エレベーター前には雑談しながらエレベーターを待つ社員2人がいる。
あいつらが行ったら行くかな・・・。
やがて、エレベーターが到着し、2人は1階へと降りていった。
「今や!!」つんく♂は飯田をおぶったままエレベーターまで走ると、
地下まで繋がっている特別エレベーターに乗り込んだ。
(特別エレベーターは一般社員は使えません。使ったら罰を受けます。一般兵が勝手にシャアザクに乗るようなものです。)
カードを端子に通すと、エレベーターは地下へ向かって降り始めた。
566 :
レクイエム ◆8FREQU/2yA :03/01/29 23:58 ID:Tli/bIG+
「飯田。すぐにそのケガも治るからな。」
・・・やがてエレベーターは地下に到着した。
目の前のコンピューターの巨大モニターが起動し始める・・・。
「エスパー!飯田の怪我の治療を頼む。」
モニターに浮かんだエスパーの顔。
「分かりました。それじゃまずは診察から・・・。」
モニターの上部に取り付けられた2つのライトがつんく♂の背中におぶさった飯田を照らす。
<診察中・・・しばらくおまち下さい。>の文字がモニターに流れ、ピコピコと妙な電子音が響きわたった。
しばらくして、ライトが飯田から外され、モニターに診察結果が現れる。
<肋骨に僅かにヒビ有り。>「診察結果はご覧の通りです。では、今より治療を開始します。」
さっきのライトが再び飯田を捕らえた。
そして、ブルーの光線を飯田の全身に浴びせる。
実はこの光線照射こそが治療なのである。この光線で体の内部の傷を瞬時に修復させてしまうのだ。
「治療完了です。つんく♂さん。他に御用は?」
「ああ。ヒトラーの日記の管理は完璧か?」
「ええ。勿論です。私の中にセキュティシステムLV5で保管してありますよ。」
「頼むぞ・・・。これを隠せるのは唯一、念視が及ばないここだけなんや。
もし、これが奴の手に渡ったら本当に世界は終わる・・・。後、2ヶ月と8日耐えればこっちの勝ちなんや・・。」
「分かってます。それと朗報です。3日前に入院した矢口さんのエネルギーが完璧に
回復してます。病院が退院を許すとは思えませんが、とりあえず心配は要らないみたいですね。」