娘。の奇妙な冒険

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565レクイエム ◆8FREQU/2yA
エレベーター前には雑談しながらエレベーターを待つ社員2人がいる。

あいつらが行ったら行くかな・・・。

やがて、エレベーターが到着し、2人は1階へと降りていった。

「今や!!」つんく♂は飯田をおぶったままエレベーターまで走ると、
 地下まで繋がっている特別エレベーターに乗り込んだ。

(特別エレベーターは一般社員は使えません。使ったら罰を受けます。一般兵が勝手にシャアザクに乗るようなものです。)

カードを端子に通すと、エレベーターは地下へ向かって降り始めた。
566レクイエム ◆8FREQU/2yA :03/01/29 23:58 ID:Tli/bIG+
「飯田。すぐにそのケガも治るからな。」

・・・やがてエレベーターは地下に到着した。

目の前のコンピューターの巨大モニターが起動し始める・・・。

「エスパー!飯田の怪我の治療を頼む。」

モニターに浮かんだエスパーの顔。

「分かりました。それじゃまずは診察から・・・。」

モニターの上部に取り付けられた2つのライトがつんく♂の背中におぶさった飯田を照らす。
567レクイエム ◆8FREQU/2yA :03/01/29 23:59 ID:Tli/bIG+
<診察中・・・しばらくおまち下さい。>の文字がモニターに流れ、ピコピコと妙な電子音が響きわたった。

しばらくして、ライトが飯田から外され、モニターに診察結果が現れる。

<肋骨に僅かにヒビ有り。>「診察結果はご覧の通りです。では、今より治療を開始します。」

さっきのライトが再び飯田を捕らえた。

そして、ブルーの光線を飯田の全身に浴びせる。
568レクイエム ◆8FREQU/2yA :03/01/29 23:59 ID:Tli/bIG+
実はこの光線照射こそが治療なのである。この光線で体の内部の傷を瞬時に修復させてしまうのだ。

「治療完了です。つんく♂さん。他に御用は?」

「ああ。ヒトラーの日記の管理は完璧か?」

「ええ。勿論です。私の中にセキュティシステムLV5で保管してありますよ。」

「頼むぞ・・・。これを隠せるのは唯一、念視が及ばないここだけなんや。
 もし、これが奴の手に渡ったら本当に世界は終わる・・・。後、2ヶ月と8日耐えればこっちの勝ちなんや・・。」

「分かってます。それと朗報です。3日前に入院した矢口さんのエネルギーが完璧に
 回復してます。病院が退院を許すとは思えませんが、とりあえず心配は要らないみたいですね。」