主の浅田磨知(あさだまち)に声をかけられた。
黒いスーツに身を包んだ彼女は、相変わらず妖しい色気を漂わせている。
磨知さんはこの業界ではかなりの有名人で、ファンも多く彼女に惹かれて来る人も多い。
そういう俺もその一人だった。
いつ見ても若々しくて格好いい。・・・・・とても四十歳前には見えない。
「どうも。相変わらず繁盛してますか」
「うーん、この不況だからねぇ。まぁ、君のTシャツは売れてるけどね」
「Tシャツ?」
矢口さんは思わず聞いてしまったのかあっと口を押さえる格好をした。
「あらー、英慈君の彼女?可愛い子ねえ。そうよ、彼がねデザインしたシャツがあるのよ。
そこに飾ってあるのがそうよ」
磨知さんが指さした先には戸棚があり、俺のデザインしたTシャツが陳列してあった。
そのシャツは黒のシャツで、
左胸には髑髏に注射器のクロスが合わさった絵が描かれている白のガーゼが安全ピンで止まっている。
このブランド「スワンプテロリスト」のシンボルマークとして俺が書いた絵だ。
そして背中には白いマネキンの首で、頭は切開して脳が剥きだしになっており、
その脳には無数のチューブが差し込まれたデザインの写真をプリントしてある。
よく見ると結構エグいデザインではあるが、どことなくポップでもある。
「これを木島さんが?」
矢口さんはシャツを手に取り、俺を見た。
「あぁそうだよ。俺の作品ってやつかな」
「木島さん何やってる人なんですか」
「おれ?元サラリーマンのプータロー」
「いや、そうじゃなくて・・・」
矢口さんは困惑しているらしい。
まあそれもそうか。普通の人がデザインするような物じゃないからな。
「うーん、芸術家気取りのホラーマニアかしらねぇ」
磨知さんがかわりに説明してくれた。
「ひでえ言い方だな。・・・・ま、その通りかもね」
「あら?最上級のほめ言葉だったんだけど気に入らなかったかしら」
「いえ、返す言葉もございません」
俺この人には逆らえないんだよな。
俺は矢口さんに誤解されないように説明を始めた。
「芸術って言うのはあれだけどね。こういうのをデザインしたりしてただけだよ」
「いやー、こういうの初めて見たから」
「まぁ昔に取った写真をシャツにプリントしてあるだけだよ。今はあまりやってないんだ。
磨知さんが家に来たときに持っていった写真の内の一枚だよ」
「今やってないってことは、これをいつ作ったんですか」
「・・・・たしか高校2年か3年のときだったかな」
「えー、すごい。でも変な高校生ですね」
う・・・痛いところつくなぁ。
軽くへこんだところで此処へ来た訳を思い出す。
「あぁいけね。ここに来た用事を済まさないと。磨知さん、アレ出来てる?」
「出来てるわよ、いつ取りに来るのかと思ってたわ」
そういって磨知さんは店の奥から小さな箱を持ってきてくれた。
その箱は黒いジュエルBOXで、上にはスワンプテロリストのマークがクロームで作られており、
けっして結婚指輪なんか入れないようなデザインだ。
箱を開けると二つのシルバーリングが納められていた。
一つはケルトをメインモチーフに周りにユリを施し、ゴシック調にまとめたデザイン。
もう一つはフローラルが全体に彫り込まれ、中央のユリが強調されている優美な作品。
「おぉ格好いい」
俺はその二つを手に取りちょっと興奮していた。
「どう、注文どうりに出来てるかしら?」
「うん文句なしだよ。俺が書いたデザイン画より数倍いいね」
「大変だったのよ、細かい模様で複雑なんだから。職人が嫌がってしょうがなかったわ」
「でもコレ製品化するんでしょ?」
「まぁね、でも受注生産だけだわ。それだけの価値はあると思うけどね」
俺は嬉しさを噛みしめながらリングを見続けていた。
「格好いいですね」
矢口さんも横から見ている。
「うん、こうやって形になると全然別の良さがあるよ。あ、ちょっと着けてみてよ」
そういって俺は矢口さんの手を取り指にリングをはめる。
さすがにサイズはあわないが女の子の手についた感じが見たかった。
彼女の手のひらはちっちゃくってリングが大きく見えるが違和感はあまりない。
「うーん、ゴシック調のはちょっとゴツすぎるかな。フローラルはまだいいね、
女の子が着けていても大丈夫そうだ」
「そうですね、私もこっちはカワイイと思います」
「本当に?へぇー、俺デザインしてる時に人のこと考えてないからよくわかんないけど」
「うん。これなら買ってもいいかなって思いますもん」
「マジで!?嬉しいな、人に自分の物が誉められると」
「あら、わたしも誉めたんだけどそんなに喜ばなかったじゃない」
磨知さんが不機嫌そうな顔しておれを睨んでいる。
「そりゃ違いますよ。磨知さんとはビジネスでの話、こっちは初見の人の声ですから。
やっぱり全く知らない人が欲しいって言ってくれるのが一番じゃないですか」
「・・・そうねぇ、なんか上手くかわされた気がするけど確かにそうだわ」
磨知さんも機嫌を直してくれたのか笑顔を見せてくれた。
「これ持っていっていいんでしょ?」
「まぁ設計図は出来てるから構わないけど」
「それじゃ着けて帰るよ」
磨知さんは無言で手のひらを出す。
「なんですかその手は。えー、まさか金取るの!?」
「冗談よ。最初からプレゼントする気だったわ」
磨知さんは手をヒラヒラさせて戯けてみせる。びっくりさせないでくれよ。
「それじゃぁ遠慮なく。それと彼女の分を注文をしようかな」
「え?」矢口さんは驚いておれの顔を見る。
「なるほど、彼女へのプレゼントね。いいわよ安くしとくわ」
「そんな。悪いですよ」矢口さんは遠慮して断ろうとしている。
「いいの、さっき欲しいって言ったじゃん」
「そうよ、もらえる物はしっかり貰っておきなさい」
「でも・・・・やっぱり悪いですよ」
「いまさら遠慮しなさんなって」
矢口さんはいまいち納得してなさそうだったけど、もう強引に決定し予約を入れてしまう。
その横で磨知さんは彼女の指のサイズを取っている。
俺はその光景を横目で見ながら、磨知さんに話しかける。
それは俺が決意しているもっとも辛いこと、でも言わなければいけない。
個人的には継げずに済ませるのが一番ラクなのだが。
「磨知さん。俺、デザインの仕事これで終わりにしようと思ってるんだ」
「なんで?ようやく半年ぶりの新作だったじゃない。みんな楽しみにしてたのよ」
「・・・・・そう言ってもらえるのはありがたいんだけどね。
ちょっと全てについてリセットしたいんだ。
今はまだちょっとゴタゴタしてるけど、それが終わったらゆっくりと考えたいし」
「・・・リセットってなにするの?」
「具体的には何もないんだけどね。とにかく今は全てから離れていたいんだ」
「やっぱり千鶴子ちゃんのこと?」
「・・・うん、それと親父のことともね。」
「・・・・・」
「身勝手なのはよく分かってる。でもそうしないと俺が壊れちゃいそうなんだよ」
「・・・なるほどね。でもデザインを辞めるのは許さないわよ」
「え?」
「いいのよ、いつまでも待ってあげるから。だってその指輪だって半年待ったのよ。
私は気が長いの。」
「磨知さん」
「いつでも戻ってらっしゃい。私が生きてる間ならいつでもいいから」
俺は嬉しくて言葉が出なかった。ただただ頭を下げるしかできなかった。
そんな俺を優しく抱きしめ頭をポンポンと叩いてくれる。
やっぱり俺はこの人に頭が上がらない。いつでも俺を包んでくれるそういう人だ。
思わず泣きそうになったけど我慢して離れる。
「それじゃ一週間もあれば出来るけど、どうする?」
「俺が取りに来ますよ。もう一回磨知さんに会う口実が欲しいから」
「それじゃ出来たら連絡いれるわ。彼女もまた来てね」
「それじゃまた」
俺達は磨知さんと別れ、店を後にする。
ここまで。
>>157-161 保全ありがと。
ちょっと遅くなったけど更新です。
いやー焦ったよ。いきなりお気に入りから来れないんだもん。
また落ちたかと思った。鯖移転したのかな?まだあってよかった。
最近ちょっと落ち込むことが多かったけど、今日ですべて吹っ飛んだよ。
ヒョードル最強!リングス最強!!ってね。(PRIDE知らなかったらスマン)
いやー強いわ。ノゲイラ完封だったし。
気分が良いんで多めに更新しちゃった。
更新乙。
PRIDEはわからん(ワラ
しかし、PSYCO好きなのはよう分かった(ワラ
更新お疲れsummerです。
場面を構想するのが上手いですね。
自分で書いてみると改めて他人の上手さが見えてくるなあ。
保全。
しかし容赦なくスレが落ちるようになったな。
ここでも言葉は時に押し流されていってしまうようになるのか。
一週間ほど消えます。保全よろしくお願いします。